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1997/5/26■月曜勉強会

宇宙人との交流の前に地球人同士の交流を

@宇宙人に対する偏見をなくすように

私たちはある宇宙船から、今、話をしています。私たちは今の皆さん方の話(いつになったら宇宙人が降りてくるのかという話をしていた)をとても面白く聞いておりました。いろんな意味で今日は面白い内容に発展していくかもしれません。私たちは地球人とはまったく違う姿・形をしています。ただ、皆さん方がイメージする宇宙人と私たちがごく普通に接している宇宙人は次元が根本的に異なっており、考え方や行動の仕方もまったく違っております。

人間というのはある特殊な生命形態であり、ごく普通の宇宙の生命からするときわめて違う種類といえるのです。人間がかなり特殊なのです。ほかの多くの生命体はそれぞれある進化プロセスに従い、自分たちの一番満足する姿・形をとっております。それぞれが自分に一番見合った姿・形をとっているのです。しかし人間というのは必ずしもそうではなく、むしろ神が自分の現れとして表現した形と思っておいてください。

これについていろいろと説明する必要があるでしょう。皆さん方の言葉で言う宇宙人をまず限定しておきましょう。ほかの多くの惑星において、それぞれそこで行動できる肉体のようなものが必要となります。行動するための肉体の表現にはいろんな種類があり、動物のようなものは自らの行動を一番適切に表せる姿・形をまとっていきます。その動物的な肉体は何らかのエネルギーを自分たちの動きにうまく適合させることができます。いろんな動物はそれによってエネルギーを獲得し、成長していくことを学んでいきます。

この成長する過程において、自分たちのいろんな能力がそこで開発されていきます。動物によってそれぞれ役割があり、自分たちの一番適したエネルギーの使い方というものが現れてきます。それに目覚めた動物たちは自分の特性をもっともっといかせるという方向で進化を重ねていきます。こうやって進化に目覚めた動物たちは自分たちの持っている能力をさらに発揮させようとして高度な進化プロセスへ入っていきます。それによってその動物的なエネルギーがさらにさらに洗練されたものへと変化していきます。

ほとんどの宇宙人と呼ばれている存在はこのような進化を通ってやってきています。したがって基本的には何らかの動物的な進化プロセスからさらに高度に発展してきたという経緯を持っております。皆さん方からみたら、単なる動物のようなイメージを持つかもしれませんが、実際にはかなり高度な進化を遂げており、それこそイルカやクジラに限らず、ほかのどんな動物でもかなり高い進化プロセスにまで達しているものがあります。

これらの動物たちがどのようにしてお互いに交流し、協力し合っているか。当然、それぞれの動物にも自分たちに適した環境が必要とされます。したがって同じような環境を望む生命たちが集まり、それぞれで大きな集合体をつくり出していきます。イルカやクジラたちはそれで大きな集合体をつくっておりますが、それとは別にそれぞれいろんな動物たちも自分たちに一番適した仲間たちを集めて集合体をつくっております。

多くの生命たちはこのような感じで、基本的に集合体で活動しておリます。この集合体にはそれぞれ進化した意識が必ず存在しており、この進化した意識ははるかに高い次元において全体をよく管理しております。例えば、クジラの長老と呼ばれているものはかなり進化した意識であり、クジラに限らずほかの同じような仲間たちすべてをしっかりと見届けております。

こういう風な集合体がそれぞれ個別に活動し、自分たちの成長に一番見合う進化過程を常に考えながらいろいろ活動を展開しております。こういう集合体がある段階にまで成長してくると、自分たちの集合体だけではなく、ほかの生命の集合体と協力し合いながらさらにお互いに学びを続けていこうという段階に入ってきます。そして自分たちの進化過程とはまったく違う別に進化過程の生命に出会い、お互いに学びを始めていきます。

イルカやクジラたちは自分たちでいろいろ成長を重ねてきました。しかし、今はより多くの生命たちと交流を重ね、さらに飛躍的な成長を遂げようとしております。しかし、ほかの生命の中には自分たちだけでとことん成長を為して、どこまで自分たちだけで進化できるかを試しているものたちもおります。このようにいろんな種類の集合体がそれぞれお互いに関与し合ってくると、お互いにその生命の進化プロセスの調整をとったり、不都合が起こらないような調整をとる必要性が出てくるようになります。ある意識たちはその役割を担っており、まったく異なる生命体同士でも交流できるような状況をつくり出したりしています。

人間と呼ばれている生命体はこういう進化過程とはまったく別の進化過程を通ってきました。動物はそれなりの進化の流れの中でずっと成長し、そしてさらに進化を続けていきます。しかし、人間ははじめから特殊なエネルギーがそこに含まれており、人間独自のそれぞれの特殊な波動を自分で発揮できるように仕組まれております。人間と呼ばれている種族にはいずれは自分一人でも神になれるぐらいのエネルギーが初めから存在しているのです。

この個別化のエネルギーというものは非常に特徴的であり、自分一人でも神になれる、という前提条件がしっかりとつくられております。したがって人間は神になるべくしてつくられた一つの進化過程を経験しているといって良いでしょう。こういう人間としての進化過程と、ほかの動物たちの進化過程はまったく違っており、実は一緒に共存するということが難しい状況になっております。人間は個別であるという意識があまりにも強いために、集合意識で活動するということができなくなっております。

多くの動物たちは集合意識で動いております。全体で一つという意識をそれぞれの意識が持っているのです。しかし、人間は個別意識があまりにも強いために、全体の意識というものが分かりにくくなっているのです。この集合意識、人間がどこまで成長し、いつの時点で集合意識を身に付けていくか。人間と呼ばれている生命体が自分の本来の能力を発揮するためには何が必要なのか。そういったことをそれぞれが自分たちで行なっていく必要性があります。

人間は自分一人で学ぶことができるようにつくられております。自分一人で宇宙を創ることができるようになっております。この人間という生命体と動物を共存させた場合に、まったく難しい問題がたくさん現れてきます。動物の持っている集合意識という考え方と、人間が造り出す個別意識の宇宙がとても複雑に関与し合い、まったく想像もできないような状況が毎瞬毎瞬現れてきます。

一人ひとりがまったく違う宇宙をつくり出し、全体的にとても不可思議なエネルギーをつくり出していきます。そしてそこに動物の集合意識が入り込んできます。この全体的な調整をどのようにして保っていくか。とても難しい状況がいつも演じられてきます。人間がそう言ったことに気づくにはまだまだ時間がかかるでしょう。ほとんどの人はまだ自分が神であるということに気がついていません。自分がすべてを創り出せるという能力を持っているということに気がついていないのです。これに気づくのにはまだまだ時間がかかるかもしれません。

こういう前提条件の中で、改めて宇宙人というのを考えてみてください。私たちが考えた宇宙人というのは、先ほど言ったように動物としての進化過程からさらに進化している生命体を宇宙人と呼んでおります。人間だけが特殊なのです。確かに、皆さん方から見ればプレアデスという人間的な宇宙人といったものが一番身近で、ごく当たり前のように思っているかもしれません。でも、全体的に見るとこういう生命体は極めて特殊であり、とても強いエネルギーを発し、また集合意識とは別の領域で活動しています。

今、地球が必要としているのはいろんな動物たちの進化したエネルギーをいかにこの地球に定着させるか。これが一つの大きな鍵を握っております。進化した動物、これが次から次へとこの地球にやってきて、素晴らしい文明をつくりあげた場合、どんなに素晴らしいことでしょう。こんな惑星はほかには存在しておりません。

普通は一つか二つぐらいの動物の進化過程の素晴らしいものたちが存在しているだけであり、まったく違う生命体が同時に存在しているというのはきわめて難しいのです。でも、この地球はそれを行なえるエネルギーをたくさん身に付けているのです。ですから是非ともこの地球において、いろんな進化した動物たちを持ってきたいというのが私たちの願いでもあるのです。そこにおいて、地球人がどういう役割を演じていくか。地球人の一人ひとりは神となって活動することができます。いろんな生命、その中で自分が神として行動していく。この素晴らしさ。これが本来の地球の役割なのです。

そしてこれを実現しようとして、いろんな存在たちが頑張っているのです。この地球を何としてでも新しい時代に持っていきたい、何としてでもこの地球を素晴らしい惑星に完成させたい、これは本当に私たちの願いなのです。いろんな進化した生命体がお互いに、一つの惑星で交流し合えるという場はほかにはまったくありません。本当に地球だけなのです。でも、これが失敗するか成功するか、すべて地球人類に任されております。少なくとも、地球人が動物に対して嫌悪感を持っている限りは、動物の進化した生命体はやってくることができません。

動物どころか、地球人は地球人同士で争い合っている。いまだにそういう状況です。これが今の地球人の意識レベル。どうして私たちが地球に降りることができるでしょう。まずは地球人同士が仲良く、楽しく、喜びを分かち合う社会をつくることが前提となります。この地球上で、どこにいっても地球人どうしがなごやかに交流し合っている。こういう環境にならない限り、私たちは降りることができません。まだ、宇宙人が降りてきていない、という人は確かに多いです。でも今の状況では私たちは降りることができません。地球人同士でまずもっともっと良い社会を創っていただく。本当にこれが必要となります。

今の地球人の意識レベルで見た場合には、私たちが降りるのにまだまだ時間がかかります。でも、そんなに後に延ばせるわけでもありません。私たちにもそれなりの予定があり、いつまでも待っているわけにはいかないのです。したがって私たちを受け入れてくれる人間がある程度、基準に達した段階で、その人間たちだけを地球に残し、そして私たちはそこに降りていくでしょう。ある一定の基準に地球人の意識が到達するのがいつになるのか。それはあなた方の問題となります。ただ、できれば本当にあと数年でやっていただきたいというのが私たちの本音でもあります。

皆さん方は、楽しく宇宙人と交流したいという気持ちは確かにもっているでしょう。でも、地球人同士で仲良くお互いに交流し合えるという波動、これを身に着けている人はそんなに多くないのです。地球人同士で楽しく交流できないのに、どうして私たちと交流できるでしょう。私たちはまだまだ、今の地球人類を見ていると、楽しくなごやかに分かち合うのには時期が早すぎるのではないかという感じを持っております。

今、多くの地球人が宇宙に意識を向けており、繋がろうとしている人も増えてきております。でも、ほとんどの波動が、単に面白い、興味本位、楽しそうだ、という波動であり、地球を素晴らしい惑星にしようとか、この地球で一緒に良い社会をつくろうとか、こういう地球のことを考えて真剣に波動を送ってきている人がほとんどおりません。でも、私たちが必要としているのはこういう波動なのです。

いろんな生命を混じり合わせて、地球を良い惑星にしよう。地球を素晴らしく、和やかな交流の場にしよう。こういう波動が必要なのです。単に面白そうだから宇宙人に会いたいとか、興味があるから宇宙人に出てきて欲しいとか、そういう波動を私たちは好んではおりません。人間の一人ひとりの意識、まだまだ私たちには受け入れにくいものがあります。一人ひとり、心の中では何とか頑張ろうとか、本当に地球を良くしたいという気持ちは伝わってきます。ただ、私たちは本当に、まず人間同士がお互いに許し合い、認め合い、本当に楽しく、喜びを分かち合う社会を創る、まずはこれを望んでおります。

さて、私たちのほかにも話をしたいという宇宙人がいますので、少し、交替をします。


A人間のエネルギーのコントロールの仕方

今晩は。私の方からも少し、話をします。人間という生命体がきわめて特殊な種類であると聞いて、驚かれたでしょう。でも、本当に特殊なんです。皆さん方は、まだまだ未熟だとか、分からないとか、そういう表現を頻繁に口に出します。でも、人間の心から出されるエネルギーはとても強く、私たちにも影響を与えております。一人ひとりの心から放出されるエネルギーは宇宙全体に広がっていきます。否定的なエネルギーを放出すると、私たちにもそのまま伝わってきます。

今でも、多くの人が、いろんなエネルギーを放出しております。これだけの素晴らしい能力を持っていながら、ほとんどの人はその影響をまったく考えることもせず、ただ自由にそのままエネルギーを出し続けております。いつの時点でそれに人間が気づくのか、自分で自分のエネルギーをコントロールできるようになるのがいつになるのか、私たちはいつもこれを感じております。

一人ひとりがもう少し自分のエネルギーに責任を持ち、愛や楽しいエネルギーをもっともっといっぱい出すようになったとき、この宇宙がいかに変わっていくか。宇宙が本当に人間のエネルギーによっていかに変わっていくか。本当にそれを理解していただきたいと思っております。ほとんどの人は、自分の出すエネルギーがそんなに大きな影響を与えることはないと思っております。そんなことはないのです。本当に大きな影響を与えているのです。

私たちは進化を重ねていくと、エネルギーを少しずつコントロールできるようになっていきます。でも、それはそれぞれの進化過程において獲得したエネルギーであり、それぞれが自分たちの成果によって使えるようになってきております。でも、人間は初めからいろんなエネルギーを使えるようにつくられております。したがって本人が意識しても意識していなくとも、とにかくエネルギーは使えるのです。これは人間としてのきわめて特殊なエネルギーの使い方といえるでしょう。

私たちは自分たちで身に付けて、自分たちで使えるようになって、エネルギーをコントロールしております。人間はとにかく、初めから、がむしゃらにエネルギーを出し、そして自分で気づいた者からコントロールしていく、こういう使い方なのです。これは宇宙からみたらいかに危険な方法であったか、考えてみてください。赤ちゃんが初めから機関銃やバズーカ砲を持って生まれてきたようなものです。勝手にあちこちに自由に、好き放題に暴れ回り、二十歳過ぎてからやっとコントロールできるようになってくるようなものです。今の地球人類は成人式を終えているのにもかかわらず、いまだにバズーカ砲を打ちまくっているのです。

人間は本当は素晴らしい能力を持ち、素晴らしいエネルギーを使えるようになっている。本当にそれを愛と喜びに満ちたエネルギーをいっぱい出してくれるようにお願いをしたいと望んでいるのです。

今、皆さん方がいろんなことを考えております。自分はどうなるのだろうとか、宇宙から見たら自分はどういうエネルギーを出していたんだろうとか、いろんなことを考えております。確かに、一人ひとり、今までに宇宙に送り出したエネルギーにはいろんなものがあります。憎しみや恐れのエネルギーをたくさん出してきました。でも、それはそれでもう考えなくてもよいです。

とにかくこれから喜び、許し、いたわり、思いやり、こういうエネルギーをいっぱい出すようにしていってください。それも、できれば自分の身近な人、家族やパートナーに対し、せめてこういう身近な人にもっともっと許しや思いやり、いたわりの気持ちをいっぱい出してください。パートナーですらしっかり愛することができないのに、どうして私たちを本当に愛してくれるでしょう。

一人ひとり、学ぶべき課題がそれぞれまだたくさん残っております。まだまだ私たちと出会うためのステップがたくさん残っているのです。一気に、私たちに会おうと考えるのではなく、まずは自分たちの周りを少しずつ自分たちのエネルギーで変えていくように。少しでも多くの人を思いやり、愛と許しで満たしていく。本当にこれをやっていただきたいと願っているのです。

地球人はそれぞれとても素晴らしいエネルギーを本当に身に付けております。自分が神となって活動できるようになると、素晴らしいことができるようになってくるでしょう。皆さん方がそれに目覚めたときに、本当に地球は変わっていきます。皆さん方の想像以上に地球は変わっていきます。一人ひとりが本当に神となり、そしていろんな生命が地球上で喜びを分かち合っている。こういう素晴らしい地球を考えてみてください。私たちはそれを望んでいるのです。

さて、最後にまた別の存在から話を聞いて、休憩にしましょう。


B動物に抱く価値観をなくすように

それでは私たちの方から話をして、休憩にしましょう。私たちはまた別のところから話をしています。皆さん方が宇宙人という存在に対して、なるべく真実に近づいてこれるように今、情報がいろいろと工夫されております。宇宙の生命体というものが本当はどういうものなのか。本当に理解していただきたいと思っております。多くの人は人間的な感じで宇宙人というのを考えていたでしょう。確かにそういう宇宙人もたくさんいますが、この地球が本当に必要としているのはむしろ普通の動物としての進化過程から発展してきた高い知的な生命体です。

こういう生命体が次から次と地球に降りてきて交流できるようになる。これこそが地球の役割なのです。ですから、人間に限定してしまうと、本来の地球の役割が達成されないのです。その意味で人間に限定せず、もっともっと動物的な知的生命体に意識を向けていただきたいと願っているのです。これからもそういう存在たちが皆さん方に関与するかもしれません。でも、怖れを感じたり、否定したり、逃げたりしないようにお願いいたします。

今、いろんな生命たちが皆さん方の周りで興味を持って見ております。皆はどういう動物が好きなのかなぁとか、皆の好みはどういうことなのかということをいろいろと調べております。ほとんどの人はヘビが嫌いですね。トカゲもあまり好まれていないようですね。蟻は皆、興味を持っているのですね。鳥はすべて好感が持たれているようですね。馬は結構、良い印象なんですね。やはりヘビとクモ、トカゲが一番人気がないですね。彼らも実際には可愛いんですよ。

これは地球人独特の一つの概念といえるでしょう。もっともっとヘビやクモたちにも愛や思いやりを向けていただけると、地球はもっと一気にエネルギーが変わっていくでしょう。こういう特定の動物に対する否定的な感情は意外と大きな影響を与えているのです。特定の動物に対する否定的な感情がある限り、どの生命体も降りてくることができません。動物に対しての差別というエネルギーがあるからであり、したがって好感を持たれている動物でも、あまり好ましくは感じないのです。

差別をしているというエネルギーそのものがあまり気持ちよくはないのです。したがってこの動物は良いけれども、この動物はイヤだとか、まずはそういう思いをなくしていただきたいと思います。どの動物に対しても同じように接する。まずはこういうエネルギーを皆さん方の心の中に築き上げてください。

それではここで少し、休憩にしましょう。ありがとうございました。


C宇宙人に会う前に、地球人との触れ合いを確実にすること

それでは続きを始めます。今、皆さん方の話を聞いて、少しコメントします。確かに皆さん方の今のレベルではすべての人間を同じように愛し、許し、愛しむということがなかなか難しいかもしれません。まずは一人ひとり、家庭やパートナーを通じて一番自分にとって必要となっているテーマの役を演じております。それぞれが今、一番必要なエネルギーを体験させられているのです。それによってまず、一人の人間をいかに許し、愛することができるか、これが出発点となっております。

たとえどんなに素晴らしい自分のパートナーでも必ず何らかのトラブルを起こしております。気に入らないことや、自分の見たくないところをわざわざ見せつけられたりしてきます。でも、これは本当に出発点なのです。自分が一番素晴らしいと思っているパートナー、自分が一番愛しているパートナー、でもそのパートナーもそれぞれ課題があり、自分にとって必ずしも好ましくない行動をとったりする。でも、それをすべて許してあげる。これが出発点となっております。

そして自分のパートナーに対して許すことができ、本当に別の人間として接することができるようになってくると、また別の人間を通していろんな関係がつくられていきます。そして次から次へとその人間の行動半径が広がっていき、いろんなタイプの人間と自分が関係を持つようになっていきます。自分がいつ、どの時点で多くの人間と愛を分かち合い、喜びを分かち合えるようになっていくか。

少なくとも執着的なエネルギーをもっている限り、人間関係は広がっていきません。パートナーの間にしても、コントロールを基本にしていたり、自分の思い通りにすべてうまくいくように考えたりしていると、ほかに中々発展していかないことがあります。そういう執着的なエネルギーをまず早く手放してください。これによって人間関係がかなり広がっていきます。

多くの人間関係が自分に与えられてくると、次の学ぶべきテーマとして違う価値観の人間をいかに認め、許すことができるようになってくるか、これが次の学びとなってきます。自分を否定したり、自分とはまったく違う考え方をしていても、それを認め、許してあげる。これによっていろんなエネルギーの持ち主がどんどん自分に近づいてきます。自分にとってまったく考えも及ばないような人間が近づいてくるようになります。そしてそれをすべて受け入れ、新たなる人間がどんどん分かるようになってきます。こうして人間関係の幅が広がっていきます。

どのようなエネルギーの持ち主、どのような考え方の持ち主がやってきても、すべて受け入れることができるようになってくると、次の段階に入っていきます。次は民族や宗教といったものが違っていても許すことができるかどうか。信念体系や根本的な生き方、こういったものがまったく違っていても、許すことができるかどうか。こういう人間関係が自分に与えられてきます。

まったく違う宗教観を持っていても、それを認め、コントロールもまったくしないようにうまくできるようになってくると、もうほとんどの人間と接することができるようになるでしょう。このレベルになってくると、人間としてのエネルギーがかなり洗練されており、もうどのような人間と出会っても、不快感を感ずることはほとんどないでしょう。そしてやっと、いわゆる宇宙人と呼ばれる存在たちと出会えるチャンスが与えられてきます。

したがって宇宙人と直接、会おうとしている人は、今言ったプロセスを確実にクリアし、そして自分がどのような宇宙人とでも確実に応対できるような態度を身に付けておくことが必要となります。皆さん方はここでいろいろ学びをし、宇宙人というものに対しての認識がだいぶ深まってきました。でも、先ほどの話のように自分の心のレベルで受け入れているかどうかというと、まだまだ未熟なところがあります。頭では受け入れていても、心がまだ追い付いておりません。

心のレベルで宇宙人を招き入れるためには本当にすべての地球人を受け入れることができるようになるのが最低条件となっております。そういうレベルで一人ひとりが今、どのレベルにあり、次に自分が学ぶべきテーマが何であるのかを理解しておいてください。


D全体的に考えることができるように

さて、私たちは別の話をして終わりにします。先ほど、皆さん方が宇宙や地球人、それらの関係についていろいろ学びをしておりました。この宇宙には本当にいろんな生命が存在しております。皆さん方のまったく想像もしていない生命体がまだ無数にあるのです。中には皆さん方よりもはるかに進化している生命もあります。鳥のような形をしていながらも、知的であり、創造力があり、完全に神と繋がっている存在もあります。

皆さん方がそういういろんな動物たちと分かち合い、知識を共有するようになってくると、考え方や行動の仕方がまったく変わってきます。今まで、人間は自分という価値観で周りを評価してきました。自分はこうだけれども、あの人はこうだ。これはこうだ。そういう感覚で判断し、想像を重ねてきました。

これからそういう価値観がかなり変わってきます。自分という価値観ではなく、仲間たちとか、皆とか、いろんな集合体を前提にした価値観が少しずつ身についてくるようになります。そして自分だけの利益や判断で進めるのではなく、全体がうまくいく方法、全体で調和のとれるやり方がだんだん身についてきます。

今まで、単に不快とかおかしいと思っていた現象にも、全体的な意味が理解できるようになってきます。ある動物がある植物に対して危害を加えていたように思っていた現象が、実際にはお互いに必要なエネルギーをやり取りしているということが分かってきます。自分はそれに対し、どういう行動がとれるのか。より素晴らしいエネルギーをもっとたくさんお互いにやり取りできる方法として、どういうやり方があるか。

そういったことを自分たちで工夫するようになってきます。ただ、今の三次元の世界において、まだそこまでは難しい状況があります。皆さん方のつくり出したエネルギーによってそれらの動物が動いているために、多くの動物たちは人間的な波動で活動しております。したがってまだまだお互いに認め合い、納得しあって活動しているという状況にはなっておりません。できれば、皆さん方だけでもお互いに納得できるような波動をたくさん出しておくと、本当に動物と植物の間がお互いに納得していろんな体験をつくるようになってきます。人間がそういうエネルギーを自由に出すことができるようになるというのを理解しておいてください。

今、一人ひとりにエネルギーが流されていきます。できれば、少しでも自分たちのエネルギーがいろんな動物や植物たちに的確に伝わり、喜びが分かち合えるように。お互いにエネルギー的な反応がうまく展開されていくように、調整がとられていきます。

まだまだ皆さん方は虫とか動物に対して不快感や否定的な感情が湧き出てくるかもしれません。すぐにそれをなくすというのは無理かもしれませんが、徐々に徐々にそれを許し、そのままにしても何も不快感を感じないような状況にまずもっていってください。それぞれの生命が素晴らしい生命であるというのに気がついたときに、もう虫けらとか単なる動物とかいう思いはなくなってくるでしょう。生きている、本当に生きているという感覚が伝わってきます。生命がある、今体験している、自分が生きているのと同じように虫だって生きている、これが分かってくるのです。

さぁ、一人ひとり、いろんな生命との交流で自分の宇宙を豊かに、楽しいものに創り変えていってください。


E挨拶

私たちは今日はとても面白い体験をすることができました。皆さん方の意識を通して、改めて宇宙の存在や仲間たちがどれだけ皆に近づいているかどうかを確認することができました。確かに、まだ時間が必要かもしれません。でも、そういう状況が分かっただけでも大変な収穫となりました。皆さん方もまずは自分の意識がすべての宇宙の存在を受け入れることができるように、まず自分から変えていってください。

一人ひとりの心の中に自分の宇宙人との接近をつくりあげていってください。私たちは1日も早く、皆さん方と直接、お会いできる日がやってくるのを本当に望んでおります。いつか必ず直接、お会いしたいものです。それでは今日はありがとうございました。


(c)1997 CentralSun
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