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1997/12/17■水曜瞑想会から

意識を拡大させる試みを工夫すること

@シャンバラは特別な領域

それでは今日少しお話をいたします。皆さん方が新しい方法で瞑想を始めることになりました。私たちもいろんな試みを同時に行なっております。人間の意識を拡大させるというのが私たちに与えられた一つのテーマでもあるために、みなさん方が少しでも意識を拡大させ、いろんな学びや発見を通して成長していかれるというのを私たちも考えております。

今日はそれぞれのガイドの方々も一緒になって聖なる場所をしっかりと形作り、皆さん方の意識をそこにもってこさせる、そしてそこからいろんな展開を始めることができるように。これを一番はじめの目標として進めてきました。本当に皆さん方はその通りに進行しており、十分な体験をすることができました。私たち自身にとってはまだまだ考えるべきことが残っておりますが、それは皆さん方にはあまり関係のないことですので、皆さん方に関係していることだけ、少しお話をしておきましょう。

クラウンチャクラから外に意識を出す場合に、まず自分の体の中にある意識をすべて一点に集中させ、その一点の意識がゆっくりとクラウンチャクラから外に出ていくというやり方を徹底させてください。漠然とした意識のまま外に出ようとすると、中々うまくいかない場合があります。ですからまず意識を一点に集中させ、そこから点になって外に出ていく。そういうやり方をマスターしていただきたいと思います。

そして外に出た場合に、自分の聖なる場所、この領域は一度できたときには単にそこにいるという雰囲気をつくるだけで瞬時にして現れてくることができます。したがって聖なる場所を求めて延々と動くというよりは自分の今ある一点の目の前に聖なる場所を瞬時にして出現させる、という雰囲気をつくりあげていってください。

そして聖なる場所が現れると、普通、光の存在たちが必ずそこで待っていてくれます。後は光の存在たちの指示に従いながら、一緒に何らかの活動をしていくというやり方をしばらくは続けていってください。それによってあなた方の体験がより精妙なものに変わっていくでしょう。なお、このやり方はしばらくはここの場だけでできるものと思っておいてください。というのは皆さん方の自宅でやる場合には、自宅におけるエネルギーの調整をかなり入念にしていただく必要があります。

普段、毎日のように瞑想をしていたり、あるいはいわゆるマジックサークルのような特別なエネルギー場をつくっている人はそれで構いませんが、そういう聖域のようなエネルギーを造り上げていないときには、このやり方は場合によっては非常に混乱をきたす場合があります。したがって自宅でやる場合には今まで通りの瞑想方法か、第三の目によるいろんなエネルギーワークの方を中心にやっていただきたいと思います。


また、質問にあったシャンバラの領域ですが、今、いろんな人間たちがシャンバラという名前を使って聖なる領域を現しております。そして今日皆さん方が訪ねたシャンバラは実際に今までの多くの宗教家たちが説いてきた本当のシャンバラの領域です。この領域は必ずしもいつでも入れるというわけではなく、ある資格を持った人間しか中に入ることはできません。

この資格というのは、必ずしも正しい表現を日本語で説明するのが難しいのですが、あなた方の言葉でいえばいわゆるホワイトブラザーフッドの中のある特定のランクにまで成長した人だけが入れるものと思っておいてください。したがって皆さん方は、シャンバラの領域の中に自由に出入りするためには、ホワイトブラザーフッドのイニシエーションを受けていただく必要があります。

これをまだ終えていない人は必ずホワイトブラザーフッドの仲間の同行が必要となってきます。そしてその仲間のしっかりとした管理の下で中で活動することができます。したがってもしシャンバラでいろいろと体験したいという人はまずホワイトブラザーフッドのイニシエーションを受けられるような意識にまで自分の成長をしていただきたいと思います。

でも、だからといってそこをとても難しい領域とか困難な領域という風には思わないでおいてください。シャンバラの領域でいろいろと活動している存在たちが皆さん方に働きかけをしており、間接的に皆さん方はシャンバラとのエネルギーのやり取りを行なったりしている人もおります。したがって自分はその領域の中に入ることができなくとも、その協力を受けることができたり、エネルギーを授かることはできます。

したがってそういう意味でシャンバラを自分とはまったく別の領域のように切り離してしまうのではなく、常に協力し合って一緒に活動しているという思いを持っていただける方がスムーズな展開をすることができます。そういう意味で決してシャンバラを別のもののようには扱わないようにしておいてください。


A来年は光を見出したものと見出せないものの違いが出てくる

それでは私たちの方から最後にお話をして終わりにいたします。今年ももうあとわずかとなってきております。皆さん方がこの1年間で身に着けた方法や知識、エネルギー的な変化、それぞれいろんなことがあったでしょう。これらの変化は皆さん方にとても大きな影響を与えており、意識の変革のためにとても大切なエネルギーとなって身に着いております。今年の1年が皆さん方に大きな成長をもたらすことができました。

来年はどういう感じになっていくのか。いうまでもなく、この学びを継続していくと、来年もまた新たな学びがたくさんやってくることになります。でも、来年はかなり新しい時代に意識を向けた働きが必要になってきます。今年はそれぞれが今までの地球の束縛や制限から逃れ、自分が自由になる。とらわれがなく本来のまま、素のまま動くことができる。そういった方向にいくための準備が中心でした。

来年はいよいよ新しい時代に意識を向け、自分がその新しい地球に波動を合わせるために何が必要なのか。新しい地球で活動するための愛や癒し。人々との関係はどのようなものが良いのであろうか。いろんな生命がそれぞれ役割を演じている。自分とそれらとの関係はどういうものが望ましいのであろうか。地球自身はまだまだいろんなところに不都合なエネルギーが残っており、心を痛めて苦しんでいるものもたくさんおります。こういう状況の中で、新しい地球の波動にスムーズに移行していくためには、あと何が必要であるのか。

また、世の中には世紀末とか終末とかいう観念で混乱をわざと招いたり、不幸な状況をどんどんと広めようとしている人もおります。そういう人間と自分とのかかわり、新しい地球への波動の変化、こういったものをどのようにして乗り切っていくか。そういうところが来年のテーマになってくるでしょう。

したがっていうまでもなく、一番大切なのは自分がしっかりするということ。いろんな情報やほかからの混乱に自分が惑わされることなく、自分は自分でしっかりとして存在し、自分で考え、自分で行動していくということ。そして自分の人生を自分で明確に造り上げ、喜びを感じ、自分の心の中に神の光を見い出し、常に宇宙と一つになって素晴らしい社会を創りあげていく。こういう認識をずっと持ち続けていただきたいと思います。

これさえ明確に皆さん方の心の中に定着させることができれば、来年は素晴らしい年になっていきます。一人ひとり、心の中に神を見い出した者は来年はずっと神の恩恵を受けることができるでしょう。しかし真実の神を見い出せなかった者はそれこそ世紀末といわれる現象がヒシヒシと自分に近づいてくるでしょう。

来年はそういう意味で、光ある者、光から遠ざかる者、これがより明確になっていきます。皆さん方は最後の最後まで、決して光を見失うことなくついてきていただきたいと思っております。私たちは今日はここまでにします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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