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1997/7/23■水曜瞑想会から

眠っているときでも意識は体験をしている

@肉体を離れても一人ひとり違う領域で体験をしている

質問
−ダイヤモンドのネックレスを身に着けていて、時々違和感を感ずるときがあるのですが。
−肉体の器官の中で、鼻というのはどういう役割なのでしょうか。
−以前、ヨガの練習を終えた後、赤と緑と紫のエネルギーの渦を目の前に感じたことがあったのですが。

それでは私たちの方から説明をいたします。まず、ダイヤモンドの話が出ました。クリスタルはエネルギーを蓄えたり、転送したり、それを発信したりする役割があります。クリスタルを身に着けるというよりは、道具として使いこなしたり、自分の意識の活性化に使うという方が有効となっているでしょう。

宝石は一般に人間が美しいもの、身を飾るものという価値観をつくってしまっており、それによってエネルギーが流されていっております。一般にそういうエネルギーがつくられているものは、人間の周りでいかに光り輝き、人間に安らぎや喜び、幸福感を与えるかということが自然の流れに合うように状況をつくり出していきます。

ただ、そういう波動を好んでいる宝石とそういう波動を好んでいない鉱物があります。ダイヤモンドの中にも、人間のそばで人間と一緒に活動を好むダイヤモンドの場合と、人間のエネルギーには関与せずに自分の本来のエネルギーを保ち続けていたいというダイヤモンドがあります。

もし、人間のそばにあまり近づきたくないという宝石類が人間の側にやってきた場合には、必ずしも人間の欲望を満足させるということを望んではいないために、自分の方からわざと欠けてしまったり、別のところに移されるのを望んだり、いろんなことをやって離れていく場合があります。宝石にも、いろんな思いがあり、必ずしも一つの石として一般化できないというということを覚えておいてください。

先ほどの話で、身に着けたダイヤモンドにだんだん違和感が出てくるという場合、いろんな状況からこれが演じられていきます。ダイヤモンドの中でも、人間の周りで学びを続けたいというダイヤモンド、人間からは離れてどこかの置物としてただ輝いているのを望んでいるもの、人間の目にはまったく触れないところで自然との一体感を楽しんでいるもの、いろんなダイヤモンドがあります。

先ほどのダイヤモンドの場合は、人間を好んで人間の近くに存在するものとしての状況を選んでやってきて、そして装飾品としての役割を演じておりました。ただ、それを身に着けている場合に、本人や周りの人間たちがいろんな思いを持ってそこにエネルギーを送ってきます。単に、美しいとか、素敵という波動があれば、嫉妬のエネルギーを持ってくる場合もあります。いわゆる高価な宝石ほどそういうエネルギーを集めやすいために、敏感な人はそれにだんだん違和感を感ずるようになります。

もし、何らかの違和感を感じた場合には、そういういろんな思いがその宝石の中に入り込んできているという信号と思っておいてください。そういうときには、何らかの浄化をしてあげた方が良いでしょう。宝石の場合の浄化の仕方は、クリスタルとはまた違う方法が必要とされます。必ずしも塩水で洗って、太陽に当てればよいというものではなく、エネルギー的な浄化の方がかなり必要とされます。

一番良いのは、もしクリスタルがある場合には、クリスタルでパターンをつくり、その間に宝石類をおいてクリスタルのエネルギーで浄化をするのが良いでしょう。その後で自分の気持ちをクリアにし、なるべく本来のダイヤモンドが輝いて綺麗なエネルギーになるようにと、ただそれを思って静かに自分からエネルギーを流してあげる。そういうエネルギー的な浄化が時々必要となってきます。周りの環境をうまく考えて、ダイヤモンドと接していってください。


さて肉体の器官の中の鼻の役割ということですが、人間は匂いという感覚をそこから受け取り、それによって微妙な違いや雰囲気を大脳に送り届けます。綺麗な花の芳ばしさ、あるいは新鮮さや少し時間が経ったといいう感覚、あるいは懐かしさや自分の匂い、他人の匂い、そういう区分けに匂いというものを使い分けていきます。三次元的なそういう匂いという感覚の雰囲気で、さらに細かい非物質的な状況を大脳で分析するときに使っていきます。

人間の感覚器官というと、目と耳でいかにも理解できる、誰でも理解できるという感覚器官がその人に影響を与え、三次元の現象を再現するのにとても良い働きをしております。でも、それだけで三次元の現象をすべて再現できるわけではないために、どうしてもほかの雰囲気、感覚的なもの、状況の微妙さ、そういったものを再現するものとして触覚や嗅覚がつくられております。匂いという一つの感覚によって微妙な違いをつくり出すための大切な感覚器官と思っておいてください。

人間の場合には、この嗅覚は必ずしも今の時点においては発達が好ましくないという状況にあります。花や人工的な芳香剤などでは良い匂いとかをつくり出しておりますが、自然そのものとしたイキイキとした芳ばしさ、生命の活力的なイキイキとしたエネルギーといったものを的確に感ずるということがかなり鈍くなってきております。鼻はそういったところをうまく嗅ぎ分けるとても大切な感覚器官です。

人間はこれに対しての感覚能力をかなりお粗末にしているために、どうしても三次元の現象というと形と色、音だけで再現していきます。でも、それはどうしても不完全な三次元の再現にしかなってきません。もっともっと嗅覚を大切にし、一つひとつの生命がどういう匂いなのか、一つひとつのエネルギーがどういう匂いなのか、もっともっと訓練をしていく必要もあるでしょう。この鼻という感覚器官は人間が考えている以上に大切な役割をしております。


エネルギー的に感じた色、特に赤と緑と紫という色ですが、これはその時々の状況によって意味がすべて変わってきます。エネルギーの渦や丸いもの、これは頻繁に見受けられます。ただそれが何を意味するのかはその時々でかなり違ってきます。先ほどの場合においての特別な状況としてだけ、説明をしておきます。

一通りの練習が終わって、その後で感じた赤と緑、これはあなた自身のその時のエネルギーの状況が自分に一番、必要であったというエネルギー。赤はベースチャクラ、それと同時に生命、生きるということ、これをもっともっと伝えようとしております。緑は素直さや素朴さ、自然にあるがまま、こういう意味も持っております。つまり、自分自身の今の必要なエネルギーとして逞しい生命力、そして自然と一体となった感じ、力の抜き加減、ほっとする安堵感、といったものが必要とされていたと思っておいてください。その後の紫、これはあなた自身の感性や直感をさらに発展させようとして与えられたエネルギーです。自分のインスピレーションをもっともっと大切にするように与えられたものと思っておいてください。


それでは最後に少し説明をして、終わりにしたいと思います。先ほどの瞑想では、皆さん方が肉体を離れたときにどの領域で活動しているのか、それを知ってもらうワークをしておりました。皆さん方は今まで次元という言葉で学びを続けていたために、どうしてもどの次元に自分が行って、どこでどうしているのかという雰囲気をイメージしてしまいます。でも、実際には肉体を離れたときにはもう地球の重力圏から離れているために、そういう領域の分類にはまったく関与しない領域に戻っていっております。もうその時点において、一人ひとり、かなり違っております。一人ひとりの状況がまったく違うために、一般論で言えないという難しさがあります。

Mさんの場合は、実際には肉体を離れたあとは自分が作り出したある一つの領域の中に留まっています。これは元々、自分がそういう場としてつくり出した領域であり、そこにおいて地球でのいろんな調整をとったり、ほかの存在たちとの交流のためにそこで打ち合わせしたりする領域となっております。この領域はあなただけにしか入ってこれないようになっております。

しかし、この領域も今、少しずつ変わってきております。いずれあなた自身の波動がもっと変わっていくと、この領域はおそらく魂の元に戻り、あなたはもっと別のやり方で活動を始めることになるでしょう。今の段階においては、まだ自分の特別な領域でいろいろ調整をとっておいてください。

Hさんの場合は、あなたの周りのいろんな存在たちが常にあなただけの特別な環境をつくり出して、その中であなたが活動を進めていきます。したがってあなたがどこかへ行くというよりは、実際には周りにいる存在たちが常にあなた専用に独自の環境をつくり出し、そこである意味では面白がっていろんなエネルギーを使っております。これにはいろんな意味があります。

あなた自身の思考の使い方や行動の仕方、それをテストするのに非常に良いやり方となっております。その特別な領域でいろんな経験をさせた後に、新しい時代になったときに、それを地上で再現させることができるかどうか、どこまでそれを地上で演ずることができるかどうか。そういうテストを早め早めに行なっております。

今のところ、すべてを肯定的に受け入れている状況においてはそれらはうまくいくでしょう。ただ、時々、落ち込んでしまったり、自分を卑下してしまったりすると、その環境が一瞬にして変わってしまうことがあります。ですから、今日はたまたま首のところでしたが、これからは場合によってはわざと恐い経験や不快感を伴う経験をさせるかもしれません。どの時点であなたが自分をイヤになったりするか、というテストが何度も行なわれていくでしょう。周りのものは楽しさと恐さの両方を楽しみながら与えていくでしょう。あなたもつくる側に立って楽しんでみてください。


Kさんの場合は、あなたはもうすでに肉体を持っている状態においてもいろんなところで同時に活動をしております。したがってあえて肉体を離れてからいろんなところで活動するという状況ではなく、すでに今の時点で同時にいろんな経験をしているという意識を強くしておいてください。そうすると肉体を経験しようが肉体から離れようが、だんだんどうでも良くなってきます。常にあなたはいろんなところで活動している、それが実感を持って分かってくるようになるでしょう。


さて、Sさんのご夫妻ですが、まだほかの方々とは違い、十分な許可が得られていないために、必ずしもいろんなことを話せる状況にはありません。ただ、いえることはご婦人の方はもう何度かエネルギー調整とか学びをした経験があるために宇宙の方ではしっかりと認識しております。ただ、毎日毎日のエネルギーの使い方や思考の持ち方、これがまだ完全な宇宙の方向性と一致していないところがあるために、まずはいかに自分をしっかりと保ち、自分が満足した人生をつくり上げていくか、自分一人でもしっかりとした人生を送ることができるようにと考え方を持っていけるかどうか。まずはそれに毎日を意識していってください。

ご主人の方はまだほとんど実感が得られていないかもしれませんが、エネルギー的な調整がかなり行なわれております。あまり否定的に捉えずに、自分の思いにしたがって、いろいろ学びを続けていってください。

さて、このように一般に肉体を離れているときは一人ひとり、まったく違うところで整理をしたり、準備をしたり、調整をとったりしています。本当に、ここは一人ひとり、まったく違うために一般論で話せないという難しさがあります。また、実際には肉体を離れると、本当に意識がほとんどない状況になってしまうために、何も覚えていないということになってしまいます。

それを今日、わずかばかり体験できたということは皆さん方にとってとても面白い経験でしょう。毎日毎日、そこに行っているにもかかわらず、まるで初めて行ったかのような感激を多くの人が持っております。いかに自分たちが三次元の中に固執し、そこだけにしがみついているかがよく分かってきたものと思われます。これからもいろんな体験を通して自分を知る練習を続けて行ってください。それでは今日はありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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