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1999/5/5■水曜瞑想会から

新たな世代の子供たちとの接触の仕方

@こどもの日にちなんでの瞑想

私たちは今の瞑想をいろいろと準備していた存在たちです。まず、今の瞑想の状況を説明します。一人ひとりは自分のエネルギーを使って自分の、日本の領域のところまで戻って、日本に生まれてくるときのいろんな条件をつけた存在たちと出会い、そしてこれからの日本に起こるエネルギー的な修正や、これからの新しい流れに対応するための再調整を行っておりました。

Ayaさんの状況において、初めに確認された素顔の存在は、あなたが日本に来るときにいろいろと約束をし、あなたと日本との役割においていろんな仕組みを用意したマスターのひとりです。この存在はこれからの日本においてもいろんな働きをすることになります。主に日本の経済的な面や物質的なもの、あるいはいろんな物事のやりとり、といったことによってエネルギー的な交換や、人間のエネルギーの流れ、そしてそこから得られる喜びや感動、といったものにいろいろと働きかける存在といえます。

あなたはこの存在との約束によりいろんな働きをすることになります。まだ今の段階においては準備的な段階であり、あまり特定して考えたり、限定する必要はありません。自分自身のやりたいことがまだまだいろいろあり、流れもいろんな変化が可能性としてあります。あまり自分を限定させたり、固定化させずに、広い観点で自分を進めるようにしていってください。


Akiさんの場合、これからの子供との関係において、自分はどうあるべきうか。自分という存在をどう持っていくか。それに関するいろんな再調整が行われておりました。今までは自分の能力と組み合わせて自分のできるいちばん楽しいもの、自分ができる最大限のもの、という観点でいろいろやってみて、その中で子供との関係を位置付けてきました。しかしこれからの人間はまだまだ大人の考えには及ばない者たちがたくさんいて、十分に自分なりのやり方を確立したつもりでも人によってはまったく通用しない子供もおります。そのために、自分はどこまで本当に役に立ち、奉仕できるのか。それについてしょっちゅう迷ったり、混乱する状況が予想されます。

あなたの場合に、そういうときに自分の手に負えないところは自分の仲間やガイド、光の仲間たちをうまく使って、子供との関係をうまくしていく。その子供に必要なものをいろんな仲間たちから自然に流れるように仕組みを作っておく。そういう面に関する再調整が行われておりました。したがってこれからは、自分にできることやできないことをいちいち限定して考えるのではなく、自分の仲間や天使、いろんな存在たちを全部ひっくるめて、自分は確実にこの子供に奉仕できる、確実にどの子供にも何かができる、という意思を持って強く接していただきたいと思います。


Michiさんのワークにおいて、いろんなエネルギーが取り込められ、そして日本に流されておりました。日本の流れをこれから担当する若い世代の者たちは、今までの概念や造られたもの、ルールにはまったく依存せず、自分たちのやり方で自由に進めていくでしょう。それが良い場合と、好ましくない場合とがあり、その見極めがとても大切になっていきます。そのために親や大人は何を成し得るか。子供を規定したり、コントロールしたりせずに、子供にうまく自由な面を伸ばさせながらある程度の範囲内でうまく進めていく。それを行わせるような働きが必要になります。

そのために親や大人ができ得ることは、確実に正しいと思うもの、見極め方、物事の考え方といったことをしっかりと伝えていく必要があります。今までのやり方は、何が正しく、何が間違っているか、どうすべきかという根拠が単なる習慣や言い伝え、思いつきで語られていたために、説得力がなく、子供に信用されないという状況でした。しかしいくら子供とはいっても、考え方や基本的なところをしっかりと伝えていけば、それは子供に納得されます。

いい加減なことをただ口に出したり、今までの習慣で説得させようとするから、子供に伝わらなくなります。したがってそういうやり方ではなく、どういう考え方が正しいのか、どういう風に考えていくのか。そういったことを中心にしながら、子供に考えるということを理解させ、そして自分なりの基準で行動をとっていく、というやり方を伝えることが必要になってきます。

これから、親や大人はそういうやり方で子供に考え方を伝えていき、子供が自分で考えられるような場を作ることが大切になります。そういうやり方が広がるような仕組みやエネルギーをあなたは一生懸命、調整しておりました。これからもそういう観点で、子供に通り一変の知識を教えるのではなく、考え方、発想の仕方、認識の仕方を教える。そういう観点で子供と接するようにしていってください。


Mayaさんの場合、子供といってもいろんな世代があり、あなたが認識している子供と、これから日本でいろんな役割を演ずる子供とでは少し、世代の違いがあります。あなたの認識している子供という観点で見れば、まだまだ常識的なことや、世間のルールにも理解が及び、ある程度、親の影響が及ぶ範囲といえるでしょう。しかしこれからの日本でいちばん混乱が起こりやすいのは、さらに若い世代の子供たちはもう親の言うことが通用しなくなって、価値観が根本から違っている場合があります。

そういう世代の子供と、親が接するときに、もう親の考えが根本的に合わなかったり、初めから相手にされない場合があります。あなたの子供の場合では、まだそこまで親子の関係がおかしくなるという状況にはならないでしょう。そのためにまず最低限の接し方として、子供をコントロールせず、子供の才能をうまく生かしながらも、自分たちが身に着けてきた智恵や躾け、あるいは教養的なもの、といったものをうまく伝えていく。しかし生き方そのものはいっさい束縛せず、コントロールしないということ。それをしっかりと理解するようにしておいてください。


Akiさんに関しては、あなた自身の環境において、自分と子供や世代の違う人間との接し方にもうかなりエネルギー的な変化が起こってきております。あなた自身はもう世代の違う人々を受け入れる用意が為されており、あえてコントロールしようとか、思い通りにさせようという意思は強くはありません。ただ、世の中のいろんな混乱や事件が起こるたびに、そういった子供たちがなぜ起こるのか、なぜ存在するかについて、思うところがあるようです。

一般に、若い世代の人間たちは、今までの固定観念のうち、好ましくないものを破壊させながら新しいエネルギーを入れる役割を担っております。日本は今まで、何かを束縛したり、支配する、弱い者の権利を奪い取る、強い者がすべての権利を手にする、というエネルギーで流れてきました。そのために権力を手にしようとし、自分がすべての力を持ってこようとする働きが行われておりました。しかしそのエネルギーは次第に日本から離れつつあります。それと共に、若い世代はそういうことに興味がなくなり、自分がすべてを手にするとか、弱い者をすべて管理するという興味が沸かなくなっております。

では子供たちは何に興味を持っているのか。そこでいろんな人間がおり、一概にいえない状況になっております。自分の能力を活性化することに興味のある人、世界のいろんなところに行ってみて学ぼうとする者、自分がどこまで不思議なことができるのかをいろいろ試そうとする者、いろんな人間が出てきます。それぞれは自分のテーマに従って好きなことをやろうとするでしょう。そしてその心の動きは誰も止めることはできません。本人はそれを望んでおり、それこそが自分のやりたいことと認識して、しっかりとやっていきます。

したがって若い世代の人間たちが自分の世界に浸りきって、いろんなことをやっていたとしても、それはそれで大人たちは誰も咎めることはできません。彼らの能力をいかにうまく生かしながら、社会の中で使っていくか。これが大人たちの役割になっていくでしょう。これからそういう子供と接するときに、自分はどういう風に彼らと接していくか。それを一人ひとりのテーマとして考えるようにしてみてください。


A親が子供に為し得ること

さて、子供というのは親の影響をとても強く受けます。だからといって、頭ごなしに押さえ付けようとしたり、コントロールしようとすると、子供はどんどん親から離れていきます。今の子供たちは、親から教わったことをそのまま信ずるということはなくなっております。そのために親が一生懸命、ムキになって教え込もうと思っても、そのやり方はほとんど通用しません。だからといって、親が何もしないで放っておくと、子供はどんどん楽な方法やいい加減な方法、自分の雰囲気で生きる方法、といったところに動いていってしまいます。それは必ずしも自然な生き方とは違います。

自然な生き方というのは自然界のバランスを保ちながら、その中で常に自分の役割を感じていきます。今の子供たちはバランスをとろうとする働きはほとんど行われておりません。したがってそれは自然な生き方とはいえません。それを教えようとして、親が存在しているのにもかかわらず、親はそれ自体が理解されておりません。バランスを教えるということ、しかしその子供の特徴を認め、それをしっかりと伝えるということ。これができなくなっております。

そのために、親は子供から信頼が得られず、大切な話も親にはしないという状況が起こったりしております。これからは子供と接するときには、バランスを保つということを常に教えながらも、子供の自由な発想で自由なことをやるのを許しておく。でもその中には、自分自身がしっかりとした考え方を持っていないと、子供から信用されず、いずれ子供が離れてしまうということ。そういったことを考えながら、子供との接し方を工夫してみてください。

子供は子供で自分なりに考えて、自分なりにいちばん好ましい方法を選択しております。しかしそれは当然、親からみれば、未熟であったり、分かっていなかったりすることもあります。でもそれを初めから押し付けてしまったり、口で伝えてしまっても、子供が理解できるわけではありません。子供は子供のやり方でやってみる。それでダメだったら、また別の工夫をしてみる。それで良い、ということを親はまず理解する必要があります。

初めからすべてうまく持っていかせ、何一つ間違いがないように準備する。これは子供の成長にはつながりません。子供が自分で考え、間違い、何度もやり直す。これが成長する証になります。したがって、親も子供も失敗するということを恐れず、いろんな経験をするということが自然であり、そしてそこからそれぞれの学びと成長があるということ。それをしっかり理解するようにしておいてください。

私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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