でも実際には一人ひとり時間の流れが違っており、一人ひとりの進み方もまったく違っています。そしてそれにいつどの時点で気がつき、自分だけのペースを造り出していくのか。自分のペースというものをそれぞれがうまく掴むことができるかどうか。振り子というのはそういう時間を進ませる一つのシンボルですが、それが今までとは違うように認識された。
明らかにあなた自身の時間とのかかわり方が違ったことをここで意味しています。自分を進ませていたもの。つまり経験すべきエネルギーがあきらかに変わったことを意味しています。ただそこで現された、二つのものが一つになったということで、あなた自身の選択を一つにするという解釈がありました。必ずしもその通りとは断言できませんが、あなたがそれで納得できるのであればそう認識しても問題はありません。
ただ、本来的には今まで自分を動かしていた二つの経験のエネルギー、現実の面で自分を動かしていたエネルギーと裏の面であなたを動かしていたエネルギー、今までこの二つのエネルギーが支配的であったのが、裏の方のエネルギーが徐々にあなた自身の認識によって変わっていき、現実、つまりあなたの意志とあなたのエネルギーによって現実を造り出せるようになったという意味があります。
今まではあなたの気づかないところで裏からいろいろと操っていたエネルギー。あなた自身はまったく認識していなくても、裏から巧妙にいろんな仕組みを造り出していたエネルギー、そのエネルギーが徐々に不要になってきたという理解をしておくのが一番、望ましいでしょう。
またジュウタンのようなものの張り合わせということについての話がありました。一般にそういう敷物、特に部屋の中での敷物というのは自分自身の安定した認識の仕方や納得の仕方、信ずるべき根拠、自分の信頼できるもの、そういったものを意味します。自分が安心できてそこで納得して座っている。そういうシンボルです。つまり一般には思想的なものや考え方、認識の仕方もそういうエネルギーとして現れる場合があります。
そしてあなたの場合はそれの張り替えや組み合わせ、張り合わせといういろんな意味が現されております。つまり今までの自分の認識の仕方が新たなものに張り替えられ、組み合わせられていく。ただ、それがうまくいかなかったというのは、あなた自身がまだ本来の考え方や認識の仕方に正しい理解が及んでいなく、完全な新しい張り替えになっていないというのがあります。したがって新しい認識の仕方を完全に自分のものとし、本当に真なるものとの認識を共通にしていくことができれば、張り合わせがうまくいったようにシンボル化されるでしょう。
Tさんの話の中で、友人との関係においてのいろんなやり取りの話がありました。一般に大人数が集まって誰かが何かをするような状況が生まれるときには、基本的にはそこにいる人ずべてが同じエネルギーを身に着けています。したがって先程の話にあった例でも、基本的には全員がそこで学ぶべき同じテーマを持ってきております。
一般に看護婦さんのような職業をしている人は、自分が良き人間であり、良い仕事をしているという前提が出来上がっております。したがって多くの人は、実際にはかなりプライドが高かったり、目線が高かったりする場合があります。ほかの人にいろんなことをする場合においても、やはり何かしてあげるという思いを強く出してしまったり、それによって自分が喜ばれる、喜んでもらうというエネルギーをもらおうとしております。
そういう職場の人同士が集まった場合には、一般に自分よりも明らかに劣っている点やほかの人から見て足りないというような箇所が見つかった場合に、それを責めたり、強く指摘するケースが見受けられます。そしてそれは本人はほとんど気づいていません。本人は、正しいことをしており、何一つ悪いことはしていないという認識の上で行動をとっていきます。
これはほとんど同じエネルギーを皆が持っているために、自分と他人とが実際には同じドラマを演じているということ。しかしそれに気づいている人がほとんどいないという状況です。自分が誰かから指摘された場合には、自分が悪いと思い、ものすごく不快な思いをもってしまう半面、誰かに言うときには強く言ってしまう。こういう傾向の持ち主です。しかしこれも学びを進めていくうちに、だんだんその理解が深まり、人に忠告したことが実際には自分に対しての忠告であり、他人が自分の鏡であるということに気がついてくると、少しずつ認識が変わってきます。
看護婦さんの場合には、患者さんとの間の関係もさることながら、職場における学び、同じ仲間同士の学びもかなり影響を及ぼします。したがって看護婦さんという職場を見るときに、患者さんとの間だけで見るのではなく、同じ仲間同士の間での学びという点にもっと意識を向けると、今まで見ていなかった自分のところがいろいろと見えてくるようになるものと思われます。
Kさんの質問の中で、古い木が寄りかかっているような感じという話がありました。本来、自然の中で人間が生活するというのが一番の理想的なパターンであり、特に休むときには自然のエネルギーの中で自分の体を癒してもらう、という雰囲気を造っておくのが一番理にかなったやり方といえるでしょう。
ただ、今の状況がそういう風になっているというのは、ある意味ではあなたの意志とは関係なしにそこまでに関与してきたいろんなエネルギーによって造られたものといえるかもしれません。ただ、それとあなたの魂たちがいろいろと導いたり選んだりして今の状況になったと理解するのが良いでしょう。
その木そのものは特定の人間というのではなく、場全体のエネルギーと多くの人々を同時に見た場合の調整をとったりする働きをしております。したがってあなただけとかそういう思いではなく、むしろ家族やほかの近くのいろんな人々、場のエネルギー、ほかの自然の存在たち、そういったものとの間でバランスをとっているという風に理解をしておいてください。
ただ、その経験というものが必ずしも人間的な言葉で表現できるものではなく、また実際、必ずしも人間としての経験がすべてではありません。今までの経験の中で一番、神に近い領域で活動を為し、そしていろんな真剣な思いを持って地球にやってきた人がここのメンバーの大半です。
ただ、一番ここで理解していただきたいのは、神に近いとか神そのものという表現をとった場合に、ほとんどの人は絶対的な創造主のようなものをイメージしてしまいます。これはかなり間違った概念です。私たちが認識している神に近い波動というのは皆さん方の言葉でいえば、マスターとか宇宙の存在、大いなる光の存在たち、そういう認識と思って構いません。
彼らもあなた方からすればきわめて波動が精妙な存在であり、ほとんど神との区別がつきません。また常に神と一緒に行動しており、全体が一つとなって活動しております。そのために皆さん方の今の認識でマスターと神を区別するのはほとんど不可能と思っておいてください。それにもかかわらず、マスターという表現をとらず、あえて神に近い領域と述べた意味をこれから説明していきます。
多くの人はすでに数え切れないくらいの転生を重ね、自分の意識を成長させ、宇宙の仲間入りをし、そして思いを持って地球への奉仕のために活動してきました。ところが実際には一人ひとり、そこのところの経緯はまったく違います。まずある段階で宇宙と一つになる。これは基本的には皆さん方の本質となっているもの、自分自身の本来の光、この部分が完全に宇宙の中で活動を為し、自分だけの波動をさらに進化させようとして自ら活動している状況。これを宇宙の中で動き出している状況と理解しておいてください。
その自分の本質がさらに経験を重ねようとして自分の意識の波動をいろんなところに降ろしていきます。その時、この意識は自分の思いを具現化させるのに必要なエネルギーを身に着けて、本来考えた場において活動できるように仕組みを造っていきます。しかし、その時に自分の経験がまだそれほど十分でないときに、その場で必要とするエネルギーをまだ自ら創り出せない場合があります。
その時に、別のエネルギーを一時的に借り、そのエネルギーによってそこの場で動き出せるようなエネルギーを身に着け、その中で自分の意識を降ろしながら経験を重ねていく場合があります。その時にはその場で動いている、いわゆる生命体、そしてその体を造り出しているエネルギー、その中でいろいろと考えたり思っている自分の意識、こういう構図で活動していきます。
一度その場においてこういう形態が完成すると、あとは自分のエネルギーをさらに成長させてそこのエネルギー体を徐々に徐々に強くしたり、より能力を発揮できるように生命体の体を進化させていきます。そしてそれをさらに進化させ、本来の生命体としての働きを十分に為し、自分の意識の能力を十分に発揮できるぐらいに進化させていきます。
そしてある段階にまで進化すると、もう自分の本質からの意識のエネルギーだけですべてをコントロールできるようになり、生命体の体とかそういったものを必ずしも前提にしなくても自ら瞬時にして創り出したり、一瞬にして変えたりすることができるようになっていきます。ここまでを一つの、ある意味では進化の流れと認識しておきましょう。
つまり、ある場においてそのモトができ、生命体としての体とそこに降ろす意識を造り上げ、そしてどんどん進化させてその場における生命体を完全なものとし、あとは意識エネルギーだけで自由に展開できるまでに進化させていく。これをあなた方の本質はいろんな領域において何度も何度も経験を重ねてきているのです。
そしてその中においては、すでに人間としての進化を十分に為しながらもまたやってきたもの、本質としての経験をかなり積み重ね、いろんな世界において十分な経験を身に着け、そして地球にやってきたもの、いろんな領域において自分の可能性を確かめようとしてわざといろんな生命体の形を選び、いろんな能力を身に着けてきたもの、そしてこの地球に必要なエネルギーを身に着けるために、地球で必要なエネルギーをいろんなところで前もって準備して身に着けてやってきたもの、こういういろんな進化をなしてこの地球にやってきました。
これだけの進化を重ねて体験を重ねたのにもかかわらず、ほとんどの人は覚えていないとか、思い出せない、記憶がないという表現をとります。でもほとんどの人は今、考えることができ、人間として行動することができます。実はこれ自体がもう十分に進化を重ねてきたという証なのです。もし、進化をそれほど重ねていなければ、人間としての生命形態をまとうことはできないのです。
この人間という体を使いこなすためにも、いろんな経験が必要であり、それを身に着けてきたからこそ人間の肉体が動けるようになり、そして大脳を使うことができます。したがって今、人間として活動していること自体がもう皆さん方が十分な進化を経てきており、いろんな経験を積んでいるという証なのです。そういう面で見た場合に、一人ひとり、一見、同じ人間のように思うかもしれませんが、実際にはここに来るまでの経験がすべて違っております。
人間としての特性も実際には個人差がとても大きく、それぞれ自分だけの能力というものをたくさん身に着けております。でも、多くの人は同じ人間という枠を造ってしまい、ほかの人と同じことをする、ほかの人に合わせる、皆同じという概念を先に造り上げてしまう、自分だけの特殊な能力をわざと使えないように自ら封印してしまっているのです。
でも、本来、皆さん方が人間としての自分の力を発揮するためには、ほかの人と違うことを自分から探し出し、そしてそれを活性化させる必要があります。ほかの真似をするのではなく、自分だけのものを自分で見つける。そしてそれを見つけることによって今まで自分が経験してきたことをさらに発揮することができるのです。
自分だけの本来のエネルギー、そう言われてもピンとこないかもしれません。でも、考え方や認識の仕方、受け取り方や行動の仕方が一人ひとり、まったく違います。それは単なる考え方の違いとか生活の違いというものではなく、もっと深いレベルで一人ひとりが違っているのです。
一般に地球に来る前までにいろんな惑星で人間として活動してきた人はどうしても人間関係がテーマになってきます。なぜならば、ほとんどの場合、いろんな惑星において人間を相手にして争いや仲間意識、敵対心や愛、そういったものの学びを何度も繰り返してきました。したがって人間関係でいろいろと問題を起こしたり、混乱を演じている人は今までも多くの惑星で人間として生きてきた可能性があります。
それは良い・悪いという風に捉えるのではなく、本来はいろんな人間の感情や思いを理解するだけの能力を身に着けているのです。人間としてそれほど経験をしていないものは感情という問題を解決する能力がそれほど高くないために、人間関係においてもあまり感じなかったり、自分だけで進んでほかの人の思いとかをあまり感じとれない場合があります。しかし、いろんな人の感情にすぐ巻き込まれたり、本当に人のことをいろいろ考えてやってしまう人はだいたい人間としての経験をたくさん積んできております。
こういう人々は人間関係においてそれが苦痛とか問題とか悩みとして認識するのではなく、十分に自分は相手を理解でき、それを克服することができるという自信を持っていただきたいのです。逃げるのではなく、それをしっかりと受け止め、そして解決できるという思いをもっていること。これを本当にやっていただきたいと思います。
人間ではなく、主に哲学的なこととか宇宙的なこと、そういったところに興味を持ち、人間関係は適当に最低限必要なことだけを相手にしていく。こういう人は一般にそういう役割を持ってやってきている場合があります。どこから来たかは人によってかなり違いますが、初めからその特殊な目的のためにやってきており、人間をテーマにはしていない場合があります。
したがってこういう人々に感情や愛についてとくとくと理論を展開してもおそらく興味を持たないでしょう。こういう人々は自分本来の役割を演じるだけで十分であり、あまり人間の感情に立ち入ったり、ほかの人の問題に首を突っ込むということを好んではおりません。こういう人々もこの地球にはかなり来ており、その大部分はマスターとかあるいは一度人間としての進化を終えたところからやってきております。それぞれ自分の特徴に合わせて科学者になったり、哲学者になったり、場合によっては宗教家になったりして役割を演じていきます。
天使のような波動を身に着けて地球にやってきた者たちは、本来の自然な動きや心の楽しさ、豊かさをただ演じようとしてやってきます。何かをせねばならないとか、何かのためにするというのではなく、ただそのままで良いということをひたすら演じていきます。とにかくいつもニコニコしていて、見ているだけで気持ちがよい。常に笑いを誘う。あるいはただ生きているということだけで満足している。こういう人たちは天使の波動を身に着けているといってよいでしょう。こういう人たちは難しく考えたり、追及するということもあまり得意ではなく、ただただその場で満足していることを望んでおります。
自分自身のそういうエネルギー的な特徴を自分なりに分析しながら、自分はどういう生き方が合っているのか。どういうやり方が良いのかをまず理解していき、そしてほかの人に対して思いを持つときにもその人の生き方を認めてあげる。自分の感じたことを相手に押し付けるのではなく、自分は自分の生き方のために自分で考えていく。そういう風にして自分の傾向を少しずつ理解していただきたいと思います。
自分の傾向がどういうものであるのか。まずはそれを自分なりに考え、ある程度、自分の思ったことを表現していっていただきたいと思います。私たちはまずここで、少し、休憩をとります。それではありがとうございました。
ただその場合のやり方とか実際の計画そのものはあなたの頭の中ではほとんど想像のできないことです。なぜならば、あなたは単に肉体をこの地上で動かしている役割にしか過ぎず、本当にそのエネルギー的な調整をとっているのは背後にいる無数の存在たちです。したがってその内容をあなたがいちいち理解する必要はありません。
それよりもこの三次元の中にいかに自分を定着させ、自分の体を通してエネルギーをうまく流していくか。それを本当に常に考えていただきたいと思います。先程のタイプからすると、宇宙の中でいろいろと活動してきた仲間と思っておいてください。ただ、宇宙でのいろんなところでの経験を積むにしても、それぞれの目的や意味、方法がすべて違います。
あなたの場合には常にこれから新しい波動に切り替わるところにやってきて、そしてその波動がうまく変化していくような役割をやっております。今までいろんな惑星でそういう経験をしてきているために、あなた自身もこの地球をそんなに問題としては認識しておらず、今までと同じペースで自分の役割を行なえるものと理解しておりました。ただ、この地球においてはこれまでの惑星とは違う状況がたくさん起こったために、そのたびに背後のものたちがやり方を修正する必要が何度も起こりました。それが時々あなたに混乱を与えておりました。
でも、それはあなたの問題ではなく、あくまでも背後の学びのためと思っておいてください。したがってあなた自身は背後がどんなに困ったり、計画を修正したとしても自分はこの三次元の中でいかに楽しくやっていくか。自分の本来のエネルギーをうまく発揮させていけるか。それだけを考えていただければと思っております。
さて、Tさんの話ですが、一般に看護婦さんのほとんどの人はある目的を持って地球にやってきています。それはある意味では自己犠牲を地球に定着させるための働きと思っておいてください。この地球での愛の実現の仕方にいろんな困難が伴い、スムーズには広がっていかない状況になっております。愛をどのようにして広げていくか。それをいろんな存在たちが工夫しながら、自分なりの計画を造ってやってきました。その中でも、ただ尽くすこと、一生懸命、相手のために自分を捧げる、このエネルギーをどうしても地球に定着させようとする間たちがおりました。その仲間たちが一般に病院などといったところで中心となって活動しております。
この大元はある意味では極めて進化した惑星の集まりからやってきているともいえます。そしてそれはこれからの人間が体験すべきエネルギーをいろいろと身に着けており、自分が率先してそれを使って人に目覚めや気づきを与えていくという役割を持っております。人間の病にも原因があり、それを自分で見つけていく。自分の体を自分で癒していく。それに必要なエネルギーを先に身に着け、教えていくという役割も演じております。
ただ、そういう一般的な流れとは別に、あなた自身の特性からいうと、ある集まりのところからやってきております。これはかなり遠いところの領域において、かなり進化した状況のところから地球のために波動をどんどん降ろしていき、やってきた仲間といえます。このエネルギーの特徴は自分というものをいかにして本来のものに気づかせ、導いていくか。自分を見失っている人に、いかに自分というものを理解させていくか。それについてのいろんな特徴を身に着けております。
したがってあなた自身が自分というものにもっともっと関心を向け、理解を深めていくと、それによってほかの人に自分を理解する手助けをすることができるでしょう。あなた自身の波動は極めて精妙で、普通の人間からすると理解しがたい波動となっております。でも、あなたの本質は宇宙の中できわめて輝いており、また大きな影響力を持っております。この地球においてこの波動がしっかりと定着するのをの存在たちは望んでおります。
さて、Sさんの自分自身のエネルギーですが、あなた自身の認識とはかなり違う状況になっております。これまでの転生の仕方からして常にかなり特殊な経験を積んでおり、あなた自身の特徴をまたかなり普通とは違う状況にもっていっております。これまでの転生の中で、常に身に着けてきたエネルギーがあります。あなた自身が本来、信ずるべきもの、自分をしっかりと維持しておくために、常に身に着けているもの。これをどの時代においても築き上げることが目的になっておりました。たとえどのような状況にあっても、自分の信ずるべきものをしっかりと造り上げ、そして自分を見失うことなくしっかりと生きていく。これはあなた自身の本質の方にあるある種の波動が特に影響を与えております。
それはこの地球に来る直前の時に、その大元が大きな失敗をしたことがあり、それを反省として、まず自分が自分であるための根本的なことを先に造り上げることの重要さを認識し、それを今回のテーマにして地球で常にそれを身に着けるようにしてきました。でも、これはある意味ではとても良い状況であり、常に自分を見失わず、客観的にいろんなものを見ることができる。
本来のあなた自身の波動は、いろんな空間においてそれぞれの必要な学びを十分に身に着けてから地球に来るという流れで考えておりました。ところがある段階において、いろんな学びをするつもりが、一度自分を見失った行動をとってしまい、それによってそれまでの学びが、ほとんど意味がなくなってしまうという状況がありました。そのために根本から計画を造り直して、今回の地球のために新たなる波動を造り上げ、そしてまた新しく経験をし始めているという認識をしておいてください。
Mさんの波動ですが、まず私たちからして、今、あまり述べてはいけないという情報が伝えられております。まだ自分自身をそれほど考えていないために、ほかの人と同じ情報を今、伝える許可が降りていません。したがって今、必要な範囲内だけしか伝えることができないということをあらかじめ了解していただきたいと思います。
まず、自分自身の日常の言動からして自分をもっともっと内なるところから見つめ直し、自分の特性や行動のパターン、思考の与え方をもう一度、確認するようにしていってください。そして自分自身の認識の仕方がなるべく本来のものから出てくるものに合っていくように、自分の思いがどのような形でうまく本当に表現しているか、自分のことについてもっともっと理解を深めていってください。
Kさんのエネルギーですが、確かに宗教的なエネルギーとの関与が今回の大きなテーマですが、しかしあなた自身の波動そのものはあまりそれには関係しておりません。本来はこの地球において、意識の進化とか成長、こういったことをお互いの人間同士で学んでいくというのがテーマになります。
あなた自身の波動は本来、成長する喜びにあり、これをいかに定着させていくか。本来はお互いに学ぶことの楽しみを造り上げるのが目的でした。でも、そこには必ず別のものが関与してきて、知識欲やプライドといったところのエネルギーを造り出していきます。それにいかに負けないで地球で真なる波動を造り出せるか。したがって宗教のエネルギー以前に、もっともっと大切な本当の働きがあるというのをまず認識していただきたいと思います。
これまでの経験において、常に知識欲や支配、束縛のようなエネルギーが関与してきて、それによってあなた自身の本来の学びとは違うものを学ぶことになってしまいます。自分自身の波動を少しずつ理解してきているために、これからそういった点を考慮しながら、自分の本来の波動を思い出すようにしていってください。
Oさんのエネルギーですが、あなたもかなり特殊なエネルギーとなっております。一番特徴的なのは、東洋的な考え方と宇宙的なエネルギー、表現、これらの組み合わせがほかの多くの日本人とかなり違う状況です。これが良いとか悪いとかの問題ではなく、あなた自身の本質が必要と感じてこういうエネルギーを造り上げてきました。
まず東洋的な考えというのは、多くの東洋の人々は自分という認識をするときに、自分を全体の中でどのように造り上げ、その中で位置付けていくか、をまず考えていきます。したがって全体といったことが常にテーマになってきます。その中で、今、日本人はどんどん自分を中心にした個別化への方向が強くなってきており、全体との兼ね合いがアンバランスになりつつあります。
あなたの場合はまだ全体との兼ね合いを重視するエネルギーが強いために、自分を考えるということよりも全体の方をすぐに考えるという傾向が目立ちます。これは今の日本において、ある意味ではうまくバランスを保っており、一人ひとりが個別化するという傾向と全体を見るという流れ、という調整をとっているものと思っておいてください。
また、宇宙的なことにいろんな思いを持ちながらも、現実問題で悩みを抱えている。これも極めて特殊なエネルギーとなっており、現実における問題をいかに宇宙的な面から解決するか。常にこういう意識が働くようになっております。これも現実的な生き方に埋没してしまっている人と、宇宙的な関心に興味を持ちすぎている人のバランスをとる役割を持っております。あまり宇宙だけに意識がいって、現実を無視してしまう、という人が多い中で、現実の問題が深刻な場合には必ずしも宇宙にばかり意識を向けることなく、三次元にも目を向けざるを得ない。こういう風にして両方のバランスをとっております。
また、あなた自身の認識の仕方、判断の仕方自体にも特徴があり、自分というものをどこまでなくしながらも、自分をまた表現していくか。これもあなた自身の特徴となっております。つまりあなたの場合には、常に二極対立のいろんな面が影響しており、そのバランスをとる、調整をとるというエネルギーがかなり強く流れております。
これはあなた自身の大元のところがその波動を強く持っており、バランスをとる、調整をとる、まとめていくという波動を中心にしております。これをあなた自身が三次元の世界で演じていく。その時に一番、注意すべきことはあなた自身がどちらかに偏ったり、どちらかに決めるのではなく、常にバランスのとれたやり方を保っていく。うまく調和のとれたやり方を工夫していく。これをやることが必要でしょう。あなた自身の体にはその本質のエネルギーがあるために、これをうまく使いこなすことを望んでおります。
さて、今、個別に説明しましたが、先程、皆さん方が感じたような自分の特徴、これを明確に表現することは必ずしも簡単ではありません。したがってあまり限定的に考えたり、概念を造らずに、もう少し大まかに自分の特徴をとらえておいてください。
したがって今日はそのための出発点、第一段階、基礎編という風に理解しておいてください。そして今日、話されたことを材料にしながら、またいろいろと勉強していただき、それによって今後の展開を考えてみたいと思っております。それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。