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1998/7/1■水曜瞑想会から

人類が地球に為したことにいつ気づくのか

@意識が朧気なほど瞑想はうまくいっている

私たちは先ほどの瞑想を手助けしていた仲間たちです。今の瞑想において、地球との繋がりや関連について、いろんな経験がなされました。Kさんが蜂のような姿になり、その後は覚えていないという話がありました。

まだ今の段階では新しい肉体のエネルギーと自分の意識が完全に調和されていないために、自分のコントロールができない状況にあります。肉体と意識のエネルギーが完全に順応するには、もう少し時間がかかるでしょう。したがってうまくできなかったからといって、それを悲観的にとったりする必要はありません。

むしろその蜂というのはあなたの意識のある一つを現しております。自分自身の存在をまだ小さなもののように意識しており、まだ自分をそれほど価値のないものとして評価しております。そのためにどうしても自分がほかからあまり目立たないように小さな形ですぐに逃げ回れるように形をつくっております。そういうシンボル的なものが現れていると思っておいてください。

魚の形が自分のように感じられたという話がありました。これはまた自分の別の側面を現しております。魚も同じように大群で行動し、一匹一匹は目立たない存在になっております。自分はその中でなるべく同じように動き、分からないようにして行動していく。そういう思いがそこに出ております。

あなた自身の今の意識がそこから大きく変わろうとしております。今までの価値観を手放していき、自分自身をいかに認めていくか。これからの自分というものに対して、いかに積極的に目を向けていくか。今、その時期に入ってきております。これからはそういう意味で、自分の感じたことや受け取ったものも自分の成長のために使いこなしていく工夫をしてみてください。


Mさんの話の中で、新しいエネルギーに変わった感じがしたというのがありました。普通、どの人でも誕生日にはエネルギー的な変化が行なわれます。そしてそれまでに学んできたことと、これから学びをすることとの調整がとられます。あなたの場合もかなり大きな修正が行なわれました。これからの1年間、あなた自身を成長させるために必要な体が与えられております。

パートナーとの間で新たなる式を挙げたという話でした。これはある意味ではとても大きな契約です。ただその意味はまだあなたには伝えられることのできない状況と思ってください。これからの学びをどういう意識でもっていくか、あなた自身の成長のためにどのような観点で学びをしていくか、それで大きく変化していきます。自分とパートナー、家庭についてのいろんな学びがあるでしょう。自分がこれからどういう意識で活動していくか。それをとても大切に考えておいてください。


Iさんは今日の瞑想では自分なりのやり方である程度進めておられました。自分の経験したことに自信が持てないという話がありました。ある意味では瞑想での経験はそれ自体が朧気(おぼろげ)であり、自信のないものです。明らかに意識的に経験をしている場合ではそれは瞑想とはいいません。むしろ瞑想になればなるほど覚えていなかったり、朧気であったりするものです。したがって漠然とした状況そのものがいかにも瞑想がうまくいっている証であると理解をしておいてください。

あなた自身の今一番大切なものは、自分という人間の存在を考えるときに自分自身の価値観をある程度限定してしまい、その枠に当てはめようとしております。役割にしてもやるべきことにしても意味にしても、すべてある程度の枠に当てはめようとしております。それによって自分が満足し、納得するという状況をつくろうとしております。

でも、実際にはどの人間をとっても、一つの枠に当てはめることはほとんどできません。それぞれとても言葉では表現できない素晴らしい役割を持ち、また能力を持っております。したがってあまり自分をある概念の中に押し込めたり、それで満足するような学びは避けるようにしておいてください。


A地球人類は自分で目覚め成長していく

私は人間の本質的な光を創り出し、一人ひとりに命を与えているマスターです。一人ひとりが宇宙の中で光として創られ、動き出し、成長してきました。今、地球という星に来て自らの成長のために役割を演じております。地球は人間によっていろんなエネルギーをつくりだされ、つらい経験や苦しい経験を続けることになってしまいました。でも、光は常に存在しており、地球が人間に破壊されることはありません。

それでも今の地球人類は自分たちこそが一番価値があり、進化しており、尊いものであると信じております。地球人類はお互いに争っているにもかかわらず、自分たちが優秀であると信じております。そんな地球人類をただ黙って許している地球のエネルギーは力強く、辛抱強く、人間が目覚めるのを待っています。

地球人類はいずれ自分たちで目覚め、修正していくでしょう。ただそれがいつ、どの時点で目覚めるのか、世界の多くの人間が犠牲になって初めて気がつくのか、多くの家畜が犠牲になって初めて気がつくのか。地球が次から次と破壊されて初めて気がつくのか。それは私たちにも分かりません。

人間が自ら気づくべきことであり、私たちにも分かりません。しかし地球人類はいつかの時点で気がつくでしょう。自分たちの愚かさ、無責任さにいつか気がつくでしょう。気がついたときに、どのようにして修正していくか、新たなテーマが生まれます。気がついた人間だけで改善しようとしてもほとんど進まないこともあるでしょう。でも、やらねばならないのです。

地球人類はそれを乗り越えることによって初めて宇宙と一体化していきます。初めから他力本願で宇宙に任せてしまうというのは許されておりません。自分たちで気づき、自分たちで改善する、というのが必要なのです。ただ、そのためにどれだけの犠牲を伴うのです。それがとても大切です。いずれ人間はお互いに協力し合い、手を取り合う時期がくるでしょう。でもそのためにどれだけの犠牲者が出るのか。

私たちは一つひとつを細かく指図することはできません。皆さん方の方でお互いに協力し合い、学び合いながら理解して対応していく。そのやり方が必要となります。自分たちが今、地球で生きているということの意味を本当に理解し、地球に何を為すべきか、地球との一体感をどのようにして感じていくか、を本当に身に着けていっていただきたいと思います。

今日は地球との繋がりや意識ということで瞑想をしました。一人ひとり自分なりの体験が得られました。そして自分の今の意識レベルが分かるように現象が仕組まれていきました。今日の体験をもう一度整理し直し、自分はどういう意識レベルなのか、今自分はどういう意識状態を必要としているのか、を考えるようにしてみてください。

皆さん方が成長すること自体が地球人類の成長につながります。皆さん方が成長を拒否すると、地球人類の成長がストップしてしまいます。自分は成長し続けるという強い意思を確立されるように願っております。

今日はここで終わりにいたします。それではありがとうございました。


(c)1998 CentralSun
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