最初のセッションでは、まずサナンダのグループが挨拶をし、次に参加者一人ひとりに関係の深い大天使が各自にアドバイスを与えていった。さらに補足説明などがあった。しかし、この部分の録音が、録音ランプは点灯しているにもかかわらず何も録音されないという状況になった。したがって前半の部分は参加者以外、マル秘ということでお願いします。ほかにも、個人セッションでリーディングの部分だけが録音されず、ほかの説明や会話の部分はちゃんと録音されているという状況があった。インターネットでの公開に疑問を感じていたころであり、いろいろと考えさせられた。
一番のポイントは、「後で聞き直す」とか「他人の情報に首を突っ込む」という姿勢に対しての警告のようだ。「今の自分を見るということが第一」「今、しっかりと聞いて確認する」という意志を強くすること。日本人はセミナーなどに対する姿勢が甘く、そこで真剣に理解してこようという態度が感じられない場合がある。中には、「資料だけほしい」とか「顔だけ見てみたい」というとんでもない人もおり、宇宙の学びにはほど遠い。これらに対する警告と感じ、これからのセッションの進め方に注意したい。
@〜B 録音失敗
まず、先程、原稿用紙が見えたという人がいました。この意味は、実際にはあなた自身の心の中の、ある意味では空白部分を自分で埋めていきなさいという意味が入っています。自分が何かまだ分からず、求めているもの、ほかの人に穴埋めしてもらいたいと思っているもの、それを自分なりに書いていきなさいという意味があります。それをただ黙って、文字が浮かび出てくるのを待っていたのが今までの心でした。それをしっかりと自分で書いていく。そういったことが必要となっております。
ほかにも時々、メッセージではなく、そういう風に自分で書くべきものを書きなさいという雰囲気で伝わってくる場合があります。何も入っていない箱、空白のノート、そういったものをすべて自分で創り上げていきなさいというシンボルです。今まで常に他人に頼っていた人、何かされるまでずっと待っていた人、こういう人が特にそういうプレゼントをもらう場合があります。
自分自身がこれから成長していくときに、自分の家なる光といろいろと結び付きを繋げていく必要があります。それをどのような形で認識し、確立していくか。先程の瞑想のようなやり方でエネルギーを感じ、思いを感じ、それによってコミュニケーションをとるというのも一つの方法としてあります。ほかに一番、好ましいやり方はほかの人の言葉を通じてメッセージをもらっていく。これが今の現実生活を送っている皆さん方に一番必要なやり方といえます。
自分の子供の一言、自分が嫌っている相手、いつも文句を言ってくる上司、実はその言葉の中に貴重なアドバイスが入っている場合があります。それをついつい否定してしまう自分、アドバイスではなくその人の顔を見るだけで避けてしまう自分、そういったものを自分なりに認識しながら、素直に受け入れていく寛容さが必要となります。
今、自分が学んでいるのが何であるのか。自分の心を知ると同時に、ほかの人への寛容さや心の広さを求めていく。自分自身をそうやって成長させるということに意識を向けることも大切なことです。
自分なりにいろいろと練習してみても、ほとんど感じられなかった、何も具体的なものが与えられなかった。こういう場合があるでしょう。まず、いくらやってもエネルギー的なものを感じなかった人、こういう人はごく普通の人間です。むしろエネルギーを感じる方が異常な人間なのです。したがってあえて異常な人間になることを求める必要はありません。
エネルギーをほとんど感じない人は、そういう世界で学びをしていく必要があります。エネルギーに求めるのではなく、自分の考え方、論理的な思考、自分の表現力、そういったことをしっかりと身に着ける必要があります。自分の考えをしっかりと整理し、表現し、日常の言動を通して具現化していく。これを身に着けていく必要があります。そしてそれを行なうことによって三次元の喜びを見つけていくことができます。
これはすべての人にとって必要な経験であり、エネルギーを感じたからといってそれを無視することはできません。いかに感受性の高い人でもしっかりと考え、判断し、行動していくということが必要です。ただエネルギーが感じられる人は表面の言葉だけではなく、それ以外の部分にも意識を向け、もっと人間の心の本質を理解できる練習をすることが必要です。それぞれ学びの程度が違い、自分の目標も違います。自分の感じられる能力をそのまま受け入れ、それを基準にして学んでいくことをやっていってください。
あなた方は人間として生きている。それゆえにほかの人間とコミュニケーションをとることができる。ほかの人の心を理解することができる。これは人間として今、生きている証でもあります。お互いの心を理解し合う。そして少しでも相手に良い思いを伝えてあげる。お互いに喜びを感ずる。人間としてこんな素晴らしいことはない。それを一人ひとりが本当に感じて欲しいのです。
人間としての喜びよりも、現実の中でのつらさを全面に出して、そこから逃げようとしている。それはほかの人の心の中にまだ喜びを見い出せていないのです。何故、喜びを見い出せないのか。ほかの人の心をちゃんと見ようとしたことがあったかどうか。ほかの人がいかに素晴らしい人間であるというのを感じとろうとしたことがあったかどうか。ほかの人の心を感じようとする心のない人はそこから喜びを得ることができないでしょう。
いくら待っても、いくら神や天使にお願いしても、喜びはやってきません。自分がほかの人の心の中に飛び込んでいって、あぁ、こんなに良い波動があったのか、こんな優しさがあったのか、そういったのを自分が直接、感じてくる。これを繰り返して繰り返していろんな人の心と直接、繋がっていく。これが必要です。
ほとんどの人はほかの人から何かを一方的に与えてもらうことを期待しています。したがって優しそうな人がいると、近くに行って優しさを奪い取ろうとします。愛に満ち溢れた人がいると聞くと、そこに行って愛を奪い取ろうとします。そして自分だけ愛してほしい。私のことをもっと理解してほしい。でも、それでは自分の中にはいつまで愛が広がっていきません。
自分の方から相手の心の中に入っていって、本当に理解しようとする気持ち。まずこれが一番はじめに必要です。そしていろんな人の心の中にそれぞれの素晴らしさを感じとっていくと、自分の心も広がっていき、喜びが感じられていきます。何かを待っているのではなく、自分から相手の心の中に入って、喜びを感じ合えるようにする、それをまず行なうようにしていってください。
どうしてそういう繰り返しがいつも起こるのか。それを引き寄せていた強情な自分にも目を向けてください。でも、それを許し、相手をそのまま受け入れていた本当の自分にも目を向けてください。自分の心を見せてくれるために、わざわざ厭な役を演じてくれていたパートナーや仕事の仲間、兄弟たち、そういった人たちに感謝の言葉を述べ、もう自分にはこの経験が必要ではないという宣言をしておいてください。
今、本心からその経験を手放し、でも相手を許し、自分も許して、新しい経験の中に入っていく自分を良く確認してください。
さぁ、今までのパターンから解き放たれ、自分が新しい環境の中でしっかりと成長していけるエネルギーを感じとってください。そしてもう二度と同じ思いを抱いたり、つらさをい感じたり、責めたりする必要がないことをしっかりと確認しておいてください。もう許せる自分になっている。
一人ひとり、次の段階に向けて波動が変わっております。これからは自分一人ではなく、自分の仲間や家族、兄弟たちと一緒に確実に自分の環境が良くなっていくというのを信じてください。
私は光である。私は光と共に歩む。そして光を多くの人々に広げていく。私は光。
私たちはここまでにいたします。でも、皆さん方と常に、共に活動していきます。それではありがとうございました。