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1998/8/5■水曜瞑想会から

他人の視点から自分を見つめて自分を知る

@他人と喜びを分かち合うためのテーマがチャクラに現れる

私たちは先ほどの瞑想の手助けをしていた仲間です。先程は赤い星とオレンジの星ということで瞑想をしておりました。赤い星は基本的にはベースチャクラの特徴を持つ星として一番近いエネルギーを体験していただきました。ただ、現実にいうと、そういう惑星があるのではなく、皆さん方がこれまでに造り上げてきたエネルギーのうち、ベースチャクラの特徴に近いものを集めて惑星のように形作ったと思っておいてください。

ベースチャクラのイメージに近いというのは、ある意味では皆さん方の生命の根源でもあり、またこの地球につながる原点でもあります。惑星にはいろんな特徴があり、この地球には人間と繋がるための基本的なルールがあります。

ベースチャクラには人間と地球を繋げる大切なものが隠されております。海というシンボル、あるいは川、木、山、こういったものはいずれも地球のエネルギーと人間が繋がるために必要なものであり、それぞれが人間の生命にエネルギーを流していきます。特に水や木は生命の維持に大切なものであり、地球からいろんなエネルギーが流されてきます。人によって個人差がありますが、地球から水、木、空気、土、そして生命、このエネルギーを受け取り、自分と繋げていく、それがベースチャクラのシンボルと思ってください。

オレンジの星で、皆さん方の言葉でいう感情のチャクラと類似したエネルギーが集められました。ただ、感情のチャクラというと、多くの人が何かブロックのようなものとか、感情的な対立、憎しみや悲しみ、というのを連想する人がたくさんおりました。今日、皆さん方に感じていただいた感情のエネルギーはそういうものとはかなり違っており、自分がこの地球上で人間として生きている場合に、ほかの生命や存在たちにどのような喜びを与え、自分はこの地球上で満足して生きていけるか。そういった意味での喜びを中心とするエネルギーを感じていただきました。

女性しか出てこなかったという人、これはある意味では自分が今、学んでいるテーマにおいて、まだまだ女性について理解すべきものがたくさん残っており、自分自身がまだ女性として完全に満足していない、あるいはほかの女性を見て責めてしまう、自分自身がまだ100%女性として終えていない、という思いから起こされております。

それに対し、男性しか出てこなかったという人もいました。この人は反対に、男性に対しての理解がほとんど及んでおらず、自分と男性との関係や男性の思考パターン、男性の考え方、そういったことを学ぶテーマが今、訪れております。今、自分はそれを通して女性と男性の違いや、お互いがうまくいくやり取り、男性についての理解を深めるやり方、そういったことを学びながら、喜びに変えていく必要があります。

また、必ずしも人間が現れずに、顔や体を布で隠した存在が出てきたという人がいました。この人はまたかなり特殊なケースであり、人間の見方がかなり普通の人とは違っております。必ずしも普通の人が考えている人間という見方ではなく、あくまでもどの人間も一つの生命、大いなる宇宙の一部であり、人間という形にこだわったり、考え方や思想だけで人間を区別したり、人間という概念や枠に押し込めてはいないという見方からきております。

したがってこの人にとっては必ずしも人間的な形で評価するのではなく、もっと内面から人間を見ていく傾向があります。これはこれでその人の喜びの方法としてはとても良い見方ですが、やはり人間に対しては人間的な優しさとか見方もある程度、大切なものになってきます。人間を人間としてしっかり見れるようになったとき、それを隠していた布切れなどがとれて表に出されてくるようになるでしょう。

いろんな動物が出てきた中で、まずクジラのようなもの、アザラシのようなものという表現がありました。クジラはある意味ではこの地球の大いなる知的生命であり、人間と一緒に地球を管理している大切な生命形態です。ただ、まだ人間がそれを認知していないために、クジラは必ずしも同じ仲間とは見られておりません。でも、彼らは人間とともに話し合い、協力し合って地球を変えていくことを望んでおります。

海における哺乳類、彼らは皆、人間との協力関係を願っております。そういった意味で、そういう海における哺乳類が現れてきたり、見えてきたときに、一緒になって何かをする、あるいは役割分担をする。そういう発想を持って自分のやりたいことをやっていくと、それはとても良い結果をつくり出していくでしょう。

ゴリラのようなものという表現もありました。これも先程と同じように、人間にはまだなっていないけれども、それに近いような生命。必ずしもいろんな人間を外見で見るのではなく、心だけで見ていくと、心で見た感じがそのままビジョンとなって現れる場合があります。つまり本当は肉体を持った人間を見ていても、その人の心を自分が感じたときに、そこから受ける波動でライオンに見えたり、ゴリラに見たり、あるいは別の動物に見えたりすることがあります。

おそらくあなたの場合にはそういう意味でいろんな人を見たときに、その人の心から受け取る波動で、それに近い動物をイメージしやすい傾向があるものと思われます。それはそれである意味ではとても良い見方であり、その人の心を純粋に見て、そしてそこから喜びを分かち合える工夫をしていく。そういうやり方をするためにはとてもよいでしょう。それと同時に、また人間としてしっかりと認めていく。この両方の心の働きが必要となります。

さて、リンゴを食べて、ヘビも目にしたというのがありました。れはある意味ではあなた自身の思いや概念から造られております。ただまったく全部が自分の概念というわけではなく、そこで本来流されてきたのは、あなたの知識や知性、そして今の現実でそれをどう活かしているか、そういったことに対してのある種の思いが届けられました。自分の知性をどのように活用し、喜びに変えているか。ほかの多くの人の喜びに自分の知性がどう活かされているか。そういったものに対する思いがやってきました。それをあなたのエネルギーの中で、リンゴとヘビという風にシンボル化されておりました。

これはこれでとても意味があり、自分の原罪、罪、そして知性、それを自分なりに考えてみるヒントを与えたことになります。知性とは何であるのか。喜びとは何であるのか。それをいろいろと考える時間が与えられたといえるでしょう。

必ずしも、明確な人間の姿ではなく、羽根のある存在がいっぱいいたという人もおりました。これもある意味では自分の願い、あるいは思いから造られております。いろんな人間と分かち合い、楽しくやっていこうとするエネルギーと、どこかで人間を恐れ、嫌っているために、少しでも優しく楽しい雰囲気を造り上げ、その中でうまくやっていきたいという思い、そういったものが巧妙に混ざり、自分が楽しい雰囲気、自分が分かち合える雰囲気を造り出していき、それがそのような状況となって現れてきました。

これらの話から分かるように、それぞれほかの人と喜びを分かち合うときのテーマや、課題、そして今の心の状況がシンボル化されて、出されてきました。皆さん、それをある意味では自分なりに理解し、そして改善しようとしております。今、そういう状況が与えられたということは、本当に良いことであり、改めて自分の感情や人間関係といったものについて学ぶことができるでしょう。

A別の角度から自分を見つめるということも必要

さて、少し別の話をいたします。自分について知ろうとしていろんな勉強を重ね、話を聞いたり、本を読んだりしました。大雑把なレベルでは自分について理解できても、本当の自分という点になると中々先に進まず、ぼんやりしてしまうのが普通でしょう。自分だけの問題とか自分に固有のケースがあり、一般論では当てはまらないことがたくさんあります。その中でいかに本当の自分を見つけ出していくか。

自分は、普段はあまり気がつきません。普段の何気ない行動がもう普通になっているために、自分だけの特徴というものが見えなくなって来ています。でもそれは他人からみたらすぐに分かる場合があります。むしろ、他人は皆、それを知っていて、どういう人間であるかというのを他人の場合にははじめから共通的に理解している場合があります。でも、本人だけが理解していない。

こういうことがたくさんあり、それが話を難しくさせたり、つじつまがうまくは噛み合わなかったりします。したがって自分を知るということは、ほかの人が普段感じていることをいかに自分がそこに意識を向け、自分も同じように感じていくか、この練習がかなり大切になってきます。

自分は毎日、同じ考え方で考えるために、ほかの人が別の考え方で見ているときには、まったく分からないことがあります。自分を見つめ直すときに、同じやり方で何度も何度も見つめ直したり、繰り返すのではなく、自分以外の人間が自分を客観的に見たときにどう思うか、相手の立場から自分を見たときに自分はどう思うか、そういう観点から自分を見つめると、今までにはない自分が見えてきます。

そういうやり方で自分を見つめていくと、隠されていた自分にどんどん意識が向き、本当の自分に出会えることができるでしょう。したがって相手の視点から、別の角度から自分を見つめるということをやってみてください。

私たちは、今日はここまでにいたします。それではありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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