まず、簡単に少し、お話をしておきます。地球全体から見たとき、1999年がどういう意味を持っているのか。多くの人が、何か特別な年であり、世紀末とか終末とかいう表現で認識しているようです。それを信じている人にとっては真理であり、本当にそういう現象ばかりが目に付くことになるでしょう。しかしそれを信じていない人、特にキリスト教徒でない人、キリスト教とは何の関係もない人にとっては1999年はほとんど意味がありません。
キリスト教徒の場合には終末はハルマゲドンの始まりであり、ハルマゲドンによってメシヤが現れ、そして人類が新しい世界に進んでいくという流れがあります。そのために、キリスト教徒にとっては世紀末や終末はとても大きな意味があります。しかしキリスト教とは関係のない人にとっては終末とか世紀末はあまり意味はありません。ただ今までの歴史を通じて、あるひとつのサイクルがあり、戦争を通じて地球が再構築される。地球が再構築されるために、新しい意識に人類が進み、ある限界が来たところでまた戦争が始まり、地球の再構築が始まる。これを繰り返しております。
今、皆さん方が歩んでいる流れにおいて、今、新たなる争いに向けてひとつの流れに沿っているいることは否定できません。しかしそれが世界的な戦争に発展するのか、それとも人類が自ら悟り、愛のエネルギーによって戦争が緩和されるのか、それは私たちにも分かりません。ただ日本人はそこで大きな鍵を握っていることは確かです。今までの争いのほとんどは宗教的なエネルギーが必ず後ろで関与しておりました。それによって民族が争い、民族の浄化や思想的な統一が行われておりました。
かつて日本人がアジアにおいて行った言動もある意味では思想的な統一があったということもできます。今、日本人はそういう流れにおいて支配することや統一することの虚しさや愚かさがかなり理解されております。また力づくで相手をねじ伏せるということが何の解決にもならないことが理解されております。しかし力でしか身を守ることができない国々もたくさんあります。いまだに力によって征服できる国がある以上、力だけで国を征服しようとたくらむ大きな国がたくさんあるのです。したがって力の弱い国は闘うことでしか身を守ることができません。
日本人は今、闘わずして平和を手にしております。何故、日本人にできることがほかの国にできないのか。皆さん方はそこのところをよく考え、ほかの国が闘わずして平和を手に入れるためには何が必要なのか。それをよく伝えていっていただきたいと思います。1999年はキリスト教徒にとってとても大きな意味がある年となります。でも実際にはそんなに大きな変動が地球に起こるわけではありません。人間の造り出すエネルギーによって現象化されるだけです。
これから2000年になり、2001年になり、さらに文明が発達していくと、人々が恐れていた終末というものが何であったのか。単なる愚かな面にしか意識が残らないでしょう。そして人々は新しい世界に向けて、意識を改めて、進むことになります。ただ多くの人が波動の変化と共にテーマも変えております。今年やるべきこと、来年やるべきこと、それぞれうまく造り上げております。
今年、やるべきことの中で、どうしても理解してもらいたいもの、どうしても切り抜けてもらいたいものを抱えている人がおります。それらをうまく体験し、自らの成長に役立てることができるように、人間関係や現実をうまく使うようにしていってください。私たちは、また最後に少し話をしようと思います。
急ぐ必要はなく、焦ったり、すぐに答を出す必要は何もありません。自分の感情と相手の思いに意識を向け、ただそれを味わっていることも大切です。そのうちに自分の感情が何であり、それを考えている自分は何であるのか。相手の思いが何であり、それを感じているのは自分の思いなのか、感情なのか、雰囲気なのか。そういう見方で自分が感じたもの、自分が今、考えていることを少しずつ整理し、少しでも自分が納得できるようにもっていってください。
一人ひとり感じている感情のレベルはまったく違います。あなたが感情と思っているものが場合によってはほかの人には感情でない場合もあります。あなたからみて考えたことが、ほかの人には感情という風に見られる場合もあります。感情と思ったことを自分で分析し、考えている段階でもいろんな感情が入り込んでおります。したがってそれらを冷静に考え、分析するということがどういうことなのか。おそらくそれ自体も混乱することになってしまうでしょう。
一般に、良いか悪いか、正しいか正しくないか、といった考え方で考えているときには、多くの場合、感情が入り込んでしまいます。そういう価値観をなくして、純粋にやり方を考えたり、方法を考えているときには、思考が優先されていきます。自分の感情の部分がどこまで入り込み、思考の部分がどこまで入り込んでいるか。冷静に自分を見る時間を少しつくってください。
感情を大切にするということはとても良いことです。あなたは感情を抜きにして人間関係を続けることはできません。感情を素直に認め、感情と遊び、感情と戯れ、感情とと共に生きるやり方を自分なりに造り上げてください。でも、ほかの人はほかの人の感情のやり方があります。それはあなたとは別のレベルで、別の認識で行われていきます。ほかの人にはほかの人の感情との付き合いがあるということを理解しておいてください。
あなた(Morioさん)が少しずつ成長を重ね、波動が高まり、魂も急速な変化を遂げております。今年、予定していたテーマのうち、いくつかはもうすでに終えており、かなり新たな確度から流れが変わってきております。当初は自分自身の成長のために、自分をどうとらえ、自分をどう認識し、自分がどうあるべきかを自覚させるための学びがつくられておりました。しかし自分について真面目に、真摯に取り組もうとし、自分の奥深いレベルをさらに突き進めようとした結果、あなたの意識が別の次元に繋がり、それによってあなたの学びのテーマも急速に変わる状況がつくられてしまいました。
今、あなたに流れてきている波動の中では、そこの次元から送られてきているエネルギーに、あなたが新たなる波動に向けてどうしても身に着けてもらいたいという存在からのエネルギーがあります。その存在は今まで地球とかかわりあったことがないために、あなたの体を通し、この地球に大いなる役割を与えようとしております。
できればこの波動を常に身の回りに置き、共に歩き、地球と我々を繋げる架け橋となって自らの役割を演じていただきたいと思います。あなたの体を使うことができて、私たちはとても感謝をしております。少しでも地球の役に立てることができれば、私たちも喜びとするところです。
今年のテーマの中に、自分(Mizuhoさん)が本当に何を為し、どこに進み、何であるのかを自分の力で、自分で造り上げるというテーマがあります。今まで、自分で自分を明確に形作ることができず、何かに動かされたり、何かに頼ったり、何かの指示で動いてきました。自分で自分をつくろうとしても、自信がなく、やり方が分からず、目標も定まらず、常に途中で終わってしまいました。最後まで自分だけでやってみる、最後まで納得してやってみる、という波動が体にはつくられておりませんでした。そのためにたとえ結果はどうであれ、まず自分の力で造り上げてみる、自分の力で完成させる、という波動をつくる必要がありました。そしてそれを今年のテーマに選び、まず自分でつくり、自分で成し遂げる、自分で最後まで通してみる、それを学びにしておりました。
今の段階においては細かいことをいうことはできません。したがって残された期間で、自分が自分であるために、自分はどうするのか、自分は何を成し遂げるか、何を自分なりにスッキリさせてもっていくか、それを常に意識し、自分として満足できるものを心の中に造り上げるようにしておいてください。そして他人に頼らず、他人にごまかされず、他人に影響されずに、いかに自分の力で自分自身を完成させるか。まずはその、やり遂げる、完成させる、邪魔されないで自分だけでやる、という波動をぜひとも造り上げるように意識をもっていってください。
自分(Narumiさん)について考えるとき、自分のどこが至らなかったか、どこがダメだったか、そういう考え方で自分を考えてしまう傾向があります。自分を考えるときに、至らない点やダメな面からとらえるのではなく、自分はどういう輝きを本来、もっているのか、自分の本当の光は何であるのか、自分はただどういう光でいるのか、まずはそれを知ることが必要です。それを無理に相手に押し付けたり、無理に光り輝かせる必要はいっさいありません。ただ自分は本来の光をそのまま輝かせている、それだけで十分なのです。まだ光っていないところを探したり、もっと光るように考えても、意味はありません。今の自分の光そのものをまず受け入れていくことです。
あなたの光はもう自分では十分に理解しているはずなのです。でもそこに意識を向けず、光っていないところに意識を向け、自分がどうして受け入れられなかったのか、どうしてちゃんと見てくれなかったのか、というところに意識が向いています。そこに意識を向けるのではなく、自分は本来、どういう光を持っているのか、本来どういう波動で人に愛を伝えることができるか、そこにもっともっと意識を向けるように練習をしていってください。
これは今年のテーマというよりも、あなた自身が新たなる波動に変わるための、いちばん基本的なレベルの学びになります。まずこれを成し遂げ、自分の光をただ認め、自分のあるがままを信じ、そこで生きることができるようにならないと、次の段階にはなかなか入れなくなってしまいます。自分のあるがままをそのまま認める、そのままでやっていく、まずはそのやり方を完全に自分のものにできるようにしていってください。
あなた(Miwaさん)の今年の流れの中に、目覚めや気づきに対しての波動的な変化があります。今まで自分は何によって目覚め、気づいてきたか。自分の思いや直観、雰囲気で自分のやるべきことを感じ、進むべき方向性を見つけ、自分を進ませてきました。しかし今年になって、自分の直観や雰囲気、思いがこれまでとは違う感覚が出てきていると思われます。これまでの直観や思いはあなたの願望に従って現れ、あなたの願いを実現させるために与えられてきました。したがってあなたのやりたいことが直観や雰囲気である程度、実現させることができ、自分を信じて、自分の思う通りに現実を造ることができました。しかし今年になり、自分の思っていること、自分が感じたことが必ずしも現実に反映されず、願い通りには進まないという状態に変わってきております。
これはあなたを本当に自立させるために必要な学びであり、本当の思いとは何であるのか、魂とつながるということは何であるのか、それを理解させるための大きなトレーニングになっております。自分の思いは本当に自分の思いであったかどうか、自分が感じた直観は本当の直観であったかどうか、今、それを確かめさせております。自分が信じてきたもの、これで良いと思っていたもの、それを本当に信じることができたかどうか。あなたの魂の訴えを本当に自分は受け取っていたかどうか。今、それに向けての大きな大きな試練が与えられております。
したがって今、自分が感じている直観、インスピレーション、思い、それらが本当に魂や神から与えられたものかどうか。その見極め、受け取り方、理解の仕方がテーマになります。したがって自分が感じたこと、受け取ったもの、自分の思いを一つひとつ、自分で分析し、それは本当の光のところから流されてきたものかどうか、自分の単なる願望に過ぎないかどうか、それを見極めていき、自分に本当のメッセージを与えているものは何であるのか、本当に自分を生かそうとしている存在はどういうメッセージを与えるか、それを見極める練習を進めていってください。
あなたの心の中には、真実を見極める能力があります。あなたはそれをまだ使っておりません。そのために真実の直観を見極めることがまだ眠った状態にあります。それは意識して目覚めさせないと、ただ自分で目覚めることはできません。あなたが自分の意思で見極め、自分でそれを見つけて使っていくしか、目覚めることはできないのです。まだ眠っている自分の見極めの能力を自分の力で目覚めさせ、使えるようにしていってください。
あなた(Tamamiさん)の波動の変化が大きくそしてゆっくりと行われております。この波動の変化はある時期を過ぎると、あなたに大きな意識的な変化を起こさせます。しかしそれがいつ来るのかはあなた次第となっております。今まで自分が逃げていたもの、避けていたもの、必要ないと思っていたもの、それを正面から見つめ、一度、完全に自分の心の中で取り組んで、理解してみる必要があります。自分が相手にしたくなかった波動、あまり好ましいと思っていなかった波動、それを一度は受け入れてみて、自分の心の中でその波動をよく見てみる。
本当に自分が思っていたように、野蛮で、乱暴で、無神経な波動だったかどうか。実際には自分とは別の種類の波動の愛であったということに気がつくことができるかどうか。それに気づいたときがあなたの新たな波動への切り替えの時期になります。今はそれに向けて、いろんな現実を通してあなたが避けているもの、もうイイとしているもの、そういったものを何とかしてあなたの心の中に持ってこさせようと現実が造られております。いつ、自分の力でそれを取り入れ、勇気を持って取り組んでみるか、それによってあなた自身の波動が大きく大きく変わっていく、それを自分で行っていく、今はその学びの最中になっております。
自分を恐れる必要はありません。いくらその波動を取り込んでも、あなたが乱されたり、壊されたりすることはいっさいありません。あなたの心はそれ以上に大きく、相手を包む抱擁力もあります。あなたがちっぽけな心と思っていればいるほど、あなたはその心と同じになってしまいます。そういった、自分には今まで馴染めなかった心をいかに大きく包み込んで取り入れていけるか、その中からいかに素晴らしい愛を見つけていけるか、それによってあなたの今年のテーマが大きく変化していきます。自分の心、相手の心、いろんな角度から取り組んでみて、自分の成長に生かすように進めていってください。
今年はあなた(Hiroakiさん)にとって成長の時期であると同時に、自分についてもっともっと理解を深め、宇宙の真なる光とあなた自身を結びつけるとても大切な時期になります。学びを重ね、真理に向かい、自分の波動をどんどん高めてきました。でも、いまだに自分が何であり、どこに向かうのか、何をするのかが分からず、いろんな不安も感じております。しかしそれにとらわれることもなく、不安に駆られて迷うこともなく、それはそれで良しとして、まずは光と繋がる練習をする、まずは光を失わないようにする。一生懸命、練習をしております。
光を求めようとする者ほど、光とはつながらないものです。いかに自分が光であるか、自分はただいかに光っているか。ただそれを行っているものが光の仲間になっております。真理を求める者ほど真理が得られず、愛を求める者ほど愛は逃げていきます。自分が光であり、自分が愛であるためには、何であるのか。自分はただ光、自分はただ愛を流すということ。その真理に本当に気づくまで、今の学びが続いていくでしょう。でもその本当の真理に気がつき、本当に自分はただ光って、ただ自分は愛していればいいんだということに「心から」分かったときにあなたは真の光とつながり、真の光のメンバーとして活動を続けることになるでしょう。自分の力で、自分を真なる光の仲間とともに活動できるように、ひたすら自分の光と自分の愛を信じ、これからも学びを続けていってください。
あなた(Chiyakoさん)自身の魂の役割が急速に変わってきております。あなたが意識を向けるもの、感ずるもの、その一つひとつが魂に潤いを与え、魂に光を届けております。人の心の優しさを感じて、やすらぎを感ずるとき、魂もそのやすらぎを受け取っております。人の心に素直さを見出したとき、魂も素直さのエネルギーを感じております。人に対して感じた喜びや明るさはそのまま魂にも届いております。魂はあなたから届けられる明るさや温かさをたくさん感じ、魂自身がわずかな期間でとても愛を受け取ることができました。魂は、その愛をあなたに恩返ししようとして、あらたなる光をたくさん身に着け、あなたに届けようとしております。
人のために役に立つということが何であるのか。良いことをする、奉仕するということがどういう意味を持つのか。そのいちばん大切なところをもっと自分なりに理解できるようにしておいてください。相手が喜びを感じる。相手が喜びを感じないときは奉仕になるのかならないのか。地球のためになって、人間のためになっていないとき、奉仕しているのか奉仕していないのか。宇宙のために役に立って、人類が苦しむとき、奉仕をしているのか奉仕していないのか。役に立つこと、奉仕という原点を見極め、自分なりに理解できるようにしておいてください。
自分(Kazumiさん)なりにやろうとしていること、思ってはいてもうまく進まないもの、機会があればやってみたかったもの、いろんなものが今、頭の中に残っており、それをどう実現させていくか。どういう風にまとめ、作り、流れに乗せていくか。今、それをいろいろと考えている最中といえます。あなた自身の流れは、特に今年は、自分の思い、それがどういう風に現実に影響し、周りの人々に流れていくか。自分の考え、自分の望み、それがどういうエネルギーをまとってどういう現実を造り上げていくか。今、その関係を学んでいきます。
しかし今までエネルギーという観点で現実をとらえたことがなかったために、その具体的なイメージがなかなかつかみきれておりません。自分の思考が、自分の思いが現実を造る。それによってやってくる人々がどう変わるか。自分の思いや感情替えねであるということにどこまで理解が及んでいるか。自分の出した一瞬の思い、滲み出てくる感情、頭で考えた思考、これらがどういう風にエネルギーとして現実に影響を与え、人々に伝わっていくか。今、その関係を少しずつ理解していくことになります。初めはうまくエネルギーとの関連が分からず、現象面に目がいき、現象的な視点から理解をすることになるでしょう。でも、次第に慣れていくと、現象ではなく、そこに潜んでいる思い、感情、思考がいかに大きな影響力を持っていたか。それがいかに現実を造っていったか。それが分かるようになっていきます。
自分の思い、それと現実との関係を理解していき、それによってつくられてくる一人ひとりの現れを自分がいかに自分のために使っていくか。ほかの人は自分の心が引き寄せたものであり、自分の心の現れであるということにいかに気がついていくか。その学びを通して、自分の現実をうまく造り上げていく。そこに意識を向ける時期がこれからやってきます。自分の心を知るということが現実を造るということに繋がり、ほかの人が成長する原因にもなるということに意識が及んでいきます。したがって自分の思いがいかに大切なものであるのか、自分の出す感情がいかに大切なものであるのか、そこに意識を向けてこれからの現実をうまくつくるようにしていってください。
あなた(Reikoさん)の意識的な変化が始まっております。自分について少しでも理解し、認め、納得した生き方をしようとして毎日を過ごしております。ときどき、感じられる不安、心配もあまり大きな問題にはなっておりません。でもいまだに自分が理解できず、認めることができないのも確かです。いろいろ自分を認め、納得させようとしても、どこかで自分がまだ納得できない、安心できないところがあるのです。自分について何らかの証を得ようとしている。何らかの価値を知ろうとしている。それがないために、どうしても自分に自信が持てず、納得できた現実がつくられてきておりません。
しかしあなた自身は今のあなたそのものがすべての現れであり、今のあなたそのものが価値であるのです。何かの評価が必要であったり、何か人から価値を与えられることが意味のあるものではなく、あなたが今、そこにいるだけで価値があり、…(テープ反転)…それを確認したいと思っているのです。今の自分をそのままただ受け入れる。ただそのまま安心して自分を生かしていく。それを本当に自分のものにするために、自分のそのままをただそのまま受け入れる。その学びが続いております。何かの価値、何かの評価を求めている限り、次の段階にはなかなか入れないのです。したがって次の段階に入るためには、いかに今の自分をそのまま認めるか、今の自分そのままをいかに受け入れていくか。これが大きな鍵を握っているのです。
同じようなことを何度も続けている。なかなかこの思いから先に進まない。またここに戻ってしまう。これは本当にこの最後の学びがずっと続いているのです。何かの評価を得るのではなく、他人から何か認めてもらうのでもなく、いかに自分で自分をそのまま受け入れていくか。自分で認めていくか。今、その大きな大きな、最終的なところにきております。自分で自分を認めるのは、易しいようでいて、また難しいテーマになっております。認めるということを、何らかの価値を認めるとか、何かしたことを認める、成功したものを認める、そういう風に認識されているために、自分のそのままを認めるということができないのです。
成功した自分だったら、認められる。自分は何に成功したか。価値のある自分を認める。自分はどういう価値を持っているか。そういう風に考えてしまうために、成功とか、価値を見つけられない人は、自分をそのまま受け入れることができにくい状態になっております。自分で自分を認めるのは、成功した自分や価値のある自分ではなく、今、生きている自分そのものを受け入れるということです。そこには何の価値も、何の判断も入っておりません。今、自分がここにあるもの、これをそのまま受け入れるのです。自分が持っているすべて、肉体、エネルギー、心、愛と優しさ、すべてを自分がただ受け入れるのです。
愛を求めている人には自分の愛を流してみる。優しさを求めている者には自分の優しさを流してみる。勇気を求めている者には勇気を与えてみる。いろんな可能性があります。いろんな可能性のある自分をただそのまま受け入れるのです。外見の姿・形や実績、評価、結果ではなく、自分のもっている可能性、自分のできることをそのまま受け入れるのです。自分は光であり、自分は人間である限り、人々にいろんなことを行うことができるのです。今、いろんな可能性を認める。何でもできる自分を認める。そういう意識を造り上げて、自分がどのような働きもできるという生き方をしっかりと理解できるようにしておいてください。
自分(Katsunoriさん)について考えるとき、自分の特徴や優れているところ、良いところをいろいろと考えて、自分なりにどういう働きができるか、どういう風に伸ばしていけるか、そう考えていくことはとても大切です。そしてそれと同時に、自分を留まらせているもの、自分が避けているもの、抵抗しているもの、それらが何であるのかを同時に見ることも大切です。自分が守っているもの、自分が手放したくないものが何であるのか。素のままの自分を見ようとしたとき、自分の素の部分をそのまま見ることができているかどうか。素のままの自分を見ようとしても、素の自分がなかなか見えてこないで、何らかのエネルギーをまとって現れてきます。
理想的な自分の素の姿、こうあってもらいたいという姿、こういう風に見てほしいとする姿、そういう姿が現れてきて、それが自分の素の姿のように表されてきます。あなたはそれを自分の素の部分と勘違いするところがあります。その裏に隠れている本当の自分、そして自分が守っているもの、執着しているものが何であるのか。本当の自分の光の部分に目を向けるために、自分の心をガードしているもの、抵抗しているものをしっかりと見極め、自分の心を輝かせるためには、それらの波動から変わっていく必要があります。
何故、自分は自分を守ろうとしているのか。自分がしがみついているものは何であるのか。自分なりにそれを理解し、思いきってその波動から変わる必要があります。自分の裏に隠れているもの、それを表に出して、自分について改めて意識を向けたときに、自分の心の波動が大きく揺れ動き、あらたなる意識が動き出していくでしょう。それを恐れている限り、先にはなかなか進めません。自分の心をしっかりと自分で見極め、勇気を持って自分の守っていたものを手放していく。自分の本来のものにもっと意識を向け、そこに光とエネルギーを入れていく。
今年に限らず、来年でも再来年でも、それを行わないうちは今の状態から変わってはいきません。ただし、心の波動を変えることができたときには、そのあとからは急速に変化していく可能性はあります。いつどのようにして自分の心の波動を変えていくか。どういう風にして自分は自分の力で、自分の光を見つけていくか。自分なりに工夫しながら、自分の変化を進めていってください。
あなた(Tokikoさん)の仲間や魂が少しずつ変化して、あなたとの関係がより深く、より密接な状況になろうとしております。魂はあなたからの喜びや愛を受け取り、ガイドは感謝を受け取っております。今の意識を続けていくと、地球の波動の変化に合わせて、魂も順調に波動を変えることができます。あなたが地球に意識を向け、地球の生命と共に学びを続けている限り、魂も同じように地球からの波動の変化を受け取ることができるのです。そして魂はあなたの成長に合わせ、あなたが次の光にうまく出会えるように現実を造っていきます。あなたが出会う人々や生命、地球との繋がりは魂が考えたものであり、それによって魂はあらたなる波動を受け取ることができます。
あなたは魂の一員として魂の役割を演じており、地球での喜びをそのまま魂に伝えております。今の時点において、地球での変化のエネルギーのかなりの部分を魂が感じ、魂は予定通り計画を進めることができます。しかし地球の変化はこれからも休みなく続け、そしてこれからさらに難しいテーマが与えられていきます。なぜならば、今は人間一人ひとりの気づきや目覚めの時期であり、人間がいかに自分の力で目覚め、気づくかというテーマが与えられております。
しかしある程度、魂と交流できるものは次の段階に進み、魂と一緒になって何に気づくか、魂自身への試練が与えられていきます。人間と魂の共同作業で地球に何ができるのか。何を学ぶのか。何に気づいて、どう行動するか。人間と魂の両方にテーマが与えられます。人間一人のテーマではなく、魂と一緒になってどう行動するか。どう気づいて、どう対応していくか。そういう学びへと進んでいくのです。いずれあなたもその段階に入っていくでしょう。したがって自分はただ地球で人間として普通に楽しく、順調にやっていけばよいというレベルではなくなっていきます。
魂にどう気づかせようとするか。魂の思いをどう自分が受け取って行動するか。魂と一緒になって地球で役割を演じ、気づき、成長するということはどういうことであるのか。その学びが始まります。今はそれに向けて、ひたすら魂との繋がりを強くし、あなたから魂へ愛を送り届け、魂があなたにいろんな仕組みをつくっていく。そのやりとりでお互いに気づき、成長し、より密接になれるように、さらに今年も頑張っていってください。
したがって受け入れたくないものは、そのままでも構いません。単なる魂の思い、魂の感じているところという風に受け取っておき、何もその通りにしたり、ましてやそうしなければならないとかいうこともありません。自分は自分の人生を大切にし、自分の現実が少しでもうまくいくように自分なりに工夫をしていってください。
いずれ人によって大きな変化がやってきて、今の意識にまた変化が出たり、あるいは別の気づきが起こったりする人もいるでしょう。今日、来た人の中では、多い人では、まだ今年終わるまでに何回かの変化が起こる人もおります。それはそれで一つずつ自分の意識の成長に繋がり、確実に光輝いている存在になっているという風に理解をしておいてください。そして皆さん方が輝けば宇宙も輝き、周りの人々も明るくなっていきます。自分が輝くことで周りの人も輝いていく。常にそれを信じて、光の一員として行動できるように、意識を持っていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。