しかしこの恐れを手放すことが困難とか不可能とかいうことではありません。実際に恐れをほとんど感ずることなく、毎日を楽しく、有意義に過ごしている人もおります。ただそういう人は普通の人とは違う環境で育ち、小さいころからの教えや考え方自体がかなり社会には染まっていない状態で育てられた状態ともいえます。
ただ一度、身についてしまった恐れは自動的に反応しまうことが多く、黙っていては中々解放することができません。それを解放する方法としていろんなワークが考えられてきました。わざと恐れている人の前に行って、表現する練習をしてみる。同じようなタイプの人を選んで、恐れないような工夫を重ねてみる。自分が恐れている対象を明確に探し出し、それを明らかにすることによって恐れを解放していく。いろんなやり方がとられてきました。
しかしいずれの方法も、根源的なものを解消し、恐れそのものがなくなるという状況にはなっておりません。つまり恐れの一つの側面を和らげ、分からないようにしているだけであり、恐れそのものを根源的に解消したわけではないのです。したがって自分が何に恐れ、どういう恐れを感ずるかを調べ、それを一つひとつ解消していった場合には、一つの側面をその都度消しているだけであり、また新たなる恐れを造り出したり、見つけてしまうと、また別のやり方が必要になっていきます。したがってまず、いちばん理解すべきことは恐れそのものを根源からなくすには何が必要なのかと。また新たに恐れを造り出さないためには何が必要なのであろうかと。これが大切なポイントになってきます。
まず、根源的な恐れそのものを解消していく。これは毎日を生きるときに、否定的な思いで考えるのではなく、すべてを肯定的な点から考えていく。すべてが良いことであるということ。楽しく、自分にとって意味のあること。そういう観点で毎日を暮らすことから始まります。そうすれば、自分が体験すべき現実はすべて楽しいことであり、自分にとって良いものであるという思いが先に立ってきて、不安や恐れを先に考えることがなくなっていきます。したがってまずは発想を根本から変えていき、肯定的な考えで進めていく、これがまず恐れを根源からなくす一つのやり方といえます。
あと、恐れはそれを表現することによって、ほかの人に伝わっていく性質があります。自分が何気なく口に出したこと、それによってほかの人は恐れを感じてしまう。自分が恐れながら表現すると、それを聞いた人もまた不安に駆られていく。このようにしてどんどん伝わっていく性質を持っております。したがって恐れを感じた場合でも、それを表現しない、口に出さないということがまた一つのやり方といえます。
自分は恐れを感じていて、本当は表現したいと思っても、そのほとんどは、恐れを分かち合うことによって自分が楽になりたい、同情してほしいという思いから行動がとられます。これは光のある行動とはいえません。相手も同じように、不幸に持っていく状況を造るだけであり、実際には光のない状態をどんどん造り出すことになります。したがって自分が恐れを感じ、恐れに駆られているときには、ほかの人にあえてそれを広げるのではなく、自分の責任において自分が消化していく。自分が肯定的な考え方を身に着けることによって、恐れを感じなくしていく。こういうやり方が必要になります。
物事を否定的に考えている人は、恐れを次々と造り出していく傾向があります。同じような現象が起こっても、肯定的に考える人は喜びを見つけ出し、否定的に考える人は恐れや不安を生み出していきます。自分はどういう考え方をして、どういう情報をほかの人に伝えているのか。それを自分なりに分析しながら、自分の恐れを解消する学びを続けていってください。
あなた(Taeさん)の心の中にある恐れは、あなた自身が自分の心の中に恐れているものがあるのです。自分の心を自分で恐れている。自分のこの心が、ほかの人に分かってもらえず、理解してもらえず、自分の本当のことが中々伝わっていかない。でもそれが自分なのかもしれない。自分でも自分が分からなくなり、どこまでが自分で、どこまでが違う自分なのかが分からなくなっている。自分でも自分をどうとらえて良いのかが分からなくなっている。そんな自分を見つけようとしていろんなことをやってきても、まだ自分が分からないために、自分がまったくつかめなくなっている。
自分が分からないまま、ほかの人を判断したり、見ようとしても、ほかの人が中々見えてこない。自分を見つけよう、見つけようとして、自分が隠していたものが出てくるたびに、それをまた否定しようとしてしまう。結局、自分が造り出した恐れは自分自身についての恐れであり、自分そのものをどこかで非常に怖がっている。まだ本当の自分が分かっていないために、本当の自分を見たときの恐れを先に感じてしまう。あなたの心の中の恐れはそういう自分を見て、その自分からただ感じるものを恐れとして感じております。
しかしあなた自身は自分を否定しているわけではなく、自分を認めていないわけでもなく、自分を愛していないわけでもありません。自分をしっかりと愛し、認めようとして、正直に生きようとしてやってきております。でも自分が何だか分からない。そこに不安と恐れが入り込んできます。したがってあなた自身の恐れは、単純に本当の自分に出会っていないための恐れといえます。自分は何者であり、何であるのか。それが見つかっていないための恐れとなります。
あなた自身の本当の自分はまだまだ逃げ隠れを続けます。今の段階では、まだあなたがそれを受け入れるところにはきておりません。まだまだいろんな人と関係を続けた上で、いくつかの根本的なエネルギーの変化が必要となっております。その変化を経験しない限り、あなたは本当の自分と向き合うことができない状態になっております。今のままで、あなたが本当の自分に出会っても、それを本当の自分とは認めることができないでしょう。今の、あなたが経験してきたすべての情報をもってしても、真のあなたを見ることはできないのです。
したがってこれから出会う人々は真のあなたを見つめさせるために必要なエネルギーをもった人間たちであり、あなたはそういう人々と関係を続けることによって理解を深め、そして本当の自分を見つめるための準備を続けていきます。したがってこれから出会う新しい人々は決して否定的な思いや不快感で迎えるのではなく、真実の自分を受け入れるための準備をしていただく人間たちであると理解して、そういう人々と率先して出会って、うまくやっていけるやり方を身に着けるようにしていってください。
あなた(Reikoさん)の心の中に、恐れに対していくつかの波動が見られます。しかしこの波動はあなたの成長のために、わざと造られた波動ともいえます。この波動はあなた自身の目覚めのために必要な波動であり、この波動を経験することによってあなたは自分自身を成長させていくエネルギーを身に着けることができます。この波動の一つとして、人間に対していつまでも良い状態が続き、それが絶えることのないようにしておきたいという思い。これはまだ今を楽しむという思いを身に着けていないために感じられる恐れであり、永遠とは何であるのか、未来とは何であるのか、その本質をまだ理解していないときに、この恐れが沸き起こってきます。あなたが今を理解し、永遠を自分の手にすると、この恐れは消えていきます。
また自分の心というものがまだまだ限定されたところにあるために、ほかの人と自分との繋がりや、自分という概念、まだまだここにいろんな条件が造られております。そのために自分と他人を区別するやり方が自動的にできてしまい、それによっていろんな条件が付けられてしまいました。自分という意識を拡大させ、他人についていろんな思いが沸くようになってくると、ほかの人に対してもっと信じたり、信じられたり、愛したり、愛されたりという思いが根本から変化していきます。これを理解すると、この種の恐れも自動的に消えていき、あなたはほかの人とは別の感覚で接することができるようになっていくでしょう。
このようにあなたの恐れは、あなたの意識の成長のために造られたものであり、それにはとても良い意味があり、それを自分のものにして成長していけるように、考え方を変えていってください。
皆があなた(Mahoさん)にいろんなことを思ったとしても、あなた自身はいちいちそれを気にする必要はありません。でもそれは後になれば、分かってくることであり、その時々の現象においてはそういう感じを受けて、気になったり、うまくやっていこうという思いをもつことはある意味では仕方がありません。今の年代においては、いろんな人のエネルギーを感じてみて、自分をしっかりと造り上げることがいちばんの働きといえます。いろんな人々からいろんなことをいわれてみる。いろんなことを表現してもらう。それによって自分がいろんな人々と繋がりを造り、自分をいろんな方面から造り上げていきます。
今はまだそういう、造り上げる段階であり、ある意味では楽しい段階ともいえます。それを恐れのように感じてしまうのは、自分が壊されてしまうかもしれない、自分が変になってしまうかもしれない、という感覚から生み出されていきます。でも実際には自分が壊されるということは絶対にありません。自分がおかしくなったり、自分が壊れるとすれば、それは自分の力で自分を傷つけて、自分で壊していくのです。ほかの人が何を言おうとも、自分がそれを気にしなければ、自分の体が壊れることはありません。
自分が何か強い力で動かされたり、引っ張られたりする感じがあったとしても、実際にそれを行動するかどうかは自分の意思となります。自分はそれに従う必要はなく、自分は自分のやりたいようにやって、何も問題はありません。したがってこれからもしばらくはまだまだそういういろんな人間を通してあなた自身を造り上げていく時間が過ぎていきます。その間に自分は自分の生き方で、自分が納得できるやり方、自分にとって満足するやり方を身に着けるようにしていってください。
ただ、それとは別に、家庭においては、あなたはかなり特殊な働きをするようになります。ほかの家族とは違うエネルギーがあなたに入っているために、あなたは必ずしもほかの人と全部、仲良くしたりとか、いちいち何か気を遣って何かしてあげるとか、そういう波動を出す必要はありません。あまり頭を使わずに、ただそこにいるだけで家族が楽になる場合もあります。したがってあまりいちいち考えずに、自分はただ感ずることをそのままやっていく。自分は自分の思うようにやっていく。それで十分に楽しく過ごすことができます。しばらくはそういうやり方で自分の現実を楽しいものに変えていってください。
今のあなた(Takaakiさん)のエネルギーは私たちの情報を受け入れる段階にはなっておりません。今は恐れではなく、別のお話をいたします。自分の日常の考え方や行動の仕方にかなり特殊な傾向があります。物事の考え方がかなり、今まで身に着けてきた知識や情報に左右されており、自分の本来の生き方や現実からかなり遠ざかっております。自分の本当の生き方、今を楽しむやり方がまったく身についておりません。
今、あなたが必要なのは情報ではなく、本当の人間の心とつながるということ。自分の本当を思い出すということ。心ある人間との交流、これが不足しております。自分自身を成長させるために、自分が一体、何であるのか。人間とは何であるのか。そちらの方にもっともっと意識を向けるように、毎日を過ごす練習をしていってください。
私たちはあなた(Kazunariさん)のその心をとても愛しております。あなたは本当はとても優しい人間であり、生命を慈しみ、自分の身を投げ出しても、生命を愛そうとする強い思いがあります。しかしそれがほとんどほかの人には感じられることなく、ほかの人がそれを無視するケースもたくさんありました。あなたはそれでもその人を何とかして救ってあげようとかいう思いもありました。あなた自身は恐れに対して、もっと本質的なところからエネルギーが造られております。それは愛のない恐れ。
この地球上で、愛のない社会はどうなってしまうのだろう。人間の心から愛がでなくなったら、どうなるのだろう。自分の愛が届かなくなると、どうなるのだろう。こういう波動で、あなたの恐れが造られております。したがってあなたがそれを解消し、克服するためには、自分がただ愛のある人間であり、ただ愛を具現化していく。ひたすらそれに撤するしか、ありません。
愛は途切れることがありません。自分が愛のある存在として生きている限り、愛は常に自分から出ていきます。そしてそれを受け取るものがいようがいまいが、自分はそれを具現化していく。それに撤することによって、恐れは解消することができます。しかしこの恐れは恐れの中でもいちばん高い恐れであり、またそれゆえにいちばん難しい恐れです。恐れがなくなったように見えても、裏切られると、また復活する。人を愛したように見えても、騙されるとまた復活する。愛のない恐れ、あなたはそれを学ぶために今の人生を送っているともいえるでしょう。
自分自ら愛をどんどん具現化していく。表現していく。それによってのみ、恐れは消えていきます。またそれ以外に恐れを消す方法はありません。なぜならば、愛はそうやって学び、身に着けることしかできないのです。本当の愛を学ぶために、ただ愛することによってしか恐れは消えることなく、愛も広がっていかないということ。その段階をあなたは学ぶことになります。したがって常に愛が自分から出ていく。その効果を期待したり願うことなく、ただ愛を流していく。それを具現化するように、していってください。
あなた(Kumiさん)の肉体がうまく機能しないのはあなた自身が自分に対して否定的に考えてしまったり、自分をよく思っていないところから始まりました。かなり小さいころに自分をいじめるやり方を身に着けてしまい、それによって自分の価値を否定してしまう状況が造られてしまいました。自分の肉体がうまく機能しない。でもそれ自体、悩んだり、深刻になる必要はありません。あなたはそれゆえに肉体に関心を向けることができ、自分の肉体を調べることができました。健康な人よりは肉体の仕組みについて、理解することができました。でもそれが恐れとなって心が造られてしまう。
あなたはもっともっと自分に正直に生きる必要があります。正直な自分を表そうとしても、つい黙ってしまったり、表面だけを言ってごまかしてしまったり、別の言い方で逃げてしまう場合があります。それゆえに本当のことが相手に伝わっていかない。そのためにほかの人はあなたの本当のことを知ることができない。ほかの人は違うあなたを想像して、それをあなたと思い込んでしまう。あなたもそれを知っているために、自分をどう表現して良いのか、分からなくなってしまう。これの繰り返しによって、表現すること自体に自分で苦しみが沸いてきたり、恐れや不安が沸き起こってきました。
そこから抜け出すためには、あなたはもう自分を正直に表現することです。見せかけの自分や外見を気にした自分を表現するのではなく、本当の自分を表現する練習が必要です。誰もあなたを責めたりはしません。誰もあなたを攻撃する者もおりません。あなたが自分を愛そうとする限り、ほかの人もあなたを愛そうとするでしょう。もっと自分に自信を持って、正直に自分を表現する生き方を練習していってください。
あなた(Reikoさん)の波動の中に、人間関係を造る上での特別な波動が造られております。この波動はあなたの肉体を造るときに与えられたものであり、あなたが今回の人生において特に意味のあるものとして造られてきました。この波動はあなたを真なるものに目を向かせようとする働きをします。真なるものに目を向け、自分がそれを具現化できるように持っていく働きをします。
今の人間関係は真なるものから目を背け、いかに相手をだまし、自分をごまかし、いい加減に生きていくか、というエネルギーで人間のエネルギーが造られております。多くの人は平気で嘘をつき、相手をだまし、自分をもだましていきます。それゆえに自分でも、自分の本当が何なのかが分からなくなっております。しかしあなたの魂はあなたがそういうエネルギーに染まることなく、常に真なるものに目を向けるように、特別な波動を造り出しました。それゆえに、人と出会っても、ごまかしてうまくやっていくとか、表面だけで付き合うとか、嘘をついて一緒になるという状況にはならないように造られております。
結果的に、あなたがほかの人と同じように、楽しくうまくやろうと思っても、うまくいかなかったり、スムーズに展開しない場合があります。でもその場合は、それはどこかにだまし合いやごまかし合い、嘘が混じっている人間関係です。あなたが自分から真なる人間関係を求め、造ろうとするときに、その関係はうまく進んでいきます。でもそれに気づくことなく、ほかの人と同じようにごまかし合いやだまし合いで人間関係を造ろうとしても、それはうまくは進んでいかない状況になります。
あなたが作り上げてきた恐れはごまかし合いや騙し合いの中で、自分を傷つけ、他人がイヤになったところから造られてきました。それはだまし合いやごまかし合いを前提とした生き方でした。それはあなたの本来のエネルギーではなく、あなたは真なる人間関係を造ることによってのみ、自分の流れがうまくいく、自分の現実がうまく展開するということを理解する必要があります。そしてその生き方を身に着け、それで現実がうまくいくことを本当に理解したときに、恐れはことごとく消えていくでしょう。
真なる人間関係、真なる心同士を繋ぎ合わせ、あなたは自分に満足する生き方を手にすることができます。自分の真あるものを大切にしながら、これからを造っていくようにしていってください。
あなた(Tamamiさん)の恐れは長い時間をかけてゆっくりゆっくりと造られてきました。自分の生きていること、存在していること自体に疑問を持ったり、疑いを感じたり、虚しさを感じたりして、恐れを造り上げてきました。でもあなたの本心は自分を愛しており、自分を大切にしようとしております。あなたは本当に自分を守ろうとしており、自分を守ろうとするゆえに自分が壊されたり、乱されたりするのをとても避けていました。
何か行動するときでも、自分の領域が荒らされるのをとても怖がっており、なるべく今のままでうまくやっていけるやり方を身に着けようとしてきました。あなたの心がそうやって次第次第に自分のやり方になじんでしまい、いつの間にか、ほかの人とは中々組み合わせにくいエネルギーになってしまいました。今の段階であなたの克服できるやり方としては、まず一度、根本的なところから恐れをずらしていき、この恐れのエネルギーそのものを再調整するやり方がいちばん良いものと思われます。
そのやり方としては、あなたが心に抱いている思いの一つひとつを本当に理解した上で、表現していく。人の前で自分が感じているものをどんどん表現していく。そしてほかの人がそれにどのような反応を示そうとも、自分はそれに流されないように、自分にとって不愉快な言動をとられたとしても、自分は不快感を感じないようにする。これを何度か繰り返すことにより、恐れの根本の波動が少しずつひび割れして、変化していきます。
そしてひびができると、あとはその間から自分への愛をたくさん入れていきます。今の自分をそのまま認め、自分自身をそのまま愛していくやり方で愛のエネルギーを入れていきます。奥深い恐れはその愛によって少しずつ消えていきます。
今まで自分を愛していても恐れが消えなかったのは、自分の恐れを手放そうとしたことが一度もなく、またそれをしっかりと見つめたこともありません。もうそれが当たり前であり、恐れていること自体がもう自分のすべてのように感じておりました。しかしそれは自分のすべてではなく、後で造られた波動であり、いくらでも修復が可能であるということ。それをまず理解することが必要です。そして自分の愛の力でそれを溶かしていく。それをゆっくりと続けることによって、不安や恐れが次第に消えていきます。自分を思いきって表現し、そして自分をしっかりと愛する。それによってあなたの恐れは少しずつ、消えていくでしょう。
あなた(Hiroakiさん)の心の波動は今、急速に変化しており、感情のエネルギーもいろんな状況を示しております。恐れに関しては、これまでに造り上げられてきた恐れも根本から変化しようとしている段階にあります。今、自分に対して感じている恐れは、いずれ姿・形をかなり変えたものに変わっていくでしょう。今はまだ変化の途中であるために、これまでに造り上げられた恐れが支配的な状況になっております。しかしそれも理解を深めることによって、恐れでなくなり、単なる経験であることが分かり、また自分がそのままで良いということに気がついてきます。その理解と共に恐れも消えていくでしょう。
あなた自身が今、いちばん感じている恐れは、これからの自分に対しての恐れであり、自分がどうなるのだろう、自分は何をするのだろう、何ができるのだろう、うまくできなかったらどうしよう、という恐れがだんだん増えてきております。そしてこれはある意味では、しばらく必要な経験として残っていきます。
自分が何者であり、どこに向かうのか。これは必要なエネルギーであり、それがあなたにいろんな興味を持たせ、いろんな学びをもたらし、そして成長をさせることになります。あなた自身がこれからいろんな学びをし、大きく成長するために必要な波動ともいえます。したがって自分は何者であり、どこから来てどこに向かうのか。これを恐れと思わず、単に自分の与えられたテーマであり、それを原動力として自分は成長していく。そういう程度の意識に変えて、これからの人生を設計するようにしてみてください。
あなた(Chiyakoさん)自身は波動が急速に高まってきており、ほかの人との波動の組み合わせが複雑な状況になってきております。多くの人との人間関係においても、もう興味や話題がかなり合わなくなってきているでしょう。自分の思いは自分を高めることにあり、光に近づくことを明確に意識しております。したがってほかの多くの人々とうまく合わせられないところ、話の合わないところ、価値観の合わないところが気になり出してきております。自分はそれに合わせた方がよいのかどうか。それとも自分の成長をさらに続けていくべきか。こういう迷いが生じております。
ほかの人に合わせると、一見、うまくいくように見えても、実際には自分の心を打つものがなく、そこでずっと留まっていようとも思わない。やはり自分は自分の成長を第一に考えたい。そうすると、ほかの多くの人との価値観がずれてきて、普通の人の生き方ができなくなってしまう。あなたの恐れはそこから造られてきております。
あなたが理解すべきことは、ただ一つ、ほかの人に合わせる必要はいっさいないということ。あなたは自分の信念に従い、自分は光のあることに何も問題を感ずる必要はありません。むしろあなたが光れば光るほど、ほかの人に十分な役割を演ずることができます。ほかの人の機嫌を取ったり、話を合わせても、ほかの人の役には立ちません。しかしあなたが光に近づけば、ほかの人の光になることができ、明かりを灯すことができるのです。自分が光に近づくことを否定することなく、恐れることもなく、ただ近づいていく、歩いていく。そういう強さを身に着けるようにしていってください。
あなた(Atsukoさん)がほかの人に感ずる恐れ。これはある意味ではあなたの心がそれを求めております。ほかの人と積極的に繋がりを造ろうとしております。でも、今のあなたの波動において、ほかの人の(テープ反転)... に不安や怒りを使って、ほかの人とつながるようになっております。したがってあなたに関しては、不安や恐れを否定的に思う必要はいっさいありません。そしてそこから少しずつ、ほかの人の心の中を見つめ、理解し、良いところ、楽しいところ、明るいところを見つけ出していく練習が必要です。
ほかの人の心の中に、楽しいところや面白いところを見つけ出していくと、その波動で人間関係を続けていくことができます。まだそういう波動で人との繋がりのエネルギーがそれほど造られていないために、どうしても不安や恐れでほかの人と繋がりやすくなってしまいます。今はそれを否定的に思わず、それでも人間関係である、それも一つの人間関係である。いろんな人間関係を造り、いろんな人々とつながるために必要なものとして、不安や恐れがある。そういう程度に考えることが必要となります。
したがって自分に対して否定したり、ほかの人に対して、否定する必要もなく、それもただの一つの現実として受け入れていく。そういうものだとして受け入れていく。そういうやり方によって、不安や恐れを解消していくように練習をしていってください。
あなた(Narumiさん)の生き方のエネルギーの中に、人間同士が争ったり、混乱したり、対立したりするのを間近で感ずるという波動があります。したがって自分自身が当事者でなくても、近くの人がそういう経験をしたり、そういう場面を目撃したり、間接的に携わるという波動があります。そのためにあなたはそこから抜け出そう、自分は当事者ではない、というように持っていく。自分は関係のない人間、という風に持っていかせようとする働きが行われております。
したがっていろんな現象が起こったときに、自分はそこには関係していない。自分は直接、そこには関与していない、という意識が造られてきております。周りで何かが起こると、それは自分の所為ではない。隣の人が何かを起こすと、それは私の所為ではない。そういう風に思う波動があります。必然的に、いろんな現象の一つひとつに対して、自分の責任であるのかどうか、自分は関係しているのかどうか。瞬間的にそれを感ずる波動があります。
これはあなた自身にある気づきを与えようとしております。あなたがそういった経験を繰り返すことにより、どこまでが自分の範囲で、どこまでが自分の責任で、どこまでは無関係なのか。それを考えていきます。そして本当に、関係ないという状況があり得るのかどうか。あるいはどこまで関係していると、自分が関与しているという風に言えるのだろうか。それを学ぶことによって、人間関係の現象を理解していきます。
直接の当事者だけでなく、周りに起こるいろんな現象、人々たちの役割、そういったものを一つひとつ考えていき、ある現象一つひとつが当事者だけではなく、より多くの人たちによって造られているということ。いろんな人たちの思いによって、現実があるということ。それを理解することが必要となります。何らかの現象が起こったときに、当事者だけの問題ではなく、周りにいる人すべてのエネルギーが影響し合っているということ。その中で、自分はどういうエネルギーを出し、そこにどういう影響を与えたのか。それを理解することが必要なのです。
あなたはそういう状況を理解することによって、自分に対しての不安や恐れを少しずつ消すことになります。自分の責任ではなく、皆で造り上げられた現実であり、一人ひとりがすべて関与しているということ。自分はそこで特別な問題を起こしたわけではなく、自分だけの責任ではないということ。それを学んでいくのです。それを理解することにより、今まで否定していたことや感じていたこと、それの裏の意味が分かってきて、自分は自分の生き方ができるようになっていきます。
そういう風に、大きな観点から現実を見つめ、自分を後ろから見ることによって自分のエネルギーが分かってきて、それに関与しているいろんなものも見えてきて、自分の恐れも消えていくでしょう。
一気に全部をなくしてしまうとか、一度にすべてのやり方を教わるという風には、学ばないようにしておいてください。今、必要なことを、今、自分の力で一つずつ克服していく。そういうやり方でエネルギーを解消する練習を進めていってください。
一人ひとりの波動が少しずつ高まってきており、今までとは違う種類の恐れを感じたり、経験する人もおります。その段階にあっては、もうほかの人と恐れに関しての話題が通用しなくなってくるでしょう。もう学ぶべきものは自分自身であり、自分の手で自分を理解していく。それしか方法がなくなっていきます。
ほかの人の情報ややり方を聞いても、ほとんど役には立たなくなっていきます。自分にとって必要な情報を自分の手で克ち取る。それによって自分を成長させていく。そういうやり方で学びを進めていってください。それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。