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1997/6/23■月曜勉強会から

人間を愛せない理由が何であるのかを真剣にみつめること

@愛することの必要性がすぐに忘れ去られてしまう

私はサナンダ。今日は皆さん方の本質にまつわるいくつかのお話をしたいと思います。皆さん方が成長を遂げていくプロセスにおいて、是非とも克服すべきテーマがいくつか与えられております。地球人として体験を重ねるという状況において、必ず克服すべきテーマというものが与えられております。それぞれが自分にとってのテーマが何であるのか。それを理解することはとても大切なことです。私たちは一人ひとりのテーマを話すことはできませんが、一般論として誰もが抱えているテーマについて話していきます。

多くの人は人間という種族の一部のものだけを認めることができ、ほかの種族に対してはその価値を認めないという傾向を持っております。自分と似た種族だけを認め、自分の種族と違うものは認めないという傾向を持っております。自分と似た顔形のものしか認めることができない。こういうエネルギーがつくられた背景にはいろんな意味があります。

人間という生命が進化を重ね、この宇宙の中で大いなる神々にも匹敵すべき能力を身につけるとき、こういう人間たちはほかのいろんな生命たちに対して、それらの成長を暖かく見守り、育て、成長させていく役割が与えられます。人間がほかの生命たちに対して、どういう思いを持っているか。

人間はほかの生命とは根本的に違っているエネルギー的な作用があります。ほかの生命はほかの生命同士が初めから繋がっており、大いなる生命の源からすべて別れてやってきているという認識を始めから持っております。したがって姿・形が違ってもその出所は一つであるという認識をすべての生命が持っております。

しかし、人間に関してだけはそういう一体感がはじめにはつくられておりません。はじめから個別の生命として進化を経、自分が進化することによって大いなる生命に近づいていくという進化プロセスをとっております。自分が進化することによってほかの生命と繋がっているという意識が芽生えてきます。

人間が何故、こういう進化過程をとっているのか。人間ははじめから神になるべく生命体として創られております。いずれは創造のエネルギーを自由に使いこなし、自分の宇宙を自分の思いの通りに創り上げていくという能力を身に着けることができます。創造主であるという証し、これを身に着けるためには自分が一人で何でも行なえるということを身に着けていく必要があります。

自分ですべて行なえる。自分の思い通りにすべてを実現させていく。そのために創造主ははじめから人間を個別意識で創り上げてきました。自分一人という意識を成長させていって、創造主として完成させる。それがために、個別意識が前提となっており、ほかの生命とも繋がっていないという意識が一番初めにありました。

でも、多くの人間がその初期の段階で独りぼっちとか、自分だけがおかしいとか、誰も分かってくれないとか、一人ひとりがまったく別であるという意識をつくり上げてしまい、成長することによって生命が繋がっているという実感を身に着けることができないままになっております。人間は成長することによって集合意識を身に着け、大元が一つであるという意識を思い出していきます。多くの人間は成長を理解していないために、集合意識はおろか、大元の意識でさえも理解することができなくなっております。

こういう状況の中で、地球人として転生を重ねているあなた方人間たち。成長するということは、自分たち自身がすべて大元から分かれてやってきた一つの意識であり、お互いが創造主の現れでもあるということ。これに気づき、お互いに認めていくということ。これを確立することが必要とされております。今の地球人類の中で、自分が創造主であるということに気がついている人。まだ、ホンのわずかにしかすぎません。

このホンのわずかの人でさえも、真の創造主であるということに気がついている人は、実はほとんどいません。単に言葉だけで、自分は創造主であると思い込んでいる人が多いだけであり、本当に創造主であるということを実感している人がほとんどいないのです。でも、実際にはここにいる人でさえも、一人ひとりは立派な創造主なのです。一人ひとり、自分だけの現実を創り、自分だけの世界を創り上げております。

皆さん方が人間として生きるためには、自分で創り上げた現実の中で体験を重ねていくということが前提条件となっております。自分の現実を自分で体験していく。これこそが創造主の証なのです。自分が創造主の現れであり、自分の現実は自分の思い通りに造られて、それを体験しているということ。これを本当に理解でき、納得できた者たちは、真の創造主からそれなりの祝福を受け、そして創造主としての力がより強く発揮できるようにそれぞれ許可が与えられていきます。

今までのいろんなワークにおいて、ここまで来た人が約10人ぐらい、います。ただ、それが本当に良かったのかどうか。今年になって急に状況が変わったのは、そこにおけるいろんな問題点も見えてきたからです。一人ひとりが創造主の現れであり、そして実際、そうである。それを納得できた者にしかるべき能力をさらに与えて様子を見ていました。でも、私たちが願っていた方向には進まなかったのです。

今までのいろんなワークにおいて、それぞれが宇宙に繋がり、神の祝福を受け、自分の魂も根本から波動を変えたりしてきました。いろんなテストを受け、プロセスを超え、新たなるエネルギーを身に着けてきました。でも、肝心な、いろんな人間に対する愛がほとんど目覚めておりませんでした。自分の思い通りに現実を進めていける。願った通りに現実を進めていける。でも、人間的にすべてを愛せる人がほとんどいなかったというのが実情でした。

今、本当に必要なのが何であるのか。自分の役割を知りたい。自分が何をしたらよいか、教えて欲しい。自分が成長するために何が必要なのか、教えて欲しい。次から次へと、そうやって人がやってきて、情報を与え、エネルギーを与えてきました。にもかかわらず、あの人はまだ分かっていないとか、愛がないとか... 人間的な、根本的な愛がまったく身についていないのです。愛がないままで、創造主になろうとしている。創造主になっている。この現実をまざまざと見せつけられた半年でした。

あなた方が真に何を望んでいるのか。この地球で本当に何を願ってやってきたのか。ほかの人と自分との関係がどうあれば、自分は満足するのか。今、その本質的なところに目を向けて欲しいのです。人を愛せよ。もう、何度もあなた方に伝えました。もう、皆さん方の耳に何度も何度もやってきて、イヤになっているぐらいに私たちは伝えました。でも、何も変わっていないのです。人間が人間であるためには、創造主としてのエネルギーを全部、使えるぐらいに自分の能力を高めていく必要があります。

私たちは今、とても大きな課題を抱えております。人間という存在をどうするか。人を愛しますと、宣言した者がたくさんおります。宇宙にすべてを任せますと宣言した者がたくさんおります。でも、私たちが心から望んでいた結果にはまったく結びつきませんでした。改めて、私たちは人間にどのように接していったらよいのか。少なくとも、ただ面白半分にやってくる人間については、私たちは何も協力はしないでしょう。真剣に愛しようと思ってやってくる者でも結局は人を愛さない者の方が圧倒的に多かったのです。

なぜならば、自分を観ようとしていなかったから。ただ、人を愛したい。ただ、愛を身に着けたい。そればかりを考え、自分が人を愛せない根本の理由が何であるかを見つめようとしていないのです。何故、人を愛せないのか。

皆さん方は永い転生の中で、いろんな人間関係をつくり、いろんな人間との間でいろんな感情を経験してきました。そのために過去にイヤな人間関係を体験してきた人は、同じエネルギーを引きつけ、その人と出会うたびに不快感を感じていきます。これは誰もが経験します。でも、それで良いというわけではないのです。それをいかに克服し、相手を許し、自分を許すという状況に変えていけるか。それこそがテーマであり、あなた方が今、直面している課題であるということ。それを常に後回しにし、ただ勉強しようとしている。だからいつまでたっても、イヤな人はイヤな人のまま、合わない人は合わない人のままで終わってしまうのです。

ここまでの情報は、今までにも何度か、述べたことがありました。したがってここで終わってしまっては、これまでの勉強会と同じ繰り返しになってしまいます。さらにここから、皆さん方にも成長していただく必要があります。何故、自分に好きな人と嫌いな人がいるのか。何故、合わない人がいるのか。私たちのその確信に目を向けて欲しいのです。本当に、一人ひとり、しっかりと目を向けて欲しいのです。

人を好きになるということはどういうことなのか。あなた方はまだ、本当に人を好きになった経験をしたことがないのです。自分の都合の良いように、自分の思い通りにさせようとするコントロールのエネルギーは出しております。でも、真に相手の心に触れ合い、相手の価値を認め、自分の喜びとした経験は一度もないのです。それができないのは何故なのか。

おそらく、今の状況ですと、この話題をまだまだせざるを得ないという感じがします。誰もが逃げたがっている。目を背けたがっている。でも、これを克服しない限りは誰も真の創造主としては迎えられないというのを理解しておいてください。今までのいろんなワークや勉強会において、成長をなし、真理を手にしてきました。でも、人を愛するというその実感を体験した者は一人もいないのです。本当に、人を愛するという喜びをまだ、誰一人、経験していないのです。

私たちはこれを早く皆さん方に体験していただきたい、本当に自分のものにしていただきたい。そのためにはどうしたらよいか。それが私たちにとっての大きな課題となっております。私たちは皆さん方に教えるというつもりはありません。私たち自身にも課題があるからです。私たちは私たちなりにいろんな計画を造り、仕組みを造り、人間が愛に何とか目覚めて欲しいと考えて、いろんなことをやっています。どれをとってもうまくいかなかった。また、私たちはやり方を工夫するでしょう。

私たちなりに考え、仕組みを造り、いろんな情報を与えてきました。でも、人を愛する喜びをいまだに誰一人、身に着けていない。私たちにとっての大きな大きな課題であり、皆さん方一人ひとりにとっても大きなテーマです。でも、いつかは必ず、全員がその喜びを手にし、私たちと一体となって地球で素晴らしい生活を行なっている。私たちはそれを信じております。皆さん方も、本当は愛することができるし、十分に愛している。でも、どこかで何かが違っている。何かがズレている。その原因は何であるのか。そこに本当に目を向けて欲しいのです。

私たちは今までとは違うやり方をいろいろと考え、そして計画に移していくでしょう。皆さん方がそれによって変われば、私たちもまたそれに合わせて変えていきます。でも、何一つ、変わらないときにはまた根本から造り直していくでしょう。一人ひとりが今、抱えている大きな問題。その根本に、本当に相手を思いやる気持ちが入っているかどうか。本当に、相手が喜びを感ずることを考えているかどうか。よく、自分の心をチェックしてみてください。

私たちは、皆さん方に同じことを言い続けるかもしれません。そうせざるを得ない、私たち自身も非常に複雑な思いを持っております。確かに、エネルギー的なものや不思議な話をすれば、皆さん方は興味を持って耳を傾け、私たちに注意を向けてくれます。でも、愛の話になると途端に身を引いてしまう。これの繰り返しでした。もう、私たちはその愛から話を避けることができなくなってきております。仮に、今日と同じまったくテーマが延々と続いたとしても、喜びを持ってくる人間がどれだけいるか。だんだん、来なくなる人がいるかもしれない。でも、私たちはそう言わざるを得ない状況に、今、入っているのです。

私たち自身の思いが皆さん方にはどのように感じられているのかは分かりませんが、少なくとも、皆さん方が真面目に聞いていることだけは分かります。ただ、一人ひとり、まだ私たちと繋がっていない者がいます。私たちを愛を持って迎えている人がほとんどいないからです。そこにも、大きな問題があります。愛とは何であるのか。そこに戻ってしまうでしょう。

これから少し、皆さん方で討論をしてみてください。それによって私たちもまた、いろいろと工夫してみます。私たちは皆さん方に苦痛を与えるために、話をしているわけではありません。そこをよく理解した上で、討論をしてみてください。それでは、ありがとうございました。


A人間に対して自分のハートを閉じてしまう原因は何であるか

私たちは先ほどの話をする前に、別の話をします。今の皆さん方の話の中で、いくつか、先に話をしておきます。私たちが皆さん方に対して、愛がないという表現をする場合、どういう意味なのかをまず説明する必要性が出てきました。まず、それについてお話をしておきましょう。

確かに先ほどの説明にあったように、本来は皆さん方は愛を備えており、お互いにそれをやり取りできる状況になっております。でも、やはり愛がないという表現の方が正しいといえるでしょう。なぜならば、皆さん方が本当にハートを開いて、相手の人のハートと愛のエネルギーをやり取りしているという状況が私たちには見えていないのです。皆さん方が本当に自分の心を開いて、手の心の中に入っていく。これを身に着けていない限り、私たちから見た場合に、本当に愛を行使しているようにはうつらないのです。

だからといって、愛がないというのをあまり強調すると、またそれが現実化に影響してしまうために、それを強調するつもりはありませんが、現実的に皆さん方のハートが相手に対して開いているという状況がそれほど多く見られていないということだけは事実として理解しておいてください。

また、私たちの言葉を皆さん方がどのようにして受け入れていくか。確かに、私たちの言葉を何か、神からのお告げのようにして神妙に受け取るという人がたくさんおります。何度も言うように、私たちはそれを望んではおりません。同じ仲間として、同じ友達として話をしていただきたいと願っております。

ただ、だからといって、イイカゲンに扱ったり、無雑作に聞くという行為は好ましくありません。私たちの言葉を直接、聞くことができる人間は、この地球上ではそんなに多くないのです。そういう意味でのとても大切なメッセージであるということは理解をしていただきたいのです。皆さん方の気軽な友達ではありますが、だからといっていつでもどこでも自由に聞ける情報ではないというのをまず理解していただきたいのです。


私たちは本当に愛について、皆さん方の率直な意見をお伺いしたいと思っておりました。何人かの人は本当に話していただきました。自分の素直な体験から、どうしても相手のことを考えるとムカムカしてしまう自分、頭では分かっていても、いざそういう場面に直面すると、イヤになってしまう自分。これが率直な意見といえます。私たちはそれについて、少し説明をしていきます。


まず、皆さん方はそれぞれいろんな人間関係を繰り返します。そして相手から非難され、揚げ足をとられ、文句を言われるという経験をさらに積み重ねていくでしょう。それによって皆さん方が何を学んでいくか。ホンのわずかでもイライラしたり、むかついたりした場合、そのエネルギーは確実に宇宙に広がっていきます。皆さん方の心だけではなく、宇宙全体に拡大していきます。そして宇宙全体に存在しているいろんなエネルギーを引きつけていきます。

ムカムカしたり、イライラしたり、面白くないというエネルギーがどんどん集まってきます。そういうエネルギーが自分の周りにだんだん集められ、そして相手の所為にして相手にぶつけてしまった場合、そのエネルギーがそのまま自分に戻ってきます。自分がそのエネルギーを受け取ったとき、また不快感を感じます。このようにして何度も何度も、自分に襲ってきているこのサイクルの中で、もう蔓延的に襲ってきて、当たり前のようになっている状況が今の皆さん方なのです。

だから人に出会うたびにイヤな思いが沸いてきたり、不安を感じたり、心配をしたりして、まず不快感が先に襲ってくるのです。人間に会うたびに、こういうエネルギーが戻ってきているからなのです。こういう状況の中で、人を愛せよ、と私たちは何度も言ってきました。客観的に見たら、難しいことはよく分かります。でも、皆さん方が自分で造り上げたエネルギーである以上、皆さん方は自分で解決せねばならないのです。

もし、人に出会うたびに、この人はこういう良いところがある。この人はここが素晴らしい。この人はこういう能力を持っている。常にそういう思いを発していたならば、人に出会うたびに喜びを感じていたでしょう。いろんな人に出会うたびに、どういう感情が沸いてくるか。その一つひとつをよく分析していただきたいのです。

どんな人に出会っても、いつどういう状況で人間と出会っても、常に喜びを見い出せたならば、その人は本当に愛を身に着けたといっても良いでしょう。そしてそのためには、自分のハートがどんな人に出会ってもオープンになっていること。閉じてしまっている場合には、喜びは感じられません。そういう状況の中で、皆さん方が本当に愛を身に着けていく。今、これが要求されているのです。

一人ひとり、人に対してどういう思いがまず沸いてくるか。すぐに不信感を持ってしまう人。自分の方が偉いという認識の下で人と接する人。自分に気が合うかどうかをまず調べようとする人。優しそうな人だけ仲間にしようとする人。お互い、よい関係が造られそうなときに、話をし出す人。いろんな人がおります。でも、どんな人に出会っても、常に、「こんにちは! 楽しいですね」、こういう会話のできる人、まだおりません。

どこまでも人間を判断しております。どういう判断をしているのか。まずはこれを自分なりにこれをよく調べてみてください。どういう判断をしているのか。良い人、悪い人。悪い人というのが、常にそれによって造られております。自分の都合に合う人、合わない人。都合の悪い人が常に現れ続けます。プライドの高い人。自分よりも偉い人が常に現れてくるでしょう。一人ひとり、自分の抱えているテーマ。人間関係におけるテーマ、それを早く見つけてください。

人間関係において、何が問題となっていたのか。自分自身がそれに気づき、手放していくと、やっと自分の心も多くの人に開くことができ、周りの人も心を開いていきます。さぁ、大きく深呼吸をして、自分のハートをゆっくりゆっくり開いていってください。自分がイヤだと思っていた人、苦手だと思っていた人、自分にとって敵だと思っていた人、目の前に想像して、その人のハートの中の輝きを見てください。

その人も一生懸命に生きている。自分なりにしっかりと人生を造ろうとしている。自分のハートから相手を尊重するエネルギーを出して、相手のハートの中に入れていって、相手の輝きをそのまま認めて、美しく美しく輝かせていってください。相手がどのような行動をとろうとも、相手がどのような反応を示そうとも、まずは自分から相手をそのまま認めてあげ、尊重してあげてください。まずは自分のハートを開いて、相手のハートの中にいたわりのエネルギーを入れていってください。相手からの反応を期待する以前に、ただ相手の輝きを見ているだけで、喜びが満ち溢れてくる。

あぁ、相手もしっかりと生きている。学んでいる。成長しようとしている。輝こうとしている。相手の成長のために、自分が用意されていた。相手が何かに気づくために、自分との人間関係が造られていたのか。相手の成長のために、自分は相手をしっかりと認めてあげよう。相手は相手にとっての考え方があり、行動の選択がある。それはすべて認めてあげよう。

相手の魂がだんだん光を放ち、自分のハートと繋がってくるのが感じられてきます。相手の魂が愛のエネルギーをこちらに伝えようとしてきます。相手は、人間関係でお互いに頑張っていますね、私たちもいろんな学びをしております。わざわざこういう役を演じてくれて、ありがとう。魂の成長にも繋がっております。相手の魂が愛を送り込んできています。

自分のハートと相手のハートが一つに繋がっていくのを感じてみてください。愛するとはどういうことか。常に今のような実感がどの人間に対しても、いつでも得られるようになること。はじめは意識した練習が必要でしょう。でも、慣れてくると、だんだんすぐにできるようになります。これは愛した喜びを感じた者にしか分かりません。真の愛を感じた者は、まだ愛を身に着けていない者がよく分かるのです。でも、暖かく見守ってあげるのです。

自分もできるだけいろんなタイプの人間に愛を出していくと、喜びがそれぞれ違うのが分かってきます。感謝を持ってくる喜びがあれば、楽しくニコニコしてくる喜びがあります。慰められたといってお礼をいってくる喜びもあります。いろんな喜びを感じてみる。これも愛を身に着けた者だけが体験できる喜びなのです。愛ということが言葉ではなく、理論でもなく、ハートであるという証し。今、しっかりと覚えておいてください。


B気軽に愛する練習をしよう

私たちが最後に話をしていきます。さて、今日も愛の話で、皆さん方がどういう反応を示すか、いろいろと勉強をさせていただきました。でも、愛することの喜びにまた一歩近づかれたのは、私たちにとっても喜びです。これが決して最後ではなく、すべてでもないというのは当然、お分かりいただけるでしょう。あくまでも、単なる練習です。実際の生活でこれを行なえるかどうか。いろんな人に対して行なえるかどうか。これがあなた方のこれからのテーマです。でも確実にそれを乗り越えて、また宇宙の本来の愛に近づいてこれるのを私たちは願っております。

一人ひとりの愛し方が違っていても、それを比較したり、何かに合わせようとせずに、自分のペースで自分の愛を育んでいくのを願っております。それではまた会うときまで、失礼いたします。ありがとうございました。



(c)1997 CentralSun
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