多くの人々が今までに神と人間との間の契約の内容について、お互いに議論し合い、そしてほかの宗教の人間たちを非難して歴史を造ってきました。神と人間が契約をする。皆さん方日本人にはその意味が分かりづらいものと思われます。西洋における宗教はすべて人間と神の間の契約から成り立っております。
神の御心に沿うように、人間として立派な生活をする。神はその見返りに幸福を与え、富を与える。人間はそれを信じて、ひたすら神にすがり、神の御心を達成させるために信者を増やし、信者の多いことをもって自分の神の正当化を行なってきました。人々は神から見放されるのを恐れ、常に神から愛されるのを求めて彼の言うなりに従ってきました。
真の神は必ずしも、そういう人間の言動を嬉しく思っていたわけではなく、むしろ危機感を感じておりました。人間が人間である本質を忘れてしまい、人間と神の間にまったく越えることのできない壁を造り、人間は自分の欲望を満足させるために宗教にすがりついてきました。人間は何千年、そういう学びを続けたら目が覚めるのか。
神が本当に人間と共に喜びを分かち合える日が来るのはいつになるのか。(宗教の)神は自らの役割を持ち、この地球上に君臨してきました。人間を支配していた神々たちはあと数年で地球から離れてもらいます。その神を奉り、信じ込んでいる者は一緒に地球から離れてもらうことになります。神にすがることなく、人間同士で喜びに満ちた社会を造る。宗教が造り上げた概念をまったく受け付けず、地球と一体となって繁栄に満ちた社会を造り上げる。こういう社会が神の心の中にあります。この思いを達成できる人間がどのくらいの数になるのか。
この地球上における人類の数から宗教の神を信ずる者たちを取り除いた場合、ホンのわずかしか人間が残っていない。このわずかな人間の数では、本来の地球を造り上げることはまったくできないという状況になってしまいます。今、宗教に関与している人間の中で、その愚かさに気づき、手放そうとしている人間が1割ぐらい、存在しております。これらの人間をうまく目覚めさせても、まだ数が足りません。
人々の中で、奇跡を経験すると、信ずるという人間がたくさんおります。ほとんどの宗教の人間は神の奇跡を望んでおります。一瞬にして病が治る。富が得られ、幸福がやってくる。神である証を奇跡に求めている人がたくさんおります。こういう人々は常に自分以外に神を求めているために、本来の神に出会うことはおそらくないでしょう。
奇跡を経験しなくても、真実を理解することにより、神を受け入れるという人間がかなりおります。こういう人間は神を自分の頭の中で理解することを望んでおり、自分の概念による神を造り上げていきます。そこにある神は自分の理想の神、あるいは願望の神であり、真実の神とはまったく違うものが造られていきます。この種の人間も真実の神に出会うことはないでしょう。
日常の行動の中で、いろんな現象を通してそこに神を見い出す者がおります。一つひとつの出来事や経験したことの一つひとつに神の思いを感ずる人がおります。こういう人は自分が神に生かされているという思いを体で実感することができます。いうまでもなく、こういう人々はたとえ宗教に関与していても、神に出会う可能性はあります。ただ、拝む対象として神を信じている人はそういうエネルギーをなるべく早く手放していただくことが条件となります。
相手の心の中に神を見い出す人もおります。たとえ怒鳴られたり、意地悪されても、その人の心の中に神を感じている人がおります。この人はもうすでにかなり神を自分のものとしております。ここまできている人はもうほとんど宗教には関与していないでしょう。当然、神を拝む対象としては考えておりません。
自分の心の中に本当に神を感じている人がおります。自分のホンの少しの思いが確実に現実を変え、周りの人々に影響を与えるということが明確に理解されております。ホンのわずかな思いでも、そのまま周りの人が演じてくれているということがはっきりと理解されてきます。こういう人はもう自分は神であるという扉を開けている人です。いうまでもなく、これからの時代の中心となって活動をする人でしょう。
一人ひとりが、自分が神であるというのをどこまで認識しているか。 (..もっとハートを大きく開けて、神を取り入れるように..) 自分が今まで何を学んできたのか。自分が考えていた神とは何であったのか。救ってもらうためか。富を得るためか。神は必ずしも、いつもニコニコして皆を優しく包み込む存在ではない。もし、神をそういう風に認識していたのであれば、そのエネルギーをすぐに手放して、真実の神のエネルギーを取り入れていくように。あるときは厳しく、鋭く、力強く、そして暖かく。
神は一人ひとりと確実に繋がることを望んでいる。自分が神であるというのを体で認識し、自動的に反応することを望んでいる。まだ神を受け入れていない者が二人ぐらいいる。他人のことはどうでもよい。自分のことを考えるように。さぁ、大いなる祝福がこれからやってくる。
大いなる大いなる存在たちがこれから皆と一緒に行動を共にする。しかし、それぞれの人生はそれぞれの心によってつくられていく。甘い考えでは神の光は流れていかない。依存する気持ちや、正当化する気持ちをことごとく排除していくように。私たちはこれからも、時々、機会があれば、このようなワークをやろうとしている。何度も何度も自分の心を活性化させ、神に近づいてくるように。
多くの人々が今、本当に混乱の中にあります。何を信じて良いのか、分からない。何が正しいのか分からない。でも、こういう人々はさらにその混乱の道を歩き続けるでしょう。常に、間違ったら困る。こういう不安が心の中にあるために、間違った道が常に用意されます。あなた方も、これからは、間違ったら困るとか、どれが正しいかとか、できなかったら困るとかいう思いは一切、持たないように学びを続けていってください。
自分が神であるというのを現実を通して理解していってください。私たちはここで休憩をとります。ありがとうございました。
この地球を本当に喜びに満ちた社会に変えていく。いろんな生命がお互いに喜びを分かち合い、満足した毎日を過ごしていく。ある者は唄うことによって喜びを表現し、幸福感を広げていく。ある者は鳥と会話し、お互いにエネルギーのやり取りを通して喜びを分かち合っていく。ある者は地球自身と一体となって地球に必要なエネルギーを送り届けていく。一人ひとり、自分だけの喜びがそこに確立されていきます。
いろんな人間が登場することでしょう。それぞれが神に繋がっていながら、まったく違う表現形態をお互いにとっている。お互いに相手の喜びを認め合い、それをさらに分かち合おうとしていく。これまでの地球で演じられたことのなかった喜びが人々の手から造り上げられていく。依存することなく、押し付けることもなく、神にすがることもなく、ただ自分の喜びを表現していく。
おぉ、この花が人々に優しさを振り舞いている。この輝きをもっともっと広げてあげよう。おぉ、この生命は何か、人々にメッセージを伝えたがっている。人間の理解できない領域で変化が訪れようとしている。早く人間に気づかせようと、信号を送っているようだ。この虫は人間と遊びたがっている。人間の感情というものを不思議に思っているようだ。
いろんなところに喜びが満ち溢れている。一人ひとりの心の中にどれだけの種類の喜びを見い出すことができるか。自分が見つけた喜びを是非ともほかの人と分かち合って、また大きな喜びに変えていく。こんな簡単なことがなぜ今までこの地球上で演じられなかったのか。これを説いてきたマスターたちは数え切れないほどいる。しかし、何故かそれが宗教に変わってしまう。人間をコントロールするエネルギーに変わってしまう。
一人ひとりもこれを押し付けようとか、こうすべきだとかいうエネルギーはもう手放していくように。ただ単に自分が喜びを表現していく。自分が行動していく。そこに本質があるというのを常に覚えていてもらいたい。やっていない人を責めたり、下に見ることも手放していくように。自分はただ、たくさんの喜びを見い出していく練習をしていく。
私たちは常にそういう心を持っているところに現れることができる。あえて私たちを呼ばなくても、そういう気持ちを持っているだけで、私たちはいつでも通じることできる。しかし、わずかでも自分が上だとか、まだダメだとかいう思いを持つと、繋がりは絶たれてしまう。常に自分は神と一体となり、より多くの喜びをただ感じていく。それを進めていくように。
一人ひとりの心の中には、まだ神に対する恐れや疑い、迷い、否定性のエネルギーが残っております。あまりそれにこだわる必要はありませんが、日常の生活の中でそういったものを手放していくことをやっていただきたいと思います。
自分は確かに神ではある。自分の意識はまだ人間のエネルギーで完全に動いている。肉体的な制限や感情、思考のエネルギーで意識の活動が展開していく。そこに神としての意識がどれだけ入ってきて、一体化していくか。
神を否定したり、認めていない者は神の意識が入ってくることができません。したがってそういう人が私は神であるとはいっても言葉だけのものであり、真実の神のエネルギーは入ってこれないのです。しかし、その生存そのものは許され、いつかは神と一体となることが初めから決められているために、神の一部でもあるのです。
でも、本当の神としての喜びは神の意識を完全に一体化させ、本当に自分が神であるということを理解して行動していく。自分の心がそのまま現実を造り出していく。本当にそれを理解していただきたいのです。これからはそういう日常を通しての経験の中で、自分と神との一体化を進めていってください。それを願っている者には必ず適切な援助が得られます。
私たちは一人でも早く先に一体化できるのを皆さんに期待しております。ですからそれぞれが焦ることなく、自分のペースで神との一体化作業を進めていってください。今日はここまでにいたします。ありがとうございました。