私たちはこの瞑想の全体的な流れを担当していた存在です。まず先ほどのワークの中のいくつかから説明をしておきます。今日はいつもとは違ったやり方をされたので、私たちも少しいろんな試しをやってみたりしておりました(今回から、体外離脱の方法を組み合わせて瞑想するようにした)。それぞれのエネルギーの使い方がかなり違うために、それぞれ個別に対応せざるを得ないというところがあり、いろんな意味において私たちにも学ぶところがありました。これからはもう少しうまいことを考えようと思いますので、皆さん方もまたいろいろと練習してみてください。
先ほどの練習の中で、自分の意識を体から外に出すということがかなり難しかったかもしれません。皆さん方のクラウンチャクラの開き具合がまだ自分の意思とは連動していないところがあるために、自分で外に出ようと思っても自由に出られない場合があります。多くの人はここが一番の困難なところになっておりました。
クラウンチャクラはただ単に開けようと思っても、すぐに開くわけではなく、いろんな条件が必要とされております。特に、やはりその途中段階においてエネルギー的な詰まりがあったり、流れが不十分な場合にはそこに達しない場合があります。今まで第三の目までは活性化されたとしても、そことクラウンチャクラとの間は意外と大きな壁が入っている場合があります。
その大きな壁というものは、それこそ信念や思い込み、概念、先入観、こういったものが障害となっていて、クラウンチャクラにまで達することができない場合があります。したがってこれからは先入観とか概念をいかにクリアなものにしてクラウンチャクラまでの到達がしやすくなるか、そしてそこからさらに自分の意識を外に出やすくするか、この練習が必要となるでしょう。一人ひとり、自分なりに造り上げた信念、そういったものをもう一度分析し直して、少しでも自分自身の思い込みや独善的な考え方から離れて、自由に自分の体の外に出ることができるように練習をしていってください。
したがって本当のことを説明しようとするならば、今までとはまったく違う内容に変わってしまうこともあります。それが混乱を起こさないのであれば、私たちもここで述べる準備ができておりますが、本当に混乱が起こらないのかどうか、それが私たちにとっていろんな思いを持たせてきます。
人間はそれぞれ肉体のほかにエネルギー的な体を同時に備えており、それぞれがそれぞれの世界において活動しております。ただ、その時の意識としてはほとんどの人は肉体における意識から行動をしております。それではほかの世界における自分の体はどのようにして動いているのか。皆さん方の別の次元における体はまだ皆さん方の意識とは連動していないために、それぞれ別の意識が中心となって活動しております。
その別の次元の意識の大元となっているものを今までは皆さんに魂として紹介しておりました。しかしこれは本当は必ずしも魂と認識できるものとは同じではないのです。仮に、皆さん方が地球に来る前に活動していたエネルギーの中心を魂と呼ぶのであれば、この魂が地球にやってきて約束を交わし、この地球でやるべきことをやるためにエネルギーを降ろしていく。そしてこの地球以上で一連の活動を為していく。
この根本を仮に魂と呼んでおきましょう。この魂が肉体のようなものを造り上げるにはいろんな準備が必要とされます。この地球において活動できるだけの遺伝子をまず身に着け、そしてそれをこの地上で活性化するようにエネルギーを造り上げていきます。しかし、そこで造られるエネルギーは必ずしも自分だけのエネルギーではなく、地球のエネルギーと自分自身のエネルギーとの相互作用によって造られていくものです。
この地球重力圏の中で、魂が自分のエネルギーを発する。地球がそれを受け取って何らかの反応をする。お互いの間でエネルギーのやり取りが行なわれ、それによってエネルギーの体のようなものが造られていきます。その時の魂の思いによってこのエネルギーの体がどんどん変化していきます。そして時期が来ると肉体に宿れるような状況になり、その肉体の中にエネルギーを降ろしていきます。
その時に、その肉体自身に意識が備わるように仕組みが造られるために、魂自身としては自分自身の思いを必ずしも肉体の中には反映することができなくなってしまいます。したがって魂は自分が造り出したエネルギーによって肉体をコントロールすることができますが、完全にその肉体の意識までコントロールすることはできません。肉体の意識はあくまでも自分が中心となって活動をしていきます。
その時に、その肉体自身は自分に何らかの影響を与えている存在たち、それを雰囲気的に感ずる場合があるでしょう。今まではそういう存在をガイドとか、仲間とかいう風に呼んでおりました。こういう仲間たちは実際には皆さん方にはまったく見ることのできない単なるエネルギーです。実際にはそういう人間がいるわけではありません。魂から流れてくるエネルギーをそのように感じているのに過ぎないのです。
そしてその人間は自分なりに行動し、いろんな経験を重ねていきます。人間はある時期が来ると学びを終えたことになり、この地球重力圏から自分の肉体を手放していきます。さて、その時にそれまで意識として造られていた肉体の意識は肉体を手放したときにもそのまま継続性があり、自分は別の次元で生活をしているという雰囲気を造り上げていきます。そしてその意識は本来ならば自分を地上に降ろした魂たちと一緒に活動をして、それからの新しい人生を進めていきます。
ただここで一番の大きな問題となるのは、地上で経験していたこの肉体の意識が必ずしも自分の目的をすべて達成できなかった場合、まだやり残していることとか未練とか執着がある場合には必ずしも魂の元に戻ることができなくなってしまいます。その時には魂はその人間の意識を自分のエネルギーの体とは分離させてしまい、その経験のエネルギーだけを自分のところに戻してきます。
そこで造られた人間の意識は自分自身のそれまでのエネルギーの体を自分と思って単独で行動を始めていきます。つまりその場合には魂というものはそれまでの魂とは違い、自分だけで造り上げたものが魂となって自分のところに宿ってきます。その人にとって過去世というものはなく、すべてが自分の出発点となって誕生していきます。この場合の魂は必ずしも今までの経験をすべて理解しているわけではありません。
その時の人生から造られた魂といえるでしょう。でも、この魂も実際には神に繋がっており、いずれは神に近づいていく流れが用意されております。こういう人間の過程が皆さん方には理解されないために、過去世があるとか転生があるという風に理解されてきました。でも、実際には皆さん方の肉体を持った人生は今が出発点であり、今の肉体が唯一の自分の肉体となっております。
これが中々思うように行動できなかったり、いろんな制約があったのは魂自身から流れてきたエネルギーです。皆さん方の今の肉体における意識は本来はそれを望んではおりません。そのためにいろんな矛盾が起こってきております。つらい経験、生まれながらにして不幸、何度も何度も悲惨なことが起こる、これは魂から流されてきているエネルギーです。三次元の皆さんが望んでいる意識ではありません。
今まではそれでも意味があるために、そういう経験を神は許してきました。でも、今の時代となってはもうこういう経験を地球自身が望んではおりません。つらい経験とか不幸な経験というものをもう地球は望んでいないのです。そのために今、神はこういうつらい経験、イヤな経験というものを望んでいない肉体に対しては魂に離れるように、いろいろアドバイスをしたりエネルギー的な調整をとったりしているのです。
これを皆さん方は魂の入れ替えとかシフト、ヒーリング、そのように称してきました。実際には魂自身は人間の意思を尊重し、なるべくもうエネルギー的な介入がないようにいろんなエネルギーを手放していっております。
さて、そういう意味において、今の皆さん方における魂は皆さん方にいろんなエネルギーを送り出している存在を魂と呼んで良いでしょう。でも、魂はいずれ皆さん方と離れる時期がやってきます。その時には皆さん方は直接、神と繋がることが必要となります。神を自分の魂として認識し、神の思いを直接、受け取って行動していく。これがこれからのあなた方の役割といえるでしょう。
ただ、その場合でも、三次元で生活をするためには三次元の肉体を造るいろんなエネルギー的な能力が必要となります。今まではそういう存在を魂と称してきました。したがって神と一体化した場合でも、魂の存在は明確にあります。ただ、その場合の魂は今まで皆さん方の背後でエネルギーを流していた魂とは違い、神が創った新しい魂といえます。これについては一人ひとり状況が違い、役割が違うために、必ずしも同じ魂とはいえません。分からないかもしれませんが、今日はここまでで勘弁をしていただきたいと思います。
さて、これからの人間の婚姻、これについての質問がありました。確かに皆さん方にとってはとても興味があり、また是非とも聞いてみたいテーマでしょう。今の社会において男性と女性が巡り合い、幸福を願って一緒になり、共同生活を行なう。これは本当に素晴らしいものであり、また愛が芽生えるのにとてもよい関係でしょう。でも、現実にはお互いにトラブルが生じ、困難に出会い、いろんな不満が湧き出てきたりしております。
つまり結婚はただ単に喜びを与えるものではなく、人間関係を通して理解し合ったり、学びのために用意された一つの現象でしょう。これはまだまだそれぞれが相手を理解することができず、愛の本質を理解していないために造られた関係ともいえます。でも、最近、人々の意識が少しずつ変わってきて、相手を尊重し自分を大切にする風潮が出てきました。それに伴い、結婚というものに対しての認識や仕組みも大幅に変わってきております。
自分を大切にし、相手を尊重する。このエネルギーが急速に高まってきております。この流れでいくと、いずれ結婚という制度そのものがかなり変わった形になっていくのは明らかでしょう。ではどのような状況が素晴らしいのか。まず一つ理解していただきたいのは、社会そのものが今とはまったく変わってしまいます。今まではある年齢に達し、自分がそろそろ落ち着く時期がやってくると、パートナーと一緒になって楽しい人生を歩んでいく。こういう意識で結婚というものを捉えておりました。
新しい時代においてはそういった認識は根本からなくなってしまいます。適齢期とかそろそろ落ち着く時期といったものが存在しません。いろんなことをいつの年齢になってもチャレンジして楽しみ味わっていきます。そこにおいては必ずしもパートナーと一緒になって落ち着くということが最終目的ではなくなってきます。自分の学びのために一時的にパートナーと一緒になって協力し合い、成長していくということはあり得るでしょう。
でもそれがずっと最後まで続くということはかなり困難になってきます。どうしても学びの速度が違い、意識の成長の速度が違うために、だんだん合わなくなってきます。その場合に、お互いに非難したり、罵ったりして別れるということは一切、ありません。自分を尊重し、相手を尊重するという風潮が完全にできているために、お互いにもう学びの相手ではなくなってくるということが明確に理解されてきます。
その時点でパートナーシップは自然に解消され、お互いの合意をもって別々の人生を歩んでいくことになります。解消したからといって、またすぐに別の誰かと一緒になるということはありません。ほとんどの場合は一人でそれまでの復習をしてみたり、自分なりのやってみたいことをやる時期がやってきます。そして自分なりにとことんまで楽しみを見つけ、思う存分に人生を楽しんでいきます。
その過程において、またまったく別の状況において自分の成長のために必要な人間に出会う場合があります。そしてそのお互いの間でパートナーシップを組んで学びをしようという約束が交わされる場合があります。そしてまたそのお互いの間でパートナーシップを造って学んでいきます。しかし、原則として普通はそのパートナーシップの関係はとても強いものであり、本当にお互いでかなり深いレベルでの学びが始まっていきます。お互いに自分の持てるだけのエネルギーを発揮して、相手に一番適切な情報やエネルギーを与えていきます。とても強い繋がりができます。
したがってほかの別の人に気が向くとか、意識がいくということはほとんどありません。明確にこのパートナーが継続されます。でも、学びが順調に進み、お互いの成長がズレてくると、合意の上で別れていきます。これが一般的な姿であるとするならば、必ずしもすべてがそうではなく、まだまだそこまでには意識が向いていない人々もいます。やはり複数の人間を相手にしてそこで学びをする人間や、複数人同士で一つの集合的な環境を造る場合もあるでしょう。何をもって正しいとし、何をもって正しくないとするか。そういう根拠はまったく存在しません。それぞれが満足のすることをやって、自分の行動に責任を持つ。これが明確に確立されます。
こういう未来がいつ訪れるか。これは必ずしも断定はできません。ただ、いろんな変化が起こり、いろんな人々の入れ替えが行なわれ、新しい社会が少しずつ見えてくると、そういう人間が少しずつ現れてきます。そして意識の高まった人間たちが何となく、そういうやり方を自然のものとし、自分たちからそれを行なっていくでしょう。周りにいる人間たちもそのやり方が一番理にかなっていると感じ、お互いでそれを続けていきます。決して、束縛し合うとか、相手に何かをやってもらうというために一緒になるわけではありません。お互いが成長し合う。常にこれが根本にあります。
こういうお互いの関係は当人同士が明確に約束するものであり、必ずしもどこかに届けるとか、国がまとめるということはありません。ただ、スピリットにはそれを宣言する必要があります。お互いの間でしばらく学びのためのパートナーを組むことを宣言します。こういう風にしてスピリットに宣言をし、そして解消するときも同じように、もう学びは終わったのでこの関係を解消します、このようにスピリットに宣言をします。それによってスピリットの方ではお互いのエネルギーを繋いだり、また解除したり、いろんな処理を進めていきます。
皆さん方が素晴らしい社会を早く実現できるように、私たちもいろんな協力をしたいと思っております。
今までとはかなり違った仕組みが必要とされます。でも、それはそれで私たちにとっても意味のあるものだと感じており、私たちもその方向性に関してはとても前向きでやっていきたいと思います。ただ、今までのやり方が自分に合っていると思う人は自分の家でそれをやってみても構いません。また、ここの場において、どうしても今までのやり方が合うという人は事前にそれを話していただければ、その人にだけはそのやり方で進めることができます。
そういう意味で、これからの新しい展開にも私たちは興味を持っておりますので、皆さん方も協力をしていただきたいと思います。それでは今日はありがとうございました。