ただ、そういう環境にあったとしても、私たち自身は誘導に従って的確に作業を進めております。したがって本人が気にならなければ、瞑想は順調に進んでいきます。瞑想を妨害するために騒音があるのではなく、それとはまったく別の状況として現象が進んでいきます。したがって周りの環境がどういう状況であっても、自分のペースで瞑想を続けることができる。まずはそういうやり方を確立していただけるのが大切だと思います。
静かでなければできないとか、場所がこうだとできないとか、自分に見合ったペースでないとできない、という条件づけが多い人は一般にこういう混乱が起こりやすくなってきます。どのような環境においても自分のペースで瞑想ができる。そういう風になってくると、意外と環境の方が楽に、穏やかに設定される場合があります。したがって皆さん方の方では、あまり環境にこだわらずに、とにかく自分はいつでもどこでも楽に瞑想ができるという心を身に着けるようにしていってください。
さて、今日は三番目のチャクラのエネルギーを感じていただきました。非難したり非難されたり、自分の価値を否定したり、人間関係において造り上げられる優越感やプライド、こういったものに関するエネルギーがここに入っております。ただ一人ひとりが感じたエネルギーは必ずしもそういう否定的なエネルギーばかりではなく、人間関係において本当に相手を認めるエネルギー、相手を尊重するエネルギー。親を親として敬い、子供は子供としてしっかりと育てていく。上司の者を尊敬しながら、部下をしっかり指導していく。そういうエネルギーもここにかなり入っております。
今日、Uさんが感じたエネルギーは主にこういう人間関係において、相手との接し方で身に着けてきた自分なりの生き方、やり方のようなものが現れていました。単に感情的に相手を楽しくさせたり、笑わせるのではなく、自分なりの本当の気持ちで相手を敬ったり、認めてあげたり、尊重してあげる、というエネルギーの場となっておりました。あなた自身の三番目のチャクラそのものは自分なりに造られたいろんなエネルギーによってかなり自分を認めてきたり、それなりに輝かせるようなエネルギーを造り上げてきました。ただどこかでまだ自分をちゃんと認めてくれない寂しさや、満足のいかないという感覚的なもの、やはり自分のことをちゃんと認めてほしいという気持ち、といったものも同時に存在しております。しかしとりわけそこに意識を向けて、癒さなければならないとか、それが大きな問題ということはありません。むしろほかの人を常に認めてあげ、尊重してあげるという気持ちがかなり造られているために、どの人間に対しても同じように接することができます。
お母さんの顔が何度か出てきたという話がありました。あなた自身の心の中に家庭におけるエネルギーの現れが普通の人とは違う感覚で入ってきております。親を完全な親として認めることができないことがあったり、自分は完全にその親の子であるという意識が完全でなかったりしているところがあります。そのためにほかの人が造り上げている親子の感覚とは少し違う感覚を身に着けております。でもそれが必ずしも悪いとか、良くないという意味ではありません。あなたと母親との間におけるエネルギー的なつながりは本来、そういう風に創られております。
単なる愛情によってお互いがつながるのではなく、ある意味では一人の人間として、ただ人間として認めていく、という感覚で造られてきております。今、この時期に母親の顔が何度も見えたのは、あなた自身が意識的にこれからどんどん成長していき、自分は自分で自分の道を進んでいく方向に向かっていくでしょう。自分の道を歩き出し、自分を自分で導いていくようにする。母親との関係が少しずつ変わってきて、逆に人間として母親を見ることがより強くできるようになってくる。親子という感覚よりはお互いが人間として付き合える方向に進んでいく。そういう感覚的なもので自分の家族を考えたときに、あなたのこれからのエネルギー的なものが新たなものに変化していきます。自分なりに家族や友人との関係をどう造り上げていくのか、いろいろ楽しみながら、これからの人生を造り上げていってください。
Sさんの場合で、自分が見えたり体験したものを次々と否定して先に進まなかったという話がありました。否定するという波動の影響は確かに大きいものがあります。しかし今のあなたに一番、重要なのはあなた自身の思考の使い方がかなり特徴的になっており、自分の思考でいろんなものを解決しようとしております。自分は必ずしも思考とは思っていないレベルでも思考で造られたエネルギーが強く関与しており、どんな些細なことでも自分の思考が必ずそこに働きかけをしております。そして結果的にどのような些細なものでも論理的にそれを解明しようとしたり、納得しようとして思考が動いていきます。
単純にそれをあるがまま認めたり、そのままにしておくということが中々できず、自分の頭で理解してから自分のものにする。理解できないうちは否定してしまう。そういう極端な行動に移りやすい状況にあります。自分の思考で進めていくというやり方、それを自分なりに整理し直し、自分のハートで感ずるもの、自分の本心が望んでいるものを少しでも見抜くことができるように練習を進めていってください。