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1999/3/29■月曜交流会から

今年は一人ひとりの生き方が分かれていく

@言葉を前提にしたやりとりでは本質が分からない

私たちは少し簡単な話をしてから、今日のテーマに移っていきます。今、皆さん方の話でいろんな話題が交わされておりました。自分のことを話しても、なかなか相手に通じないということが日常、頻繁に現れております。自分は自分の解釈で自分のことを説明しても、それを聞いている人がなかなか思っているように理解してくれない。まったく違う解釈をされてしまうと、自分が否定されたり、自分に非があるかのように思われてしまうために、また自分は新たな切り口で自分のことを説明しようとします。でも、やはり相手は違う解釈をしてしまい、こちらが言おうとしていることとなかなか一致せず、発展しなかったり、共通点が見出せないということがあります。

ほとんどの人の場合には、自分の思ったことがある程度分かってくれると、私と同じ考えだといって安心し、自分の言いたい内容でそのまま進めることになります。どれを聞いている方が、自分なりに一生懸命、解釈しようとして相手をいろいろと推理したり、判断して相手が言おうとしていることを造り上げていきます。

でも自分の経験からいろいろと想像し、空想するために、基本的には自分に理解できるところだけの解釈となり、相手が本当に言おうとしていることとはまったく別の解釈の仕方が行われることになります。そしてお互いがどこまで分かってくれたのか、どこが理解できていないのかを確認しようとして、質問したり、話を聞いたりして、進めていきます。

今の皆さん方のコミュニケーションのとり方においては、これがある意味ではやむを得ない状況と言えるのかもしれません。皆さん方は言葉で解釈し、言葉で理解し、言葉で質問をしていきます。すべてが言葉で表現できるものという前提になっているのです。あらゆる言葉で説明できる。言葉を使って解釈できるという前提なのです。そこへたまたま言葉では表現できない状況が現れたり、そういう事態が起こったときに説明する方とそれを聞いて解釈する方でかなり違う内容が伝わってしまうことがあります。

言葉を前提にして話している限り、言葉で表せないものを無理矢理表したり、自然な状況を言葉で表そうとすればするほど、的確な言葉が見つからず、相手にもうまく真意が伝わらないまま情報が伝わっていきます。言葉を使って表現する。こういう言葉を前提にしている限り、皆さん方は言葉以外のところに意識がなかなか移れないという事態になります。

言葉ですべてが説明でき、言葉ですべてが解釈できると思っている人は、言葉で表せない事態がやってきたときに、意味が分からないとか、どうして良いのか分からない、現実の意味が分からないと言って混乱を造り上げていきます。現実を解釈したり、人の考えを解釈するときに、いかに言葉という手段を使わずに解釈していくか。相手の言おうとしていること、自分が体験した本当のこと、それを言葉ではなく、真実そのものをただ理解していく、というやり方がこれから大切になっていくでしょう。

そのためには言葉に対しての考え方、思考というものをもっともっと深く考えていく必要があります。言葉ですべてが表せる、表現できると思っている人は、実際にはほかの人の言うことや考え方をかなり自分の都合の良いように解釈して満足している場合があります。相手の言おうとしていることを本当に理解しようとしたり、正しい解釈をしようと思うと、言葉というもの以外のいろんなものを感じとって、分かって理解していく。そういった働きが必要になっていきます。言葉だけに惑わされたり、左右されないで、言葉では表現できない部分までをも解釈していく。そういう練習の仕方が必要になっていくでしょう。

表現力がない、相手の言おうとしていることが分からない、これは言葉で解釈しようとしているときに起こす間違いといえます。言葉ではなく、状態そのものを受け入れていく。真実そのものを受け取っていく。そういう意識の持ち方が必要になります。自分の考え方、癖、理解の仕方をよく調べて、自分の場合はどういう考え方、表現の仕方が適切なのかをもっともっと調べて、自分は相手のいろんなところに意識を向けることができる、いろんな者を分かち合うことができる、という状態に持っていけるように工夫をしてみてください。


A自分のテーマを自分で見つける

それでは次の話に移ります。皆さん方も今年の流れの中で、少しずつ成長し、今年学ぶべきテーマに向かって確実に進んでいっております。今年、流れているエネルギーは昨年のエネルギーとはかなり変わっております。これまではいかに自分が自分自身のエネルギーから解放されるか、地球や日本のカルマ的なエネルギーからいかに抜け出てくるか、といった学びをしてきた人がたくさんおります。そして自分自身のために、自分で自分の人生を造っていく。それがはっきりと分かった人は今年、新たなテーマを身に着けるようになっていきます。

今年はかなり人によって違うテーマがやってきます。したがってかなり個別の問題ともいえるでしょう。皆が同じように何かを学ぶとか、ある現象によって近くの人が皆で議論するとかいう事態は、なくなっていくかもしれません。今年、一人ひとりが自分のテーマを確実に見つけ、そこに向かって歩むことができるようになっていくと、人にいちいち干渉したり、人の影響で動くということがだんだん減っていきます。そして自分の人生については自分が責任を持って対応することになり、自分の生き方・進み方がこれから大幅に変わることになるでしょう。

自分が今、抱えている問題がどこにあるのか。何をどう解釈して、自分のメッセージを自分で理解できるようになっていくか。自分について、理解したところがまだたくさん残っているでしょう。皆さん方自身の問題は、皆さん方が自分で見つけるしか方法はありません。自分なりに一生懸命に頑張って、地球のためになることをやってみたい。少しでも地球に貢献できるように毎日を考えていきたい。そういう経験によって、確かに普通の人よりはいろんなことが見えるようになったり、理解できるようになってきたかもしれません。

でも、皆さん方の課題はまだ残っており、実際には一つひとつそれらをうまく処理していく必要があります。人間について、魂について、まだまだいろんな解釈がなされております。一人ひとりの考え方も違ってくるでしょう。今年のいろんな経験を通して、皆さん方がどこまでほかの生命を理解し、分かち合えるようになっていくか。自分なりに造り上げたテーマ、やってみたいこと、それらは実際に自分を成長させていき、人間関係についても学ぶことがたくさん出てくるでしょう。一人ひとりの心の中にはまだテーマが残っており、今年あるいはそれ以降に一人ひとりがしっかりとチェックしていく必要があります。


B自分の思考と現実の関係を理解する

さて、皆さん方の大いなる大元の方から話をして、一人ひとりが今年自分はどうあるべきか、自分は何を自分の生き方の中に入れていくか、を考えてみるようにしてみてください。


私はShogoの大元として説明をいたします。私たちがあなたと完全に一つになって活動をするためには、まだまだエネルギー的な繋がりの調整とあなた自身の意識の向け方を身に着けていく必要があります。私たちとの繋がりの面においては、あなた自身の身体のエネルギーを定期的に調整し、波動を少しずつ高めていくやり方が必要です。これは実際にはここの場において、定期的に修正されてきました。これからもあと数回の調整が行われ、それによって波動を少しずつ高めることが可能になってくるでしょう。その身体の波動の変化とは別に、意識的な変化が必要となっております。

人々のエネルギーの流れ、自分のエネルギーがほかの人にどう影響を与えてどう変化していくか。自分の思考のエネルギーはどこまで強く相手に影響を与えていくか。それについて理解を深めていく必要があります。頭では思考のエネルギーが現実に影響を与え、自分の思いが現実化するということが身についてきています。でも実際に現実との対応がまだ完全ではないために、実際に自分の現実とエネルギーとの繋がりが不十分なところがあります。

自分自身の意識の向け方、思考の持ち方が現実にどう影響を与えているのか。自分の考えていること、思っていることがうまく現実かできているのかどうか。自分なりにそれを見つけ、やり方を理解していく必要があります。自分自身の意識の向け方はとても大切な学びです。あなた自身が自分の表現や思考について、もっともっと詳しく調べ、現実との繋がりが見えてくると、あなた自身の流れがかなり私たちの思いを理解することができるようになってきて、流れがかなり変わっていきます。

したがってこれからも自分のエネルギー、ほかの人のエネルギー、そして現実、これらの関係を常に考えながら、現実を少しずつコントロールしていくやり方を身に着けるようにしていってください。


Yasukoさんの今年の流れがまだ明確には確立されておいらず、いろいろ調整をしている段階になっております。これはあなた自身の意識や考え方、物事の理解の仕方との関係によって、かなり変わっていきます。少しずつ現実というものとの自分の繋がりが見えてきて、自分の思いが現実に現れているというのが理解できるようになってきました。今年は自分のどういう思考が現実をどういう風に引き寄せ、どういう考え方は現実に対してうまく現れてこないか、といった繋がりが見えてきて、自分と現実との繋がりがかなり理解できるようになっていきます。

ただ、あなた自身の頭の中にまだまだ、うまくできない、コントロールできないという意識があり、それによって自分の現実が完全に自分のものにはなっていない状態にあります。自分で考えたこと、自分で思ったこと、それと現実との繋がりが明確でないために、どこまでが自分の思考のエネルギーで、どこまでは別のエネルギーによって現れたものなのか、が分からない状態になっております。でも少しずつ学びを進めていき、自分の思いと現実の繋がりが見えてくると、かなりコントロールできる状態になっていきます。

自分の考えていたことと違う状況が得られた、予想していない事態に陥った、というときに、無理矢理結論を出したり、自分の解釈で勝手に進めてしまう場合があります。物事を考えるというやり方が、時々本来の流れとは違う解釈になってきたり、望んでいるものとは違うものが現れてくる場合があります。自分が正しいと思っている真実をよく見つめて、本当に心の底から自分はそれを正しいと信じていたかどうか。自分の思いが本当に完全に自分のものであったかどうか。それを見極めることがとても大切な作業になっていきます。

自分が信じているものを一つひとつ調べていって、それが永遠に必要なものかどうか、ずっと必要なものかどうかをよく調べてみるようにしてみてください。


Isaoさんの流れがこれからどうなっていくのか。あなたはまだしばらくいろんな学びをしていく必要があります。自分なりに解釈し、理解したことがまだ適当でないものがいくつかあり、そのためにどうしてもあなたの本来のものと繋がりが造れないところがあります。自分では正しいと思い込んでいる、自分では真実と思い込んでいる、でもそれはあなたにとっての真実ではないために、あなたの真なるものと出会えないものがいくつかあります。

自分はどういう考え方をして、どういう風に真理を持とうとしたか。自分が身に着けたものには知識以外に何があったか。自分の本当のところにまだまだ目がいっていないところがあり、あなた自身、いちばん大切なものをまだ自分で手にしておりません。今年は本当に自分のいちばん大切なところ、経験や知識では得ることのできないもの、本やいろんな勉強で手に入らないもの、あなたはその本当に大切なものを何とかしてみつけていく必要があります。

それを手にできない限り、あなたは今の自分のエネルギーから変わることは難しいかもしれません。すぐ表面的に考えて、なかなか内面に入っていけない。何がテーマなのかがなかなか分からない、という癖を常に引きずってしまいます。ここからあなたが完全に抜け出していくためには、自分の本当のものをいかに自分でみつけていくか、それを本当に真剣にやっていっていただきたいと思います。


さて、今、一人ひとりに話されましたが、誰もが現実に対して大きな大きなテーマを抱えています。自分で解釈してしまって、本当のものがなかなか見つけられない、見つけようとしない。そのために現実がうまく進まない。同じことを繰り返してしまう。これが代表的な現れとなります。今までとは違うやり方で新しいものを見つけた。いろんなことをやってみて、別の面を発見した。そういったやり方をたくさん身に着けて、そこから真理を引き出していくやり方も必要です。

今年はそういった意味で、単に知識や情報を手にするのではなく、考え方、理解の仕方、自分の意識の変え方、といったものを重点的にやるようにしてみてください。それぞれ自分にとって何がネックであり、何が思い通りにいかないのか、どうして同じことを繰り返してしまうのか、それをよく見つめながら、自分の意識を変えてみる練習をしてみてください。

今まで話した中で、自分にとってはどうなのか。自分のことをこれから少し話し合ってみてください。それではここで少し、休憩をとります。ありがとうございました。


C一人ひとりが自分の道を歩む

私たちは今年、いろいろ働きかけをする仲間と思っておいてください。皆さん方がここで学びを重ね、意識的に成長し、私たちの波動とつながれるように近づいてくる。そのために一人ひとりが現実を通して学び、成長を重ねております。したがって現実を理解し自分を理解して、自分が宇宙においてどういう役割を演ずるのかを知って、行動を為すこと自体は何も問題はありません。

多くの人がそれを早く、簡単に、大急ぎでやってしまおうという思いを持っております。そのためにすぐに答が出てこないと、イライラしてきたり、自分が分かっていないのにほかの人が分かってしまうと自分が取り残されたような感覚をもったり、自分だけが分かっていないかのような思いをもってしまいます。

一人ひとりが身に着けなければならないものは、あくまでも自分のことであり、自分にとって必要なものです。それは人によって差がとても大きく、ほかの人にとっては必要であっても、自分には必要でないものがたくさんあります。知識にしても、経験にしても愛にしても、一人ひとり身に着けるものはかなり違います。でもそれを皆が同じように、同じものを学んでいると理解して、自分はどこまでできて、何がまだできていないのか、を知ろうとしております。

そういう誤解をなくそうとして、この場で何度も一人ひとりに話をし、あなたの場合は何が必要なのか、あなたの場合にはどういう学び方が良いのか、を伝えてきました。一人ひとりに何度も説明をしてきたのは、それだけほかの人と違うという意味であり、あなたの場合はこういうやり方、あなたはこういうやり方、というのを理解してもらいたいという思いでした。でもそれでもやはり比較してしまい、私はこう言われた、あの人はこう言われた、結局、皆が同じやり方で進んでいるかのように勘違いをしてしまいます。

もう今年は、一人ひとりがまったく個別に進んでいるというのをはっきりと自覚する必要があります。自分はどういう道を歩んでいるのか。ほかの人はどういう道を歩んでいるのか。それを明確に理解する必要があります。そして自分の経験は自分の成長に必要なものであり、ほかの人がすべてを必要だとは限りません。自分は自分の経験についてしか話すことはできなくなっていきます。

では、ほかの人と話すときには、何を話すのか。単純に、自分はどういう経験をしてどういうことが分かったのか。それで十分です。それで何も問題はないのです。自分とほかの人が同じ道であると勘違いして、それで比較をしたり、いろいろコントロールしようとするところからおかしな状況が造られていきます。自分は自分だけの道を歩いている。ほかの人もほかの人だけの道を歩いている。それを本当に理解した上で、行動に移していく。今年はそれが確実にできるようにしておく必要があります。

自分は自分の道を歩いている。それが実感できると、あとは自分の現実を自分で進めていくやり方が少しずつ分かっていきます。少なくとも、ほかの人に聞いても意味がないということが分かってきます。自分だけの現実であり、自分だけのやり方があるからです。いくらほかの人があぁすればよい、こうすればよいといっても、自分には当てはまらないことがたくさんあります。自分は自分のやり方でやっていく。それで初めて自分の現実が進んでいく。皆さん方はそれを実感する時期に入っております。

自分は自分の道を歩いていく。それを成し遂げるためにも、ほかの人がほかの道を歩いていても、口出しをしないこと、介入しないことが必要です。その人の生き方を認めてあげることです。そういう意識を持って、人と接していくだけで、かなり現実は変わっていきます。自分の道をそういう観点から見つけるようにしていってください。


D他人の情報に惑わされないように

多くの人々は自分の行動を正当化させようとして、言葉巧みに話したり、相手から認めてもらおうとする行動をとっていきます。そういう意識があちこちにあって、真実が真実でなくなってしまうケースがたくさんあります。したがってほかの人の話を聞いたり、コミュニケーションをとるときに、その人が本当に真実を語っているかどうかをよく見極める必要があります。相手の目や表情をしっかりと見て、単に得意になって話していないかどうか、自分の良いところだけをオーバーに話していないかどうか、大きな観点で見たときの、真実を少しでも理解できるように自分の意識を持っていく。そういうやり方も必要になっていきます。

しかしこれは相手を疑うという意味ではありません。真実をとらえるということと、相手を疑ったり、否定するということはまったくまったく別になります。相手が言ったこと、相手のとった行動はすべてそのまま受け入れる必要があります。でもそれが正しいかどうかは別問題となります。相手の表現力、表現の仕方をよく理解して、そのもとで相手の言っていることをなるべく本当のものに合わせようとしていく。そういう意識の向け方となります。

多くの人が他人の言葉に惑わされたり、コントロールされたりして混乱しています。自分は自分の生き方でしっかりやっていく。そのためにも他人の言葉に左右されないで、自分でしっかり考えて自分で判断していく。そういうやり方も身に着けるようにしていってください。


一人ひとり、確かにいろんなテーマがあるように感じられたかもしれません。しかしこれは意識の成長と共にどんどん変わっていきます。克服しようと思って学びをしていても、なかなか克服できないことがたくさんあります。一般に何かを解決しようとしているときに、正面から考えてもなかなか見つかるものではありません。そういうときこそ、直観を働かせて別の観点から考えてみたり、ほかの人の立場になって自分を見て見る。そうすることによって、今まで見えなかったものが見えてきたり、分かったりする場合があります。

どうしても答が見つからない、どうやっても分からない。そういうときには、冷静に自分を見ながら、いろんな角度で調べてみるやり方をに身に着けるようにしてみてください。自分は何であるのか、これは永遠のテーマです。ここでいろんなアドバイスをもらって、それですべてが分かるというものではありません。すべてを知ろうと思うと、永遠に何もできないまま終わってしまいます。

今、自分が理解しているもの、今、自分が分かった範囲内で現実を楽しむ。これを身に着けない限り、常に欲求不満の中で現実を生きることになります。自分が獲得したもの、身に着けたもの、それを精いっぱい使っていく。これが今をうまくやっていく生き方となります。今、自分が手にしているものをうまく使う。それによって現実を楽しくしていく。それを早く身に着けるようにしてみてください。

これからも同じような話は何度かされるかもしれません。しかしそれを深刻に考えたり、落ち込む必要はいっさいありません。皆さん方がそういう意識を持っている限り、同じような話題が続くことになります。そしていつしか話題がかなり変わるときがやってくるでしょう。それは皆さん方の意識が変わった証となります。同じようなメッセージが続いているとき、自分は同じテーマを抱えていると理解するようにしておいてください。

それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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