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1998/7/19■月例セミナーから

共感することに特徴を持った日本人

@日本人だけで固まらないように

私たちは皆さん方の魂の集まりとしてグループを作っております。今日は日本というテーマで皆さん方にお集まりいただきました。日本についてそれぞれがいろんな思いを持っており、これからの時代のことや自分たちの役割について話を聞こうとしております。私たちは今のこの段階においてはまだ日本についての本来的な役割を話す準備はできておりません。

日本人はまだまだ選民的な思いが強く、どうしてもほかの民族と自分たちを分けて考えてしまう傾向があります。まずはそういう考えを無くすこと自体が今の皆さん方の役割ともいえます。先程の説明で、人種の進化と魂の入り方についての話がありました。人種の進化についてはとても複雑で、それぞれ担当したマスターの数だけ地球上の人種が存在すると思っておいてください。

それだけ多くのマスターがこの地球人類の生成に関与しております。それぞれのマスターがどういう役割で人類を創り上げていくか。それぞれこの地球に一番相応しい人間を創ろうとしております。まず第一にいろんな民族と交流ができ、遺伝子的に見てどの人間と交わっても特別な反応が起こらないもの、異常な反応が起こらないもの、そういう人種を創ろうとしているマスターがいます。

またあるマスターは、人間としての最大限の能力を究めようとして、いろんな能力の特殊的なものを次々と成長させていき、その部分だけに関してとりわけ特異な能力を持つ人種を創ろうとしております。またあるマスターは、今までの地球に関与してきたすべての人間の遺伝子をうまく組み合わせ、この地球上においてはどの環境に関しても適応できるもの、どのような状況にあっても正常に進化できる人種を創ろうとしております。

そういう分類の中において、日本人を創ろうとしたマスターはある特別な任務を受けて人種を創り出してきました。ほかのほとんどの人種は何らかの形でこの地球以外の人種の遺伝子を持ってきており、それとこの地球上の人種の組み合わせによってより素晴らしい人種を創ろうとしました。

日本人に関してはなるべくほかの惑星の遺伝子が入り込まないような形で進化が行なわれるようにしておりました。この日本人に関して言うと、そもそもの出発点からしてかなり特異な形をつくっております。先程のように、人類の進化を担当しているマスターは自分たちの思いにしたがってより良い人間を創ろうとして環境を選び、自分たちの方向性をつくってきました。

しかし日本人に関して言うと、ある意味では直接、神がいろいろと関与し、その影響の本で進化するように創られておりました。しかしその場合の神といっても、奇跡的に創り上げたわけではなく、あくまでも地球上にある遺伝子をうまく組み合わせ、それによって神の御心がより理解しやすい人間を創ろうとしていろんな仕組みが行なわれてきました。

したがって日本人は本来、神の御心が理解しやすい心を身に着けるように進化が進められてきました。神の御心とは何であるのか。この地球においていろんな文明がつくられ、興亡が繰り広げられ、争い、他の民族を滅ぼし、自分たちだけが唯一の素晴らしき人間であると自認できるような生き方をしてきました。そういう歴史の中で、神は特別な仕組みをいろいろと創り、なるべくほかの民族の影響が及ばないような場所において、日本人を創り上げてきました。

今の日本人はその本来の思いから少し離れてきており、少しずつほかのいろんな民族の遺伝子が入り込んできております。しかしそれがおかしいということではなく、それ自体も神の御心といえます。日本人が本来持っている霊的な能力はとても強いものがあり、それはほかの民族にはおそらく理解できないでしょう。お互いが持っている共感、分かち合う心、一緒に何かをやろうという思い、これはほかの民族にはまず理解できません。

日本人はそういったところにかなり神の御心を受け取っているのです。でも、それが必ずしも良い方向ばかりに使われることがなく、自分が楽をしようとしたり、誰かにやってもらって自分は手を抜く、という生き方をする人間が現れるようになってしまいました。そしてそういうエネルギーが一度出来上がると、そのエネルギーはそれぞれの欲望にどんどん入れられていき、次から次から怠けたりサボる人間が現れるようになってしまいました。

人間が自ら成長をやめたときに、人間としての進化が滞ってしまいます。神の御心に合うということは、必ずしも一生懸命にやって成長するとか、ただひたすら前に進むということばかりではありません。お互いに楽しく、安らぎを持ち、自然を楽しみ、豊かさを喜び、心に潤いをもたらす。これも必要なものです。

自分たちの成長を自らやめてしまったときに、人々の堕落が始まります。日本人の堕落が始まったのは、ムー大陸からやってきた初期の日本人の集まりたちが日本の自然の良さやあまりの気候の良さにだんだん安堵感が増え、自ら心を強くして生きるというやり方がだんだん弱くなっていったころです。

縄文と皆さん方がたが呼んでいる時代の末期のころにはもうかなりその状況が進んでいき、なりべ苦楽をして自分で自分の成長をしっかり行なうという思いを持つ者はほとんどいなくなってしまいました。そのために新たなる意識的な活性が必要と感じ、いわゆるヤマト(倭、大倭)といわれる民族が日本に送られててきました。

しかし、この民族はその日本人のあまりの愚かさや怠惰な心に我慢ができず、一緒に仲良くやろうという思いがどんどん薄くなっていき、自分たちを中心にして日本を造り変えようという気持ちに変わっていきました。そのためにヤマトの者たちは次々と怠けた日本人を追いやり、自分たちが中心の文明をつくるように変わっていきました。

しかしヤマトが優れていたとか、良かったというわけではなく、彼らはただ単に奢侈を好み、おいしいものや舞、音といったものを喜びとしており、それをもっともっと自分たちの日常のものにしようとしておりました。そういう環境に合わない者たちはヤマトの勢力から離れていき、どんどん別の地域の方に移っていきました。

今の日本人のほとんどの人は、そのヤマトからのエネルギーで生活しております。自分を高いものとする。少しでも美しいものを好む。早く何かをこなす。こういうエネルギーはヤマトによってもたらされたものであり、本来の日本人が持っていたものとは違います。今、皆さん方が本来の日本のエネルギーを活性化させようとするときに、何を本来の日本として理解していくか。そこでかなり混乱が生じるでしょう。

本来の日本のエネルギーはまだこの日本にはやってきておりません。それを受け入れる準備がまだできていないのです。したがって初期の日本人にしろ、ヤマトにしろ、本来の日本をつくり出すための、あくまでも準備的な段階であり、まだ本当のエネルギーを下ろせるような段階には至っていないという状況です。でもそのためにはいろんな段階が必要であり、また日本人一人ひとりの目覚めや言動が必要となります。

本来、皆さん方が十分に役割を為し、準備ができ、そして受け入れる意思をもったときに流されてくる日本のエネルギー。それをこれから流してみます。自分たちの体、心で、それを感じとってみてください。


一人ひとりの心の中には未来が確立しております。今、できており、今、存在しております。自分が神となり、どういう役割を演じていくか。美しさを求める者は美しさを発揮して構いません。ただ、自ら光っている。その役割です。仲良しを求める者は調和を完成させてください。心を大切に思う者は他人の心を大切にしてください。一人ひとりに書き込まれたプラン、あなた方が自分の手で書き込んだプラン、それを今、しっかり感じさせますので、自分の心に思いを向けて、自分のプランを読み取ってください。

皆さん方がまず為すべきことは、日本人だけで固まろうとしないでください。他の民族にも良さはたくさんあり、それぞれの輝きを持っております。、自らの心を彼らに向けると、彼らの心が変わっていきます。自分はただ神の思いを自然に行なっていく。そういう生き方を自分なりに確立してください。私たちは皆さん方のハートに光を入れて、少し休憩をします。


A皆と同じことをする必要はない

私たちは皆さん方の魂の仲間としてお話をします。先程の瞑想において、何人かの人が本当に熱心に(日本の政界の)浄化をなさっており、エネルギー的にも大幅な変化を起こすことができました。ただこれが現実にどう反映するかは皆さん方の意識の持ち方によって変わってきます。本当にこれから変えていきたい。自分も変わっていく。制限や束縛を自分は望まない。今までのしきたりをいつまでも使い続ける必要はない。そう思いを日常、持つことが必要となります。

とりあえず、誰かに任せておくとか、今まで通りやっておくとか、分かっている人にだけ任せるというやり方をしておくと、結局、政治家のエネルギーがモトに戻ってしまいます。まずは自分から変わっていく。自分が新しい光に変わっていくというのを実践していくようにしていってください。


私たちはこれからの日本について、少し説明をしておきます。一人ひとりがこの日本を愛しており、日本人に生まれたことを喜びとしており、この日本という国をずっと続けていきたいと望んでおります。地球は今まで人種や宗教、そして地域を管轄する指導者たちのエネルギーによって分断され、交流ができなくなり、自分たちを阻害させる環境をつくり上げてきました。

どの人間もはじめはとてもよい人間であり、ほかの人にも愛を向け、一緒にやろうという思いを持っておりました。肌の合わない人間や考え方の違う人間があちこちに増えてくると、自分の存在が不安になり、また現実的に脅かされるようになってきました。そこからいろんな混乱が生じ始め、自分たちを守る、自分たちがほかからの影響を受けないようにする、という準備をし始め、ほかの者たちとの結び付きが薄くなっていきました。

人々から愛が消えていったのもそのころといえます。確かに人種が違い、宗教が違うと、一緒に生活するということに違和感を感じ、不自然さが出てくるのはある意味では仕方がないことといえるでしょう。お互いに悟った者たちが十分に協力し合い、うまくいくやり方を見つけ出せればそんなに混乱は起こりませんでした。

でも、どちらかのよく分かった者が命を絶ったり、帰らなくなってしまうと、もう残された者たちが対応することができず、相手の影響下に入ってしまったり、そこから離れるという状況がつくられていきました。そういうところからいろいろ分裂や断絶が始まっていきました。

これからの人間は必ずしも一人の長老がすべての役を演ずるというわけではなく、そこにいる者たちが一人ひとり自分の意思で判断し、行動することが必要となってきます。たとえほかの多くの者が相手を嫌っても、自分はうまくやろうとする、という者たちは何とか一緒にやるやり方を進めていくでしょう。

必ずしも皆と一緒に合わせて長老の考えを守り通すというやり方が通用しなくなってきます。日本において、皆で同じことをやるとか、隣の人に合わせるというやり方がこれまで常に現れてきました。これからは一人ひとりが自分で考え、自分で判断する。そして自分で行動していく。これが本当に必要になってきます。

自分のこれまでのやり方に束縛されず、また相手を束縛しようともせず、自分は自分の生き方をしようとする者が増えてくると、全体的な国もかなり変化していきます。これまでの日本においてはいろんな制限が強く、諸外国からの入り込みが困難なようにつくられておりました。今までの日本人のエネルギーを維持するために、ある意味では造られたものといえるでしょう。

でも、もうその役割が終わりつつあり、皆さん方は諸外国を受け入れる時期に入っていきます。しかし受け入れるというのは、お互いの良さを認め合うことであり、相手に染まることではありません。今の日本人はすぐ相手に染まってしまう傾向にあります。そのために自分が何であるかが常に分からず、相手を真似をしてそれで満足をする生き方を進めていきます。

自分の本質的なところはあくまでも自分だけのものであり、相手に合わせることではありません。ただ相手の良さを認め、自分の良さと一緒に、両方とも光らせていく。そういうやり方はとても大切です。これからの時代においてM自分はどこまで心を広く世界に向け、なおかつ自分を見失うことなく、相手の良さを受け入れていくか。それが皆さん方に与えられた役割といえるでしょう。

諸外国の良さを取り入れる。それは相手の良さをただそのまま持ってきて染まってしまうのではなく、両方が光り輝くように調整ながら、そのエネルギーを使っていく。それが一番、必要です。皆さん方の心の中には自分の輝きと同時に、相手の良さを見ることができる能力がたくさん入っております。人によってその良さを見るところが違っており、自分は自分だけの見方で相手の良さを見ることができます。

これからの時代においてはそういうところの積み重ねによってその人の良さがどんどん広がっていくでしょう。今まで自分を制限していたもの。それを潔く取り外し、一人ひとりの良さをしっかりと見ていく。そういう生き方に変わっていくようにお願いをしたいと思います。


B今後の流れに不安を抱かないように

私たちは今の日本において、新たなる変化を起こす役割を持っております。企業が急速に変化し、皆さん方の価値観も変わってきております。まだ人間の心の中には金銭や物質に執着している人が多いのは確かです。企業が次々とうまくいかなくなり、一人ひとりが金銭的に不安を抱えていき、自分の将来を案ずるようになったとしても、それでも日本人は生き続けます。

神が皆さん方を必要としている限り、変えることは絶対にあり得ないのです。しかし企業の形態は大きく変化していくでしょう。もはや多くの人間を一手に引き受け、大量生産的なやり方で続けてきたビジネスはほとんど合わなくなってきます。一人ひとりの人間に必要なもの、それをしっかりと見極め、そしてお互いにエネルギーの交換を行なう。こういう本来のやり方に少しずつ変わっていくでしょう。

不安を持つ者は余計に混乱を引き寄せます。したがってまずどのような状態になろうとも、不安だけは持たないようにしておいてください。決して、経済が崩壊したとしても人間が途絶えることはありません。しかし何もせずに、ただ黙っていてそれでうまくいくとは限りません。やはり自分なりの工夫、努力が必要です。

では企業がうまくいかなかったときに、どのような工夫をして自分たちの生活を安定化させるのか。今、そこが一番のポイントになっております。自分たちの力で企業に依存しない生き方をつくっていく。それは自分が自分で生きていく、最後の大いなるテストになるでしょう。誰にも依存せず、自分は自分で生きる。その最後の関門です。

そしてそれを乗り切った者はもう今までのエネルギーから切り離され、新たなる波動のモトで生きることが可能になるでしょう。自分はどういう生き方をして、これからを過ごしていくか。自分のできる範囲内でそれぞれが考えてみてください。


C挨拶

今日は、日本のエネルギー的な説明とこれからについて話をしました。一人ひとりにはこれからについての思いや現実に対しての思いが感じられます。いつかの時点で社会が急速に変わっていくと、自分のやり方も変える必要があることに気がついてきます。早め早めに自分から先に変えていくと、どのような事態が起こっても混乱したり、迷うことはありません。しかし、なるべく今の体制を維持しようとしてしがみついていると、一気に崩壊がやってきます。流れに任せ、自分の方から変えていく練習をしてみてください。


私たちからあなた方への最後の調整をして終わりにします。


これからも自分の人生は自分で変えていくという意思を強くして生活を進めていってください。私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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