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1998/10/19■月例セミナーBから

肉体からのメッセージB

@頭がかゆい、頭が重い、首が痛むなど

−最近、頭がかゆい、髪の毛が抜けるなど

Tさんの頭についての説明をします。まず、痒(かゆ)みがあるという話がありました。一般に痒みというのは自分の表面的な部分に対し、外部からのエネルギー的な侵入を防ごうとして何らかの反応が起こっているときに感じやすい肉体の感覚です。普通は手や体の表面などの異物に対して痒みが感じられますが、髪の毛の生えている根毛のところから異物が入ろうとするとき、頭に痒みが感じられるのでしょう。

これは一般に自分に対してのメッセージとして頭に少し気をつけるように。これは少し考えすぎたり、いろいろ智慧を働かせようとしていたり、いろんなことを工夫していて、思考でいっぱいになったりしているときに、起こりやすい状況といえます。自分が何かにとらわれているとき、ずっと考え事をしていて何かに気を取られているとき、そういうときにそういう異物の反応によって頭に対しての刺激を起こさせる意味があります。

また、髪の毛が抜けやすくなってくる。これはその人自身の頭の部分。頭は自分の一番上、宇宙や天に一番近いところ。宇宙との繋がり。そういうシンボルであり、髪の毛は頭の上から流れ出るエネルギー的なシンボルを示しております。一般にその人の頭から強いエネルギーが出ているときには頭から髪の毛がたくさん流れてきます。

しかし一般に年季を重ね、もうエネルギーの使い方が自分のペースでできて一段落してくると、髪の毛の伸び方がだいぶ収まってきます。したがって髪の毛の成長はその人の頭から出ているエネルギーの流れ、放出量、エネルギーが発散する量、そういうものと密接な関係があります。

あなたの場合に抜けやすくなってきたというのは、頭からのエネルギーの発散量が少しずつ抑えられてきたということ。これは良いとか悪いとかいう意味ではありません。エネルギーをたくさん発散していればよいとか、あるいはまったく発散しない方がよいとかいうことはできません。エネルギーをたくさん発散していても、不快感を伴うエネルギーや他人をコントロールするエネルギーの場合には、とてもつらい現実を造り出していきます。エネルギーをほとんど発散していない場合でも、他人をコントロールしたりするエネルギーがほとんど出ていなければ、それはそれで問題ありません。

したがって量ではなく、むしろ質の方に切り替わる時期。エネルギーの強さで若いときを過ごしてきたのが、その質的な変化、むしろエネルギーよりも光の方に変わっていく、というシンボルと思っておいてください。髪の毛が抜けるのを防ぎたいのであれば、エネルギー的な放出量を強くする意識を持つことが必要となるでしょう。しかしその場合に、コントロールしたり否定的なエネルギーを出すと、かえって逆効果になってしまいます。自分なりにその調和とバランスを考えながら、やってみるようにしていってください。


−顔がかゆい

Hさんの顔の赤みと腫れという質問がありました。あなた自身の顔のエネルギーがある意味では少し不自然な状況になっており、自分の肉体のバランスが少し不自然になっております。顔の表情のエネルギーがうまく機能していないところがあり、自分の心をそのまま素直に顔に表現するのが連動しておらず、自分の心の楽しさや面白さ、満足感が顔にそのまま現れにくい作用になっております。これは心と顔の表情の間のエネルギーが少し別のコントロールに影響されており、そのまま心の状態が表現できないことになっております。

これのうまくいかない理由としては自分をわざと押さえていたり、心をわざと分からないようにした経験があり、それによって自分の心をそのまま表情に出さないようにエネルギー的にも造られてしまいました。そのために心が本当に持っている表情と顔の表情との間にスムーズな流れができなくなり、この繋がりのところのエネルギーのバランスが崩れてきた状態にあります。

それが最近、少しかゆくなったり、不快感が出てくるというのは、ある意味では顔そのものをもう今までの表情ではなく、心の表情そのままに戻すようにというメッセージでもあり、自分を造り上げてきた本当の心ではなく見せないようにしてきて造り上げた表情の部分、ほかの人の外見に合わせて造り上げた自分の表情、そういったものが少しずつ役割を終えつつあるのです。

今、あなたの顔の表情がそれによって少しずつ本来に戻ろうとし、エネルギー的な繋がりも心と密接につながろうとしてきております。自分の心をそのまま素直に表情として現していく。自分の感じたもの、今感じている感情、それをそのまま表情に表していく。そろそろそういう本来に戻るように顔が訴えているメッセージと思っておいてください。


−睡眠の時間が不規則になっている

Tさんの睡眠についてお話をいたします。睡眠の時間が日によってかなり変則的になり、一定の流れではないという話がありました。一般に、肉体は魂から離れたとき、肉体だけで行動しており、その間に肉体から離れた自分は魂と共に活動していきます。普通の人間は夜、寝ている間に肉体から離れ、魂と共に予定を造ったり、一日の学びを復習したりしてまた次の日の予定を造っていきます。

しかしその間に肉体は自分の肉体を維持するために自分で呼吸しながら、肉体の維持のためのエネルギー的な回復を行なっていきます。肉体はかなり自分でエネルギーを完全に完全に回復させようとして、自分の意思で必要なエネルギーを吸収し、疲れが残らないようにそれぞれの働きが完全になるように内臓を調節したりして少しずつ元に戻していきます。

この時間が一定の時間で長くとれない場合には、肉体は自分で自分のペースで回復する方法を見つけ出していきます。魂からのエネルギーが流れてきて肉体の中に入り一緒に行動しているときには、人間の意識によって肉体が動かされ、肉体は自分の最低限必要な維持の方に専念することになります。

またあなたの場合には、この共同作業のところで少し不連続が今、起こっており、そのためにお互いの関係が少し不安定な状態になっております。これは一つにはあなた自身の内面の変化、魂と肉体と自分という役割において今、いろんな変更が起こりつつあり、自分のやるべきことや魂との間の約束、また肉体に対する要求、いろんなところで不安や考えてもいなかったこと、そういったことによって少し不安定な心ができつつあります。

これの大きな理由は今、地球自身が急速に波動を変えており、肉体もそれに合わせて自分の肉体を急速に変えようとしており、また魂もそれに合わせて大急ぎで役割や地球上でのエネルギーを変えようとしております。ところが肝心のあなた自身は現実の問題がどうしても中心であり、現実の問題を抜きにして波動を変えたり、魂に合わせることができにくい状態になっており、魂の思いとあなた自身の思いと肉体の思いが少しバランスのとりにくい状態になっております。

もし、あなた自身が現実に対してすべてをそのまま受け止め、魂や肉体の思いを自然に受け取り、これで良い、日常の現実やこれからのこともこれで良い、と本当に割り切って、そのまま認めて、素直に経験していくことができるようになれば、また魂と自分と肉体の間の流れがスムーズになり、つながりもスムーズになり、そして生活リズムもまた自分のものに戻ってくることになるでしょう。今はそういう意味でこのお互いのつながりに少しバランスが崩れており、不釣り合いの状態になっているということ。

これもこれからさらに地球自身が波動を急速に変えていくにつれ、魂や肉体もまたそれに合わせて急速に変えていこうとする働きが強くなってきます。あとはあなた自身がそれに合わせるようにしていけるかどうか。やはり自分のペースで、自分の現実を大切にしていこうとするか、そういったところでこれらのバランス関係がいろいろ変わってきます。

もしこれからの日常生活で、肉体との間で何かアンバランスを感じたときにはそういう魂の思いと自分と肉体の思いの間に何か不釣り合いがある状況が起こったと理解するようにしてみてください。


−足がつりやすい

Hさんの足がつりやすいという件について説明をします。足は自分と地球をつなげる大切な柱であり、自分が地球の上で活動し、地球に根を下ろし、地球にエネルギーを入れていくというシンボルでもあります。自分はこの地球に魂からのエネルギーを流していく。そのための大事な作用をこの足で行なっております。足がつりやすいという現象は、自分の足に対して、この働きを十分に理解していなかったり、初めから何も考えてもいないときに起こりやすい現象といえます。

足の方があなたにメッセージを与え、もっと足に意識を向けてほしい、もっと足の存在感を分かってほしい、そういうときにするという現象で知らせる場合があります。足が訴えているメッセージは、普通はこの地球で生きていることの喜びや楽しさをさらに地球にも流していき、本当に今、地球で生きているという実感を感じるということ。今、この地球で生きていて楽しいという思いを感じるということ。これは足が一番、訴えたいメッセージでもあります。

一般に足は歩くことのシンボルのように理解されておりますが、実際には足は地球に根づくというシンボルであり、地球にエネルギーを流すというシンボルです。今の人間は歩くことが普通のために足は歩くシンボルになっておりますが、いずれ時代が変わり、人間はテレポートをしたり、それを飛ぶようになると、足は歩くシンボルではなくなってきます。あくまでも自分と地球の間のエネルギー的な流れの部位、流すもの、流す道具として足があることに気がついてきます。

足はそういう意味で喜びや楽しい波動を地球に流す役割であり、また自分が地球に根づくための働きの場所でもあります。今、地球で生きている喜びを感じていく。それを伝えていく、という風にして足の本当の働きを理解していくと、足はそんなに強くメッセージを与えることはなくなってくるでしょう。


−首、背骨の曲がりについて

Hさんの首、背骨についての話がありました。首のところが少し曲がっている感じというのは自分の頭と体をつなぐ場所が少し曲がっている。頭はその人の思考や感情を感じる場所であり、三次元的なエネルギーを整理する場所でもあります。体は魂や肉体の中心となる場所であり、首はその繋がりを意味します。ここに少し曲がっている感じがするというのは、魂の思いと自分の頭で考えたことのつながりに少し不自然なところがあり、まだ完全に一つになっていないという意味があります。

ここを正しくするためには自分はもっとハートからの思いや魂の思いを感ずる練習をやってみて、直感やインスピレーションをうまく感じとれるようにする。また頭で考えるときも頭だけで考えたりするのではなく、魂や全体的なことを常に思って、全体をうまくもっていくようにする考え方を身に着ける。こういう練習をすることによって頭とハートがつながってきて、自分の首もしっかり居座ることになるでしょう。

しかし多くの人間が必ずしもハートと頭が一つになっておらず、それにもかかわらず、首は正常という人もいます。そういう人と比較した場合には、かなり個人的な環境の違いや両親、家族との関係によってエネルギー的に不釣り合いが生じ、それが表面化するケースがあります。両親からいろいろ言われたり、注意されてりしても、自分はあまりそれに耳を傾けなかったり、会社においていろいろと言われても自分は言うことを聞かなかったり、あるいは下の者に対して一方的に見下ろしたりしているときに、ここの繋がりが悪くなる場合があります。

いわゆる目上の人、目下の人、という流れにおいて、必ずしも正常な働きを為さない場合。親を親とも思わず、子を子とも思わず、先輩を先輩とも思わず。そういうふうにしてアンバランスな状態ができたときに、上下の繋がりのシンボルとして首がねじれる場合もあります。これは人によってかなり違っており、必ずしもあなたがそうだという意味ではありません。ただ、これからの人生において、いろんな事が起こっても、首がおかしくなったときにすべてが魂と頭との繋がりという意味ではなく、上下関係、目上の人との関係、親との関係、という繋がりを意味しているということも頭に入れておいてください。

また背骨についての話がありました。背骨そのものは肉体を造る根幹であり、とても大切な働きをしております。また人間は天地をつなぐ立派な光の柱であり、背骨はその骨格となるとても大切な働きを行ないます。ここに少し乱れが出てくるのは自分が天地をつなぐ光の柱という認識が弱い場合。天地をつなぐ、これはまた先ほどと同じように会社や家庭においての場合、上の人と下の人をつなぐ。経験ある人とない者をつなぐ。古い人と若い人をつなぐ。そういう上下をつなぐシンボルでもあります。それがうまくいっておらず、自分ひとりで勝手にやっていたり、あるいはあまり天地や上下を考えずに行動しているときに、背骨が乱れる可能性があります。

そういう一般的な説明の中で、あなたの場合に一番、注意すべきことは自分自身の生き方、自分の存在感に対してもっと自分に自信を持ち、宇宙と地球をつなぐ役割として自分は明確に活動しているという認識を理解していただくのが一番、大切な理由となっております。自分は天と地をつなぐ大切な光の柱である。先ずはそういう認識をしっかり造るようにしておいてください。


−顔のかゆみなどについて

Tさんの顔のかゆみについての説明をいたします。顔に少しかゆみがあるというのは、あなた自身の顔に対する思い、特にほかの人から自分はどのように見られ、評価されているのか。自分の顔はほかの人にどのように写るのであろうか。そういうとても強い思いがあり、それが顔のいろんな細胞のところにエネルギーとして入っていきます。自分は自分の本当の姿をなるべく見てほしい、自分なりに一生懸命、自分の本当の姿を現し、それを皆からちゃんとみてもらってほしい、という顔の表情になっており、それがそのほかの人に伝わるようにエネルギーが流れてきております。

こういう風に、あなた自身の顔のエネルギーは自分を素直に表現し、自分の思ったことをそのまま現していく。そうしようとして顔に働きかけを行なっております。また心とオーラ的な流れで見たときに、いろんな状況がそこに起こっております。心自身はなるべく周りのいろんな人の反応を先に考え、ほかの人の反応によって自分の表情を造ろうとしております。

オーラ的に作られたあなたのエネルギーは自分自身を少しでも良く見せようとするオーラがあります。そういう風にして周りの人をいろいろと考えたり、合わせようとする、あるいは自分を少しでも良く見せようとする、でも顔の表情そのものはなるべく本当の自分を見てほしいとするエネルギー、これらのいろんなエネルギーが複合的に混ざって顔に影響を与えていきます。

かゆみとなっている大きな原因はこういういろんな複合的なエネルギーによって起こるものであり、もうそろそろ自分をそのように造り上げたり、複雑な状況にするのではなく、なるべくシンプルに簡単に自分が一番楽な感情の出し方、自分が一番すっきりする行動の仕方を身に着けるように、というシンボルと思ってください。どのようにしたら自分が一番良いとか、こうしておくと良いとか、いろいろ考えて、また相手の反応を気にしてついいろんな表情を造り出してしまう傾向があります。

あまりそういうようにいろいろと相手に合わせて変えようとせずに、自分の思ったことをただそのまま表情に移していく。そしてうまくいくような人間関係を考えていく。それを示そうとして顔に現れてきたものと思っておいてください。

また、皮膚が少し抜けやすくなったという話でした。これ自身はあまり大きな理由がなく、いわゆる普通の肉体の新陳代謝のレベルと思ってあまり問題はありません。それが気になるのは、おそらくそこにかなり意識が向いており、自分の顔に対していろんな思いがあるから、なおさら強く感じられることと思われます。

顔を大切にし、肉体を大切にすることはとても重要なことです。でもあまりそこに意識を向けすぎると、また肉体が委縮してしまう可能性があります。肉体は肉体で伸びやかに、堂々とやっていきたいという思いがあります。それをコントロールしているのが心であり、心からの制約が強くなると、肉体もいろいろと制限を感ずる状況になってしまいます。肉体を解放させるか、あるいは自分の意思で自分を心の通りに持っていかせるか、そのコントロールを一人ひとりがやっているものと理解をしておいてください。


−時々、急に体調が悪くなったり、食べ物が合わない

Hさんの体調の不調についての話がありました。この約一週間前の現象はある意味ではそんなに意味のあるメッセージではなく、単に肉体的に一時、不調が起こっており、その時にたまたま摂取したものとの関係で肉体がそのエネルギーを拒否したことにより、現象化されたものと思ってください。これは必ずしも重大なメッセージではなく、肉体自身が自分の選んだエネルギーを選別しており、それにたまたま見合わなかったエネルギーが入ってきたために拒否し、自然現象として排出されたものと理解をしておいて十分です。

ただ、それとは別に一般論として自分の消化器官に何らかの異常が起こった場合。一般にエネルギーを取得し、それを自分なりに噛み砕き、咀嚼し、そして自分に必要なエネルギーを取り出して吸収し、体内に供給している、こういう消化器官の働きがあります。この消化器官が崩れるのは、一般にエネルギーを取り入れようとして取り入れたものを自分でうまく噛み砕かなっかり咀嚼しなかった場合、ほかの人から言われたアドバイスをあまりよく考えなかったり、あるいは鵜呑みにして聞いてしまったり、忠告を忠告と思わずに反感をもって戻してしまう場合、そういったときに起こりやすい症状として消化器官がおかしくなる場合があります。

ほかの人からのアドバイス、言われたこと、何気ない一言、そこにも意識を向け、自分の成長のためにそこから良いものを見つけ出していく。役に立つものを分析しながら、自分のために使っていく。そういう意識を持つと、消化器官は常に良い働きをするようになります。ほかの人のどのような言葉でも自分のために使えるものをしっかりと取り出して供給していく。そういう意識を常に持つように心掛けておいてください。


−頭が重い

頭が重く感じる多くの理由は、自分の概念や思っていること、常にいつもいつもとらわれている考え方、それが自分の頭の上でかなり大きくなって自分に覆い被さっている感じがするときに、重く感じられてきます。一般に人間は常にいろんなことを考え、いろんな概念を持ち、いろんなとらわれも身に着けております。それを不快に感じるか感じないか、重く感じるか何も感じないか、痛いぐらいに感じるか、こういう現れが違ってくるのは、その概念の中身や考え方に違いがあります。

概念でも人を明るくする概念、世の中を明るくする概念は必ずしも自分に苦しくは感じません。しかし自分に義務感を与えたり、何かせねばならない・こうしないといけないというような条件づけ、また他人を下に見るような考え方、他人に制限を与える考え方、また抱えている問題をより増幅してしまうような考え方、こういう概念をたくさん持っていると、だんだん頭が重くなってきます。

したがって概念があるからすべてが悪いというわけではなく、どういう種類の概念を一番、頭に持っているか、です。もし頭に不快感や重さが感じられた場合は、自分はそういう種類の考え方や概念を身に着けている証であり、もうそれは必要ではないと思うこと、あるいは光に変えていく。多くの人が幸せになれるような概念、自分が楽になれるような概念、自分に発展性のある概念、そういう概念に変えていく考え方も必要となります。

一つのことにとらわれてどんどん苦しく、細かく考えていくと、一般に概念はどんどん光を失ってしまいます。概念を発展性のあるもの、光のあるものに変えていって、頭の重みを軽くさせることは可能です。自分の考え方をいろいろと工夫して、それが軽くなる練習をしてみてください。


A魂と肉体からのインスピレーションを感じること

あなた方の今日の練習のためにお手伝いをさせていただいた仲間たちです。今日は一人ひとりの肉体の持つエネルギーを読むということで、学びが進められてきました。それぞれ自分の感ずるところ、自分の思ってもいなかったところ、いろんな感想があるものと思われます。

先ほど、読んだのは今、時点における一人ひとりの波動であり、それは永遠のものではなく、ずっと固定化されたエネルギーではありません。場合によってはもう今の段階で変わっている波動もあります。先ほど、流された癒しのエネルギーや皆さん自身の理解、自分がそれによって気づいたこと、いろんな状況の変化により、もう今、同じことを読んでも違う内容になっている場合もあります。

ただそこで理解していただきたいのは、その肉体のメッセージを通して自分はどうあるべきか、どう生きるべきか。今この肉体を借りて地上で生活し、自分は成長しようとしている。自分の心を使いながら、人とのつながりを良いものにし、より豊かなものにし、より多くの喜びを身に着けようとしております。そして自分が満足する生き方、多くの人々とともに分かち合える良い生き方、それを造り上げるのに自分はどのように行動していくか。その行動のヒントとして肉体からのメッセージがあり、また魂からのインスピレーションがあります。

今まで皆さん方は魂からのインスピレーションに重点をおいて、それこそが宇宙的生き方として考えてきました。でもやはり私たちは肉体を無視することはできません。肉体からのメッセージと魂からのメッセージ、友人のアドバイス、いろんなアドバイスを自分は平等に聞き入れ、そして自分の人生を豊かなものにしていく。そういう認識を持ってお互いにより良い人生を造り上げていっていただきたいと思います。


B肉体にもっと感謝を

それでは最後に少し話をして終わりにいたします。今、話が為されたように、一人ひとりの肉体はメッセージを伝えており、皆さん方がそれをどこまで、どの程度真剣に受け取っているか。それによって生き方がかなり変わってきております。一般に肉体というと、病を患うとか、食べないと生きていけないという否定的な見方をする人がたくさんおります。でも、実際には皆さん方が見たり聞いたり、話したりできるのは肉体のおかげであり、肉体があるから歩くことができ、話すことができます。

毎日、肉体をたくさん使って自分の人生に役立てております。そして病気になったときだけ、肉体を呪う人がおります。実際には毎日、毎日、お世話になり、そして自分は肉体と共にいます。たまたま自分の心の在りようを肉体が示してくれて、病として感じる経験をしている。そういういろんな経験を皆さん方が進めております。

これからも肉体的に不具合があったり、痛みや病の症状が出ても、決してそれを否定的にとらずに、ただの心の現れ、あるいは肉体からのメッセージとしてすべて前向きに認識していって現実を豊かなものに変えていっていただきたいと思います。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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