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1998/10/18■月例セミナーAから

肉体からのメッセージA

@腰の痛みは現実からの逃避

−胃にガスが溜まっているような感じ

Kさんの胃の症状。自分の感覚でガスが溜まっているという話がありました。あなたの胃の状況はあなた自身の思いとは少し違い、実際には胃の内面のところに少し荒れるような状態が起こっております。これはある意味では胃に対しての働き掛けが少し粗末になったところからきています。

胃に対しての認識が粗末になる。これはお互いが話し合ったりコミュニケーションをとるときに、ほかの人の言うことを低く見たり、軽く扱ったりして、その言葉を受け入れなかったり、噛み砕いて自分の中に入れようとする気持ちがないときに起こりやすくなります。どのような人の意見でも、初めから否定するのではなく、まず何を言いたいのか、何を説明しようとしているのか、を自分の心で解釈する。自分の心で咀嚼(そしゃく)する。

胃はあなたの体の中にあります。同じように人の言葉を自分の心の中で解釈する必要があります。自分の心の中で相手を噛み砕き、理解し、必要なところだけを自分の栄養にしていく。必要でないものはそのまま流して構いません。でもまず初めに噛み砕き、何を言いたいのか、何を説明したいのかを理解してあげる気持ちが必要となります。

この胃の働きで肩が凝るというのがありました。肩が凝るのはほかのいろんな複合的なところからきています。一番大きいのは、自分についていろいろ考えるときに、自分のやるべきことや自分のまだやっていないところ、できていないところに意識が向いていき、自分をまだまだ高めなくてはいけない、自分をもう少し人よりも上に持っていかなくてはいけない、という思いから、自分について責任感が強くなり、自分で疲れる場合があります。

自分の気持ちとは別に、肉体がそう反応し、肉体がそのつらさを肩が凝るという状態で現しております。もう自分ではかなり理解しており、自分のペースで進んでおりますが、まだ内面的に自分についてもっとしっかり、もっとちゃんとという思いがどこかにあり、それが肩が凝るという状況に持っていかれております。もっと楽に、自分の目標をそんなに高くせずに楽にしていくと、肩が凝るのも解消されていくでしょう。

胃については人間との接し方をもう少し内面から丁寧に理解し合う感覚で接していくと、少しずつ元に戻っていくでしょう。


−横隔膜から下の部分が下がっている

Sさんの内臓が下に下がっている話がありました。あなたの体の大きさと普段の生活の状態との兼ね合いで、消化器官が下がっている傾向は確かにあります。食べ物や普段の摂取量が大きな原因となっているかもしれません。一般に、胃がだんだん下に下がり始めてきて、それから腸などに影響を与えていく傾向があります。食べ物やその量によってそういう状況が起こりやすい人がたくさんおります。

しかし一番の注意すべきことは食べ物の量だけではなく、胃の消化能力と摂取量との兼ね合いであり、胃が十分に消化し終わらないうちに別のものをさらに食べる。あるいは自分の能力や好みによって消化能力が違っているのに、消化に適していないものをたくさん食べたりする。そうすると、胃が少しずつ肥大化してきて、消化器官全体に影響を与えることもあります。あなたの体は小さめであるのにもかかわらず、それ以上の食べ物を摂取したりすると、そうなる傾向もあります。

しかし今、一番必要なのは自分の消化能力に見合った食事、自分の胃の消化や吸収に見合った食事を自分なりに理解し、それに合わせた生活を送ることが必要となります。ほかの人に合わせたり、周囲に合わせたりするのではなく、自分の消化器官に合わせて摂取するという自分がもう十分に満足し、それで体が維持できるときには無理して食べる必要はありません。

これを元に戻すとしても、一度大きくなった胃は元に戻るのがかなり難しいことがあります。したがってこれ以上さらに肥大化させたり、悪化させないようにするのがまず一番のやり方といえるでしょう。自分なりに自分の消化器官を知り、適切な量を食べて適切に吸収していく。そういう風に変えてみるやり方が必要となります。


この心理的な原因としては、自分が心の消化器官を信じていない。ほかの人の言うことや話していることを初めから理解していなかったり、理解できないと思っていたり、無視してしまったりするところにあります。とっつきにくい人ややりにくい人を初めから聞こうとしなかったり、無視してしまうところからきています。どんなにやりにくい人やいやな人でも、ちゃんと話を聞き、噛み砕き、消化していくという生き方が必要となります。

どんなに分からない人、いやな人でもちゃんと自分は分かることができるんだ、ちゃんとその言おうとしていることを吸収できるんだ、という気持ちをもって自分が自分で自分の消化器官を変えていく意識が必要となります。意識を変えることも練習してみてください。


−エネルギーワークをするときなどに震えなどを感じる

Sさんの震え。自分では不安があるかもしれませんが、あまり気にする必要はありません。これは確かにエネルギー的な状況から起こっており、あなたの意識とはまったく別の作用となっております。ただ肉体だけの問題ではなく、あなたの心の状態もある程度、関係しております。

この作用はあなたがスピリチュアル的な領域に接するときに、何らかの恐れや不安、そして主に過去生でつくられたときのとてもいやな記憶といったものによって、不思議なものに対して自然と反応してしまう状況があります。したがってまだ自分が経験したことのないエネルギーや初めてのエネルギーに対して体が自然に反応し、びくつくという状況が起こりやすい体になっております。したがってある意味ではまだ自分に馴染みのないエネルギーがきたときに、体に震えが起こりやすいと思ってください。

しかし初めてだからといって、否定的な意味はいっさいなく、むしろ最近ではあなたのためにやってきた新しい存在もたくさんおります。でもどこかで過去のいやな思い出からどうしても不安が先に走り、自分がいやになるときもあります。これからはそういう内面の方から、未知のものに対しても心を開き、共に学び、光に向かっていくという意識を造り上げていく必要があるでしょう。


−人の前で急に涙が出るときがある

Sさんの、人前で悲しくなる、感傷的になる。これはあなた自身の心の中にある反応を示すエネルギーがあり、それによって起こされております。人間との関わりにおいて、いろんな経験をしてきており、その中でいやな経験があれば楽しい経験もあります。でも、一番あなたに印象が強かったのは自分に本当に役に立つ素晴らしい人の出会いの数々です。過去生においていろんな先達者や自分を導いてくれる指導者たち、いろんな教えを説いてくれる人々に出会い、その都度あなたの成長に大きな影響を与えています。

したがってあなたは自分にそういう光を与えてくれる者に対し、心から感謝を示し、本当に自分は良かった、そういう教えをいただけることに自分はとても喜びを感じている、そういう思いが強く出てくるときがあります。したがってそれが今の現実においても、自分に何らかの導きや教えを与えようとする雰囲気、今までの自分が知らなかったことを教えてくれる雰囲気が感じられるときには内面からの喜びのような思いが沸き起こってきて、自然と感謝の涙が出てくる場合があります。

この涙は必ずしも寂しいとかつらいというものではなく、ある意味では感謝の涙であり、自分が生きている、経験していることに対しての感謝の涙となっております。あなた自身もその誠意、真面目さを表にどんどん出していくと、自分の素直な気持ちがさらに表面に出てきて、自分自身が裏と表のない歩み方ができるようになっていくでしょう。


−尾てい骨のあたりが痛む

Sさんの腰の痛みということですが、腰は現実に対して自分がしっかりと定着しているかどうか、腰をおろしているかどうかというシンボルがあります。今の自分の仕事、働き、自分のやっていることで本当に満足し、問題なく、すっきりとできているかどうか。もしそれに不満があり、問題があり、何らかの不釣り合いが起こると、腰に少しずつ異常が起こり始めてきます。

一般に腰のところがいたくなる場合には、現実に対してどこか否定しているところがあり、そこから逃げようとしたり、苦しいから避けようとしている場合があります。腰のところに違和感があったり、落ち着かなかったり、不自然な感覚になるときには現実が自分の思っていることとは何か合わない、何か自分の現実ではない、という状況の時があります。

あなたの場合には、自分の生き方や信念、根本的な考え方が今の現実で合っているのかどうか、今の現実の中に自分はしっかり根づいているのかどうか、という思いから起こってきております。これを解消するためには、今の現実で十分であるという納得の仕方と、逆に自分が本当にやりたいことを自分でやってみて現実を自分の思う方へ変えてしまうというやり方、両方のやり方があります。どちらを採用するかはあなた自身の事由意思に依ります。満足する生き方、自分が納得する生き方をすれば、腰の痛みは少しずつ解消されていくでしょう。


−思考がいっぱいで分からない

瞑想中や何かに集中しようとしても沸き起こってくる心の思い。この思いのほとんどはあなた(Sさん)自身の心にあるエネルギーが次々と引き起こされてきて、頭の中に思考となって活動していく。心の中にいろんなエネルギーが複雑に入り込んでおり、自分で整理できていない状態にあります。この心の状態が自分でクリアにされていないために、そこから引き起こされる思いもクリアにはされてこないで、そのまま思考につながっていきます。そして頭の中でいろんなことが次から次と沸き起こってきます。

まず自分の心をクリアにし、整理すると、頭の中もかなりクリアになってくるでしょう。自分の心をクリアにする。まず今までいろんな体験をしたり、いろんな現実を過ごしてきて、自分なりに思ったこと、感じられたことを必ずしも自分の納得のいくように分析できたことはなく、いつも途中でやめてしまい、そのままにしておくという傾向がありました。そのままにしておいた途中の課題がたくさん頭の中にあり、どれもが中途半端で、どれもが不完全な状態で起こっております。

クリアにするというのは、そういう不完全というエネルギーをすべて解決してしまう状態をいいます。今までいろいろと考えて、途中で投げ出したもの、途中でごまかしたもの、途中で無視してしまったもの、それに決着をつける必要があるのです。ではそれをどのようにして行なっていくのか。

人のことをいろいろと考えて、結局、分からなかった。そういうときには分かる必要がなかったと自分で言い聞かせ、その問題にそこで終止符を打つことが必要です。それ以上、知ろうとか分かろうという気持ちをなくすことです。過去に行なったことを思い直して後悔するというときも、もうこれは思い直す必要はない、もう自分にはよいことだという風に完全に納得し、それを手放していく。一つひとつの問題をそのようにして完全に納得して手放していく必要があります。

やはりあれもしなくては、これはどうしよう、あれもこうしよう、いろいろと考えたのがすべて心の中に残っている。それが雑念とかいろんな思いとなって頭に登ってきます。心の中を整理して、もう問題はないという状態にして、心を安らかにしていく。そういう状態にする練習をしていってください。


−色弱、視力など、目について

あなた(Sさん)の遺伝的なエネルギーとして話をいたします。色弱に関する質問がありました。今の日本の人々に色弱に関しての特徴を持っている人がかなり多くいます。こういう人々は以前の時代において、ある特殊な民族で経験をしていたことがあり、その民族においては色に関する認識をそれほど発達させる必要のない時代がありました。人間の色を認識する細胞の活性化が必ずしもバランスが取られなかったために、色の認識についての活性化がアンバランスなままで成長してきました。

これはある意味ではその民族が作り上げた特徴でもあり、人間に対してのメッセージともなっています。完全な色盲と色弱とではメッセージの意味が違います。完全な色盲の人が人類に伝えるメッセージ。人間は外観だけですべてを判断し、人を見下ろしたり、価値を決めてしまう傾向があります。そういう見た雰囲気だけで、すべてを判断することへの傾向であり、人によってはわざとそういう色盲的な遺伝子を選んで外見に左右されず、本当に心を理解して接することを学んでいる人間もおります。外見によらずに、人間の心を理解しようとする人にはわざと色盲の体を選んでそこに生まれるために、色盲は必要性があって続けられてきました。

それに対し、色弱の人は物の見方が必ずしもすべてが外観だけとか、ほかの人の価値観だけに合わせるということに従うのではなく、ある程度、自分の感性を大事にする、見た通りや決められた通りにすべて従うのではなく、自分なりの見方、自分の認識の仕方も大切にし、それをもとにしていろいろと決めていく。そういう意味があり、ホンの少しだけ自分だけの見方を持っており、でも多くはほかの人の価値観や外見も情報として受け取る。その総合的なもので自分が判断を下していく。そういう経験を望んでいる人が色弱の体質の人を選んでその肉体に入っていきます。

したがって色弱が良いとか悪いとかいう意味ではなく、この遺伝をあなたが選び、この肉体を使って経験をしているということ。すべてを社会的な価値や一般的なルールに合わせるのではなく、自分独自の価値観もそこに必ず残しておき、総合的に判断を下す、という見方を養えるようにこの体を選んできました。したがってこれからはそういう意識を持って物事の判断をするようにしてみてください。


−仙骨あたりが痛い

Sさんの仙骨の話がありました。普通はこの仙骨自身が痛みとか不快感を与えることはあまりありません。ただ自分がそれによって痛みを感ずる場合、それは仙骨自身の問題ではなく、おそらくベースチャクラ、尾てい骨のところから流れてくるエネルギー的な作用によるものと思われます。この尾てい骨のところのベースチャクラのエネルギーはあなたに今、あるメッセージを送り続けています。

あなたに一番伝えたいメッセージとしては自分自身の存在価値、生きていること、今、一瞬一瞬を過ごしていること、そこにもっともっと前向きに、積極的に取り組み、今を生きるという実感を味わっていただきたいということ。未来のことやいろんな情報などにはほとんど左右されることなく、自分のペースで自分の現実を楽しむということ。今自分が生きているということだけで満足していること。それを本当に理解していただきたいというメッセージが送られております。

この思いが弱まるとベースチャクラのエネルギーが不十分になり、現実の生き方や満足感、喜び自体もかなり薄くなってきて、自分が生きている心地が弱くなってきます。この作用は想像以上に大きく、一日のエネルギーの原動力が弱くなる場合もあります。生きるエネルギーが弱くなると、肉体に流れるエネルギーも不調和になり、それによって肉体が痛みやだるさ、不快感を感ずることがあるのです。肉体が常に満足したエネルギーで満たされるためには、まず今、自分が生きている喜びを感ずるということ。今、一瞬一瞬を生きていて楽しいという思いを持つということ。それによって自分の肉体を解放させるやり方を身に着けてみてください。


−腰の亜脱臼などについて

Kさんの腰痛の件、今はほとんど治まっているという説明の通り、それほど不具合というエネルギーはそこにはありません。しいて言えば、全体的に見た場合に腰椎全体のバランスが少し乱れており、それによって負担がかかりやすい状態になっております。そこのバランスが少し乱れている原因としては、一時、自分に対しての確信が持てなかったり、自分自身を支えるもの、自分の根幹としているものを見失っていたときに、いろんなことを疑問に思ったり、否定してしまったりしたところからきております。それによって自分を支えるもの、自分をしっかりさせるものが揺らいできて、バランスが乱れ、肉体に影響が出てきました。

今は少しずつ回復してきており、自分に対してもこれが自分のやり方、自分はこれで十分、自分のペースが出来上がりつつあり、そのバランスは今のままで状態を維持しております。ただこれは非常にある意味では不安定であり、何らかのきっかけですぐに不安定になりやすい状態にもあります。自分の信念ややりたいこと、ペースが場合によっては覆されたりすると、急に乱れてしまったり、見失ってしまったり、自信をなくしてしまう可能性もあるからです。

それに気をつけ、ほとんど自分はどういう状態に陥ろうとも、自分のペースでいくという信念があれば、このバランスが乱れることはないでしょう。また少しずつその信念を本来の自分に近づけていくと、バランスが正常に戻るかも知れません。今はある意味では自分の考えたペース、自分の考えた真理で安定しておりますが、さらに本来の自分に近づけていく練習もしてみてください。


−時々息が詰まる

Sさんの息が詰まるというご質問にお答えします。あなたの息が詰まるという感覚が出るのはそんなに多くはないはずです。時々そういう状態が起こるのは、肉体的に単にその器官が再調整を行なっているときがあるからです。自分の肉体を見ての変化や入れ替え、そしてあなたのエネルギーとの繋がりぐあい、環境との兼ね合いの中で、自分自身が再調整をしたり、呼吸の合間を塗って自分自身が新しい空気を取り込んだりするときに、そういう状況が起こります。

これは人間にはほとんど意識されることはなく、また人間にはあまり問題のない状況でもあります。肉体が独自で判断し、独自でとった行動といえます。肉体が自分のために、自分の調整のために、改めて気の入れ替えを行なう。それがあなたに一瞬、息が詰まるように感じたりしているものと理解をしておいてください。


−腎臓のあたりが痛い

Sさんの腹部の両脇の質問ですが、あなた自身の感じる痛みのようなものはある意味では内臓というよりも体全体のエネルギー的な状況から起こっていると表現した方が良いかもしれません。あなた自身の体全体のエネルギーで腹部のバランスが少し乱れているところがあり、それがいろんな影響を与えております。この腹部あたりのバランスの乱れは主に感情的なエネルギーが原因となっており、そのエネルギーによって体のバランスが乱れてきております。

主に感情のコントロールや感情の使い方が原因であり、それが影響を与えております。この感情のコントロールについてですが、自分がいろいろと思ったり、感じたり、心にあることを必ずしも丁寧に、素直に表現することができず、相手に伝わらなかった場合の残念さや悔しさがおなかに残ってきます。そういう風にしていろいろと残って溜まってきた感情が腹部にあり、これが肉体の動きに応じていろいろ表面化したり、現れたりする場合があります。

一般に自分が楽な姿勢をとると、その感情のエネルギーが表に出てきやすい状態になります。したがって自分が楽な姿勢をしてボゥーッとしているときに、どういう感情が沸き起こってくるか、どういう雰囲気が伝わってくるか、それによって自分の感情のエネルギーの流れを理解し、自分が溜め込んだ感情、自分がしまい込んだ感情を調べていき、それをこれからはしっかりと表現していく、いちいちおなかの中に溜め込んだり隠したりせずに素直に表現していく。そういう練習が必要となるでしょう。自分なりの感情の使い方でかなり改善されるものと思われます。少し、そういう意味で感情の表現を練習してみてください。


−好きな人を思ったときのハートの状況

Sさんの質問にお答えします。好きな人のことを思うと胸が熱くなり、だんだんハートが火照ってきて、開いていき、いろんな喜びが沸き起こってくる。これはまず自分が好きな人といるというイメージを造り出した段階でそのイメージの相手との間にエネルギー的なつながりができ、自分のハートとつくられた相手との間で喜びの波動が共鳴し合います。自分はイメージした相手に心をすべて捧げ、一体となる喜びを感じ、それを現実に造り出したいという思いを持っていきます。そしてそれを現実に引き寄せようとして心はいろいろと活動しかけ、現実を引き寄せるエネルギーをそこに造り上げていきます。

そして魂がそれを認めた場合にはそれが本当に現実に移せるようにいろいろとエネルギー的な喜びを与えていく場合があります。それによって自分が相手を本当に愛し、相手を認めている場合には確実に現実となって喜びが戻ってくるように流れが変わることを魂は教えていきます。

ただ、ここで注意する必要があるのは、その時のイメージが自分のエゴからきた場合に自分だけ独占したい、自分の言うことを聞いてほしい、自分の言うなりになってほしい、という思いをもって相手をイメージすると、そのイメージは本来の人間とはつながらず、自分のエゴの中に造られてしまい、いずれは同じエゴのエネルギーをもった相手が仮想的に自分の良き人として近づいてきて、お互いにいろんなドラマを演ずる状況があります。

自分が造り出したエネルギーは自分に戻ってくる。自分で経験する。それも何度かしてみて、明らかに実感が得られてくるでしょう。したがって純粋にエゴを入れることなく、魂も認めた場合には大いなる喜びが胸から沸き起こってきて、自分が幸せの中にいる感覚が造られていきます。それに対し、エゴによって造られた思いはいずれはエゴとなって自分にほかの人を介して戻ってきます。そういうことを何度か経験してみて、愛する喜びを自分のものにするように練習をしていってください。


A肉体は肉体で進化をしている

今、肉体からのお話がありました。肉体は肉体で進化をしております。皆さん方は自分で自分の意識を成長させていきます。でもお互いにとても深い繋がりを造り、今、一緒に経験をしております。いつも一緒というわけではなく、このようにして表面意識で行動しているときは一緒ですが、夜、寝ているときには肉体は自分の意思で肉体を維持していきます。

皆さん方は自分の意思で魂と共に活動しております。したがってこの人生すべてが常に肉体と一緒というわけではなく、約三分の二がたまたま自分と肉体が一緒の期間であり、残り三分の一は肉体から離れて、自分は魂と共に活動、肉体は肉体で活動、という体験の仕方を繰り返していると理解をしておいてください。でも肉体はその間に皆さん方にとても感謝をし、皆さん方が肉体をまとったおかげで肉体が体験できるという喜びを感じております。

人間の肉体はまだまだ進化が要求されており、皆さん方がその手助けをすることになっております。いずれ新しい人類の肉体が登場し、また大いなる進化がそこに入ってくるでしょう。皆さん方も今まで以上に肉体の素晴らしさに目覚め、もっともっとこの肉体を体験したいと思うかもしれません。今のうちに肉体との繋がりを強くし、自由に使えるようにすると、後で多くの喜びが得られることがあります。肉体を大切にしながら、自分の意識の成長も同時に行なうようにこれからも進めていってください。

それではここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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