競技場のようなところでいろんなものが見えたり、走っているのが感じられたりしたというのがありました。多くの人が走る。あなたから見れば一人ひとりの人生が走っているように感じられているのでしょう。本当はもっとゆっくり自分のペースで楽しんで歩いていけばよいものを、ほかの人が皆、早く、自分が勝つために一生懸命、走っていく。そういう風に見えているようです。
一人ひとりの人生、本人は実際にはもっと楽しんだり、ゆっくり歩いていても、あなたからは走っているように感じられてしまうのです。自分自身がもっと早くゴールを手にしたい、早くやってしまいたいという思いからそれが感じられてきます。もっと自分のペースでゆっくり、ほかの人は気にせずに自分のペースで歩んでいく。それを身に着けていくのが良いものと思われます。
さて、今日は女神のエネルギーを一人ひとりに流し、調整をとり、波動を変えておりました。女神は単に女性という意味ではなく、生命を育み、見守り、正しき方向に導いていく。そういうシンボルがあります。ほかの人がいろんなことをやったり、悩んだり、混乱しているときでも優しく包み込み、自分を見失わずに、的確に歩いていけるようにエネルギーを与えていく。そういうエネルギーです。
今日はその中でも、多くの人を包み込み、自分は自分のペースで歩きながら、一人ひとりが自分のペースで歩いていく。そういうエネルギーを流しておりました。自分の心の中にほかの人が見えたり、感じられたりしても、その人を成長させるために一番適切なエネルギーを自分が与えていく。そういう思いが沸き起こってきます。自分の心の中の女神の部分のエネルギーをしっかり感じると同時に、日常生活で活かすようにしていってください。
現実の現象を理解するという意味は自分がいろいろ判断したり、想像することではなく、自分を含めてすべての人間がどう流れていっているのか、何処へ向かうのか、全体的にどの方向に動いていっているのか。客観的に見つめることを現実を理解するといいます。自分はあくまでもそのうちの一つの役割であり、ほかの人も一つの役割を演じております。現実自身がどんどん展開していく。現実の流れを前提にして考え、自分はその中の一つの役割を演じている。そういう見方が必要となります。自分の目から見てほかの人や現実を見た場合には、必ずしも好ましい分析はできません。その時には理解したように見えても、実際には正しい理解が為されておらず、自分の理解は適切なものではないと感ずることが必要です。常に客観的に自分を眺めていく。現実の流れという点で全体を見ていく。それによってその意味を理解するようにしていってください。
本当はどの人間でもこのエネルギーを持っており、人間を見ると楽しくなってくる、生命を見るとワクワクしてくる、こういう思いが必ず入っているのです。先に恐れや不安、恐怖が起こる人がおります。何されるか分からない、自分の存在が否定される、という思いで先に不安を感じる人がおります。でも本当は私たち自身の働きの方が強いために、分かち合う喜びを発揮する方がその人に大きな影響を与えていきます。不安を感じるよりも、先に喜びや楽しさを感じていく。こういうやり方で自分の心をもっともっと豊かに、明るいものにしていく。これが必要になってきます。私たちのエネルギーを少しでも感じていただきたいと思います。
本当は人間は皆、寂しがりやで、皆友達を欲しがっております。自分のことを理解してほしいと、皆仲間を探しております。でも自分のことしか考えていないために、目の前の人も同じように寂しいとは思う人がいません。でも実際には隣の人や目の前の人、皆、寂しがりやで、仲間になることを求めております。自分が何かしてもらいたいと思うのではなく、一緒に楽しくやろうという気持ち、お互いに頑張ろうという気持ち、これが造られておりません。
今、自分の心の中に、どんな人でも仲良く楽しくやれる、この思いをしっかり造り上げてください。どんな人でも気楽に話し合える仲、せめて挨拶だけでもちゃんとできる仲、そういう関係を造り上げて、それぞれの人間に対する恐れをなくしていき、楽しく面白い人生を造り上げるようにしていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。