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1999/3/15■月曜交流会から

自分なりの生き方の基準を確立させる

@現実の解釈を表面的なものにしないように

私たちはまず先ほどのお話を聞いて、いくつか説明をします。皆さん方が抱えている問題や悩みごと、相談といった内容はほとんどが自分で造り上げ、自分で解決するためにもってきたものです。したがってそれをどのように解決して、どこまで自分で行動し、そこから教訓を得るかは一人ひとりのテーマになっております。皆さん方が質問したことのほとんどは、皆さん方が自分で見つけ出さねばならないテーマであり、今、ここで言ってしまっては何の意味もないものばかりです。皆さん方はまだ、どこまでを自分で解決し、どこからがスピリットに聞くべき内容なのかがまだ理解されていないようです。

自分が生きていく上において、身に着けなければならないテーマ、解決法、そして自分自身の生き方として身に着ける教訓といったものは自分で考え、行動し、自分で分かることによって自分のものになります。いくらほかの人からアドバイスされたり、助言をもらったとしても、自分で考え、自分で身に着けたものでなければ、その人の本当の生き方としてのエネルギーに身につくことはありません。したがって同じような現象がその後も何度も何度も続くことになります。自分で見つけ、自分で分からない限り、何度も何度もやってくるのです。

私たちがアドバイスできるのは、基本的な考え方、一般論、そしてもう本人がすでに理解していること、という範囲内でしか伝えることはできません。皆さん方もそれを理解した上で、今、自分が何をテーマとして、どういう学びをしているのか、を自分なりによく理解できるように毎日の現実を考えるようにしていってください。


私たちなりに少し話をします。Oさんの病に関する話ですが、あなた自身が肉体にどこまで意識を向け、肉体のことをどれだけ知ろうとしているのか。今、そこにいちばんテーマが集まっております。大きな問題が、今までは1年に1回ぐらいであった。逆にいうと、肉体に意識を向けるのが1年に1回ぐらいでした。でもあなたの肉体はあなたに本当に理解してもらいたいと思って、いろんなメッセージを与えております。でもあなたはそれを正面から考えずに、常に別の観点で解釈をしております。

肉体が病む根本の原因が何であるのか。いちばん自分が理解せねばならないことは何であるのか。それを本当に訴えようとして、盛んにメッセージを与えております。したがってあなたが本当に自分を癒そう、自分が健康になりたい、と思う気持ちが強ければ強いほど、肉体からのメッセージを受け取りやすくなります。そのためにいろんな肉体の反応が表面化しやすい状態になっていきます。それをまだ自分では理解しておらず、解釈も正しくないために、何度も何度も肉体に現れてきます。

肉体にいろんな現象が現れるのは、あなたが単に気づいていないためであり、それに気づかせるための肉体のメッセージです。何が悪いのか、どういう風に考えるのか、もっともっと真剣に自分のことを見つめていっていただきたいと思います。


Kさんの家の鍵の件についての解釈は、今まで何度もあなたにアドバイスしてきたように、考え方が表面的であり、まだまだ奥深い解釈ができない思考の働きになっております。家はあなたの魂を意味しており、あなたが家に入れないのはまだあなたが魂の中に入り込むことができないというメッセージです。まだ自分の魂と明確な繋がりが確立されておらず、魂と一体となるプロセスが極めて遅れているというシンボルとなります。自分の日常の考え方、意識のもっていき方をもっともっと自分の魂のレベルに合わせるように練習をしていってください。


Tさんは自分なりにいろいろ考え、工夫し、生き方もかなり変わってきております。人間関係を通じて理解を深め、成長し、自分なりの愛とはどういうものであるのか、自分が表現できる慈悲はどんなものであるのか、今、そこにテーマが移ってきております。単に人のために行動すること、うまくいくように考えて仲良くやること、という流れの中で、自分自身の愛や慈悲はどのように表現され、相手に伝わっていくのか。今、それを学んでいる段階といえます。

場を考えたり、流れを考えるときに、自分がその中でどういう位置付けにあり、楽しいことや面白いことと、自分の固有の波動がどう結びついていくのか。そういうところに少し意識を向けるようにしてみてください。


Iさんの、自分なりの意識の向け方が少しずつ変わってきて、自分に見合った生き方に変わろうとして、自分の行動の仕方を変えつつあること。でも、今までのやり方につい、流されてしまったり、うまく行動できない場合がある。でもそれは当たり前のことであり、特別意識したり、問題にする必要はありません。何度も何度も練習し、同じことをやってしまったとしても、またこの次は自分のやり方でできるように、新しい意識の向け方で対応できるように、頑張ってやっていく。それしか方法はありません。

これはあなたに限らず、ほかのどの人間も同じです。一度決めたことを何度も何度も自分でやり通す。妥協したり、諦めたりせずに、ただひたすら進んでいく。この力を養うために、自分がただひたすらやるということを続けていきます。それを実現させるのに簡単な方法とか楽な方法、良いやり方というものはありません。ただひたすら自分が実際に行動することです。それによってのみ、成長することができます。

したがってアドバイスとしては、簡単な方法や良い方法を探そうとはしないことです。今、与えられた現実が常にいちばん良い現実であり、それを乗り越えることが一番良い方法であるということ。常にそれを理解するようにしておいてください。


Sさんの話しに関しては、私たちにもうまく説明できないエネルギーがあり、今ここでアドバイスすることは少し控えたいと思います。あなた自身の学びだけではなく、あなたを指導している存在たちの学びも同時に入っているからです。したがって私たちはあまり述べることはできません。


A自分の意思と行動力で新しい波動の世界に

さて、皆さん方はいよいよ新たなる波動に入ってきて、今までの流れとは違うエネルギーに入りつつあります。地球を牛耳っていた古いエネルギーが次第に次第に離れつつあり、これからの時代を作るエネルギーが少しずつ入り込んできております。皆さん方もそれに合わせて古いエネルギーを手放し、新しい波動を受け入れる体質に変わっていく必要があります。日本の政治だけではなく、今、世界中のどこに国々でも同じように大きな変化を経験しております。今までの流れにしがみついていた人間たちが限界に入ってきて、考え方を改めたり、執着を手放したりしない限り、もうどうしようもできないという状態に入ってきております。

皆さん方自身もさらにそれをこれから実感することになるでしょう。自分のやり方、自分の生き方において、今まで自分なりに造り上げてきたやり方がもう通用しなくなり、本当に新しい生き方、新しい考え方で人生を送らないと、うまくできないというのがはっきりと分かってくるでしょう。

日本において、政治だけではなく、企業や組織的なところからどんどん変化が始まり、そして一人ひとりの生き方にも影響を与えていきます。今まで頼ってきたもの、信じてきたもの、そういうものがほとんど通用しなくなり、自分は自分で考えて生きていく、自分のやり方で進めていく。そう行動しないと、どうしようもできなくなってきます。一人ひとりがどういう生き方を身に着け、どこまで成長し、新しい波動の中に入っていくのか。それが大きな大きなテーマになってきます。

多くの者が名誉や金銭に固執し、古いエネルギーを手放そうとはしないでしょう。今までのやり方にしがみつき、そのやり方で楽してやっていけるようにコントロールしようとするでしょう。でももうそれは時代には合わなくなっていきます。今までの人間が造り上げた生き方は、今までの人間にだけ通用するものであり、これからの人間に通用するものではありません。ではこれからの人間はどういう価値観で、どういう生き方をしていくのか。

これからの人間は自分の行動のすべてに責任を持つ必要があります。あの人がやれといったからやった。こうするのが普通だからそうした。常識的に見て、そうすべきである。そういう生き方は責任逃れになっていくでしょう。自分で判断し、自分で行動するということ。これが基本になっていきます。誰かが教えたのではなく、誰かに命令されたのでもなく、自分で判断し、自分で行動する。これがいちばんの基本になります。

自分で判断し、自分で行動する限り、自分の人生は自分で納得したものになります。誰かを責めたり、誰かを恨んだりすることはなくなっていきます。自分で選び、自分で行動した現実であるために、誰も責めることはできません。自分で造り上げた現実がよく理解されていきます。

同じように、ほかの人に対しても命令したり、コントロールするということはしなくなっていきます。その人の人生であり、その人の生き方であるために、その人に干渉することは意味のないものと理解されていきます。ほかの人はどういう人生を送るのだろう。どういう喜びを見つけるのだろう。ただそこだけに興味が移っていきます。ほかの人は自分のやり方で楽しくやっている。面白いことをやっている。自分は自分で面白いものを見つけていきたい。満足した生き方をしたい。そういう風に認識が変わっていきます。

お互いに人を責めたり、恨んだりすることはなくなっていくでしょう。それと同時に、コントロールしようとしてきたもの、コントロールすることによって生きることができたもの、そういう人は逆に生きることが困難になっていくでしょう。誰も自分の言うことを聞いてくれない。常識のない人間。勝手にやっている。そういう風にしか映らなくなっていくでしょう。

コントロールの好きな人間はコントロールの好きな人間同士で集まっていくでしょう。お互いにより強いコントロールのエネルギーを出し、さらに束縛を前提にした生き方を送ることになるでしょう。今までの流れにしがみつくものはそういう者同志で集まって、新しい社会を造るのかもしれません。でも新しい波動を好む者は、古い波動との共存は好まないでしょう。自分を大切にするあまりに、ほかの人をも大切にします。ほかの人をコントロールしようとは思わなくなります。自分も大切に、ほかの人の自由意思も大切にしてあげる。それによってのみ、新たなる波動に入ることができます。

今まで同じようなことを何度も聞いたかもしれません。でもこれからはそれを本当に現実で目にすることになり、自分の体で体験することになるでしょう。地球がどんどん変化しております。国もどんどん変化していきます。組織も企業も変化していきます。後は自分が変化するだけです。自分の変化を拒む者は新たなる波動に入ることができず、古い波動のまま、取り残されていくのかもしれません。自分を大切にしたければ、率先して自分から自分の道を歩いていく。他人の自由意志を認めてあげる。それによって自分自身が解放される生き方を身に着けるようにしていってください。


B他人に左右されない自分の生き方を確立

今までの生き方がいつどの時点で崩壊するのかは国によってかなり違ってきます。大きな国であるほど、変化は後になるのかもしれません。日本がいつ、どの時点で新しいエネルギーに入っていくのか。一人ひとりの意識がすべての鍵を握っております。自分から率先して変わっていく。そういう人間がどこまで増えていくのか。それによってかなり時期が変わっていきます。せめて自分だけは自分の力で、自分の道を歩いていくように。まずは自分から始めていってください。

ほかの人を責める必要はありません。ほかの人を無理矢理連れていく必要もありません。まずは自分から入ることです。自分から自分の生き方を自分で造っていく。まずはそこだけに意識を向け、自分の流れを変えるようにしていってください。


私たちもさらにいろんな仕組みを造って、地球がどんどん変化する方向へと動かしていきます。古い人がかわいそうだからといって、あえて遅らせたり、苦しみが少ないようなやり方をわざわざ造ることはほとんどありません。むしろ少しでも早く変化できる方向へ、わずかでも早まる方向へと常に流れを変えていきます。したがって一人ひとりが本当に一生懸命、全力で走っている者だけが地球についてくることができるでしょう。誰かが進んだのを真似して後ろからついていったり、ほかの人の変化を見てから真似をしようとする生き方さえも、古い人間の者たちと同じ考え方になります。自分から、自分がいちばんに歩いていく。常にそういう者だけが新しい地球に招かれるでしょう。自分の生き方を自分で造り上げていく。自分で自分の新しい世界に入っていく。

地球自身はすべての人間に対し、手を差し伸べております。全員が新しい地球に来れるように手を差し伸べております。それに気づいて自分からそこに入っていくか、それとも気づかないで自分の世界に閉じこもっていくのか。一人ひとりの自由意志です。地球と共に新たなる波動の世界で喜びを分かち合いたい者は、せめて自分の人生を自分の足で歩けるように意識を変えていってください。私たちはここで休憩をとります。ありがとうございました。


C自分一人で罪を背負う愚かさ

私たちはまず、今の話で少し話をしてから、先に進みます。一人ひとりが自分の現実の選択をする時に、少しでも良いもの、正しいもの、といった基準を造りながら、正しい生き方をしようと考えております。そして正しい方向にいかなかったときに、自分は正しいことを行えなかった、悪いことをした、と自分を責めたりして、後悔したり、悩んだりすることがあります。でもそれはその人自身がそう自分で判断し、自分で考えているだけであり、ほかの人にとってはまったくなんの影響も与えていない場合があります。ほかの人には何も影響を与えずに、ただ自分が悪いことをした、間違ったことをしたと自分を責めて、自分を罵ったり、否定したりしてしまう場合があります。

正しいこと、間違っていることの基準がどこにあるのか。今までは常識的な行動や社会の通念があり、それに合わせることが正しいこととされてきました。自分が犠牲になってでもこういうときにはこうするものだ、皆がそうしているから自分もそうしなければならない、という価値観が造られていました。したがって自分がほかの人と違っていたとき、自分は間違ったことをした。自分はほかの人と同じようにできなかった。そう自分を責めて、落ち込んでいったり、悩んだりしてしまう。

その人がそういう体験を必要として、そういう現実が与えられたときに、自分でそれを素直に受け取ることができずに、自分は間違ったことをした、自分は正しくないことをした、と解釈して自分を否定のエネルギーでいっぱいにしてしまう。自分が間違っていると解釈して自分を責めても、自分は何も良くなることはありません。日本人は一般に、深刻に考えて自分を犠牲者であるかのように考えてしまったり、後悔したりすることが美徳であるかのような感覚を身に着けている人がいます。

自分が罪を背負ったり、自分の非をあえて認めて口にすれば、立派な行為であるかのように見られる場合があります。それゆえ、ほかの国に比べると、すぐに謝ってしまったり、自分が間違ったことをしたと口に出すケースがたくさんあります。いろんな面において、自分を犠牲にしてしまい、自分で自分を傷つけて、自分がほかの人と違う人間であるかのように思い込んでいきます。

これは今までの日本の歴史がそういう流れにあり、いかに日本人が自分の表現を抑え、言うなりになり、流れに流されていくか、を体験させるために造られたエネルギーでした。もうそのエネルギーは皆さん方の学びには必要ではなく、いつまでもいつまでも自分を責めたり、傷つける学びは必要ではないのです。自分は自分の意思で選択していく。行動していく。もうその時期に入っているのです。ほかの人に合わせて自分を責めたり、社会風土や常識に照らし合わせて自分を評価するやり方はもう意味がありません。

ほかの人がどうであろうと、自分はどうしたいのか。今まではどういうやり方が普通であったか知らないが、自分はこうしていく。そういう生き方が必要なのです。まだまだ多くの人がほかの人や常識的な流れを先に考え、それと自分を照らし合わせて自分を責めたり、自分を罰したりしております。基準をほかの人や常識に持ってくるのではなく、自分自身の喜びに照らし合わせるということ。自分自身の成長の方向に持っていくということ。常にそこを意識するように日常をもっていってください。


D何度も来る現実にはテーマがある

さて、今までの話にもありましたが、今年、いろんな現象が現れてきて、皆さん方の現実にもさまざまな影響を与えていくでしょう。でもそのどれもが今の皆さん方に必要な経験となります。与えられた現実を何も考えず、ただ次々とこなしていく。それはそれで構いません。ただ何度も何度も同じ現象がやってくるときには、それはまだ自分が克服していないテーマが入っているということ。それを考える必要があります。繰り返し繰り返しやってくるものは必ずテーマが入っています。それを克服しない限り、その流れから解放されることはありません。

しかし何度もやってくるのではなく、たまたまそのときに現れた現実、多くの人が経験するのと一緒に自分も経験する、という現実に関しては、ある意味ではただ経験すること自体に意味がある場合があります。いちいちそれを自分のカルマだの、使命だのと考えたりせずに、ただ経験するだけで十分な場合があります。したがってそういうときには、あまり後で後悔したり、思い悩んだりしたりしないようなやり方、うまくそこを乗り切っていくやり方、ほかの人と協力し合って、少しでもお互いに喜びが溢れるようなやり方で乗り切っていく、というやり方が必要になります。

一人ひとりの生き方がさらに個別化していき、考え方や意見の食い違いが表に出てくるでしょう。それはある意味では避けることはできません。今まで親しい友達であったものがさらに意見の対立で合わなくなったり、方向が違ったりしていきます。それはそれでわざわざ相手に合わせる必要はありません。しかしだからといって相手を無視したり、切り捨てる必要もありません。相手を尊重することです。一人ひとりの生き方を尊重していく。自分は自分の生き方を大切にする。その真の学びがこれからやってくるでしょう。自分を成長させるためにいちばん最適な現実が常にやってきます。そこで自分は何を学んでどう成長していくのか。


これからも自分が聞きたいと思ったテーマはここでどんどん口に出しても問題はありません。ただそのまま知りたい答が出てくるという期待はしないでおいてください。皆さん方がどういう質問をするのか、私たちはそれをまたいろいろと知る必要があります。一人ひとりの意識レベルがどこまで高まり、どういう準備ができて、何が必要なのか。それを調べるために、一人ひとりが自分の問題や知りたいことを口に出すこと自体は何も問題はないのです。ただ自分で見つけ出さねばならぬもの、自分で解決すべきものは私たちは答えることはできないのです。

したがって皆さん方が学ぶのは、どういう質問の仕方をしたらどういう解答がやってくるのか。どういう風に聞いたら、どういう風に答が来るのか。それを学ぶようにしていってください。ただ知りたいから聞く、教えてほしいから聞く。そういう質問の仕方も、それは昔の古いエネルギーの質問の仕方です。新しい波動の中においては、私たちは皆さん方の先生でなければ、全知全能の神でもありません。むしろ同じ友達として意見を交換し合う、話し合うという態度で接してきていただきたいのです。一人ひとりの意識も、そういうところを変えていくように頑張ってみてください。今日はここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1999 CentralSun
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