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1998/11/30■月曜交流会から

多くの存在が一つになって人間を導いている

@魂やガイドは一つになってアドバイスを与える

私たちは今、皆さん方のエネルギー的な状況を見ながら、アドバイスをしてみたいと思います。皆さん方がこういう場で学びをするときにどういう状況が起こっているのか、魂やガイドはどういう見方で皆さん方を見ているのか、少しそれについて説明をしてみましょう。

今、皆さん方はここの場で肉体をもって座っており、ほかに誰がいるのか、どういう存在が来ているのかがほとんど分からないまま話を聞いております。皆さん方はここの場で一緒に学びをし、同じ話を聞いていろいろと考えたり、判断をしたりしようと思っております。私たちの観点から見た場合には、一人ひとりの世界はまったく別であり、同じように接している共通の場がたまたま現実として理解されている状況にあります。一人ひとりの時間の流れは必ずしも共通ではなく、それぞれの認識の仕方が思いによって流れが微妙に違っております。

Kaさんの現実の流れの中にはあなた自身がこれまでに造り上げてきた特殊的な流れの状況があります。これは主に自分の流れを自分のペースで造り上げてきた流れであり、そのために自分一人でいるときには自分のペースで思いや思考が進んでいきます。これにほかの人が近づいてきたり、その時空に影響を与えようとする言動がとられると、あなたの時空の流れが急速に乱されてしまい、自分の現実がうまくコントロールできない状況になっています。したがって自分一人でいるときには楽で安定した状態が得られても、ほかの人と一緒にいるときにはそのペースが保たれず、自分のペースで持っていかせようとすると余計に衝突が大きくなって、中々ペースが保たれないという状況に変わっていきます。

これはあなた自身が自分なりに造り上げた流れで動いているためであり、あなた自身が自分で望んで造り上げたものでもあります。今、この場においても、あなたの自分のペースは持続されており、ほかの人とは違う流れで自分の場が進んでおります。したがって私たちの話す言葉や私たちの流そうとするエネルギーがあなたの時空においてそのまま反映されたり入り込むのではなく、あなたの時空に合わせて跳ね返ったり、姿を変えて入り込んだりしていきます。

あなたのガイドや魂がそれを調整しようとして、周りからいろんな活動を為し、エネルギー的な調整を行なったりしております。しかし基本的にあなたの現実はあなただけのものであり、あなたの意思を無視して勝手に変えることは許されておりません。したがってどのような状況になろうとも、あなたが望んでいること、あなたが願っていることがあればそれを損なうことはできず、あなたの望むように姿を変えていきます。自分は自分で自分のペースで進みたい、という思いがあれば、すべての現実はそれに合わせてあなただけのものに姿を変え、時空の流れを進めていきます。

こういう生き方をずっと続けていると、自分は自分の空間を造り上げ、ほかの人の空間とは波動が違うものに変化していきます。そしてそれがどんどん強くなると、もう自分でも自分の空間が真実だと思い、これこそが唯一の宇宙であるかのように思われてしまい、それですべての真実を造ろうとして学びを進めていきます。今の時点においてあなたの真理が自分のものになっており、それで一つの空間が明確に造られております。そしてこれはあなたの魂やガイドでさえもそこに手を下すことはできず、あなたの生き様をそのまま尊重することになります。

今、この場においてあなたのガイドや魂が新たなる修正をしようとして、いろんな試みをしております。あなた自身が自分だけの空間に気がつき、そろそろほかの人の空間との接点を増やそうと意識し始めております。それに合わせて、魂やガイドもいろんな流れの調整の必要性も感じており、あなたの現実の造り方をもう少しほかの人間との兼ね合いで進んでいくように、いろんな人間との兼ね合いで学びができるように調整をしようとしております。ただ、これを完成させるにはいろんな手順が必要であり、すぐに実現できるというわけではありません。今、そのために必要な準備をしており、少しずつあなたの現実に影響を与えていくでしょう。

こういうことは今まであまり例がなく、普通はその人の現実に完全に入り込んでしまい、気がつかないまま一生を終えてしまうことがほとんどです。途中でそれに気がつき、すべてを調整するという段階にまでくるにはかなりの時間を要することが多いものです。あなたの魂は今、それを為そうとしており、改めていろんな仕組みを造り変えようとしております。こういう機会が得られたのはあなたの魂のレベルで大きな変化が起こり、いろんな再調整が行なわれました。それによって三次元での人間もそれに合わせて波動を変えるように全体での意見がまとまり、そのために今、大幅な調整が進んでおります。自分の現実がこれからどのように変化していくのか、自分にとっての現実とは何であったのか。改めてそれに目を向けるようにしてみてください。


Kiさんの今のこの状況と魂やガイドとの関連は今までの流れからかなり変化してきて、本来の自分の能力に見合うように進んできております。あなたにとって学ぶべきテーマがいくつかありました。自分がどういう特徴を持ち、どういう働きを為し、どういう日常を過ごすと、一番自分が納得し、すっきりし、楽になるのか。それに気づかせようとして、魂や仲間はいろんな現実を造り出してきました。あなたの頭の意識では、まだ自分がそういうところに特徴があり、何を為すのが良いのかは理解できていません。でも魂やガイドはあなたに気がつくようにいろんな流れを造って確実にあなたを導いております。

今、この場において、あなたの周りでいろんなガイドが意識的な変化を行なわせるように調整を取っております。しかしそのほとんどはインスピレーションや雰囲気、思いという風に感じとられていくでしょう。何となくこういう感じがする、こういう雰囲気がする、それはほとんどガイドからの思いとなって伝わっております。自分のやってみたいこと、自分が工夫してみたいこと、それは確実にガイドから流されてきております。

あなたの現実はほかの人に比べると、自分の思いよりは、周りにうまく同化し、的確に能力を発揮しながら、少しずつ前に進んでいく、いろんな状況で自分を試しながら確実に前に進んでいく、その場その場で考え工夫し、試してみながらも少しずつ前に進んでいく、という波動で現実が進んでおります。したがって何かをすることにより一気に前に進むとか、偶然、あるきっかけで急速に事態が展開するという波動よりは、いろんな工夫をし、そして少し前に進む。いろんなことをやってみて、気づいて少し前に進む。この繰り返しで確実に進んでいく現実になっております。

したがって自分が一気に何かを為そうとか、すぐ結論を出すとか、一気に終えてしまおうという波動を持っていると、それが現実化に大きなしこりを造る場合があります。したがって結果を急ぐことなく、地道にかつ自分で何らかの工夫をしながら、前に進んでいく。それによって初めてスムーズな展開になっていきます。そしてそれにいかにして気づいてもらうか、理解してもらうかでガイドがいろんなインスピレーションを送り込んできました。自分なりにこれからはそういうことを前提にし、一つひとつを工夫することによって前に進んでいく。それを自分のものにできるように練習をしてみてください。


さて、こういう風に話をすると、魂とガイドだけで皆さん方を導いているように思うかもしれません。今、ここには皆さん方の言葉で言うと、アセンデッドマスターと呼ばれている存在が約6000ぐらい、天使や天界からの使者といわれる存在が3000ぐらい、およそ宇宙人と呼ばれている人間たちからの無線的なエネルギーやそれぞれの思考を調べる波動、いろんな調査のための機械、といったものを扱う人間たちが何十かの船団で関与し、それの中で皆さん方が学びを進めております。したがってここで話されている言葉は必ずしも一人のマスターとか一人の天使というメッセージではなく、これらのすべての存在の集合意識でやってきております。

ここでのメッセージでのほとんどが私たちとかいう集団的な言葉で話しているのもそういう理由であり、誰か一人のマスターとか一人の存在が皆さん方に話しているわけではありません。そういう集合的な内容をうまく一つに取りまとめ、皆さん方に日本語として話をする役割を持っているのがこの男といえます。したがって実際には常にいろんな存在たちからのメッセージを適当にうまくまとめ、日本語に変換して話していることになります。こういう状況の中で、どうしても皆さん方に伝えたい、理解してほしいという気持ちを持った存在が強く願い出てくると、その波動がここに流され、皆さん方に流されていきます。

したがって皆さん方の魂やガイドのレベルでどうしても伝えたい、理解してほしいということがあるときにそれが自然に口に出され、話される場合があります。でもその時に、いちいちどれが魂で、どれがマスターと説明することはほとんどありません。あくまでも全体が皆さん方に必要なメッセージであり、全体で一つの存在として話しかけるようにできているからです。したがってこれからはここで話を聞くときにも、常にそういう観点で聞いていただき、それを無理矢理どこからどこまでがガイドの話で、どこからどこまでが魂で、どこからどこまでがイエスで、どこからどこまでがサナトクマラなのか、という分類とか区分けは一切、しないようにしていただきたいと思います。

ここで何かが行なわれるときには、必ず先ほど述べたような存在が関与しており、その全体的な、集合的なものでメッセージが与えられます。ほとんどの存在は自らを特定化したり、個別化したり、自分だけの名前で現れることを好んではおりません。全体が一つであり、また皆さん方にも一つになってもらいたいという意識があるために、常に皆さん方の仲間であり、そして皆さん方も仲間であり、一つのものであるという意識で話をしようとしております。皆さん方と話をするときに、一番通じやすい波動としては、皆さん方も私たちのことを決して高いものとか、波動が違うものとか、特別なものとは思わずに、仲間であり、同じ役割を持った働きで地球に関与しているもの、という意識で接していただく方がとても好ましい状況に進んでいきます。ですからこれからの心がけにしても、常に仲間であり、一緒に行動しているということを理解するようにしておいてください。


A一人で生きていても愛は身につかない

多くの人がここで学びを重ね、成長し、自分に目覚め、進むべき方向性を明らかにしてきました。自分が何であり、自分の生き方はどうであり、何のために生きているのか。それに少しずつ目覚めてきました。今、行なうことが本当に三次元で自分の役割を演じているということ。肉体を持って行動することが意味のあることだということ。自分についてもっともっと知らないところがたくさんあり、それを理解するということもとても意味のあるものであるということ。いろんなことに気がついてきました。でも皆さん方はまだどうしても理解できないものがたくさん残っております。

自分は人を愛するのにあと何が必要なのか、本当に人を愛すると自分はどうなるのだろうか。自分の愛の現れはどういうものだろうか。その大切なところはまだまだ気づいていない状態にあります。自分の愛、これについては頭で考えても、普段の中で練習しようとしても、なかなか難しいところがあります。その時には分かったつもりでも、また別の状況になるとまったく同じ行動がとれず、愛が愛でなくなってしまう。常に同じ愛をいろんな人に同じように出すことがとても難しく、相手が優しいときにはこちらも優しくしてあげられるけれども、相手が反抗的な人には自分もつい反抗してしまう。そういう中で同じように人を愛するということはどういうことなのだろうか。

人を愛する。これについてはまだまだ理解されていないところがたくさんあります。今、まず理解していただきたいのは自分が生きるためにはほかの人と一緒に生きる必要があるということ。ほかの人と一緒に生きるためには、ほかの人を生かすというエネルギーがなければ、お互いに生きていけないということ。ほかの人を生かすためには何が必要なのか。自分一人で生きる方が楽だ。その方が簡単だと思う人。それは一人で生きているように見えても、実際にはほかの人の愛に気づくことなく、無視していることにしかなりません。ほかの人がいかに自分のためにいろんなことをしてくれているのか。いろんな動物や植物がいかに自分の人生のために協力してくれているのか。それに気づいていないだけです。

自分が毎日を過ごすのに、いかにほかのいろんな生命が援助してくれているのか。それに目覚めると、一人で生きているという思いは完全に消え失せてしまいます。そこからほかの人と一緒に生きる、ほかの人を生かすという思いが理解されてきます。ほかの人がそれによって豊かな人生を送り、いろんな目覚めを進めていくと、自分も満足していきます。他を生かすことの喜び、他が成長することの喜び、それに気づくのか気づかないのかで生き方はまったく変わってしまいます。自分の人生のためだけと思っていると中々気づきません。お互いに学び合い、お互いに成長し合う。そういう現実の仕組みを理解するようにしておいてください。


B今の自分に一番必要なものが現実化されている

私たちは光の存在としてお話をします。自分が三次元の肉体をもって生きるということ。確かに波動が荒く、思ったように行動できず、いくら思考を巡らしても現実化しない。そう思われているかもしれません。でも、三次元の皆さん方の現実は一人ひとりの心に合わせて一番最適な現実を造り出しております。一人ひとりが今、一番に見合った現実を体験しております。自分にとって一番必要なものが常に現れております。そしてこれからも皆さん方に一番必要な現実が現れてきます。

これからどうなるのか、いろいろ考えても何の意味もありません。その時に必要な現実が現れてくるだけです。皆さん方の予定や考えに従って現実化するのではありません。その時その時の心の状況に応じて、一番最適な現実が現れていきます。この現実の波動は成長をもたらし、意識的な目覚めを促進させ、人間関係の豊かさを学ばさせていきます。ほかの人の心の温かさ、人間関係の楽しさに気づくことが必要となります。しかしほとんどの人はそれに気づくことなく、人間関係が面倒臭い、人間は扱いが難しいといって、避けてしまいます。

ほかの人の楽しい部分、ほかの人と交わることの喜びとなる部分との繋がりがまだ弱いのです。これから現実を引き寄せるときに、人間関係での楽しいところ、面白いところをもっともっと引きつけるように意識を使っていく必要があります。そのためには人間は本当に素晴らしい存在であり、お互いに喜びを分かち合うことが前提であり、そしてそれは確実に現実に現れてくるということ。それを本当に信じていただく必要があります。

人間関係の楽しさ、面白さをこれから心の中にたくさん造り上げて、それによって現実が進んでいくように意識を完全にもっていってください。それによって現実が本当にそういう風に変化していきます。そして交わることの楽しさ、分かち合うことの喜びを感じていきます。自分の心の中にそういう喜びをたくさん造り出して、多くの人と楽しく接していけるように現実を造り上げていってください。それではここで少し休憩をとります。ありがとうございました。


C人間が動物に生まれ変わることはない

私たちは皆さん方の今の話を聞いて、少し説明をいたします。Kaさんの話の中で、子供が早く亡くなって猫に乗り移ったりすることがあるのかどうかという話がありました。基本的に、子供が若くして亡くなったときや未熟児などですぐに命が絶えたときには、普通、その魂は特別の管理下にあって新たな成長のための仕組みを造っていきます。人間としての三次元的な経験がそれほど得られなかったために、非常に学ぶべき条件が難しくなり、いわゆる霊の世界で入念な準備をしながら成長をしていく必要があります。

ただ、普通は母親からの思いがとても強い場合に、母親のエネルギーによってその成長が乱されてしまい、引きつけられていって三次元との繋がりを造る場合があります。いわゆる母親が常に子供のことを考えたり、写真やいろんなもの(位牌など)を部屋にいて拝んだりしている場合、子供との繋がりができてしまい、子供は本当にエネルギー的な繋がりが造られてしまう傾向があります。子供は子供で正常に学びを続けようと思っても、母親のエネルギーによって三次元に戻されてしまう場合があるのです。

この執着が強いときには、子供は本当に三次元の場に引き留められてしまい、そこから動けなくなってしまう場合があります。場合によっては水子のような感じでどこかの場所に留められてしまったり、位牌のようなところに住むことになったり、あるいは家の一部に常に縛りつけられるかのように存在している場合もあります。先ほどの話では、自分の猫が子供の生まれ変わりであるかのように感じているという話がありました。ほとんどの場合は、その人の単なる思い込みや勘違いから始まっており、子供自身が動物に生まれ変わることはまずあり得ません。

でも、そういう雰囲気がする。それは実際には単なる思い込みや執着、あるいは願望から起こってきております。ただ初めは単なる願望であったとしても、それを完全に信じ込み、常にそうであるかのように接していくと、本当にそこに子供の霊が引きつけられてしまい、そこに閉じ込められてしまう場合があります。いわゆる自爆霊のような感じで、猫の中に入れられてしまい、子供がそこから逃げ出せなくなってしまう場合があるのです。

子供は必ずしも自分が猫とか、あるいは母親の子供という意識ではなく、自爆霊のようにそこから身動きできない状況しか体験できません。自分の進化過程に入ることもできず、また母親と接することもできません。単にその場に縛りつけられてしまい、身動きできない状態にあります。したがって仮に自分がそういう波動を出しているときには、ただ単に子供を閉じ込めてしまい、子供の成長を阻んでいるという現象を造り出していきます。

こういう状況に陥ったときには、実際にはその子供の霊はかなり長い間、その場に縛りつけられてしまい、正常な進化が行なえなくなってしまいます。したがって母親からみた場合に、子どもが幼くして亡くなった場合や急に命を絶った場合でも、決して執着をもたずにその子が正常に霊の世界で進化できるように、ガイドや光の天使たちに頼んで、あとはうまく成長していけるように望んでいることが大切になります。決して三次元に引き戻そうとか、一緒に三次元でいようとかいう考えはもたないようにすることが基本となります。

そしてあなたの場合には、そこまで悪い状態にはなっておりません。ただ時々、子供が猫のエネルギーで苦しめられてしまう場合があります。したがって猫と子供を一緒に考えるのはなるべくやめるようにし、子供は子供の進化のために正常な流れをしていくように思うことが必要となります。また猫にしても、必ずしも子供のエネルギーを呼んだからといってそれで楽しくなったり、エネルギーが浄化されるわけではありません。猫は猫の世界があり、猫で学ぶべきところがあります。今のあなたと猫の間におけるエネルギー的なつながりは、単純にあなたの前世的なエネルギーが猫とつながっており、相性がよいというだけで行なわれております。

それはあなたが猫というわけではなく、前世においても猫(族)との縁が深かったということ、猫との波動がつながりやすかったということ、というところから引き起こされております。単純に猫に興味があり、猫が好きだからという理由だけで、自分の前世が猫であるとか、動物であるとかいう発想はしないようにしておいてください。


D猫は一匹一匹自分の世界を持つ

私たちは人間から猫と呼ばれている集合意識から話しかけております。人間からみると、ただ可愛く、楽しく、のんきに寝てばかりいるように見られております。でも、私たちにもやるべきことがたくさんあります。猫にはいろんな種類があり、いろんな特徴をそれぞれ持っております。一般に日本で飼われている猫は日本人の心に合うようにやってきた仲間です。それぞれの国によって(猫の)種類が違い、人間とのつながり方も違います。猫を好む人は一般に内気な人が多く、家の中で一緒に友達のような感覚で楽しもうとする傾向があります。でも、猫の立場から見ると、人間の心を少しでも柔らかくし、もっとのんびりと気長に考えるようにさせようとする波動を与えていきます。

でも多くの人は生きることにいろいろと疲れており、人間として頑張らなきゃならないとか、しっかりやらなければならないという波動をたくさん持っていて、猫の波動とかなりずれている人がたくさんおります。猫は猫でテーマがあり、人間から学ぶべきものもあります。人間は自分の世界を造ることができず、ほかの人のいろんな影響を受けて自分の世界を常に変えていったり、変化させていきます。猫はそれぞれ自分の世界が明確にあり、必ずしも全体で一つの行動をとるとか、集団的な行動はできない状況になっております。猫はそういう意味で、ほかの動物とは少し違っております。

でも人間とはまた違い、一匹一匹が別だとしても、自分の思考や意思で自分の世界を創るわけではありません。猫の世界における一種の個別化のエネルギーがあり、それによって自分のエネルギーが造られていきます。人間は自分の思考や意思によって自分の世界を創り、そこで体験を重ねていきます。したがって猫から見た場合に、人間が造り上げる思考や感情というものによって自分の世界を造り上げていく。それを非常に面白く見ていて、自分たちの世界に反映させようとします。したがって愛情やいろんな思いを持って猫に近づいてくる人間を見ると、そのエネルギーにとても興味を持ち、猫もそういうエネルギーを造り上げようとしていろいろ試したりする場合があります。それが楽しい場合と楽しくない場合があります。

人間からみて一匹の猫をとても可愛がり、自分のもののように思って接していく場合、猫から見るととても不快に感じたり、やりにくい場合もあります。一匹一匹が造り上げたエネルギーを壊そうとするときに、不快感を感じます。猫は猫で自分の世界があり、それを前提にして愛を持って接してくる人間には猫もとても良い感じを受けます。一匹一匹の猫の波動をぶち壊して自分の愛情で一緒にしてしまおうという人間がいると、猫はとても不快感を感じていきます。そうやって人間の感情や意思、思いを猫も学んでいきます。したがってそういう感情や意思を使わないで、猫に接してくる人間がいた場合には、猫は特に興味を持たず、そのままただ自分の世界を続けていきます。猫は猫なりに、そうやって世界を創るということや、人間の感情について学びをしながら、新たなる猫の進化過程に向けて学びを続けております。

これまでいろんな種類の猫が地球のあちこちで人間と接し、共に喜びを分かち合ったり、犠牲になったりして進化をしてきました。でも、その中で猫はいろんな成長をすることができました。人間が本当に愛をもって猫に接してきたときには、その猫は本当に良い輝きを発し、人間と一緒の喜びを感じてきました。でも猫をぞんざいに扱ったり、乱暴に扱うものはやはり猫から見ても苦痛であり、耐えられない思いを持つこともありました。今の日本においては必ずしも人間と接する機会が多くなくなってきて、猫との接し方が疎かになってきました。一部の本当に猫を好きな人と接しながら、大部分の人は出会うこともできないという状況になっております。

これは人間がだんだん孤独な感じで人間だけの世界に閉じこもってしまう現れでもあります。猫の観点から見ても、もっともっと人間と仲良く、お互いを理解し合いながら成長していける進化をしたいと考えております。今は住むところや家の構造の観点から猫が快適に人間と暮らせるという場が減ってきております。ほかの国の方がもう少し、住みやすく、自由に過ごしている種類があります。でも決して日本をおかしいとか不便とかは感じておりません。一部の猫好きな人はたくさんの猫を同時に飼って、とても面白い波動を造り上げております。でも猫は基本的には一匹一匹、別であり、別の行動をとっているというのにも理解をしておいてください。


私たちは猫の管理をしているマスターです。今、皆さん方に話されたように、猫の世界における(進化の)流れがあり、それは人間(の進化)とはまったく別の流れです。猫の進化過程から急に人間の進化過程に入ったり、人間から急に猫に生まれ変わるということはあり得ません。なぜならば、猫は猫であるために、猫のエネルギーで猫の進化過程に従うように造られ、その流れのもとで三次元世界に物質化したものを猫と称しているに過ぎないからです。皆さん方も本体は光であり、光の世界で人間の進化過程を選んでおります。そしてその進化過程にしたがって三次元世界に現象化された肉体を人間と称しておりました。したがってどうして猫という体に物質化することができるでしょうか。猫は猫であり、人間は人間です。この進化過程が別である以上、お互いに生まれ変わることはできません。

皆さん方は人間の進化過程の管理者が面倒を見ております。私たちは猫の進化過程を入念に調べ、そしていろんな援助をしております。私たちが皆さん方にアドバイスできることも猫に関してのことだけであり、皆さん方自身の成長に関してはそれを担当しているマスターがやります。私たちはそれを無視して勝手に皆さん方を指導したり、指図することはできません。皆さん方は人間としての進化過程で立派な人間として成長していく。猫は猫で猫のテーマに従って成長していく。常にそういう意識でお互いに、共に生き、学び会えるように進めていってください。


皆さん方の波動を少し調節して、終わりにいたします。

それでは終わりにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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