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1998/9/19■月例セミナーから

地球の真実は魂にも秘密にされていた

@これからが魂の本当の目覚めの時期

今日は皆さん方の魂の成長ということについて説明をいたします。先程、皆さん方の成長についての説明がありました。皆さん方が肉体をまとってこの地球で経験を重ね、さらにこの地球での完全なる人間として進化し、そして宇宙的な規模で活動していくことが伝えられました。

皆さん方がこの地球にやってきたときには、皆さん方の大元自身は必ずしもそこまでは理解はしておりませんでした。この地球が造られ、人間が進化し、そして今の時代まで進んできたときに、自分の役割を持っていろんな惑星から人類がやってきました。それぞれの人類は何らかの思いを感じて地球と接触し、地球での役割を造ってきました。

でもそれはあくまでも自分の学びのため、自分の経験のためという段階であり、そこに隠された創造主の思いを理解するまでには至っておりませんでした。今、皆さん方と共に魂自身もこの地球で学びを重ねております。この地球で経験を重ねることが魂にどれだけ大きな影響を与え、この宇宙にとって重要な意味を持っているのか。今、それを学んでおります。

したがって皆さん方がこの三次元の世界で自分がどうして良いのか分からない、何をすればよいのか分からない、そう思っているのは、魂自身がこの宇宙で何をして良いのか分からない、どうすればよいのか分からない、と迷っているのと同じ意味を持っております。皆さん方が三次元でのいろんな思いを理解し、成長を重ね、自分のやるべきことが分かってくると、魂もこの宇宙における位置づけが分かってきます。

したがって皆さん方の成長そのものが魂の成長にも繋がっていきます。まさに宇宙で経験している魂と地球で経験している皆さん方は同じ状況にあるのです。皆さん方の頭のレベルでは、そんな関係は理解できず、まるで自分が魂から見放され、自分一人だけこの地球で苦しんだり、悲しんだりしているように感じられているでしょう。

でもそれは魂から見ても同じように、この地球で自分だけが訳が分からず、何をして良いのか分からず、困っている証でもあるのです。皆さん方が困っているのと同じように魂も困っているときがあるのです。ただ唯一、魂と皆さん方とで違うところは、魂はある程度、自分の意思で地球にやってきて、自分のやるべきこともある程度分かってやっております。皆さん方はまだほとんどそれが分からず、自分自身が何者なのかがまったく分からないまま活動しております。

この地球においてはいろんな計画の変更があり、それと共に魂もいろんな変更が途中にありました。当初予定していた活動とはかなり状況が違って、もう本来の役割とはまったく違ってしまっている人もおります。この地球においては、単純に計画した通りには進行していかないということが途中で明らかになり、その段階で魂はいろんな修正を加えていきました。

ところが魂が修正を加えると、それと同時に周りの場も変わってしまうために、修正した通りにはうまくいかないことが何度も重なり、そのためにまた新たなる修正を加えるという状況が頻繁に起こってきました。皆さん方の魂もそこでいろんなことを学んできました。この地球においてはいろんな存在たちがいろんな角度から、いろんな面で常に人類に関与し、いろんな面で魂を手助けしてきました。

それと同じように本来の光ではないものも地球に関与し、皆さん方にいろんな影響を与えてきました。魂ですらも、途中で何が光で、何が光でないのかが分からなくなる場合もありました。そのために魂が望んでいないことを経験してしまったり、本来の思いとは違うことをやる破目になったりしたこともありました。

この地球はそれほど秘密に隠されたところがたくさんあり、すべてを理解して順調に成長している魂はほとんどありません。皆、自分がこれからどうなるのか、どう成長していくのかが分からず、学びを続けてきました。でも、こうやって少しずつ真実が明らかにされ、地球の役割が明確になってきて、地球人類の大切な役割が明らかにされてきた段階で、今、魂が新たなる波動に変わりつつあります。

これまでの波動は、地球での経験を通して自分が理解し、癒しを行なうという前提でありました。これからは本当に愛を身に着け、すべての生命と一体化し、人類愛を具現化していく流れに入っていきます。魂にとってこれ以上の喜びはありません。人間としての偉大な才能がどんどん目覚めていき、魂も思う存分に活躍できるようになっていきます。

今までの長い間、ただひたすら苦しみ続け、解放することだけを願って生まれてきた者もあります。地球自身の破壊するエネルギーを少しでも浄化しようとし、何度も何度もその役割を引き受けた者もおります。そして地球が少しずつ光を浴びていき、今、この宇宙の中で本当に生まれ変わろうとしております。

これからの時代を皆さん方の手によって実現させるために、先程、説明にあったような流れの中に入って光の一員としてこの地球での役割を演じていっていただきたいと思います。


A高我のレベルにあるのを魂と思ってよい

私たちは先ほどの説明の中で、いくつかの訂正をしておきます。人間がこの地球で肉体を伴って進化を重ね、そして意識を成長させ、また宇宙に戻っていきます。このエマネーションというシステムは、必ずしも先程の説明の通りがすべてではなく、しかしだからといって単なる転生輪廻が正しいともいえません。

まだまだ今の皆さん方の理解度の状況においては、正しい理解が難しいように思えます。今のレベルであえていうと、一人ひとりの魂は基本的には先程の高我のレベルにあると思っておいてください。確かに、本来は肉体を持ったときに魂ができますが、その魂はまだ明確に宇宙の中で理解されている魂とは違っており、まだまだ未熟なレベルの魂といえます。

したがって一人ひとりの魂はやはり高我のレベルにあり、自分自身の一生を終えてもまだ高我のレベルに魂が存在しており、地球から離れるときにいろんなエネルギーの変化や再調整が行なわれ、魂のグループとして活動する場合と、自分が自分の魂を持って活動する場合、あるいはより高次のレベルに吸収されて魂がなくなる場合、いろんな現象が起こるということを覚えておいてください。

まだまだ魂についても皆さん方の言葉では理解できない状況がたくさんあります。だからといってこういう学びがムダとはいえません。むしろこういう学びをたくさん続けていろんな概念を皆で学び合い、そして自分たちで真理を見つけていく。そういうやり方を継続するようにしておいてください。


B自分と他人の壁を取り除く

さて、今日は一体化という話で集まってもらいました。魂と一体化すると、自分はどうなるのか。先程の説明にあったように、高我というレベルで一体化を行なうと、自分はそのレベルの意識に移っていきます。自分は一人ではなく、すべての人間が自分と繋がっており、自分は単なる波動を持って役割を演じていく。そういう雰囲気がかなり強くなっていきます。

ほかの人を見ても、その人を個別の者とは思わずに、同じように大いなる自分から現れた一つのものであり、お互いに密接な関係があり、また自分の一つの側面でもあるという思いが強くなってきます。一人ひとり自分とのつながりがあるというのが明確に見えてきて、そこには愛の大切さやお互いに協力し合うことの意味の大きさがはっきりと分かってきます。

この地球においては、個別化のエネルギーがとても強いために、他人は自分という感覚を身に着けるのに、とても時間がかかりました。でももうそれもかなり最後の段階にきており、もうじき皆さん方はその壁をなくすことに成功するでしょう。自分と他人を区別してきたこの壁を自分の手でなくすことに成功するでしょう。そうすると、ほかの人間、ほかの人々、ほかの人種、それがまったく違う観点から見えるようになってきます。

自分もまったく新しい見方で見ることができるようになっていきます。でも今までのやり方がムダだったとか、意味がなかったというわけではありません。むしろ今までの経験があったからこそ、ここまでやってこれたのです。さぁ、もうあとわずかです。何とか頑張って、自分と他人の間の壁を取って、お互いに一つであるという感覚を味わってみるようにしてみてください。


私たちは皆さん方に祝福のエネルギーを最後に流してお別れにいたします。

それではありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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