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1998/2/18■水曜瞑想会から

自分の心を正面から見つめる練習を

@自分の心を見る瞑想

こんにちは。さて、はじめに少し瞑想の件について話をしてから、別の話をします。今日、それぞれが経験したいろんな状況は、自分の心の造り出した自分のテーマとなっている世界を探検していただいたものです。

Iさんの場合に、自分のずっと下の世界まで降りていって、そこからどこかへ向かったという話がありました。あなた自身の心の中にいろんな葛藤や混乱、そして罪悪感などが残っていて、それが自分の心を常に重く、動きにくくしております。それを自分でしっかりと見つめるということが今のテーマであるにもかかわらず、ほとんど自分でそれを見ようとはしておりません。

自分はそんなに悪くはない、自分は正しいという思いが常にあり、自分の重い心を見ようとはほとんどしておりません。それがためにあなたの心をしっかり見せようとする瞑想の場において、そういう場からすぐに逃げ出してしまいたいという自分があり、瞑想という場を有効に使うことができなくなっております。

自分の心をしっかりと見つめる。自分の見たくないものや否定的なものを正面から捉えるという練習が必要になります。それを一番に行なうには、周りの人のいろんな行動や言動を見て、気に入らないものや違和感のあるものがあるとき、それがすべて自分の心であるということをまず認める必要があります。

あなたはほかの人の心の中に不快感を感じても、それを自分とは認めないところがあります。したがって自分自身をまだ否定していることになります。自分の心がそのまま他人に現れている。これを本当に学ばなければ、次の段階に入ることはできません。それをどこまで真剣に自分で行なうか。自分でそれを覚悟して進めていくか。それによって今後の展開が変わってくるでしょう。


Kさんが話したいくつかのビジョンですが、ある程度はあなた自身が解釈したとおりの状況と思ってよいでしょう。さらに付け加えておくと、今、あなたが一番逃げようとしているものが何であるのか。一番見たくないものが何であるのか。まず自分自身のやっていることが本当に良いのだろうか。こういう思いが、進むべき方向性を白か黒かで決着させようとしたり、せっかく進んでいても、間違っていたらどうしようという、灰色になったりして現れてきます。

自分の進むべき方向性に疑問や不安を持った途端に白ではなくなってしまいます。どこまで自分のやっていることに自信を持ち、堂々と行なっているか。そういう判断をしている自分をまだ自分では気づいていません。他人のことに気がついても、自分のことには中々気がついてきません。自分の進むべき方向性、常に白であるためには、常にそれが正しいと信じておくこと。これが出発点になります。

すき焼きのビジョンという話ですが、一般に食べ物は、今、自分が必要としているものを示しています。鍋類として現れてきたものはいろんなものを組み合わせて自分の栄養にする、いろんな人間のいろんな心を自分の栄養にする、自分の不快なものや自分と合わない人間であっても、その心のエネルギーを自分のものとしていく。そういうシンボルです。

金庫は、中に入っているお金よりも、金庫そのものに意味があります。しっかりとそれで保管しておく、蓄えておく、荒らされないように頑丈にしておく。そういう意味があります。したがってお金を集めるとか、たくさん持ってくるとかいうことよりも、先にしっかりと頑丈に金庫だけを作っておく。取られないようにしておく。そういう気持ちの現れと思っておいてください。

講演は、おそらくあなた自身の心の中の不安や迷いが現れたものと思われます。私たち自身からのメッセージにはこういう情報はありませんでした。でも、おそらくあなた自身の心の中からどうしても表出する意味があり、それがシンボル化されたものと思われます。おそらく、自分のやっている今のやり方がこのままずっと続くのかどうか、続けていって良いのかどうか、あるいはその内容がこれで良いのかどうか。そういったものが現されたものではないかと思います。

子供については、確かに自分のイナーチャイルドという風に解釈しても構いません。ただ、常々、あなた自身が口に出していたように、新しい子供たちの成長のために自分が何を為し得るか、自分がどういう役割を担っているか、それも同時にシンボル化されております。新しい子供たちにとって、あなたがどういう役割を演じているか。

以前にも話したかもしれませんが、目の前に行って、あぁだこうだと言うのではなく、後ろから見守りながら行く方向性をそれとなく示していく、そういうやり方をするようにと述べたことがありました。目の前に行って教えると、相手の進む道をふさいでしまう。後ろから何気なく教えるというやり方。それを次の新しき子供たちにもやる必要があります。正面から、あなたはインディゴチャイルドだから、あなたはこうだから、そういう表現をとると、ほとんどの人は避けていきます。そういう意識で接するのではなく、ごく普通の母親として新しき子供たちを導いていく。そういうやり方を現したものと理解してください。


Tさんについては、ほとんど発言が為されませんでしたが、あなた自身の別の世界においてはいろんな体験をしておりました。その世界においての一番のポイントは、あなた自身が常にまだ自信がなく、混乱にあり、しっかりと三次元で生きていくということができなくなっております。したがって自分自身が自信を持って生きる、自信を持って行動するという状況が造りづらく、それによっていろんな迷いが増幅されていっております。これからの自分の日常の中で、いかに自分を確立させ、しっかりとして行動していくか。そういったところに意識を向けていってください。


Sさんの経験ですが、今日、あなたの魂がいろんな試みをしておりました。明らかに宇宙的な思いを感じ、別の世界に行ったという感覚を得ておりました。それによって魂はこれからこういう方法であなたにいろんなことを経験していただくことがあるかもしれません。しかし、一番、今日の瞑想であなたにとって良かったのは、自分自身の何か信ずるべきものがしっかりとできて、これからの方向性、自分の生き方について、確実に確かなものを掴んだということがいえます。

これはあなた自身の魂と、ある意味でかなり納得できる繋がり方ができたという証でもあります。自分がこれまでいろいろやってみて、本当に良かったのかどうか。いろいろと自分なりに信じたり、造り上げてきたものが正しかったかどうか。そういう一連のものの確認になっております。そしてそれは魂との新たな出発の場にもなっております。そういう意味において、これから少し意識的な変化が起こってくるかもしれません。これからのさらに新たな展開に向けて自分をしっかりと導いていかれるのを望んでおります。


A真剣に、真面目に地球の波動を変えていくように

それでは最後に簡単にお話をして終わりにいたします。今年も2月の中旬となり、だいぶ、時期が過ぎていきました。いろいろと今年テーマを抱えていた人が、だんだんそのテーマの中に入っていき、自分のやるべきことをしっかりとやり始めてきています。今年、自分がどこまで成長し、そして自分のものにしていくか。

今までは余裕があったり、まだまだ時間があるという感覚で勉強した人もいるかもしれません。でも、地球の波動の変化は皆さん方の予想以上に早くなってきており、これからは皆さん方が本当に真剣に、真面目に、急速に波動を変えていかないと、地球の波動の変化に追いつかない場合もあります。

したがって遊びのような感覚や、単に楽しいからという感覚で学びをする状況ではなくなってきております。だからといって、何でもかんでも、気を張って、練る時間や食べる時間を惜しんでまで学びをせよとまではいいません。一番必要なのは、日常の中でいかに人間を愛し、宇宙を理解し、地球のために活動していくか。常にそれを意識化した上で、あとは自分のペースで常に自分を成長させながら、日常を楽しく過ごしていく。この根本を常に忘れないでいただきたいと思います。

皆さん方が真剣に地球を愛すれば、地球は確実にそれを感じ、元気良く波動を変えていくことができるでしょう。しかし皆さん方が毎日をつまらなく、面白くないという思いを持っていると、地球は面白くない現実が繰り返されることになります。地球の波動の変化が少しでも正常に行なわれるためにも、皆さん方一人ひとりが毎日を充実した意味のある現実で過ごしていっていただきたいと思います。

私たちからはここまでにいたします。ありがとうございました。



(c)1998 CentralSun
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