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1998/10/5■月曜交流会から

体のエネルギーの変化は現実を変える大きなきっかけ

@アストラルの体とメンタルの体

私たちはこの場を少し違う状態に変えてみて、皆さん方がどういう感じを受け取るかをいろいろと調べていきたいと思っております。今、皆さん方がいろんな学びをし、意識を高めると同時に肉体レベルでの波動を高めたり、さらに別の体の波動を高めようとしたりして、学びを続けております。

その波動を高めていく。新しい意識に近づいていく。そのための特殊な場をたまたま創り上げましたので、それを体験していただき、一人ひとりがどこまでエネルギー的な波動が変わるのか、意識が変わるのかを、調べてみたいと思っております。


今、一人ひとりのアストラルレベルでのエネルギーの変換が行なわれ、その領域における働きが少し変わろうとしております。今までアストラルの体験やエネルギー的な繋がりがそれほど造られていなかった人が、これを機会にいろいろ感じられるようになる可能性があるかもしれません。自分の意識を表面意識よりもさらに深く、細かいレベルにまで自分を調べ、その領域におけるエネルギー的な変化を自分で感じるようにしてみてください。


Tさんのアストラルの体は、自分がいろいろと行動しようとするときに、ほかの人からの反応を先に気にしてしまうという作用が働いてしまい、自分の本来の喜びが表現できない体になっております。自分の喜びがどういう風にして表現されるのか。アストラルの体における喜びの表現の仕方がまだつかめていないために、他人の喜びによって自分の行動を確認するという状態が続いておりました。

今、行なわれた変換は自分自身のアストラルの喜びが自分で確認できるように、分かるように、その反応が確実に自分の意識と繋がるようにと、そのために変換が行なわれておりました。何か行動するときに、ほかの人からの反応ではなく、自分の方から先に喜びを感じていく、それによってその喜びを他人に伝えていく。そういう意識を身に着けるようにしておいてください。


Kiさんのアストラルの体には、これまでいろいろと身に着けてきて、自分なりに理解したものや成長した証がたくさんそこに記されております。自分が学んで理解したこと、もらったエネルギー、確認したエネルギー、いろんなものが体に記されております。これだけいろいろの証がついていながらも、三次元の行動ではそれが活かされておりません。

アストラルの世界におけるいろんなシルシはあなた自身が喜びを感じるためのシルシであり、エネルギーを使うことによって自分が喜びを感じるための作用を行ないます。したがってそれを使わないで、ただ置いておくと、自分の喜びというものが中々自分では造り出せない状況になっていきます。

先程のエネルギー的な変換は、そのいろいろなシルシがそれだけで終わらないように、ある程度、自分からエネルギーが発揮されていくように、ものによっては発振器のような感じでそのエネルギーが自動的に作用していくように、そういう変換が行なわれておりました。でもそれに頼らないで、できれば自分の方からもっと意識を向けて、自分に備わっているエネルギー的なシルシを使いこなし、自分で喜びをもっと見つけ出せるように、自分から楽しんでいけるように、具現化する試みをいろいろとやってみてください。


K.Hさんのアストラル体の変換ですが、実はまだKさんの場合はほかの人と同じようには変換がうまく準備できていないために、一番基礎的なレベルでの修正が中心になっております。まだ自分の体についての認識やエネルギー的な調整がそんなに進んでいないために、まず最低限、肉体以外に自分の体があり、肉体がすべてではない、それに気づかせるための仕組みがつくられております。

それは必ずしも自分の肉体をおろそかにしたり、無視するというわけではなく、肉体と同様に大切な体であり、また大きな影響力を持っており、また今の三次元においても大切な役割を演じているということ、それに気づかせるための仕組みがつくられております。それを十分に使いこなし、肉体以外の体についての意識が高まっていくと、またそれに応じてエネルギー的な変換が行なわれていくでしょう。


K.Iさんのアストラル体の変換ですが、Kさんのアストラル体の状況がまた少し特殊な状況になっております。まず自分でも何がアストラル体で、何がエネルギーなのかがまだ十分に理解できていないために、必ずしもほかの人と同じように明確にアストラル体だけを調整するという状況にはできませんでした。

今、行なわれた中で、大きなものはまず意識というものが何であり、エネルギーというものが何であるのか、エネルギーと意識と今の自分がどういう関係にあるのか、まずはそれに気づかせるための仕組みが中心になっておりました。自分という意識、それで感じられるエネルギー。何が自分で、エネルギーというものが何であるのか。それにいろいろと意識を向け、少しでも自分について理解が深まるように、自分にもっと興味を持ち、エネルギーに興味を持ち、意識が高まっていくような仕組みがつくられておりました。

まだそれほど瞑想とかの時間が必ずしも十分にはとれないかもしれませんが、それを増やすことにより、意識や感受性が変わっていくでしょう。それに向けてのいろんな仕組みがつくられておりました。


さて、今、説明されたように、まず皆さん方のアストラルのレベルにおけるエネルギーの調整が行なわれました。ただこれを有効に活用して、自分の意識の目覚めに結びつけるかどうかは一人ひとりの言動に大きく左右されます。いくらエネルギーが変わっても、本人が何も動かなければ、あるいは何も意識を向けることがなければ、何も変化は起こりません。自らのやる気や行動力によって成長が変わっていきます。

アストラル体をうまく活用し、そのエネルギーを三次元でもコントロールできるようにするためには、アストラル体の存在を明確に理解すると同時に、常にエネルギーを清らかに、健康に保っていくことが必要となります。相手を非難したり、罵ったり、あまり適当ではない感情を出すと、アストラル体は途端に曇ってしまい、重くなり、活動が鈍ってしまいます。一瞬一瞬の思いによってアストラル体は急に輝いたり、急に曇ってしまったり、とても大きな変化をしていきます。

したがってアストラル体のエネルギーをうまく使いこなすためには、まず自分を常に楽しく軽やかに、そしてそのアストラル体をしっかりと認めて一緒に行動していく。そういう思いを常に持つことが必要となります。


今のアストラル体よりもさらに精妙な体として、いわゆるメンタル体と呼ばれているもの、高い精妙な体、それを変換していきます。自分の周りの精妙な体を意識で感じとり、そのエネルギーを自分なりに確認してください。


このメンタル体は自分自身が自分であるために自分を探し求め、自分の落ち着く場を確認し、自分の真理に従い、自分であるための現実をつくりあげていく出発点となっております。今、それぞれが感じたものは、自分が自分であるためのエネルギー的な調整と思っておいてください。

Tさんの場合には、自分という存在がどうしても否定的にとらえられてしまい、喜びや光が出発点となっている自分には中々結びつかない状況にありました。なるべく自分は、本来は光であり、本来は美しいものであり、本来は輝いているものである、それを原点とし、そこから今、必要なものを身に着けて経験している。そういう思いが少しでも高まってくるように調整が整えられておりました。

Kiさんの場合は、精神的な自立がまだ完全ではないところがいくつかあり、どうしても確認をしてしまう、誰かに認めてもらう、証を求めてしまう、そういうところが残っておりました。その精神的な自立を完成させるためのいろいろな再調整が行なわれておりました。自分が自分であるために、あと何を手放せばよいのか。どういう言動が自分である言動といえるのか。そういったことにいろいろなインスピレーションや直観が与えられることでしょう。自分の言動、それを少しテーマに考えてみてください。


K.Hさんのメンタル体は、ある意味では非常に発達していますが、今の地球の場においてバランスのとれた状況とはなっておりません。思考レベルでのエネルギーがかなりつくられておりますが、それは人間関係からつくられたエネルギーではないために、必ずしも十分な光にはなっていない状況にあります。

精神といっても、必ずしも人間関係以外でつくられた場合には純粋な光が養われておらず、自分だけによる意識、自分一人でつくりあげられたメンタルのエネルギーとなって見えております。ほかの人とのいろんな繋がりや分かち合い、表現のし合い、そういったものによってメンタルのエネルギーがより美しく、そしてバランスのとれたものになるように、少しこれからの意識を変えていってください。


K.Iさんのメンタルの体は、実は一番、大きなテーマとなっておりました。今までに関与したいろんなエネルギーがそのメンタルの体をかなり束縛しており、そして執拗に絡んできております。これはあなたの意識にはほとんど上らない状況といえるでしょう。もうあなたの意識にはまったく及ばない領域においてその体の奪い合いが続いております。

今、それはいろいろと大いなる存在たちの御力により、かなり調整が加えられ、これ以上悪化することのないように、余計な光に邪魔されないように、入念な調整が行なわれております。しかしここで一番大切なのは、あなた自身の意識の持ち方であり、まだ何かに頼ってしまう、すぐに求めてしまう、自分の言葉や自分の思いを信じないでもっと証のあるものに従おうとする、そういう気持ちがあるために、自分のメンタル体がすぐに傷ついてしまい、ほかの者に明け渡してしまう状況にあります。

もっと自分の精神を信じ、自分の思いを信じ、自分の言動を信じ、ほかの者に頼らず、自分で自分の身を守る、自分の体は自分で成長させていく。それを本当に実践できるように、これからしっかりと日常を送っていっていただきたいと思います。


A他の次元の体の存在を理解するように

さて、まず今、アストラルとメンタルの体の調整が行なわれました。もうかなりのエネルギーが変更されていますので、それなりに少し、休養が必要と思われますので、最後に少しだけ話をさせてもらいます。

それぞれメンタルとかアストラルの体というと、イメージが分かりにくく、中々具体的には感じられない領域と思われます。でも、実際には皆さん方は夜、寝ているとき、アストラルの体を使っていろいろなところに行ったりしております。そこで経験しているいろんなことはアストラルのエネルギーによって動いており、自分自身がどういうアストラルのエネルギーの状況なのか、自分はどういう質量なのか、それを夢で見せられていることになります。

夢で見ている状況はほとんど自分のアストラル体に見合った経験が行なわれております。したがってアストラル体といっても、ないものとしたり、無視したりせずに、むしろ毎日、自分はその体を使ってまた学びをしているということを理解しておいてください。

また瞑想をしているときに、かなり深いレベルに行っているときにはメンタルの領域に入っている人もいます。その場合には、メンタル体のエネルギーを自分なりに理解したり、感じたり、またその質量に合わせていろんな経験をしている人もいます。

したがってメンタル体といっても、まったく関係のないものとか、自分には分からないものとは思わないで、それも大切な自分の次元の体であり、その体を使ってほかの次元を経験することができる。ほかの次元を経験するために、その体が必要である。それを明確に認識できるようにしておいてください。


それではまず、ここで休憩をとります。ありがとうございました。


Bエネルギー的な変化を現実の変化に反映させる

皆さん方のエネルギーがかなり変わってきております。エネルギーの変化がそれぞれの現実にどのように影響を及ぼすのか。それについて少し、説明をいたしましょう。これまでも多くの人が宇宙からいろんなエネルギーをもらったり、感じる練習をして自分の波動を変え、体もエネルギーでいっぱいになるという経験をしてきました。それによって現実がどのように変化してきたか。

本当に現実が次から次と変わり、家族との関係がかなり変わってしまったり、職場における繋がりが急速に変わったり、人間関係が一変するとかいう状況で現実が変わった人がおります。その一方で、現実がほとんど変わっていない人がおります。この違いはどこにあるのか。

エネルギーをたくさん受け取り、体のエネルギーを調整し、魂のエネルギーも急速に変わった人でも、まったく現実の変わらない人がいます。これはその人自身の現実化のやり方が何一つ変わっておらず、せっかく手に入れたエネルギーをまったく使っていないために起こる現象となります。

現実化するためには、自分の体からほとばしり出てくるエネルギーと思考のエネルギー、感情のエネルギー、そして魂のエネルギー、これらの総合的なものによって現実が創り出されていきます。エネルギーが変化していき、自分の思考や感情の使い方が変わっていくと、現実も変化していきます。

家族や会社において、それまで嫌っていた人、敵と思っていた人が実際には自分が勝手にそう思い込んだだけであり、何一つ相手に非はなく、むしろ自分が判断していたということに気がつき、自分の方から他人を罵ったり、悪く言うことはやめてしまう。逆に自分の方から心を開いて接するようにしていく。こういう人は現実が急速に変化していきます。

それまでつくりあげてきた、他人との間のさまざまなエネルギーが一変してしまい、むしろ喜びと満足感でエネルギーが現実をつくっていく場合があります。それに対し、せっかくエネルギー波動がかなり変わっても、やっぱりあの人はイヤな人で近づきたくない、やっぱり家族とは口を聞きたくない、そう思っていて、感情や思考の使い方が何一つ変わっていない場合は、実際には現実が何一つ変わらないように進んでいきます。

したがって皆さん方がここでいろんなエネルギーを感じ、自分の内面の領域にまで調整が及んだとしても、思考や感情の使い方がこれまでとまったく同じ場合には、現実がほとんど変わらない場合があります。

また仮にエネルギーをまったく受け取らず、何一つ調整されなかったとしても、思考や感情のエネルギーがまったく違って、今まで非難していた人をまったく非難しなくなり、今まで悪く言っていた人にも何も悪く言わないようにすると、それだけで現実は確かに変わります。ただその場合の変化は非常に緩やかなものであり、明らかに次々と事態が変化していくという状況にまでは進みません。少しずつ、緩やかに状況が変化していく。

それも実際には確実に進むのではなく、やはり今までと同じような状況を繰り返してしまう。でも、次の日に改めて、相手を良いように思うとまた少し関係が良くなり、でもまた次の日に争って不快感を出す。そういう繰り返しが何度もあり、結果的に少しずつ少しずつ相手との関係が改善されていく。そういう状況で現実が変化していくでしょう。

しかしここでエネルギー的な調整を行なった後に、自分の感情や思考の使い方を変えていくと、本当に一気に環境が変わることがあります。それまで常に顔を会わせれば喧嘩していた人が相手が急に何かの都合で別の場所に移り、二度と会わなくなってしまう。急に家族にいろんな事態が起こり、お互いに腹を割って話し合わなければ、先に進まない状況になり、協力し合って、家族が一つになって関係がうまく進むようになった。そういう風な状況によって、環境が次々と変化していく場合があります。

したがってこういう場において、エネルギーを受け取ったり、エネルギー体の調整が行なわれたときには、そのエネルギーの喜びだけではなく、自分の思考や感情のエネルギーをうまく使って、さらに自分自身の努力、勇気、行動力によって自分が自分を満足させる行動をとっていくと、現実が本当に変化していく。それを是非とも、皆さん方にも体験していただきたいと願っております。


C数少ない機会を活用すること

さて、このようなエネルギーの変化は今までそんなに機会がなかったかもしれませんが、実際には毎月のセミナーに来ている人は、必ずその場で調整が行なわれております。また土曜日の練習会に来ている場合でも、その都度、変化が起こされております。ただ、この月曜の場においては、その時々にやってくる存在が違うために、その時々の状況によって一番、適当な仕組みがつくられていきます。

今回はたまたまそういう資格を持った仲間たちがたくさん集まってきたために、皆さん方のエネルギー的な体を調整するということが可能になりました。これはいつでも、どこでもできるというわけではありません。やはりそれの許可が必要であり、そして非常に多くの光の仲間たちの助けも必要になってきます。

今日はそういういろんな条件がうまく整ったために、これを行なうことができました。せっかくの数少ない機会ですので、これを是非とも有効に活用していただき、結果的に現実が楽しくなるように、満足のいく現実を自分のペースで進めていかれるようにと、私たちは願っております。


Dどうしたら愛の本質が分かるか

それでは最後に私の方からお話をいたします。私は2000年前に人々と共に歩いて、お互いに話をし、人生について学び、心について理解し、そして一人ひとりが何のために生きているのか、何故自分は苦しむのか、いろんなことを分かち合ってきました。人々は貧しさや病で自分がつらい人間であると思い、それを救ってもらおうとして僧侶や私のところにやってきてお願いをしておりました。

人々の病を癒した場合に、それによってその人間がどれだけ意識的な成長を起こすことができたのか。貧しき者に金銭を与えたものの、どれだけ意識的な成長が進んだのであろうか。私はいろいろと悩みました。貧しき者にいくら金銭を与えても、彼らはほかの人に与えることはしませんでした。病で苦しむ者をいくら癒しても、他の者を苦しみから解き放とうとはしませんでした。

私は分かりました。それゆえに彼らは貧しく、病を患っているということが。病に苦しむのではなく、ほかの者の苦しみを解放させようとする気持ちがないから病を引き寄せるだけであり、貧しいから苦しむのではなく他の者の貧しき者を救おうとする気持ちがないから貧しいだけである。あなた方は自分の一つひとつの行動にどれだけの意味を見い出し、他の者のことを考えて行動しているのか。

貧しき者をそのまま無視しなさいとか、ほっとけというつもりはありません。なぜならば、そういう者も貧しい者と同じ心だからです。やはり貧しき者には自分の金銭を与えて、少しでも楽になってもらいたい。病に苦しむ者には、癒しの能力があればいくらでも癒して、心を解放させてあげたい。でも、貧しさから解き放たれ、病の苦しみから解き放たれたとしても、他の者の貧しさを救おうとせず、他の者の病を解放しようとしない者は結局、何も意識の成長が行なわれておらず、私が与えた金銭や癒しは何の効果もなかったことになってしまう。

人々の目覚めが次から次へと広がっていくのには何が大切なのか。人々の愛が次から次へと広がっていくためには何が必要なのか。その本質的なところをもっともっと突き詰めて考えてもらいたいと思っている。私は今の時代においては2000年前とはまったく違うやり方をしようと思っている。そしてもっと本質的なところ、もっともっと本当のことを少しでも人間に分かってもらいたいと思っている。

確かに人を愛することは一番、基本的なことであり、本質的なことである。でもそれの本当の意味を誰一人理解していない感じがする。その本当の意味をいかにしたら理解していただけるのか。私はそれを今、いろいろと考えている。皆さん方の会話の一つひとつ、十分に注意して聞いている。言葉の一つひとつ、感情の出し方の一つひとつ、厳密に調べて確認している。

どうしたら本当の愛が分かるんだろう。どういう表現をしたら、そういう感情が出てくるのだろう。一人ひとり、厳重に見ながら、私もいろいろと勉強している。皆さん方もただ教えてもらおうとして来るのではなく、できれば私と一緒にいろんなことを考えて、どういう風にしたら本当に理解し、広まっていくのか。私を助けてほしい。

一緒になっていろいろと教えてほしいと思っている。決して私たちの方から、一方的に聞き出そうとか、ただ教えてもらおうとは思わないでほしい。皆、私の仲間ではないか。一緒に考えて、一緒に工夫して、一緒に努力していきたいと思っている。それではありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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