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1997/6/11■水曜瞑想会

自分は神、を遠ざけている原因を探す

@瞑想中の体験の意味

私たちはあなた方の魂の本質のところから情報をいただいております。先ほどの経験の中で、少し、補足をしたいと思います。Yさんたちが見た金色のボールの中での状況ですが、これはまさに今の二人の状況を表しております。自分は、光で完全に覆われ、その世界で守られているにもかかわらず、まだそれに気づいていないということと、自分の世界がまだ自分でも理解できなくなっており、そこから外に出ていくことができなくなっているということ。こういうシンボルが表されております。

自分たちの世界が今、確実に変わろうとしております。でも、それは自分の力で踏み出さねばなりません。自分で殻を破り、新たなる世界へ自分から入り込んでいく必要があります。今までは自分が守ってもらうことを常に考えておりました。素晴らしい光で自分を守って欲しい。自分がこれ以上、つらくならないよう、しっかりと守って欲しい。それによってあなた方はしっかりと守られておりました。

でも、いつまでも卵の殻の中でそのままじっとしていることがもう合わなくなってきております。これからはその殻を自分で破り、さらに自分の成長に応じた素晴らしい光の中へ入っていく必要があります。今、そういう、生まれる瞬間であるというのを覚えておいてください。


私たちは別のところから、今、話をします。先ほどの経験の中で、金色の世界においてそれぞれに経験をしていただきました。この領域は皆さん方にとってある特別の意味を創っておりました。自分がこれから神のようなエネルギーを身に付けるのに際し、一番困難な状況になっているものをクリアにするという意味が込められておりました。一人ひとり、神のエネルギーを身に付けるのに一番、障害となっているもの、それを皆さん方に認識してもらったと思ってよいでしょう。したがってそれぞれが経験したことをもう一度、思い直してみてください。

ゴミを掃除した。暗かった。いろいろ、経験してきましたが、それが神と繋がる一つの障害になっていたということ。それを克服することにより、神の領域にまた一歩、近づいていったということ。改めて、皆さん方に金色の素晴らしいエネルギーを流してあげましょう。


さて、次に紫の世界へ皆さんは行きました。紫は女神のシンボルであると同時に、サナンダのシンボルでもあります。常に全体の調和、バランスをとりながら、まとめ上げていくエネルギー。この調和とバランスが皆さん方に是非とも感じていただきたいエネルギーとして必要なものがそれぞれに流されてきました。一人ひとり、少し差がありますが、大まかには自分自身の中で調和を乱しているいろんな原因、それを自分でしっかり認識しながら神のエネルギーに変えていくための準備が行なわれていました。秩序を保ちながら、うまくまとめていく。このエネルギーを皆さん方はしっかりと受け入れたと思っておいてください。

今日、行なわれたことがこれからのいろんなワークにおいても、かなり大切なものとなるでしょう。神のエネルギーと繋がるというときに、普通はただ単にそのエネルギーを感じて、自分でそれが認識できることで満足しておりました。でも、やはり神と繋がるためにも、それを阻害している原因を必ず誰もが持っております。それぞれが持っております。自分たちはそれをしっかりと認識した上で、それをクリアにし、そして神とつながっていく必要があります。その原因を自分で理解できない限り、正しい神のエネルギーが流れてくることができないというのを理解しておく必要があります。それぞれ、何が原因となって、うまく流れないようになっていたのか、よく整理しておいてください。


さて、コウモリの意味ということですが、確かに動物はそれぞれ役割があります。夜行性の動物というのは、人間には関知できない領域で常に役割を演じております。彼らは超音波を頼りにして行動しております。音の世界で彼らは動いております。皆さん方は光を認識し、その光の世界で行動を為しております。でも、彼らは音の世界で行動し、その領域で活動しております。皆さん方も、目で見て、耳で聞くという能力を身に付ける前にはそれぞれの能力を活性化させる進化過程を必ず経てきております。つまり、耳で聞こえるといった進化過程も必要としておりました。

動物は普通、目で見えるか耳で聞こえるか、匂いで感ずるか、どれかの感覚器官が優れております。すべてをまんべんなく身に付けている動物はほとんどありません。どれかが優れており、それがその進化過程のテーマとなっております。夜行性の動物は一般に音や触覚的なもの、それによって自分の世界を創る練習をしております。コウモリも同じように、耳というもので音を関知しながら世界を創りあげていく練習をしております。

音を関知する。これは人間の感覚器官とはまた別の働きも持っております。人間は限られた周波数でしか聞き取ることができず、音による世界も極めて限定されております。しかし、ほかの動物はその聞き取りの範囲がかなり広範囲に渡っており、音の世界だけでもいろんな世界を経験することができます。コウモリも皆さん方の認識とはまったく別の世界を創りあげております。彼らは彼らなりに素晴らしい宇宙を創りあげているのです。

そういったことを通して、彼らは音の世界における新しい宇宙観、音波というものを通して表現をしたり、活動するということを学んだりしております。これが人間にとってどのような意味があるのか。人間は夜行性の動物に対しては一般に不思議とか、理解できないもの、見当もつかないものというエネルギーを放出していきます。自分たちの理解できない世界、そこにおいて活動しているもの、そういうエネルギーをつくり出していきます。


人間は光を認識し、光の見える範囲内ではすべてが自分の手の中にあるかのように認識しますが、光のない世界においてはまったく検討すらもつかないという認識をもっております。でも、夜行性の動物はその中でも確実に動き回る、行動するという役割を持っております。人間にとって理解できない世界、そこでも確実に行動できる。それを彼らが演じることにより、人間がさらにいろんな考え方や想像力を広げていくことができます。

分からない世界、そこでも確実に行動している生命体がある。それを認めることにより、自分たちの世界がすべてではなく、まだ自分たちの分からない世界が無数にあり、そこでも明確に宇宙の法則が浸透している。明確に宇宙が存在する。それを人間は学ぶ必要があります。自分たちが経験している光のある世界だけではなく、それ以外にも無数に宇宙は存在しているということ。人間はそういうところにまで意識を広げ、そして宇宙観をさらに高度なものにつくりあげていく必要があります。

ほとんどの人は宇宙というと、明るいところで星がいっぱいあるのを宇宙といっております。でも、コウモリは暗やみの中でも、立派な宇宙を創りあげております。そこにまで人間は意識を広げていく必要があります。彼らは人間ともっともっと親しくなると、音の世界、それはどういう世界なのかを人間に教えることができるでしょう。人間の分からない神秘がたくさん、そこに隠されております。音というものの神秘さ、暗やみというものの神秘さを彼らは理解しております。人間はコウモリから学ぶべきこともたくさん、あるのです。これからもそういう観点で、夜行性の動物や、地面の中の生命たちにも思いを持つようにしておいてください。


さて、最後に私たちから説明をいたします。今、行われた瞑想にもいろんな意味が込められております。今日は皆さん方と神との繋がりにおけるいろんな課題や克服すべきエネルギーを経験していただきました。これはいずれは必ず、良い結果となって戻ってくるでしょう。自分を神から遠ざけていた原因がそこにあるからです。でも、それを日常生活の中で、どう使っていくか。これが大きな鍵を握ります。

日常の中で、常に神を意識しているかどうか。自分自身が創造主であるということをどれだけ意識しているかどうか。一人ひとり、それに目覚める時期がやってきております。でも、それを認めようとしていない人がまだまだ多いのです。自分が本当に神となって自分の現実をすべて創りあげていける。自分の宇宙を創りあげていけるということ。それを本当に理解してください。

今日、クリスタルをかなり見た人がいました。これは地球との繋がりのために、とても大切な役割を持っております。それをしっかりと頭の中に入れておき、常にそのクリスタルがピュアな状態でエネルギーが流れやすくなっているようにイメージをしておいてください。それによって地球との繋がりがかなりスムーズに進んでいくことでしょう。自分自身が地球と本当に一体となる。そのためにも自分自身のエネルギーの流れをよくし、地球へ自由に流すことができるようにする。

クリスタルは皆さん方のエネルギーの流れをまたスムーズにもっていったり、適当な波動に変えたりする役割を持っております。地球が必要なときに、必要なエネルギーが流れるように、クリスタルをうまく活用してください。 私たちはここまでにいたします。ありがとうございました。


(c)1997 CentralSun
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