1998/9/2■水曜瞑想会から

瞑想の練習をすると視野が広くなる

①光の世界でエネルギー的な繋がりをつくる
それではまず、今の瞑想の話からお話をいたします。それぞれが光の世界に行ってエネルギー的な調整を受けたり、意識的な変化を経験してきました。基本的には私たちの仲間の領域で意識を経験していただくことをやっていただきました。その中において、Ｎさんの意識がかなり面白い動きをしていました。彼女の意識は今、新たな変化を迎えており、そのために意識的な波動の調整が一番必要になっておりました。
この波動の変化に見合う光の存在たちがその中心となる役割を担っておりました。その存在がいろんなことを調整しようとすると、Ｎさん自身の意識がそれに不安を感じたり、恐れを感じたりして、そこから動いてしまう状況が何度かありました。そのために適切な調整がうまく進まなかったり、別のエネルギーの働きで変化をしてしまう状況になっておりました。
これは初めての人には何度も起こる現象ですが、あなたの場合にはすでに基本的な調整が終わっているために、普通はあまり起こらない現象のはずでした。それがまたこういう状況に戻ってきたということに私たち自身も少しいろんなものを感じておりました。
おそらく、しばらくこなかった間に、いろんな別の種類の波動を受け取り、それによってエネルギー的な変化が少し行なわれてしまったものと思われます。そのためにまた本来の光に見合うように再調整を行なったり、エネルギー的な修復を行なう必要がありました。それが別に良いとか悪いとかいう意味ではなく、おそらくその間に必要としていた経験がたくさんあったものと思われます。
自由というメッセージはそういう意味において、今、あなた自身が一番望んでいること、一番テーマとしていること。しかしそれを行なうにあたっていろんな作用を身に着けてしまったためにそのまま素直には動けない状況になっておりました。
それを本来の動きに戻すためには、この期間に身に着けたものを一度整理し直し、本当に自分に必要なものと、自分ではあまり必要としていないもの、むしろ自分にはあまり意味のないもの、そういったものを分析し直し、本当に自分に役に立つもの、必要となるものだけを信じて、そして自分の本来のエネルギーを使いこなし、自分の進むべき道に向かっていく。今、それが必要な状況と思われます。
あくまでもいろんな制限にとらわれず、自分の本来のエネルギーを使って進んでいく。そういうやり方をメッセージとして与えたものと理解しておいてください。

さて、Ｓさんのビジョンで、近代的な建物が現れたというのがありました。これはある意味では皆さん方が今、造り上げている新たなる波動の世界のシンボルともいえます。新しい波動の世界において、すでに私たちはその設計図をつくり、準備をしていろんな仕組みを創っております。
ただそこに住むのは皆さん方であり、皆さん方が自分の手でその中に入ってきて、そして平和な世界を造り上げていく必要があります。その世界で皆が同じ価値観で、宗教に依存せず、執着を持たず、社会の制約もなく、ただ自由な心の儘で社会を造っていく。そういうシンボルが見えたものと思われます。
また階段というものもある意味では大切なシンボルであり、私たちがその世界を創るためにいろんな波動を降ろし、エネルギーを降ろして仕組みを創っていきます。皆さん方はそれを受け取り、自分に見合った社会を造り上げていく必要があります。そういう意味において、その階段を理解し、昇ったり降りたりするというのは私たちの世界との繋がりを造ったという意味にもなります。一歩一歩自分の足で上がり、そして役割を演じてその世界を造り上げていく。そのシンボルと思っておいてください。

さてＭさんの場合ですが、あなた自身の意識は皆さん方と同じように光の世界に来てそれなりの体験をしておりました。一番のテーマはあなたが何者であり、どこに向かい、自分は何を喜びとして毎日を生きているのか。それを理解してもらうためのお話がたくさん為されておりました。そこでマスターから与えられたアドバイスを少し、説明しておきます。
今までは自分というものについて理解をするときに、自分以外の者からのいろんな反応を常に気にし、それによって自分が何を為すかを常に意識して生活をしておりました。でも、そこに自分という本来のものがどう表現されているか。ほかの人からの反応を気にしていて、自分が本来の楽しみを見つけることができるのかどうか。
自分が自分であるためには、まず自分から考え、喜びを見い出し、行動に移していく。それを本当にやっていく必要があります。ほかの人があなたに望むことや期待すること、それはその人の勝手であり、あなたの思いとは必ずしも一致しません。特にエゴによってあなたに要求する人がいたとしても、あなたはその人の要求を満たす必要はありません。
あなた自身の成長のためには、自分は何をしたらよいのか、自分はどういう体験を望んでいるのか。そこにもっと意識を向ける必要があります。確かにほかの人の喜びを感じ、それを演ずることは必要です。でもそれはその人のエゴを満たすためではなく、相手自身の成長を前提にしており、自分の成長も必要です。
その中で自分が何を為し、どういう喜びを見つけていくか。そういう意識的な変化がこれから必要であり、まず自分の喜びを見い出すこと。自分から行動していくということ。そういう生き方を確立するようにしておいてください。
ほかに与えられたアドバイスとして、自分自身が精神的な成長を為したい場合には、あなた自身の心の中にある喜びややりたいこと、自分が望んでいるもの、それを本当に分析し、そしてそれを自分の本来のエネルギーで行なうように意思を強くし、そして自分の意思で現実を変えていくというやり方をまず身に着けるようにしていってください。
自分自身の意思や思い、それがいかに現実を造り上げ、そして自分の人生に影響を与えているか。それを理解していって現実を変えていけるように練習をしていってください。

②自分のペースで瞑想をするように
さて、瞑想というものは意識的な成長や繋がりを確立するためにはとても良い方法です。でも、それは皆さん方のレベルにおいてはかなり練習が必要であり、すぐに身に着くとか、誰でもできるというものではありません。したがって瞑想だけをうまくやろうと思っても、どうしても困難が伴い、思うようには進まない現実が見えてきます。
瞑想は必ずしも自分に意識的な変化をもたらし、成長をもたらすという状況ではなく、まだまだホンの少しだけそんな気がする、繋がった気がする、雰囲気が分かる、という状況と思っておいてください。明確に何かを受け取るとか、何かを体験するというのではなく、漠然と何かが感じられる、何となくそんな雰囲気がする、そういう思いが強くなってくる程度です。
でも、それはそれでとても良い影響を与えていき、実際にはそれ以降の生活にかなり変化が出てきます。いろんな人や物に対しての思いが高次元のレベルになっていき、より別の角度から見られるようになっていきます。したがって瞑想の練習をしていくと、いろんな人のことが分かるようになったり、いろんな観点から見ることが可能になってきます。そういう特徴を理解した上で瞑想の練習を続けていかれるように望んでおります。
これからもそういう意味において、瞑想に対して過大な期待はせずに、かといってそれを無視したり、諦めたりせずに、自分のペースで自分のやり方で瞑想の練習を続けるようにしていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。

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