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1999/6/21■月例セミナーB[月曜]から

自分に現れる現実そのものを受け入れる

@恋人の間の恋愛と夫婦の間の愛は質的に違う

私たちは皆さん方の仲間を集めて、大きなグループを作っております。今日は自分を愛するというテーマでひとり一人の目覚めの仕方や理解の仕方、現実の送り方についてのアドバイスをしていきたいと思います。先ほど、いろんな話がなされて、一人ひとりの現実が自分の愛の気づきや目覚めにどう影響を与えているのか、いろんな解釈がなされておりました。

夫婦を演じての愛の学びと、夫婦関係がつくられていない状況における愛の学びでは、質的に違うものがあります。夫婦関係をつくっている人の場合は主に人間自身の成長と家庭、協同関係を学ぶエネルギーが複雑に入り込んでおり、その中で自分はどういう役割を演じていくのか。全体の流れの中で自分の役割や立場はどうなるのか、を学ぶのがかなり中心になっております。

しかし夫婦関係をつくっていない人間の場合は、まず相手を理解すること、自分の心を大きく開いて相手を受け入れてみる、自分の表現力や行動力をつくり上げていく、ということがテーマになる場合があります。したがって夫婦関係をつくっている人とつくっていない人では、異性に対する学びが質的に違ってきます。それを考えながら、自分の場合はどうなのか、ほかの人の場合はどうなのかを一つひとつ個別に考えていく必要があるでしょう。

一般に、一緒になる前と一緒になった後で、いろんな違いに気がついたり、考え違いや思い違いを表に出してしまう場合があります。それは先ほど、言ったように、一緒になる前と一緒になった後では、もう学びのテーマがかなり変わってしまうからです。そのために、同じ思いで継続させようとした場合に、いろんな食い違いが表に出てきて、それで混乱を招いてしまうのです。

したがって、一緒になるということはどういうことなのかというと、それはテーマを変えてしまうということになるのです。それを理解した上で、本当に一緒になった方がよいのかどうか、あるいは一緒にならないでそのまま楽しく過ごした方が良いのかどうか、それを考えてみるようにしてみてください。


A人生での制限は自分でわざと意味があってつくった

あなた(Masahiroさん)の心の中に自分をうまく表現できず、それによってコミュニケーションがうまく進まず、相手との間にエネルギー的な流れがスムーズに進まないというものがあります。あなたは自分の価値を認めようとするとき、いかに自分がうまく表現できて、自分の思っていることがちゃんと伝わるかどうかで、自分の価値を認めようとしております。しかし自分の表現力がうまくいかないときに、それが相手に伝わらず、自分自身がうまくできない人間、伝わらない人間という風に判断をしてしまいます。

あなたのそういうエネルギーはある意味では今の人生をつくるときに、意図的につくられたエネルギーでもあります。今回の人生をつくるときに、あなたにはいくつかの仕組みがつくられました。自分が何かに目覚め、行動する、という時期をまず設定し、それに向けて人間関係や学びの時期がつくられておりました。そして人間一人ひとりの接触においても、必要な経験のできる人間を設定し、その人間との接触によって自分が気づいたり、理解できるようにつくっておりました。

現実にいろんな人間と体験を進めるうちに、当初、創り出したエネルギーでは必ずしも自分の考えた方向には進まないことが分かってきました。当初、考えたやり方ではあなたが望んでいた人間すべてに出会うことができず、必要な情報が入らないということが分かったのです。そのためにあなたに必要な情報ををどのようにして手に入れるか。そこにいろんな仕組みがあらたにつくられました。

今、あなたのところに近づいてくる人間は、予定されていた人間と、その後変更されたことによって接することになった人間の両方のパターンがあります。そして初めから予定されたいた人間の場合は、あなたがどのような言動をとり、どういう感情を持とうとも、出会うべきときに出会い、一緒に何かやるときにはやるようにつくられております。

しかし必要に応じてやってくる人間は、その時々の雰囲気によってかなり変わります。急遽、やってきてもあなたが心を開かなかったり、相手が望んでいないときには、出会うことはできません。いくらそういう風に持っていこうとしても、どちらかが拒否をしたり、受け入れないときには出会うという現実がつくられていかないのです。

したがってあなたがどのような人間にも心を広げ、受け入れるようにすると、必要に応じてやってきた人間の一人ひとりと出会うことが可能になります。しかし自分があまり興味を示さないと、それらの人間と出会うことはできません。あなたの現実において、あなたの毎日のエネルギーの出し方によって、近づいてきたり、出会わなかったりする人間が次第に増えてきています。これはその後に設定された人間の実際の出会いがスムーズに展開していないために起こっているものであり、むしろそういう人間と繋がりをつくることが望まれております。

したがってあなたはまずそういう人々と分かち合い、コミュニケーションをとり、表現することによって必要なエネルギーを獲得し、自分自身が成長できるということを理解する必要があります。その必要なエネルギーの中に、あなたの心を開き、自分についてもっといろんなことを教えてくれる人間もおります。しかしあなたが望まなければ、そういう人間と無理して出会うことはありません。

あなたのその時々の思いによって、出会うことも、出会わないことも可能なようにつくられております。そういう現実の中で、今、あなたはテーマになっているのは、今までの自分の流れで、出会うべき人、出会わなくてもよい人、という感覚を少しずつ修正し、どの人でもとりあえず話してみる、どんな人間でも受け入れてみる、まずはコミュニケーションを取ってみる、という動作がいかに大切なことか、それによって自分の流れがいかに変わっていくか。それを学ぶことが必要になってきています。

一人ひとり、いろんな流れがあり、いろんなエネルギーを持っております。自分の感覚や好みだけで判断するのではなく、まずはすべて受け入れてみる、まずはそのまま受け入れてみる、そういうやり方が必要になってきております。そういう新しい感覚を身に着け、自分自身の心をそれによって変えていくやり方を練習するようにしてみてください。


あなた(Sumikaさん)が日本で活動するときに、いろんな魂の調整が行われました。日本で活動するために必要なエネルギーを身に着け、それで流れをつくるためには、それまで獲得したエネルギーの質がまだいくつか足りないものがありました。そのためにあなたにとって必要なエネルギーが残っており、それを短期間で取り入れる必要がありました。仲間たちはいろんなやり方を通してそのエネルギーを体験させ、日本というエネルギー場の中で生活できるように仕組みをつくってきました。

日本ではじめ、活動を始めたとき、まだ不十分なエネルギーであったために、自分の肉体の使い方がうまくいかず、それによって家族や周りにいろんな混乱が起こったり、うまくまとまらないという状況が起こってきました。しかし時間が経つにつれ、少しずつあなたに日本のエネルギーが取り入れられ、そして十分になじんだころ、あなたの流れが始まることになりました。

そして少しずつ自分の体を日本の中で使えるように調整をし始め、それまで獲得してきたいろんなエネルギーと日本という土地で必要なエネルギーとの間でやりとりが行われ、あなたの体が十分に動き出すように変わってきております。

ほかの人間との関係で、自分がうまく表現できない、うまく口に出せないというのは、あなた自身が初めに設定したエネルギーでもありました。それを経験することにより、改めて自分とは何であるのか、自分の考えというのは何であるのか、ほかの人は何を考えているのだろう、どういう考え方をしているのだろう、そこに意識を向けさせるために自分という世界をほかの人の影響下にあるように見せ掛け、それによって自分に関心を向けさせる働きが行われておりました。

したがってあなたがいずれは自分で目覚め、ほかの人と自分は考え方が違い、別の人間である。そういう意識をつくることが大切でした。しかし日本という場において、一緒に何かする、共に何かするというエネルギーは大切であり、それはそれで自分のものにする必要がありました。共に何かをするというエネルギー、自分の考えは自分でしっかりするというエネルギー、この両方をどのようにして造り上げていくか。そこから得られる家庭はどういう姿であるのか。あなたはそれをテーマにして人生を考えようとしております。一人ひとりはしっかり自分に目覚め、自分で行動しながらも全体でひとつの場を造り上げていく。それを実現しようとしているのです。

したがってあなたのところにやってくる現実は、まず一人ひとりは何を考えているのか、どうするのか、それに気づかせる現実が常にやってくると同時に、やはりお互いに一つになろう、助け合おうというエネルギーもつくられていきます。それによって改めて、自分は何をするのか、どういう考え方をするのか、それを一人ひとりが学ぶことになります。

あなたの置かれている環境は、必ずしもあなたに苦しみや罪悪感を与えるためにつくられたものではありません。ただ自分がそう認識すると、そういうエネルギーに染まりやすい場ではあります。自分を責めたり、相手をのろったりすれば、そのエネルギーがどんどん近づいてきます。でもそう思わないと、そのエネルギーが近づくことはありません。その現実がつらいとか、現実が悪いわけではなく、現実を通して自分がどういうエネルギーをもってくるか、現実をきっかけにしてどういうエネルギーを自分が造り上げるか。そこがポイントになります。

そういう意味において、現実と実際に流れてくるエネルギーは本来は別だということに気がつく必要があるのです。そしてその違いが分かったときに、改めて現実を造るひとつのやり方が理解されてきます。現実は現実で体験するものがあり、それと自分が造り出す感情は別であるということ。体験すべきものもまた別であり、体験する現実とそこから得られる喜びは別であるということ。その違いに気がついてくると、現実をスムーズに展開させるひとつの鍵が見えてきます。

あなたはそれを何とかして理解しようとして、自分なりに現実を造っております。したがってこれから現れてくる現実と、体験する喜びやいろんな感情、それらをどううまく切り離し、どう理解していくか。それによってあなたの現実の送り方がかなり変わってくるのです。自分なりにいろいろ工夫しながら、現実の進め方を理解していってください。


あなた(Bettyさん)が地球に来るときに、魂の仲間たちでいろんな計画を考えておりました。この地球に降り立つときに、地球の持つ不思議な波動と、魂がそれぞれ身に着けてきた波動を調整し、この地球で体験することが魂にどれだけ大きなメリットをもたらすか、魂がこれまで経験してきたことと地球での体験で、どれだけ大きな喜びを得られるのか。仲間たちはいろんなことを考えて、地球のことを計画していきました。

この地球で活動することを決めたのは、この地球の波動の中に今までの経験では決して得ることのできない波動があると分かったためです。それまでいろんな体験をしてきても、この地球においてはそれ以上の素晴らしい波動が隠されておりました。人間が人間として生活する。一見、そういう風に見えていても、その内面のところでは人間ではなく、あたかも神が直接、歩いているかのような波動で人々が歩いている。人間と思っていても、神と同じような働きを一人ひとりがしている。そういう波動が確実に感じられたのです。

そのために、是非とも、地球で体験を重ね、それによって神として行動するということがどういうことなのか、地球人と神との繋がりはどうなっているのか、それを知ることが目的でした。あなたが地球で転生を重ね、いろんな国々で成長し、人間としての学びを重ねてきました。そして常に神になることを考えながら、自分の意識を成長させてきました。しかし地球での経験は思った以上に難しいところがあり、簡単には神の意識を経験することはできませんでした。

自分が信じていたもの、自分が理解したことが必ずしもほかの人には当てはまらない、自分は真実だと感じたことがほかの人には間違いのこともある。そういった経験を何度も重ねるうちに、改めて一人ひとりが神であるという意味が何であるのかを考えるようになりました。一人ひとりが神であるということは、一人ひとりが真実であり、一人ひとりが自分の世界を造っております。一人ひとり、自分が真実の道を歩いております。でもそれは自分にしか当てはまらないのです。

どの人間も自分にしか当てはまらない。あなたはそれに少しずつ気づいてきながらも、まだどこかで受け入れられない状況になっております。やはり皆が同じ価値観で、同じ真実を共有しているはずだ。そう信じているところがあり、それによって自分自身が神と繋がれない部分を造り出しているのです。

本当に自分が神になるためには、一人ひとりがまったく違う真実を作っているということを完全に理解する必要があるのです。一人ひとりが神であるということは、一人ひとりがまったく違う真実を体験しているのです。どこかで、自分はほかの誰かと同じ真実があるはず、共通点があるはず、と思っている限り、自分は神にはなれないのです。今あなたはそこで常に揺れ動いており、ほかの人の言うことと自分の考えたことを何とかうまく整合させよう、うまく照らし合わせようとしたり、自分の真実をほかの人にも当てはめてもらおうとしたりするところがあります。

そのために自分のエネルギーがうまく活性化しなかったり、ほかの人のエネルギーで自分が動いてしまったりするところがあるのです。あなたが本当に自分のエネルギーを自分の手で、自分のペースで使いたいのであれば、あなたは完全に自分の真実を歩いており、自分が自分の世界を創っている神であるということ、それを本当に納得することが必要になります。

あなた自身が自分について根本的に理解し、自分の世界の進み方、ほかの人の世界の歩み方を認めることができるようになると、あなたの流れは急速に、スムーズに展開していくでしょう。自分について、どこか揺れ動いたり、不安を感じたりするときは、概ね、自分は神であるということを見失ったり、一人ひとりが神であるということを見失ったときに起こってきます。

自分は自分で自分の真実を歩いている。ほかの人もほかの真実を歩いている。それを心からはっきりと受け入れ、自分はそれを体験するために地球にやってきて、今、それを味わっているということ。それを本当に心から受け入れるようにしてみてください。


あなた(Yukikoさん)が地球に来るときに、いろんな仲間たちがあなたの流れを創っていきました。その中の一つに、あなたがいずれは新しい時代に入るためのある大切な役割を演ずることが創られておりました。それを経験することによって、あなたの波動が地球に大きなエネルギーを流し、それによって地球の変化が加速するという流れがありました。あなたの仲間の波動の中に、意識を拡大するのに適している仲間がおります。今までの考え方、固定化された考え方を柔らかくさせ、少しでも拡大する方向に導いていく、新たなる展開へと持っていく、という波動に適した者がおります。

その波動をあなたがうまく使い、地球に降ろすことによって地球人類の意識の成長が早くなることができるのです。そのためにある時期が来たときに、あなたが一生懸命、頑張って、その波動を地球に降ろし、地球人類の意識の成長のために、時間を使うという流れがありました。そしてあなたはそれを自分の役割と感じて、一生懸命、行動をしたことがあります。そしてある程度、そのエネルギーが地球に流されると、今度はそのエネルギーを地球全体に広げていく役割が始まっていきます。

あなたはその役割が始まる前に、自分がいろんな国々や人々に意識を向け、意識を一気に広げていくという役割を演じていきます。そうすることによって、あなたは自分の体を通してほかの人々に意識を拡大させる機会を造り出していきます。そしてあなたは現実にいろいろと動き出し、自分が行動することによって周りにの人も行動し始め、意識的に変化を進めていきます。そしてそれをいろいろな場所において、いろいろな時空において、あなたは演じていきます。

あなたが無邪気になれないという表現をとったのは、その使命感に関する思いが強く、ただその場を楽しむという純粋さがあまり表に出ず、まず決められたことをやる、やるべきことをやるという思いが強く出ているためといえるでしょう。したがって、あなたの場合、今を純粋に楽しむという場を経験するよりも、自分が与えられたことを一生懸命やるという波動が自分を生かしやすい状況になっております。

しかし常に、そればかりをやっていると、また体がつらくなったり、使い方を間違ってしまうと、バランスがとれなくなったりしてしまいます。したがってこれからは何かをしたいと感じたときに、そればかりをずっとやるというよりは、ある程度、それを見据えた方向に進みながらも、適宜、急速をとり、心を休ませ、ゆとりを持って進めていくという生き方を身に着けるようにしてみてください。


あなた(Atsukoさん)が大いなる源から別れて、宇宙で動き出したとき、この宇宙においていろんな現象が起こりました。この宇宙において活動し始めるころ、宇宙のいろんな領域においてアンバランスな状態もつくられ、それによって流れがスムーズに展開しないという時期がありました。あなたはそのころに、生命活動を始める大切な時期を経験したことがあります。そのために自分のバランスを保つということ、自分を安定させるということにとても強く意識を向けた時期があります。

それからあなたの成長の仕方が常にバランスを大切にして進むという意識を造り上げていきました。このバランスを前提にするという意識によって、あなたのそれ以降の進化の課程がすべて変化していきました。この地球に来るときも、まず地球を見たいちばん初めの印象が、バランスの崩れた人間がたくさんいて、その中で自分は何を為し得るかを考えていました。

一人ひとりが自分を見失い、方向を見失い、やるべきことを見失っている人間でした。その中で、自分は安定し、方向性をしっかりと見据え、バランスをとった生き方を造り上げていく。あなたはそれを感じながら、地球の中に下りていきました。

しかし現実に地球で体験を重ねると、バランスを保つということがとても難しいことに気がつきました。自分なりに一生懸命、安定しよう、バランスを保とうとしても、どうしても揺れ動いてしまい、自分の考えた方向には進まないことが何度もありました。いろんな経験を重ねるうちに、自分自身が一度完全にバランスを見失い、方向性の分からなくなったときがあります。それによって今まであなたが造り上げてきた安定やバランスのエネルギーが完全に狂ってしまい、自分自身で自分を保つということができなくなってしまいました。

しかしそのあとの、周りのいろんな協力により、何とか自分を復活させ、バランスを保つことが可能になってきました。そしてその根本の原因が何であったのか。常に自分はバランスがとれていて自分は大丈夫という安心感、自分はバランスがとれているという思いから起こされたのが原因でした。

したがって常に自分はバランスがとれているという意識があると同時に、本当にそれを感じていく。常に意識しておくという必要性を強く感じ、あなたはそれ以降の転生においても常にバランスを意識するということ、常にいろんなところに意識を向けながらも自分はしっかりと歩いていくということ。それを考えることが必要になってきました。あなたの場合には、まず安定する、そしてそれを意識しておく。これがとても大切な生き方になっております。

自分で決めたことがなかなかできないという話がありました。実際には自分でいろいろとやってみたい、いろんなことをしたい、と思っても、うまく流れていかないときがあります。それはあなたのバランスを乱すもの、あなたの安定を乱すものがあるときには、その方向には進まないように体が仕組まれているのです。あなたの意識の中で、あれをやってみたい、これをやってみたい、こういう工夫をしてみたい、と思っても、実際のそのエネルギーが体のバランスを崩すと考えられるときには、それが実現しないようにつくられているのです。

したがってあなたがいろいろと考え、思った場合でも、それがうまく行動できないのは、行動する必要がないということ。うまくやれないのは、うまくやる必要がないということ。それによってあなたは自分のバランスを保っているということ。そういう風に考えるようにしておいてください。あなた自身はそれによって常に自分を安定させ、バランスのとれた生き方ができるようにつくられております。

逆にいうと、自分でやってみたいことをいろいろと考え、行動してみたときに、どういうときにうまくいき、何をすると行動できなかったか。それを考えることによって、自分にとってバランスを保つのは何であるのか。自分がやる必要のないものは何であるのか。それを自分なりに分析し、そこから自分の特徴を見出すように意識を向けてみてください。


B理解できないことは理解する必要がないということ

自分を愛するというテーマで一人ひとりのエネルギーを呼んで、アドバイスを与えました。中にはまだそれだけでは十分に理解できないという人もいるでしょう。でも、今、与えたアドバイスはむしろこれから必要になったり、いつか分かるものもあります。ですから、今、理解できないからといって無視したり、否定的にとらえる必要はありません。いつかはそれに意識を向ける時期が来るときがあるでしょう。

ただ一人ひとりに共通しているのは、自分で自分がイヤになったり、否定的になったとしても、それには必ず理由があり、その人固有のものであるということ。そしてそれは必要なために造られていることが多く、あえて癒すためとか、克服するためというエネルギーばかりではないということ。意識する必要がなければ、ただ単に経験するだけで十分なものもあったりします。

しかしそれを癒し、乗り越えることによって克服するというやり方が好ましい人は、それをやって構いません。なぜならば、克服するということは己を強くします。行動力を養わせます。したがって愛や癒しとは別に、その人はそういう方法をとることによってより強い心を身に着け、より行動力が身についてくるでしょう。それはそれで一人ひとりにとても良い影響を与えていくのです。

したがってどういうアプローチで皆さんが接しようとも、必ずそれについての良い結果が後からついてきます。自分を否定的に思わずに、すべてを受け入れて、理解して、そして自分の現実を造っていくように意識を変えてみてください。


自分についてのアドバイスで、まだ何か、分からないという人がいれば、質問を受けます。


−自分が途中で投げ出してしまう場合は

あなたの場合には、いろんなエネルギーの組み合わせから起こされており、必ずしもひとつの回答ですべてを表現することはできません。その中の一つをあげると、一般にあなたの考え方の傾向として、一生懸命、理解して、頑張って、納得して、ちゃんとやればうまくいく、という考えがまずあります。そのためにうまくいかないときには、どこかに原因があり、何かそれを自分で見つけて克服することによってまたそれを乗り越えることができる。こういう構図で進んでいきます。

これはこれでそういう波動を勉強しているときには意味があり、それによって行動力を養ったり、考え方、物事の見方を養うことができます。しかしそれはどの場合でも当てはまることではなく、物事によってはそういう段階を経なくても、一気に好転したり、またまったく別のやり方で克服できる場合もあります。

自分なりにいろいろと自分のことについて考え、やってみたい、そしてそれをやろうと思っても途中で気が変わってしまう。それはそういうやり方が必ずしも適していないよ、というメッセージの場合があります。でも頭の中では、そういうやり方でやってみたい、そういうやり方でやるべきだ、と認識しているために、メッセージで別のやり方を伝えたとしても、あなたの方で受け入れることができず、結局はうまくいかないという思いだけが残ってしまいます。

したがってこれからは、何かをやり始めたりして、途中で気が変わったり、やる気が起こらなくなったときには、別のやり方で工夫してご覧、それに執着する必要はありませんよ、というアドバイスであるという風に理解をしておいてください。


−日本について言われたが、何かしなければという思いがあったりして、混乱する

たしかに日本についてこだわったり、日本をことさら意識する必要はありません。むしろそういった固有名詞にこだわらずに、いろんな人々と同じように接することはそれはそれでとても良いことといえるでしょう。ただ現実問題として、エネルギーをつくるときに、この日本での活動のことを前提にした流れがあり、それによっていろんな経験の手順がつくられてきました。

それをたまたま言葉で説明するときに、日本でのエネルギーとか、日本で活動するためという表現をとったために、それが強く感じられたのかもしれません。実際には、私たち自身はそれをことさら協調する必要はあまりありません。ただ言葉となって伝えられたときに、そういう言葉の響きが強く感じられたのに過ぎないといえるでしょう。したがってあなた自身がそんなに意識していなければ、それはそれで十分です。


皆さん方がこれから良い人生を進むことができるように、私たちも応援をしております。一人ひとりが少しでも自分の価値を認めて、自分に優しく、自分を丁寧に、楽しい自分と一緒に過ごしていかれることを望んでおります。それではありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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