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1997/7/9■水曜瞑想会から

感情に流されない生き方を身に着ける練習を

@周りに合わせず、自分の生き方を確立するように

こんにちは。私たちは今の瞑想をずっと管理していました。今の瞑想のことについて、先に説明をしておきます。皆さん方が自分の古いエネルギーを浄化するプロセスにおいて、それぞれ何を手放していったかを説明してみましょう。

Kさんの場合では、自分自身がこれまでにつくりあげてきたいろんなエネルギー、特に感情的なものや、人との関係においてつくりあげてきた不快感、劣等感や様々なエネルギー、まずはこういったものをいろいろと取り除いておりました。その後にあなたが感じたように、自分自身を美しく持っていくためのエネルギーが調整されておりました。

今、ここで理解していただきたいのは、自分自身の感情的なコントロールをどのようにしてこれからもっていくか。自分がこういう性格であり、こういう人間であるという風にまず理解していて、これをよい方向に持っていきたい、これを周りからよく評価される方向へと変えていきたい、こういう考え方を基本に持っております。

でも、まず一つ理解していただきたいのは周りの人に合わせるとか、周りの人からよく見られるように持っていこうという考えは持たないようにしておいてください。周りからどのように評価されようとも、あなたはあなたの世界で輝く必要があります。周りの人があなたにいろいろ言ったからといって、それはあなたがおかしいという意味ではありません。周りの人の価値観そのものが単にあなたと違うという意味であり、あなたの光をそれによって変える必要はありません。

まず、自分自身が自分の輝きを維持していく。これをまず基本に考える必要があります。自分をほかの人との比較で考えていくと、ほかの人の言葉の一つひとつで自分の輝きが変化し、それに合わせようとして混乱をきたしてしまいます。自分は自分の光で常に輝いている。こういう強さを今、学んでいる最中と思っておいてください。あなた自身の心の中の輝き、美しいものがたくさん入っております。本当にほかの人をよくしてあげたいとか、ほかの人のために役に立ちたいといいう気持ちがとても強く入っております。

これがあまりにも強く働きすぎたために、ほかの人に自分を合わせていくという生き方ができてしまいました。これからはほかの人をいろいろと考えていても、自分は自分の光で相手のために輝きを渡してあげるという生き方を考えていくことが必要となります。常に自分の輝きを維持したままで相手と接するというやり方を身に着けていってください。

Mさんの場合では、先ほどの話にもありましたように、ほかの人との比較の中で、自分がどう見られているか。自分がほかの人からいろいろ言われたときに、それで不安になったり、自身を無くしてしまうという傾向があります。一番先ほどのエネルギーで浄化が必要だったのは、自分の生き方や信念、こういったものが自分でもよく見えていないために、方向性が分からず、自分なりにその場その場で任せてしまうというところがありました。

これはその時その時においては自分にとって明解に正しい選択をしております。ただ、全体から見ると、方向性が常に揺らいでおり、一つの明確な方向性としてまだ認識されていない状況になっております。これを直すために、自分自身の心の中に明確なシンボルがつくられておりました。これによって自分なりに明確な方向性がつくられていくことでしょう。

ただ、自分自身でそれをどこまで意識できるかは別問題となります。結果的に一つの方向に進んでいるというのがいつかの時点で分かってくるでしょう。その時に、その自分の方向性を自分なりに分析して考えてみてください。


A不快感が襲っても客観的に受け止める練習をするように

さて、それでは質問の方のお答えをしていきます。イヤな感情のエネルギーを受けてしまった場合に、どのようにしてそれを処理していったらよいのか。確かにこれは人間として行動しているときに、頻繁に起こる現象です。一瞬のうちに感情のエネルギーが自分に反応し、その感情で自分の心が大きく揺らいでしまい、場合によっては自分でも何を言ったか分からないぐらいの行動をとってしまう。これは本当によくあることです。

感情のエネルギーを受けたその瞬間、自分はどうすればよいのか。いうまでもなく、感情のコントロールができている場合には、その感情のエネルギーを受けた場合でも、今、自分は自分にとって必要のない感情のエネルギーを受けている、今それを自分は経験している、これはどういう種類の感情のエネルギーなんだろう、と自分なりに分析し、この感情のエネルギーを引き寄せた原因を自分なりに調べようとします。

そうか、ほかの人にいろいろと言ってしまったり、コントロールしようとしていたところがあったかもしれない。自分の考えを押し付けようとしたことがあったかもしれない。ほかの人の中に入り込んで、いろいろ聞き出そうとしたことがあったかもしれない。そういういろんなことがだんだん思い出されてきます。そしてその原因が理解できてくると、もう自分はそういう行動はとらないようにしよう、もうほかの人に余計なお節介はしないようにしておこう。そういう風にして自分の行動を改めていきます。

感情のコントロールができている人はこういう風にして行動をとっていくことができますが、まだそういうコントロールが身についていない人、こういう人はしばらくは自分でもコントロールできないくらいに勝手に感情や思考が流れていくかもしれません。その瞬間には自分でも冷静に行動しようと思っても、体自身がいうことをきかない場合があります。

そういうときにも、はじめは意識的に冷静に冷静に、もっと客観的に、落ち着いて行動できるように、大きく深呼吸を何回かして、ひたすら冷静にしていく練習をしていくことから始めます。そして自分は悪くない。相手も悪くない。お互いに必要な経験をするために、こういう現象が起こっているにすぎない。自分はここで何かを学ぶ必要がある。それをゆっくりと調べて、学んでいこう。そういう気持ちを持ってなるべく冷静さを取り戻す練習が必要となります。

冷静に冷静に、自分を客観的に見るように、まずはそういう練習を何度も何度もやって、早く感情のエネルギーの束縛から抜け出す練習をしていってください。感情のエネルギーに巻き込まれてしまった場合には、もう一瞬にしてそれを解決するというのは今の皆さん方では難しいといえるでしょう。自分の意思と意識を使って、なるべく客観的に、冷静に持っていける練習を自分なりに工夫していってください。

パートナーや周りの人からおかしなアドバイスや忠告が入って、やりにくくなってきたという場合、これはある意味では必要な経験といえます。多くの人がこれまでの価値観の中で学びを続けてきました。でも、これからはそういう古いエネルギーを手放して、新しいエネルギーを身に着けていく時期に入ってきております。その時に古いエネルギーの価値観に染まっている人からみれば、皆さん方はおかしな人間に見えるのはある意味では仕方のないことといえます。

その時に、自分はどういう感情を持ったか。相手から言われるのを何か自分が否定されているような感じで、不快感が襲ってきたか。自分が無視されているような感じで、寂しさを感じたのか。自分に攻撃してくるような感じで、身の危険性を感じたのか。どういう感情が沸き起こったのかをまず調べてみてください。その時に沸き起こってきた感情、これが今の学びのテーマとなっております。

そしてその感情そのものが手放すべきエネルギーであるというのを理解しておいてください。これからの新しい時代で明確に行動するためには、執着的な感情のエネルギーは手放しておくことが必要となります。そのためには少々自分が否定されたり、つらいことをいわれても、それに落ち込んだり、クヨクヨしたりしていては、新しい時代ではうまく生活できなくなってしまいます。そういったものに負けない心の強さ、これを身に着けていただく時期に入ってきております。

ですから、ある意味ではそういう心の強さを身に着けていただくために、そういう現象が起こっていると理解しておいてください。周りの人から少し変に思われ、行動できなくなったからといって、それで落ち込んでいたのではとうてい、新しい時代においては自立した人生を送ることができないと思っておいてください。心の強さ、自立することへの強さ、そういったことを学ぶためにわざわざパートナーや近くの人が役割を演じてくれているということを理解し、彼等の言動も一つひとつ感謝を持って受け入れていってください。

はじめから急にそれらを強く受け入れるというのは難しいかもしれません。ですから、はじめは何かを言われ、すごく寂しくつらく悲しい思いが沸いてきたとしても、なるべく口に出すときにはそういう言葉は口に出さずに、場を楽しくする表現、あるいは自分は自分でこれで楽しいから私は大丈夫です、あなたには干渉する気はないので、あなたはあなたで楽しいことをやってください、常にそういう思いやりが必要となってきます。

自分が傷ついたからといって相手を責めるのではなく、それが必要であったということを自分で理解した上で、相手に思いやりや感謝の気持ちを常に持っておいてください。どのような人間が自分にいろいろ言ってきても、常に相手に感謝の気持ちを持っておくことが必要となります。そうすれば、どのような人間がやってきても、自分がそれによっておかしくなることは一切、ありません。

確かに自分と違う価値観の人間がいろいろと言ってきたときには、混乱を招いたり、落ち込んだりするかもしれません。でも、それも受け入れ、相手自身の宇宙観をそのまま認めてあげる。自分は自分でしっかりと自分が満足する宇宙をつくりあげていく。常にそういう気持ちを身に着けていってください。


B人間の波動を早く高めるように

私は富士山の中で皆さん方と一緒に(瞑想で)関係をしていた存在です。今日はとても楽しい時間をつくっていただきまして、ありがとうございました。今、私たちも新しい時代に向けてエネルギー的な変化や調整を毎日のように進めております。まだまだやるべきことがたくさん残っており、瞬時にして新しいエネルギーに変わるということはできない状況となっております。人間のエネルギーがまだまだ高まっていないために、私たちだけが先に変わっていってもバランスがとれないという状況になっております。

ですから、皆さん方も自分だけはせめて波動を新しいものに変えていくという練習を進めていってください。私たちは私たちにうまく適合できる人間をいろいろと探しており、そういう人々と一緒に新しい波動を身に着けていきたいと思っております。そういう意味で、これからも機会があれば、何度も何度もここでエネルギーを高めていっていただきたいと思っております。


C挨拶

私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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