一人ひとり、自分の本質なるものから光が放出されており、自分の概念に応じて宇宙が創られていき、それによって自分以外のものを認識できるように仕組まれております。したがって皆さん方が光と感じているものはそれぞれの宇宙が創り出したいろんな性質をたまたま自分の感覚器官で光のように感じとり、それによって相手を認識している状況であるというのが実際の姿です。
こういう三次元の世界において、皆さん方が学びを重ね、自分たちが光の根源に近づこうとして努力をしております。私たちは光の根源と説明いたしました。この場合の光というのは、皆さん方が認識している三次元的な光ではなく、この宇宙を創り出したもっと本質的な光という風に理解をしておいてください。この宇宙が一番はじめに生み出されるときに、私たちがこの宇宙に対していろんな思いを創り、計画を創り、仕組みを創って、そして生命を生み出していくプロセスを見守ってきました。
この宇宙において、どのような生命が進化していき、そして一番はじめに神に近づいてくる生命はどういう生命なのか。この宇宙の全体を一番はじめに理解する生命はどこから生み出された生命なのか。それに興味を持っていつもいつも皆さん方を眺めております。
この大いなる宇宙において、根源という言葉が何度も現れてきます。つまりこの宇宙を生み出した大元であり、皆さん方を創り出した原点でもあり、すべての生命の出発点でもあります。この根源について今まで創造主とか、クリエイター、大いなる絶対者のように表現されてきました。
しかし、この根源というものは実際には皆さん方がイメージしているような創造主とはかなり違っており、ある意味では私たち自身にも分からないところがあります。なぜならば、私たちでさえもその根源から創られたものであり、私たち自身も学びをしており、その根源に近づこうとして、今、いろんな経験をしている最中だからです。
したがってある意味では私たち自身、本当の根源はどういうものであるのか、というすべてを理解してはおりません。でも、だからといって皆さん方と同じレベルにまで引き落とすことは意味がありません。私たちは皆さん方のすべてを理解しており、この宇宙の隅から隅まで行き渡っており、そしてこれから地球に起こることのすべてを理解しております。でも、それも私たちの学びにとって必要なものであり、それによってまた私たちは光についてさらに奥深いものを身に着けていきます。
この根源という存在のものは、私たちと自由にコミュニケーションをとることができます。私たちが根源に対して、いろいろ頼んだり、分からないところを伝えてもらったりすることができます。でも、実際にその根源そのものに出会ったことは一度もありません。いろんな雰囲気で情報が伝えられたり、アドバイスがくることはあります。でも、その本来の根源のものが私たちに分かるような形で姿を現したことは一度もありません。したがって私たちにとっても、その根源が私たちとどういう関係にあるのか、その根源にそもそも光があるのかどうか、それすらも分からない状態で永遠の時を過ごしております。
こういう私たちの世界から、皆さん方の地球という波動の世界を見たときに、この地球がいかに混乱に満ちていて、人間が自分を見失い、お互いを非難し合っている。とてもつらいときがあります。だからといって私たちはいちいち人間を慰めたり、同情したりするようなことは一切、ありません。
なぜならば、地球に限らず、いろんな惑星において、数え切れないくらいの生命が光を見失ったり、私たちから離れてしまったり、別のものの光を奪ってしまったりと、いろんな状況が起こっております。したがって地球人だけが私たちの、今見守るべき唯一の生命というわけではなく、この宇宙には無数の生命が光を求めており、そして光から遠ざかってもおり、自分たちで迷ったり混乱しながら、体験を重ねているのです。
この地球において、これまでの何万年という人間の歴史において、いろんな状況が繰り返されてきました。特に、運命という一つの進化のエネルギーをベースにして技術、科学といったものを発展させ、それによって知性を造り上げていくという流れが経験されてきました。今のこの時代においても、まだまだ同じように知性を発達させようとして、多くの人が学びを重ねたり、工夫や努力をしようとしています。
私たちの観点から見た場合に、今、地球人が必要としているものは、新たなる時代に向けての意識の変革であり、それは知性の発達とは別のところにあります。人間の知性はある程度、判断力が身につき、自分以外のものに対して理解を深めることができるようになった段階で、次の段階に入っていく必要があります。
したがって今、地球人類は知性ではなく、次の段階にあるもの、それは本質をいかに見抜き、そして自分の体験とうまく照らし合わせて自分の真理を造り上げていくか。そういうところに焦点が集まっていく必要があります。自分の現実を通して自分が造り上げた宇宙の仕組みを理解し、それによって宇宙の創り方を学んでいく。これは洞察力と的確な分析力、そして直感といったものの組み合わせによって養われる能力です。これがこれからの時代に必要な人間の能力とされるでしょう。
今の時代において、それを身に着けている人はそんなに多くはありません。でも、それに必要な条件が確実に備わってきております。ある程度、知性を身に着け、より深い思考や客観的に、抽象的に捉える見方、そしてその中から本質的なものを見つけ出していく洞察力、そして宇宙や自分の魂の思いをそこから見つけ出していく直感力、こういったものの複合的なものによって新しい能力が養われていくでしょう。
今、そういうレベルに達している人間はまだまだごく一部ですが、現実に存在していることは確かです。今のこの地球上において、新しい波動の変化を創り上げようとして、いろいろと活動し始めている人たちは、この部類に入ってきます。自分なりの正しい知性を使い、直感力に従い、そして自分の正しい行動によって自分の現実を創っていっております。
こういう人たちが少しずつ、これから皆さん方にも明確に理解できるようになって現れてくるようになるでしょう。こういう人々は普通の社会的な常識や概念に従ったやり方をあまり受け入れることはせずに、自分の本質から沸き上がる思いによって行動をとっていくでしょう。
ただ、そういう人たちは今の普通の人からみれば、常識に欠け、教養がなく、人づきあいが良くないという風に写るかもしれません。でも、彼らは確実に新しい時代の生き方をもう体で具現化している人間たちです。こういう新しき人間たちが少しずつ、皆さん方の目に止まるようになってくると、それに共感する者たちが現れてきたり、その生き方を学ぼうとしてある集まりを造ったりすることがあるかもしれません。
でも、一般にそういう考え方を持っているものは、集まりを造ったり組織化することを望んではおりません。一人ひとりが自由に生きる。自分がしっかりとして地球の中で生きていく。そういう思いを強く身に着けていきます。したがってそういう人たちは一般に集まりを造ったり、組織を造るのにはは中々良い顔を見せず、自分のペースで進めていこうとします。
ただ、その周りで学んでいる者たちがどうしてもそこから情報を得ようとして、自動的に集まりのようなものを造り上げていきます。今までの地球の歴史においても、そのようにして宗教が作られたり、団体的なものが作られたりしてきました。そして一番はじめにそれを理解した者が地上での役割を終え、地球から去ると同時に組織のエネルギーが独自に動き出し、人間のエネルギーによって巧妙にコントロールされてだんだん本来とは違う方向に進んでいくことになります。
そしてそれがだんだん組織的に拡大していき、影響力を強くして、ほかの人間たちにもそのエネルギーを分け与えていくことになります。でも、これからのそういう生き方を確実にマスターしたものは組織とか集まりを作ることを好んでいないために、もうそういう繰り返しは減っていくことになるでしょう。
さて、これは皆さん方についても同じことがいえます。ここでの集まりを無理に組織化したり、明確に形作ることをずっと控えてきました。それは今、いった理由により、そういった思い自体が適切ではなく、地球のエネルギーをより強くしてしまうために、混乱ばかりが起こる原因を作ってしまうからです。したがってこれからも、ここでの学びにおいては組織化したり、規約を作ったり、会員のような制度を設けるということは一切、ありません。
したがって学びたい者はいつでも自由に学ぶことができ、去りたいものは自由に去ることができます。にもかかわらず、ここに集まってくる人の大部分の人が、実は先程言ったような組織的なエネルギーを身に着けて入ってきます。ここに集まっていると、何か自分たちが選ばれた会員のような思いを作ってしまう。宇宙が認めた優秀な集まりとして自分もメンバーとして参加できる。そういう思いを持ってしまう人がたくさんいました。
そしてそういう持ち主がだんだん多くなってくると、皆で何かしよう、皆で同じことをしよう、という雰囲気が沸き起こってきます。そしてそれによってそれぞれがいろんなアイデアを持ち込み、今、地球はこうだから、皆でこうしよう、今、日本はこうだから皆でここに行こう、というようにしていろんな状況が設定されていくこともあります。
でも、それが本当に私たちの望みであるのかどうか。皆さん方は地球を癒したり、日本を目覚めさせるために必要なワークとしてそういう場を造り、そして実際、真面目な気持ちで参加することでしょう。でも、実際にそれによって作られたエネルギーは、選ばれた特定の人間が集まって成し遂げた、一部の認められた人間たちの行為によって地球が変わった、というエネルギーだけがこの地球に流されていきます。
これが本当に地球のためになっているかどうか。本当に宇宙が喜んでいるのかどうか。それを本質的なところから理解していただきたいと思います。したがってここでいろんなワークが行なわれたり、癒しが行なわれる場合でも、特別な集まりとか、あるいは宇宙から認められた者、許された者、という雰囲気は絶対に持たないで、ごく自然に自分が地球を癒している、自分は地球が何とか明るくなるように光を流してあげる、という純粋な波動に早く戻っていただきたいというのが私たちの望みでもあります。
ここでの集まりで、いろんな人がやってくるときに、必ず半分以上の人がそういう組織的な波動を身に着けてやってくるために、誰かが不可解な行動をとったり、自分の純粋な素直な気持ちを言ったりしても、この場には相応しくないとか、それは言うべきではないという思いを抱く人がいます。これもここでの集まりが特定の集まりであるかのように自分たちで造り上げてしまった概念からもたらされるものです。
では、そういう一体感をすべてなくして、各自がまったくバラバラに好き勝手にやっていく。確かにそういう風に表現すると、皆がまったくバラバラに自分の好き勝手なことをやる場合もあるでしょう。ただ、その場合にもバラバラとか、好き勝手とかいうのは純粋な意味における自分の思いではなく、自分が中心になって全体をまとめようとか、自分の思う全体の姿を必ずどこかにイメージして言っております。そして自分のペースで一つにしようとか、まとめようとかいう感覚を持っております。
したがって実際には、バラバラになるというのは、一人ひとりが自分のペースで持っていかせようという思いが衝突して、そのためにバラバラになるという気持ちがほとんどです。純粋に自分の内なるものからの思いを受け取り、それを実践していった場合には、バラバラになることは絶対にありません。でも、皆が同じことをするとか、同じ基準に合わせるということも絶対にあり得ません。それぞれが自分のペースで、自分のやりたいことをやっていながら、全体では一つの調和を保っている。これは宇宙の波動を正しく受け取っている者たちの証なのです。
したがってここでのいろんな人間の活動が正常に行なわれているのかどうかをチェックするための一つの材料がここにあります。無理して皆を一つにまとめたり、皆で同じワークをしたり、皆で同じようなことをするのではなく、それぞれが自分で自分のペースで進めていく。でも、結果的に一人ひとりがまったく違う役割を行ない、違うことをやっていながらも、全体ではうまくバランスがとられている。こういう姿になっているときに、すべての人が宇宙からの波動を正しく受け取り、その思いを実現している証といえるでしょう。
よく、多くの人が自分のやっていることが正しいかどうか分からない、何をして良いのか分からないという人がいます。自分のやるべきことを聞き出して、それを皆でやろうとするのはこれまでの誤った価値観です。とにかく自分の心から沸き上がる思いを大切にし、それをやってみる。結果として隣の人とまったく違うことをやっている。でも、全体でバランスがとれている。それに気づいたときに、これでいいんだ、これが自分の役割だったのか、と改めて認識されるでしょう。
ですから、皆さん方も自分の思いをしっかりと認めるためには、ほかの人に合わせたり、ほかの人の真似をしたり、ほかの人に何かを押し付けたりするのではなく、ただ自分の心に沸き上がるものを大切にして、それがいかに目の前の人と違っていてもその通りに行動する。でも、全体としてそれぞれが自分に見合った最適な役割を演じている。それに気づくことが必要となります。
こういう学びの最中において、一人ひとりが自分のできること、自分が宇宙から感じとって行動に移せるものを考えていくでしょう。そしてほとんどの人は、不安や心配を感じながら、行動を進めていきます。間違っていたら、どうしよう。光でないものに利用されていたら、どうしよう。こういう思いをもって学びを続けていきます。
これから、そういう思いを心に感じたときには、いや、大丈夫。今、自分は光からしっかりとエネルギーを受け取っている。今、自分は光の道をしっかりと歩いている。今、自分は自分の役割を十分に演じている。常にそういう意識を思い出し、それを実現させていっていただきたいと思います。
実際、そうやって光に意識を向け、あらためて自分は光として生きているときには、光と明確に繋がっております。自分のやっていることにいちいち間違っているかどうか、正しいかどうか、を考えてしまった段階で、もう光から離れてしまっております。ですから本当に光の道を歩むためには、そういう疑問や心配を一切持つことなく、ただ自分は光であるというのを信じて行動していく。これが唯一の生き方となります。
私たちは常に皆さん方の光と繋がっております。自分は光であり、自分は今、生きている。そういう思いを強くすると、私たちは確実に皆さん方と強い繋がりを造り上げていきます。一人ひとりが、これで良いのだろうか、間違っていたらどうしよう、と思ったときに、私たちから離れてしまいます。ですから、常に自分は光であり、これで正しいんだ、という思いをとにかく持続させていき、ひたすら経験を重ねていく。それに撤していただきたいと思います。
自分の光で、今、自分は自分の宇宙を生きている。その認識を強く持つと、光は強く流れていき、不安や心配は消えていきます。ただ、多くの人がそう教えられても納得できないために、疑いを持ち、不安を持って生きていくことになります。自分の光で自分の現実を創っているという証が得られないために、自分の現実を認めることができないのです。この現実が自分の光で造られたものである。でも、それをどうやって納得していくか。
皆さん方の内なるものから発揮されている光、これは高い次元から少しずつ少しずつ波動をおさえていって最終的に肉体のレベルにまで降りてきます。そして肉体に自らの光を宿らせ、それが自分の宇宙を形作っていきます。ただ、その時に思考や感情、あるいは自分の役割などのエネルギーに応じて変化していき、自分の宇宙が自分に最適な環境に造り上げられていきます。
今、多くの人はここの場において、同じ場所で話を聞いているという風に認識をしているでしょう。でも、私たちの世界からみると、ここのうちのほとんどの人は別々の空間で話を聞いています。一人ひとり、自分の一番落ち着く場で自分を安定させており、そこで話を聞いております。でも三次元的な肉体から得られる感覚としては、皆が同じ場にいるという認識があるでしょう。実際、三次元的な感覚器官においてはそれぞれが同じ場にいるかのようなエネルギーが造られております。
でも、皆さん方の内なるもの、本質的なものはそれぞれまったく違います。皆さんの心の中で感じているもの、理解しているものが一人ひとり違うからです。そのために、心のレベルにおいては一人ひとり違う空間に存在しております。
こういう状況において、多くの人は三次元での現象をどうしようか、この三次元をどのようにして変えていこうかと考えていきます。でも、実際には心の世界で造られたテーマに応じて三次元の世界が変わっていきます。したがって三次元の世界を急に変えるのではなく、まず心の世界から先に変えていくということ。
今、自分の心がどういう状況にあるのか。本当にすべての人を許せる心になっているかどうか。自分のすべてを認める心になっているかどうか。自分は光であるという真実を受け入れているかどうか。この心のありようがまず、大前提となります。そしてそれに応じて、まだ気づいていない者にはそれに気づかせるような現象として三次元が仕組まれていきます。
今、この場において、私たちの話を聞いていても、一人ひとり解釈したこと、思ったこと、感じたことがまったく違います。したがって一人ひとりの心の世界がまったく違っており、お互いの繋がりは極めて別のものとなっております。でも、たまたま三次元という世界から言葉を聞き、自分の知性を発達させるために自分の肉体を使っております。
さぁ、今、一人ひとりが何をテーマにして、自分は何を学んでいくのか。改めていろんなことを考えてみてください。自分の心がすべての原点であり、それによって現実が創られているというのをどこまで納得しているかどうか。肉体は心から生み出されたものであり、心が変わると、肉体の働きも変わっていく。一人ひとり、自分の役割があり、自分だけの生き方があり、また光との関係も一人ひとり違っているということ。
自分の心の中をしっかりと理解した上で、真実なる光との結び付きを今、確立させてください。あなた方の心に私たちが宿っていく。
それではここで休憩をいたします。ありがとうございました。
さて、こういう場合には、自分は自分の認識の仕方で自分の価値観を正当化しているということをまず理解する必要があると思われます。つまり自分の価値観そのものがその時の自分の意識状態であり、それ自体が完全なものではないということ。あくまでも自分自身も学びの最中であり、絶対的な状態にはなっていないということをまず前提にする必要があります。
そしてほかの人が違う価値観で行動しているときに、同じようにその人も自分の価値観を絶対的なものと信じて、それを基準にして行動をとっていきます。それぞれが自分の価値観を絶対的なものとして行動をとっているうちは、それは正しいというエネルギーが流れてきます。したがって自分が自分の価値観で正しいという行動をとっているときにはその人の宇宙自身が正しい状態にあり、また別な人が自分の価値観で正しいという行動をとっているときにはその人の宇宙は正しい状態にあります。
そこにおいては、自分は自分の宇宙をしっかりと認めた上でさらに愛と光に満ちたものに成長させていく。相手は相手の価値観において、愛と光を強くしている。それを強力にすることが必要となります。
さて、そういうときに、自分はどういう役割を演ずることができるのか。一般に、一人ひとりがやるべき役割というのは、自分がしっかりと地球に根づき、地球に対して必要なエネルギーを与え、地球へ愛を送り届ける。あくまでも地球の波動の変化を援助することが必要となります。そのためには、地球人類の意識の成長も自分が手助けする。
さて、そこで必要な地球人類の意識というのは、まず自分の意識のことを意味します。自分の目の前にいる人が実際にはまだ宗教的なものにこだわっていたり、物質的なものにこだわっていたとしても、その人の意識の状態を自分が判断することはできません。自分は自分の意識の状態を高めるということ。地球人類の意識を成長させるということは、自分は自分の意識を成長させていく。まずはそれを行なうことが必要となります。
したがって目の前の人の意識に関しては、自分は何も手を下すことはできないということ。では、自分は何が行なえるのか。自分がほかの人間に対して行える唯一の行動は愛することだけです。決してその人を成長させようとか、目覚めさせようとか、何か気づかせようとかいう思いを持つのではなく、それに向けての必要な材料をただ用意してあげ、ただそこにおいておく。それに気づくどうかは相手の責任です。
自分としては、ただその目の前に用意しておいておく。それだけです。そういった意味で、自分はほかの人に何を成し得るか。自分は自分の為に何を成し得るか。そこのところを良く理解しておいていただきたいと思います。
一人ひとりが自分に目覚め、自分を成長させていくときに、この光がだんだん強さを増していきます。そして意識を成長させていき、いろんな人の真実の光や奥深い光に気づいたときに、自分の光もさらに精妙に変化していきます。自分の光が自分の思考によって変化していくというのが自分で理解されていきます。
ほかの人の場において、今、必要なものが何であるのか。今、その人が何を欲しているのか。そこに意識を向け、理解できるようになってくると、その人の光がだんだん見えてきて、自分の光をそこで照らすことができるようになってきます。いろんな光が理解できるようになり、光の性質や特徴がそれぞれ明確に認識されていきます。
そして自分の光が改めて理解でき、自分の特質がどこにあるのか、自分は神のどういう側面を現しているのか。それが次第に理解されてきます。自分の光というものは単純にただ明るく照らしているのではなく、神がはじめに考えたことをそのまま現しているということに気がついてきます。
一人ひとりが自分の光をどのように認識し、認めているか。それによって輝きも変わっていきます。自分の光を認めていないものはどうしても強さがあまり感じられず、また弱々しく、かぼそい状態で光っております。しかし自分は明確に光と生きているという認識の強い人は、自らの光を強く発揮し、かなり遠いところまでその光が届いていきます。
常に何か癒してあげたい。もっと改善したい。うまく持っていきたいという思いの強い人はその人自身の内なる生命のエネルギーから癒しのエネルギーが流れてきて、必要なところにそのエネルギーが入っていきます。人々の目覚めや成長のために、うまくそれぞれが良い現実を体験できるように、素晴らしい現象が訪れるように、と考えている光は宇宙の根源から素晴らしい光が流れてきて、その人のところに的確に必要なエネルギーが流れていきます。
もっともっとその人が楽しく、優しく、満足して生きられるように、頑張ってほしい。そういう思いを持っているときは、この宇宙に蔓延して存在している美しき薔薇色のようなエネルギーが流れてきて、優しく包み込んでいき、調和に満ちた雰囲気に変わっていきます。自分が一人ひとりに抱いている思いによって光が流れていき、その人に影響を与えていきます。一人ひとりが自分の持てる能力を発揮し、それによって自分も成長していく。そういった関係を本当に理解していっていただきたいと思います。
これまで、いわゆる西洋のところから伝えられてきた精神世界の教えと、日本で古来から伝えられてきた預言的なもの、そして根強い宗教によって蔓延っている概念、これらが入り乱れて皆さん方の概念に現されてきました。そして少しずつ皆さん方も自分に見合ったものを見つけ出し、不要なものを手放して自分の真理を造り上げてきております。
今、ここの場において今年のテーマのために必要な概念を整理しておきましょう。私たち、サナンダの集まりというのはかなり宇宙の意識の根源のところからやってきております。ただし現れはいろんなを体験しており、一つの存在とか決まった形式というのは保っておりません。今、地球人類との接触のために、いろんな形の接点が創られております。そしてここに来てまた少し、その調整が行なわれ、今年いっぱいは私たちがサナンダとしてこの場に現れるように伝えられてきております。
この集まりは地球の変化と同時に私たちと日本人との繋がりをかなり明確にする役割をもっております。したがって日本に関心のない民族には私たちは現れることはないでしょう。ただし、日本が私たちによって選ばれたとか、特別な国である思いは持たないようにしておいてください。ほかの私たちのグループには、チベットやアフリカ、ヨーロッパなどで特別な繋がりをつくっている者たちもおります。それぞれ役割があり、また地球の人間と必要な結び付きがつくられております。そしてこの日本の特別な場において、私たちがある役割を仰せつかり、今年はそれをここで演じようとしております。
ここにいる人々がこれからさらに学びを重ね、自分のエネルギーを少しでも発揮できるように変化してくると、それぞれにいろんな役割が造られていくでしょう。そして自分が何を為すべきか、今、必要な役割は何であるのか、それに意識が向いていくことになります。
今までの流れを見て、まだまだ日本人は自立ということが大きなテーマになっており、一人ひとりが自分の役割を演ずるという事態ができにくい状況にあります。ほかの人のやり方をいちいち考えるのではなく、自分は自分の役割を演じていく。それをなるべく早く徹底させ、そしてこの場でも役割を演じていくのを望んでおります。
私たちは少しずつ、日本のやるべきことや置かれている立場、そして本来の使命、といったものについて明らかにする時期がやってくるでしょう。ただ、そのためには一人ひとりの意識の成長が必要であり、それを受け入れることができるレベルにまで高めることが必要となります。
私たちが日本の真実を明かすには、もう一人ひとりが完全に自立し、自分の役割に目覚め、そして行動力溢れる状態になっているのを望んでおります。
今まではそれでも何とかやってこれたでしょうが、今年行なわれるいろんなワークにおいては、自分で気づくということが一番必要な条件となっております。自分で信じて、自分ｄ理解できて、そしてやってきた者を中心にワークをしてます。ですから、皆さん方も自分の思い、自分が感じたことを本当に信じて、そして行動していかれるのを望んでおります。
私たちはいろんな意味において、一人ひとりを愛しており、また私たちの仲間であるということを理解しており、これからも永遠に私たちの一員であるというのを知っております。皆さん方がそれを否定しない限り、皆さん方は私たちの仲間です。そして今、地球は私たちの光を求めております。この光を地球に定着させるためにも、あなた方一人ひとりの行動が大切であるということ。それを本当に信じて、これからの行動をとっていっていただきたいと思います。
私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。
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