先ほどの話で、(瞑想中にマスターに)聞いても何も答えてくれないというのがありました。まず、私たちは皆さん方からの質問に対し、その答えを与えるときには非常にならざるを得ません。言葉の皆さん方に対する影響力がとても強く、本のわずかな一言でもその人の判断に大きな影響を与えてしまいます。実際にはそんな単純な一言で説明できることはほとんどなく、いろんな背景や複雑な状況が絡んでおり、的確にそれを理解していただかなくては誤解されやすいという場合があります。
一般に私たちは誤解されそうな状況の時には何も話さないというのが原則になっております。したがってもし皆さん方が何かを知りたい、にもかかわらずちゃんと話してくれない、というときには単純に良いか悪いか、イエスかノーかを聞くのではなく、もっとそれに関与するいろんな背景を自分で分析し、単純な答えではないということ、いろんな状況があってそういう現実が訪れてきたということ、そこまで理解を深めていく必要があります。
そういったところまで認識が深まり、いろんな状況を受け入れることが可能になって、本当のマスターたちの気持ちも理解できるようになってくると、それに相応しい回答が得られるでしょう。したがって安易に答えをただ聞こうとしたり、すぐに答えを得ようという考えを持っているときには中々回答が得られません。そういう考え方を根本から見直し、そこに至るまでのいろんな背景、いろんな周りの状況、といったものも考えて自分の気持ちとの繋がりを見つけていっていただきたいと思います。
Iさんの場合で、子供が出てきて、自分の記憶に残っているという現象がありました。ここで現れてきた子供はある意味ではあなた自身のイナーチャイルドでもあります。癒されたいない自分が心にあるにもかかわらず、あなた自身がこれまで目を向けたこともなければ、真剣に癒そうという気持ちを持ったこともありません。自分自身の心を癒さないまま、ただ自分を高い波動に持っていかせようとしても、あなた自身の心には癒すべきエネルギーがたくさん残っております。しかもそのほとんどは自分でも気づいておらず、見ようともしておりません。
まず今、一番必要なのは、真剣に自分の心を見つめるということ。自分の心を本当に癒していくということ。これをやらなくては高い波動を受け入れることはできません。自分の心の中にあるエネルギーが新しい波動をストップさせてしまい、新しい波動が自分には身についていかないのです。自分の心を自分でしっかりと見つめて、癒しを行ない、自分で成長していく。それを本当に自分でできるようにしていってください。
したがってほかの人の本当の気持ちを理解しようと思うのなら、自分自身の本当の気持ちを常に表現していく必要があります。自分を正しく表現しないで、ほかの人の心を見て、ほかの人が正しく表現していないと責めたところで、それは何の意味もありません。まずは自分が素直な自分を語り、素直な自分を表現し、それをそのまま行動に移していく。そういう生き方を造り上げることが必要となります。
今日、流されたエネルギーの中に、それぞれの抱えているエネルギーを浄化させるエネルギーが入っておりました。したがってこれからは少しでも自分をしっかりと表現させ、いちいち繕ったり、相手の顔色をうかがいながら言葉を変えるということもなくなっていくでしょう。ただそれですべてが良くなるというわけではなく、やはり生き方が根本から変わらなければ、またエネルギーを造り上げていきます。したがってこれからは生き方そのものを素直な心で、素直な人と接していく。それによってほかの人の素直な面とつながっていく。そういう練習によって自分を素直に表現させる生き方を身に着けていってください。
今日のようなワークは一日ですべてを行なうというにはとても難しいエネルギーです。人によっては毎日、ほぼ一週間続けてやっと少し楽になったり、あるいは週に一回、三カ月ぐらい続けてやっと楽になったり、する場合があります。したがって今日一日で完璧になったとは思わないようにしておいてください。でも、何もやらなければまったく前に進みません。今日やった分だけの成果は必ず現れてくるでしょう。それによって自分なりにチャクラを癒す大切さを感じたならば、自分一人でもいろいろ工夫しながら、練習をしていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。