多くの人は今、人間としての生活を続け、いろんな人々と交流を重ねることにより経験を続けていくという成長の仕方をとっております。しかし、成長するための経験の仕方は必ずしもそれに限定されるものではありません。でも多くの人が、この地球上においては人間という肉体を自分そのものと思い込んでおり、肉体がなくなると自分もなくなる。肉体が傷つくと、自分が傷つけられた。肉体が交流し合うと、自分が交流し合っている。こういう感覚を身に付けております。
確かに、意識が完全に肉体と同じであるならば、そういう状況が考えられるでしょう。でも、現実には皆さん方の意識はまったく別の次元に存在しております。今、たまたまこういう経験を必要としているために、肉体という道具を使い、そこである種のエネルギーをつくり出し、こういう現実を自らの力で引き寄せ、そこで経験を続けていっております。この現実というものはそれぞれの体から放出されるエネルギーによってつくられていっております。
皆さん方の肉体というのは、いかにも自分を動かしている物理的な道具のように思っているかもしれません。でも、実際には肉体というものは皆さん方の思考のエネルギーをうまく環境に適合させていくための道具にしかすぎません。皆さん方の思考によっていろんなエネルギーが放出されていきます。この現実の中で、自分が体験している一つひとつの現実の中から自分が何を考え、思い、感情をつくっていくか。
その時々にいろんなエネルギーが肉体から放出されます。放出されたエネルギーはそれに見合った現実化の法則に反応し、それがその人の時期に合わせて現象化するように物質化を引き寄せていきます。それぞれの認識の仕方や思いのつくりかた、必要な経験の時期、魂の許可、こういったものにより現実がつくられていきます。それぞれの現実は実際には実際には自分のエネルギーだけでつくられていきます。
自分のエネルギー。今日、とてもイヤな経験をしてしまった。あの人にとても不愉快なことを言われてしまった。こういったことを皆さん方は口に出します。でも、こういう言葉の奥底には、自分は正しく、ほかの人はこれに合わせてくれていない、という思いが入り込んでおります。ほかの人から不快なメッセージを受け取ったときに、何とイヤな人なんだろう、という思いを出してしまいます。
でも、実際にはそれは自分でつくり出して自分に戻ってきていたエネルギーである、ということにほとんどの人が気がついておりません。自分が放出したエネルギーがただ法則に従って戻ってくる、こうやって現実がつくられていきます。戻ってきたときに、また不愉快な思いをつくり出してしまう。そのエネルギーがまた体から放出されていく。そしてまた法則に従って、時期を調節しながら戻ってくる。不愉快な現象が自分に現れてくる。
その時に、これは自分が造り出した現実であるというのを素直に認めていれば、そのエネルギーをもう放出しなくなり、戻ってくることもなくなります。ただ、その時に、またほかの人の所為にしてほかの人を責める言動をとると、その時の不快なエネルギーが肉体から放出されて、また自分に戻ってきます。多くの人はこれを延々と続けています。そして人によってはどんどん大きく成長させていっております。
ある段階まで大きくなると、もうたった1回の現象では自分では受け取ることのできない状況になり、いわゆるカルマのようになって次の人生に持ち越されることになります。しかし、それを自分で理解して、すべて自分が造り出したエネルギーであると納得していると、大きく大きく膨らむことはありません。このようにして、現実は今皆さん方が思っている一瞬一瞬の思考のエネルギーでつくられていきます。
さて、ここまでは今までも何度か皆さん方に説明してきました。今までの皆さん方の三次元と呼ばれている現実の中での体験の仕方がすべてこういうやり方で進んできました。そしてかなりの人がその原理を理解し、現実にすべて意味があるということも納得し、その意味を解釈しようとして努力している人もおります。現実にすべて意味がある。単に、放出したエネルギーが戻ってくるだけではなく、意味を込めて戻ってくる。自分に何かを教えようとしている。ある現実を通して、自分を成長させようとしている。
自分はそういう小さなことに、いちいちこだわるのではなく、もっと大きい心を持って、多くの人に許しや思いやりを成長させていくようにもっていきなさい。自分のことばかりを考えるのではなく、ほかの人との交流によって喜びが増えていくやり方を考えていってもらう。いろんな意味を込めて、現実がつくられていきます。
さて、自分という意識、この正体は何であるのか。肉体は思考のエネルギーを放出したり、感情のエネルギーを共有したりするのに使われる道具。自分の意識はそういう肉体をコントロールするために使われている。肉体をコントロールすることにより、三次元と呼ばれているこの世界でいろんな経験を重ねることができる。どこまでが自分の意識で、どこからが肉体の意識なのか。
肉体は肉体で活動をしております。心臓やほかの内臓、皆さん方は意識をいちいち使わなくても、自ら動くことができます。これは肉体自身が自分を存続させるために、自ら活動している証です。肉体自身は、自分が自分であるために、必死になって生命を持続させております。肉体は自分であるために、自分が生きるための根本の働きをすべて行なっております。
では、皆さん方の意識はどう関与してくるのか。皆さん方は肉体を使って自分の経験のために、この肉体を動かしていきます。肉体は肉体で自分でひたすら生きる、ひたすら活動を続けていく。でも、皆さん方はこの肉体を使って自分を成長させていく。こういう共同作業が行なわれております。まったく別に、行なわれているのではなく、お互いに強い関係を常に保っております。
皆さん方が、この肉体はイヤだ、という波動をだすと、その波動がそのまま肉体に伝わっていきます。肉体の意識は、何か別の大いなる意識から自分は嫌われている、というエネルギーを受け取ります。自分は何かに否定されている、何かが自分を否定している、と肉体は反応していきます。そして肉体はどんどん自分を委縮させる方向に進んでいきます。
この肉体は何と素晴らしいんだろう。そういう意識を持つと、肉体の意識は何者かから、あなたは素晴らしい、というエネルギーが届けられてくるのを感じます。肉体は何かに愛されているという感覚を受け取ります。そして自分は一生懸命、生命活動を続けていきます。もっとエネルギーをたくさん取り入れよう、もっとスムーズに消化していこう、もっと流れをよくしよう、肉体はこういう反応を起こしていきます。
実際には皆さん方の思考はそういう単純なものではなく、一瞬一瞬、いろんな思いが複雑に現れてきて、それが肉体に影響していきます。よく見えない、分からない、つまらない、こういったエネルギーが肉体に流れていくと、肉体の働きがどんどん疎かになっていきます。分かった、楽しい、もっともっとうまくやれる、生きていて良かった、こういう気持ちを持つと、肉体はどんどん活動を活発にしていきます。
一人ひとりの肉体は、そういう意味で皆さん方の意識の中にありながら、独自にしっかりと活動して生命活動を続けております。この肉体の意識、自分の肉体は何を考えているんだろう。私の肉体は今、どういう思いなのだろう。一人ひとりの肉体の思いを感じてみましょう。意識をなるべく肉体全体に広く、リラックスさせて力を抜き、ただ何かを感じるような感覚で、肉体の形全体をまずしっかりと感じてみてください。頭、手、体、足、一つひとつの働きが感じとれるように。
自分の肉体は元気よく、伸び伸びと活動しているだろうか。それとも毎日がやっとの思いで動いているだけなのだろうか。いずれにしても、自分の思考のエネルギーでつくられた肉体の状況であるというのをまず、感じとってください。自分の毎日の思考の現れでもあるということ。肉体は楽しく、イキイキと動いているだろうか。
この肉体の意識と自分の意識をだんだん別に感ずることができるようになると、肉体のコントロールがどんどんうまくなっていきます。そうすると、自分の思考の通りに肉体が反応していきます。さぁ、自分の肉体は素晴らしい肉体だ、私のために最大限に動いてくれている、毎日毎日、自分のために最大限の活動をしてくれている。そう肉体に言い聞かせてみてください。肉体の思いがどう変わっていくか。
今、この肉体に新たなるエネルギーが流れてきます。皆さん方の思考を使って、肉体に新しい時代へのエネルギーを流していってください。頭とハートから、新しいエネルギーを肉体に広げていってください。頭から入ってきたエネルギーを肉体に流していく。ハートから湧き出てくるエネルギーを体に広げていく。さぁ、肉体に新しいエネルギーを入れていってください。
それでは一度楽にしてエネルギーをすっきりとさせておいてください。
肉体が思考のエネルギーで自由にコントロールすることができるようになってくる。肉体が自分の思い通りに動くようになってくる。そのためには肉体のいろんな執着を手放していくことが必要となります。自分と肉体が合体しているように思っている人がたくさんおります。いくらでも、意識と肉体は分離できるものである、これを信ずることから始まります。今はたまたま肉体の中に入って経験を重ねている。でも、自由に出入りすることができる。これを信ずることが必要となります。
実際、皆さん方は寝ているとき、意識は肉体から出ております。肉体のことを何も考えなくても、肉体は自分のために呼吸をし、血液を流し、それぞれの細胞が生命活動を続けていきます。その時には、皆さんの思考のエネルギーはそんなに影響しておりません。肉体、これは皆さん方が思っている以上にとても素晴らしい存在です。
思考のエネルギー、先ほどから何度も何度も言葉にしてきました。自分が何かを考える。こうあれと願う。こうやったら良いのに、と思う。この思考のエネルギー。思考のエネルギーとは何であるのか。意識というものはいろんな作用を行ないます。自分で判断し、意思を持ち、行動を選択していく。でも、肉体は皆さん方の思考によって全体的な活動が始まります。肉体そのものは自分がただ生存するということしかできません。自ら歩いてどこかに行くということはできません。皆さん方の思考によって動いていきます。
思考というのが何であるのか。一人ひとり意識があり、体験を重ねるごとに何らかの反応をつくり出していきます。美しい、つらい、かわいそう、いろんな思いをつくり出します。その時の一つひとつの反応は、肉体の大脳を通してより肉体に伝わりやすいように明確に分析されていきます。大脳によってそれらが判断され、肉体にいろんなエネルギーや情報を伝えていきます。
思考のエネルギーというのは、皆さん方の意識によってつくられたある種の思いを大脳を通じて皆さん方の現実に働きかける作用を言います。したがって根本には一人ひとりの意識から発せられるある種の思いがあります。これは言葉に表せるものではなく、もっと根本の本質的な思い。それが大脳を通過することにより、感情や言葉によって三次元的に認識されるように変換されていきます。
したがって一番初めに意識が感じたもの、これは必ずしも言葉で表せるものではありません。何となくこういう感じがする。こういうものをやってみたい。こんなことをしてみよう。そういう抽象的で、もっと透き通った根本の思いが意識から発せられます。そして肉体を通し、三次元的な解決法や具現化のいろんな方法が大脳によって判断されていきます。そして思考というエネルギーに変わって、肉体から放出されていきます。この根本の意識から発せられる思い。肉体よりも高いレベルの精妙な思い。これが肉体をコントロールしていきます。
今、皆さん方は頭で考えている。考える思考回路を何も発展させずに、使わずに、ただそのままにしてみてください。言葉が何も続かないように。ただ、大脳がそこにあるだけで、無理に考え事をしたり、流れを進めることなしに、ただそこに意識を持ってくるだけ。言葉は何もつくらない。どんな感じがするか。今まで言葉で考えていたものは必ずしも自分の本質ではないということに気がついてくるでしょう。
いわゆる言葉で考えていたものは大脳によってつくられたひとつの思考方法であり、自分の本質とは違うということ。それを内側から見ている根本の思い。自分、これは何であるのか。肉体を、思考をコントロールしているこの自分。言葉を生み出す以前の思い。皆さん方の言葉でいう高い次元の存在はこのレベルで考えております。言葉でやり取りしているのではないのです。もっと本質的な思い。これでやり取りをしております。
この言葉以前の本質的な思い。この部分の働きをもっともっと強くしていき、自分でここに意識を集中することができるようになると、肉体どころか自分の周りのいろんなエネルギーを自由に扱えるようになってきます。いわゆる現実化のためのエネルギーが自分の手で自由にコントロールできるようになってきます。
先ほどの思考のエネルギーは肉体を通した現実。この思いをコントロールすると、肉体に限らず、それに関与する外側のエネルギーもコントロールするようになってきます。肉体の外側に自分がいるということがだんだん分かってきて、時空を超えたり、瞬間的に肉体を動かしたりすることが自由にできるようになってきます。この根本の思い。日常、この思いに意識を向けるようになってくると、そういう作用が自分の手でコントロールできるようになってきます。
さぁ、今、少し、練習してみましょう。言葉をつくり出す以前の思い。本質的な自分。いちいち論理的に説明する以前の思い。ただ肉体の中にあって、これを見ている。周りの雰囲気やいろんなものが感覚的にただ、言葉で表すことなしに分かってくる。意識を大きくすることができる。肉体からずっとはみ出して、外側に外側に広がることができる。肉体の外で動き出すことができる。自分の姿・形を自由に変えることができるようになってくる。肉体とは別の自分が見えてくる。さぁ、この肉体の外側に見えてきた自分。今、そこにエネルギーを強く流しますので、肉体の外側の自分をよく感じてみてください。
自分の姿が必ずしも人間にはとらわれずに、いろいろ変化できる。姿・形が自由に、自分にぴったりとした体に変わっていく。自分に合わせたいろんな姿・形態がだんだん見えてくる。さぁ、自分の本来のエネルギーがだんだん活性化されてくる。
まず、ここで一時、休憩をとってもらいます。皆さん方が少し、隣の人とお話をした後、また続きを行ないます。それではありがとうございました。
わざと、使えないようにしてしまった。自分にこんな能力があるから、ダメだったんだ。他人を見下ろしてしまった。優越感をつくりあげてしまった。ほかの人をバカにしてしまった。もう、こんなことはしたくない。皆と同じレベルで接したい。こういう気持ちで自分の能力を自ら封じ込めてしまった人が、結構、多いのです。したがって、今、それを一生懸命、目覚めさせようとしても、深いところで完全に封印されており、自分の力でも思い出すことができないという人が意外と多いのです。
今、それをわざわざ何とかして思い出させようとして、それぞれにいろんなことが行なわれていました。ですから、ひとによって、何か暗いところに連れていかれたとか、扉から先へ入れなかったとかいうイメージを持った人は、皆、こういったことの現象が起こったと思っておいてください。これはこれでひとつの練習として、それなりに成果を得ることができました。しかし、まだこれからも続いていきます。
今日、終わるまでにこのような作業がまだ何度か訪れるでしょう。したがって、何か不快感を感じたり、何か否定的な感情が沸き起こってきたときに、それを自分から愛で包んで、もういいんだよ、もう目覚める時間だよ、もうこの封じ込めたエネルギーは必要ないんだよ、といって、優しく手放していってください。そして自分の本来が光り輝いてくるように。そういう思いで暖かく包み込んでいってください。
皆さん方が本当に自分に目覚めていくためには、どうしても避けることのできないプロセスなのです。是非とも、一人ひとりが自分に目覚めていくために、頑張っていただきたいと思います。
皆さん方は今、座って、リラックスしながら、自分の内側に意識を向け、自分というもののエネルギーを本来のものに活性化させようと、一生懸命、頑張っておられます。自分というものの姿が、今まで鏡でしか確認することができなかった。人から言われた言葉でしか、自分を感じることはできなかった。親から言われた言葉の一つひとつが自分だと思い込んでいた。でも、そのどれをとっても、今まで、本当の自分とは思っていなかった。
私はそんな人間ではない。私はこんな人間ではない。誰もがそういう思いを持ったはず。私の本当の自分はそういう人間ではない。皆は、あなたはこうだという。鏡は、あなたの顔はこうだと見せつけてくる。でも、私はそうではない。もっともっと大きく、いろんな考えや経験を重ねており、私は本当はもっといろんな人と接して、愛を身に付けていきたい。本当はいろんな人と友達になりたい。いろんな動物と交わってみたい。これが本当の私。
でも、人の前に行くと、話せなくなってしまう。親の顔を見ると、つい反抗してしまう。子供を見ると、つい叱ってしまう。本当の私は、そんなことしたくない。できれば楽しい経験をもっともっと、いっぱい、積み重ねていきたい。これが自分。本当の自分のはず。意識をもっともっと広くもって、宇宙のあちこちに旅行してみたい。いろんな存在たちに会ってみたい。これが自分のはず。
なのに、いつの間にか三次元の中で、人から言われた言葉の一つひとつがいかにも自分であるかのように勝手に動き出している。自分とは何だったのか。あなたはこうだ、と言われた言葉が自分だったのだろうか。鏡で見せつけられた顔が本当に自分だったのだろうか。いや、違う。さっき感じた大きな自分はそんなものではなかった。姿・形にとらわれず、思いの通りに動き回ることができる。人の言葉にはまったく左右されず、しかも自分でコントロールすることもできた。これが本当の自分のはず。
そうだ、今まで、あなたはこうだ、こう言われ続けていた自分は本当の自分ではなかった。勘違いしていた自分、間違って作り上げていた自分。さぁ、今まで家族や友達から言われていた、あなたはこうだ、というものを一つ一つ思い出しながら、その制限を体から取り除いていきましょう。その制限にしがみついてはいけない。その制限に負けてはいけない。
あなたはおとなしいんだから。いや、違う。私は積極的に動くことができる。私はおとなしくはない。あなたは無口だから。いや、違う。私はしっかり表現することができる。自分のやりたいことはしっかり表現する。間違っていることはしっかり表現する。私は無口ではない。あなたは行動力がないから。いや、違う。私は確実に行動している。自分が正しいと思ったことをどんどん行動している。しかも、何も間違ってはいない。すべて正しい。私は必要な経験をただただ毎日、積み重ねている。間違ったとか、そういうことは何もない。必要な経験をただ、毎日、楽しく重ねている。
さぁ、ほかにもそれぞれ、今まで、あなたはこうだと言われ続けてきたもの、それを一つひとつ、肉体から解放させていってください。言うことを聞かない。いや、私は本当は素直で良い子。まず、自分に素直であるだけだ。私は美しい。私は愛に満ち溢れている。本当に人を愛したい。もっともっといろんな人と接して、お互いに喜びを分かち合いたい。
私には何の制限もない。今まで肉体を制限してきたもの、もう私には必要としていない。もう、この制限のエネルギーは私には必要ではない。肉体をだいぶ、制限していたこのエネルギー。肉体さんから一つひとつ、取り除いてあげましょう。今まで、申し訳なかったけれど、これからは自由に肉体が動けますように。肉体に感謝しながら、解放していきましょう。
さぁ、肉体がまたどんどん軽やかになっていく。いかに自分が制限を加えていたか。だんだん分かってきた。もう、制限のエネルギーは肉体に必要としていない。さぁ、肉体がまたイキイキとしてきた。自分が、肉体がどんどんと嬉しく、楽しく動き出している。心臓の鼓動一つひとつが本当にイキイキとしてきた。血液の流れが本当にイキイキとしている。肉体がどんどん美しく、美しく漲っていく。
さぁ、この肉体をよく感じて、軽やかになった肉体に感謝をしておきましょう。
さぁ、自分の意識をゆっくりとハートの方に移していきます。胸の真ん中にゆっくり意識を移していって、肉体を貫いている素晴らしい光がそこにあるのを感じてみてください。ハートチャクラから前と後ろに貫いている黄金の光を感じてみてください。体を貫く黄金の光。この黄金の光が胸から前にずっと伸びていき、ほかの人の胸に入っていく。ほかの人の胸にあるエネルギーの出入口から、中に入っていくことができる。
あぁ、この人はこんな素晴らしいエネルギーを持っている。私とはチョット違うタイプのエネルギー。必ず、私にとって必要なエネルギーがあるはず。相手の必要なエネルギーを私は持っている。お互いにやり取りをしてみましょう。そのまま自分が気の向くまま、黄金のエネルギーの動きに合わせて、出会ったところの入口から入って、相手が必要と思っているエネルギーを与える。自分が必要と思っているエネルギーをもらう。お互いにやり取りをしてみてください。自分のエネルギーが何か、変化してきている。
さぁ、もう十分、エネルギーのやり取りが終わったと感じたら、相手の魂にお礼を述べて、出てきます。そして、また別の人の入口から入っていきます。黄金の光でまた相手のハートチャクラのところから中に入っていって、相手が必要と思っているエネルギーがあれば流してあげる。自分が必要と思っているエネルギーがあれば、それをもらう。交換してみてください。
さぁ、ある程度、交換できたと思ったら、お礼を述べて出てきて、また別の人と試してみてください。
さぁ、時間が来るまで、次々と試してみてください。
はい、ここで少し、リラックスしてください。自分のエネルギーがいろんな人との交流によってだいぶ変わってきた。新しい時代においてはこういう方法によって、ほかの人とのエネルギーのやり取りをハートチャクラを通してやることができるようになります。ハートチャクラに限らず、手とかほかのエネルギーの出入口を通してやり取りするケースもあります。この単なるエネルギーのやりとりがうまくなってくると、本当にスムーズに流れるようになってきます。そしてそこに喜びを見い出すことができるようにもなってきます。
こんな良いエネルギーをもらった。こんな素晴らしいエネルギーを相手は持っている。そういうのが体で分かるようになってきます。でも、そのためには自分自身がハートを常に広く大きく開放的にコントロールできるようになる必要があります。常にハートをオープンにする。しっかりと自分の胸を開き、大きく、愛を与えることができるような意識に変えていく。すべての人を認める。その存在そのものを認めてあげる。皆、素晴らしいエネルギーを持っているから。一人ひとり、素晴らしいエネルギーを持っているから。存在を認めてあげる。
こういう新しい感じ方がこれから身についてくるでしょう。愛というものの表現形態がかなり変わってきます。必ずしも、男女間に限らず、男性同士、女性同士でも素晴らしいエネルギーがあれば、お互いのエネルギーをやり取りする。自分が必要としているエネルギーがあれば、お互いに交換する。こういうやり方が少しずつ、身についてくるでしょう。
自分という存在が肉体という限定された存在ではないという意識がもうかなり明確になってきました。今まで肉体に限定して考えていた自分。それがいかに肉体を制限させることになっていたのかがだんだん分かってきました。私は肉体そのものという意識は、自分を制限するだけではなく、肉体をも制限させてしまっていたということ。肉体と意識が別々の働きを演じているということが分かってきたとき、それぞれが本来の役割を行なえるように変わっていきます。
肉体は肉体でさらに進化を進めていきます。人間の肉体はまだまだ進化の途中です。さらに女性は一段と美しく、男性も自分の能力をもっともっと活性化できるようにさらに進化を重ねていきます。それは肉体が自分が自分であるために、進化を重ねていくのです。でも、今までは皆さん方の思考のエネルギーがその進化を制限していました。どうせ私にはできないから。私はまだこんな人間だから。そういった制限が肉体の進化そのものを制限していました。でも、もう今は違います。皆さん方の肉体はこれから飛躍的に進化していくでしょう。自分も進化していく。意識をどんどん宇宙に拡大させて、自分は自分でさらに宇宙に近づいていく。
さぁ、一人ひとり、だいぶエネルギー的に新たな段階へと変わってきております。これからの生活の仕方、現実の仕方も新しい感覚で、自分がコントロールしているという感覚で送っていくようになっていきます。それをしっかりと意識しておいてください。すべての現実は全部自分がつくり出したものであるということ。それがだんだん分かってきます。
さぁ、それでは最後にそれぞれに祝福のエネルギーを流して終わりにしましょう。
自分の思考のエネルギーを肉体を通して放射しているからです。肉体にもっともっと感謝し、そして自分の経験のために活動しているという思いをしっかりと認識することが必要となります。今まで、肉体というと、無視したり低いものとして扱ってきました。そういう認識は正しくありません。肉体は肉体でしっかりと役割を受け持ち、そして皆さん方と一緒に一緒に進化をしております。
今日、こういう機会があったのを私たちはとても嬉しく思います。改めて自分の肉体というものに意識を向け、そして現実を変えていく。これはとても良いことです。単に天使や神様にお願いして、自分の思う通りにやってもらう、それだけを考えている人がたくさんいました。そうではなく、自分の思考のエネルギーで現実を自分でつくりかえていく。これが本当に必要なのです。
今日、ここで体験したこと。ここだけに終わらせず、毎日の現実の中で活動し、そして肉体に感謝をしながら、現実を楽しいものにつくりかえていく、というやり方を進めていくのを望んでおります。私たちは今日はここまでにします。ありがとうございました。
付録:参加者の感想
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