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1998/10/28■水曜瞑想会から

日本人が内面から変わるために

@自分は何をしたいのか

私たちは今日の瞑想を準備していた仲間たちです。先ほどのいろんな話から少し説明をしてみたいと思います。今、日本という国がいろんな面で大切な時期になっております。皆さん方の行動の一つひとつが日本の流れを造っていきます。新たなる時代に向けて日本が果たすべき役割はとても大きいものがあります。これまでの価値観や概念に縛られず、新しい生き方を行なうのには日本という国が一番適している状態になっております。

これまでの価値観が次々と崩れてきて、新しい生き方が必要となっている。これはほかの国々では中々現象化されておりません。ほかの国々ではまだ今までの価値観が支配的であり、急速に国が変わるというのはそんなに多くありません。今、日本という国は内面から急に変わろうとしております。

ただ、そこにおける流れは極めて難しく、いろんな調整をとりながら、お互いにうまくやるように周到に準備を重ねてうまくもっていかないと、全体が急に壊れてしまう可能性もあります。そのために細かいレベルで少しずつ少しずつ調整をとりながら、新しい価値観に変えていく。一人ひとり自らが変わっていくように、うまく変化させていく。そういう仕組みがうまく出来上がっております。

これから日本が少しずつ内面から変わっていき、そして生活態度や行動の仕方がさらに変わっていくでしょう。多くの人たちが混乱し、何をどうして良いのか、分からなくなってくるでしょう。でも、皆さん方は決してそれに拍車をかけたり、混乱を煽るようなことはしないようにしておいてください。

流れにうまく身を任せ、自分も変わっていくように意識を持っていくと、そんなに混乱を経験しないで、自分も周りも変わることができるでしょう。無理に抵抗すると、混乱が大きくなってきます。変化を自然なものとして受け入れ、自分から変わっていくようにしておくと、そんなに混乱は起こりません。

自分自身の持っている価値観の中で、もう必要のないもの。今まで日本を造り上げてきた大切なエネルギー、皆が同じことをし、同じものを着て、同じ行動をしてきた。でももうそういうエネルギーは必要ではありません。自分は何をするのか。自分は何をしたいのか。これが今、一番大切なエネルギーです。自分ができること、自分がやりたいこと、そこにただ意識を向け、自分が自分のために自分の人生を送る。そのために自分は何を為し得るか。常にそこに意識を向けていただきたいと思います。


今までは日本人は周りを気にし、周りから変に思われるのを避け、ただ同じことをすることをすることによって自分はまともな日本人であるという評価をしてきました。しかしこれからは人間であるためには、ほかの人と同じである必要はない。自分は自分の生き方をしてこそ自分は人間であり、自分の自主性や創造性を発揮させる。それを行動に移していく時期に入っていきます。自分を大切にするためにも、自分だけの能力、自分の身に着けてきたもの、それをうまく活用しながら、新しい時代まで進んでいかれるのを望んでおります。


Aいろんな工夫を

さて、先ほどの瞑想で、今日はただ瞑想の状態を感じたり、そのまま受け入れるという学びをしておりました。必ずしも見ることや聞くことに意識を向けず、ただ感じとる、ただリラックスしている。これでもかなり瞑想の効果が得られます。一見、何も動いていないように見えても、実際には意識は確実につながっており、皆さん方の新しい波動の部分が目覚めつつあります。

今の意識では理解できないかもしれませんが、自分の分からないところでは確実に自分が成長しているということを自信を持って受け入れておいてください。今まで以上に新しい試みをどんどんやってみて、いろんな角度から自分を成長させてみるように工夫しながら、これからも続けていってください。

私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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