皆さん方の中にはよく、何も言わなくても宇宙はすべて分かっているから、黙っていても必要なことはやってもらえる、と思っている人がいます。残念ながら、これについて私たちはちゃんと説明をしなければならないと感じ始めてきました。皆さん方の認識がまだまだとても曖昧であり、大まかで、かなり誤解をしております。皆さん方は、考えたことはすべて自動的に分かってしまっている、と思うかもしれません。
必ずしもこれは真実ではありません。皆さん方が大脳を使って思考のエネルギーを発した場合に、このエネルギーは確かに宇宙全体に広がっていきます。でも、ほとんどの人はこれがまだ粗いエネルギーであり、自分の願望や個人的な欲望が入り交じったエネルギーとして放出されます。私たちはそういうエネルギーにはあまり興味がないのです。したがって喜んでそのエネルギーを読んだり、手にするということはほとんどあり得ません。
こういうエネルギーの好きな存在はいます。皆さん方から見て、光のないものという存在はこういうエネルギーを好んでおります。でも、私たちが好むエネルギーは本当にいろんな生命のことを考え、生命をどのようにして愛し、成長させていくか。こういうエネルギーは私たちは大好きであり、そういうエネルギーを好んで私たちはそこにやってきます。しかし、この地球人類に関していうと、ほとんどは私たちの好むエネルギーとは違っているために、人間が黙っている場合には私たちはあえてそのエネルギーを手にとることはないのです。
したがって皆さん方の思考のエネルギーを自動的に受け取るということは実際にはやっておりません。ただ、皆さん方の魂のレベルではそれぞれがどのような選択をし、どのようなエネルギーを発しているかは理解しております。ただ、それにしても皆さん方の日本語という手段を通じて放出される思考のエネルギーを魂が受け取っているわけではないのです。魂はそもそも皆さん方の本質のところに存在しており、思考の本質のレベルで関与しております。
大脳から放出されるエネルギーではなく、その根本のところに魂は関与しております。したがって考えた結果を受け取っているのではなく、考える以前の根本のところで、魂は関与しているのです。実際に皆さん方から放出されているエネルギーをいちいち魂が理解しているわけではありません。それは皆さん方の世界だけで影響し合っているエネルギーだからです。
皆さん方が魂に本当と通じようとするならば、そういう波動の低いエネルギーではなく、もっと高い精妙な波動で魂に訴える必要があります。愛を込め、宇宙的な広がりや、生命が充実しているという雰囲気が本当に伝わっているイメージで魂に訴える必要があるのです。ただ単に、知りたい知りたい、教えて欲しい、何とかして欲しい、こういうエネルギーだけ発しても、魂にはまったく通じません。
そういう意味で、皆さん方は次元が違うという場合のコミュニケーションの仕方をまだまだ誤解していると認識してください。三次元の存在同士でやり取りするときには言語が確かに役に立つでしょう。でも、次元が違うと、言語という手段はまったく通用しないということを理解しておいてください。
さて、そういう中で、でも私たちは皆さん方の考え方を学びたいと思っています。皆さん方は私たちの考えていることを知ろうとしている。これはとても面白いことです。私たちは皆さん方の考え方を知ろうとしている。どういう風に考えるのか。どういう現象がきたら、どういう反応を示すのか。どういう現実が与えられると、どう行動していくのか。私たちはこれにとても興味があるのです。でも、皆さん方は私たちの考えていることを教えて欲しいと思っている。
もう一度、いいます。私たちは皆さん方の考え方を知ろうとしている。私たちがいつも考えているのは、これなのです。皆さん方がどう考えるかを知ろうとしている。皆さん方は私たちの考えていることを知りたいという。私たちは皆がどう考えるかを考えているということを、皆さん方は知ろうとしている。意味が分かりますか。
私たちは人間というものをもっともっと勉強する必要があります。皆さん方と一緒にこの地球で活動し、早くこの地球を素晴らしい惑星にもっていく必要があるからです。この地球はもうそんなに我慢ができないぐらいに、エネルギーてきに不安定な状況になっています。エネルギー的にとても不安定であり、どこかで大きなエネルギーが放出されると、一瞬にして大混乱が起こるぐらいの不安定な状況になっております。
これがどのように変わっていくのか。人間がすべての鍵を握っております。人間が発するエネルギーによってすべてが変わるからです。ほとんどの人間がつらい、悲しいエネルギーを出していれば、本当にそれが実現されていきます。ですからなるべく人間が否定的なエネルギーを出さないように、少しずつ少しずつ、現象化をつくっております。でも、それにしてもまだまだ地球は不安定な状況で進んでおります。どうしたら、地球人類はもっと楽しい波動を出すのだろう。どのようにしたら、否定的なエネルギーをもう出さないようになるのだろう。私たちはいつもそれを考えております。
人間が出すエネルギーの影響はとても大きく、皆さん方の想像以上に強い影響を与えております。ホンのわずかでも不快感とかの否定的なエネルギーが放出されると、たちまちにしてそれはほかに影響を与えていきます。人間が発するエネルギーはとても強い力を持っており、いろんなところに影響を与えております。私たちはこれを何とかして早く素晴らしいエネルギーに変わっていくように、仕組みをつくっております。
いろんな現象が地球で起こらざるを得ないような状況になっていますが、それの現実化する時間・場所といったものをいろいろとやりくりしております。あまり一度にいろんな不幸な状況をつくり出すと、皆さん方から否定的なエネルギーが一挙に出てしまうために、地球は一瞬にして不安定な状況になってしまう可能性があります。そのために最悪の事態にならないギリギリのところで留まるような事件ばかりをいつも起こしております。皆さん方の日常の中でも、とりわけ悲惨な状況というのが起こらないように、寸前のところでいつも止めております。
特に日本に関してはほかの国々に比べて、かなりこれが優先されております。ほかの国々では大洪水とか寒波などで多くの犠牲を伴うこともかなりありますが、日本ではそれがなるべく起こらないように、小さな小さな程度で分散させて起こしております。でも、それにもかかわらず日本人には悲愴感を漂わせ、否定的なことばかりの話題が口から出てくるのです。これだけよくいろんな待遇をしてもらいながらも、否定的なエネルギーの方が多いのです。
日本人という民族の特殊性といえば特殊性といえるのでしょうが、あまりにもこれは寂しいものがあります。こういう状況の中で、では皆さん方にどのようなことが起こると、もっと楽しく、お互いに喜びを分かち合えるような波動を出していくのか。私たちはそれを知りたいのです。皆がどういう状況を経験すると、常に楽しく自分が満足した状況になっていくのか、私たちはそれを少し皆さん方の間で話し合ってもらいたいと思います。そしてそれによってまたあとでお話を続けていきたいと思います。これから少し、皆さん方の一人ひとりの考え方なり、意見をお願いいたします。
それではここでしばらく皆さん方にお願いいたします。
まず、皆さん方の一人ひとりの現実がどのようにして行なわれているのか。これを少し、整理してみましょう。皆さん方は毎日、何らかの経験をして成長するように仕組まれております。朝起きてから夜寝るまでの間に経験すべきことがある程度、決められております。そしてその経験を通して自分は何を学び、どのように成長していくか。これが一番興味のある材料となっております。
何も経験できなかった。これで終わってしまうと、せっかくの一日がとても無駄になってしまいます。毎日を有意義のあるものにする。そのためには一つひとつの現実を本当に自分の成長のために役立てていく。自分が成長するということは、より大きく愛や喜びを身に付け、ほかの人を心から愛することができるようになっていく。自分の宇宙がどんどん広がっていく。これを成長するととりあえずいっておきましょう。
毎日の経験の中で、人を愛し、許すことができるようになっていく。これが一番、大切です。したがって毎日、必ず何らかの人間関係が起こるように仕組まれております。人間関係を通して成長していくように。ほとんどの場合、人間関係というのは、好きか嫌いか、こういう観点がベースにあり、そしていかに自分のために相手が何かをやってくれるかとか、自分が得になることをまず考えていきます。自分が得にならない場合、初めからその人間とは会おうともしません。自分が何らかのメリットがある場合だけを普通は求めていきます。
でも、残念ながら皆さん方に用意されている選択肢はどちらかというと皆さん方の好んでいない人間との人間関係の方が数としてはたくさん用意されております。なぜならば、その経験の必要性があるからです。自分が得になること、こういう意識を持っている限り、自分が得にならなかった、という経験をする必要があるのです。何か良いことをしてもらいたい、こういうエネルギーがある限り、良くないことをされた、という経験が必要となってきます。そして人間関係は良いことや奪い合いではなく、お互いに成長するもの、が理解までこれらの経験は続いていくのです。
お互いに人間関係を続けることにより、お互いが成長していく。これを本当に理解できたとき、そんれに相応しい人間が現れてきます。これが理解できないで、利害関係で人間関係を考えているうちは、この利害関係を克服する人間関係が続いていきます。さて、そういうエネルギーの状況の中で、一人ひとりの現実がどのようにして進行していくか。ほとんどの人は、朝起きて家庭で目覚め、挨拶を交わして家族との交流が始まり、それぞれの仕事や役割へと変わっていきます。そして1日、それなりの経験を通して、また家庭でお互いにコミュニケーションをとりながら、自分の時間へと移っていきます。
こういう流れの中で、家庭というものがどれだけの影響力を持っているか。これは人によってまったく違っております。主婦の場合と夫の場合、子供の場合、独り暮らしの場合、すべて意味が違いますので、必ずしも一言で言うことはできませんが、主婦の場合を例にとって、少し話をしてみましょう。朝起きて、今日一日のことをとりあえず考え、そして食事のことやいろんな準備のことを頭の中に入れて、全体的な流れへと移行していきます。
できるだけ自分の時間をとりたい、こういう思いをもって活動する人がたくさんいます。したがってやらねばならぬことや義務的なことをいかに要領よく済ませ、残った時間を自分のために使うか。こういう観点で、1日を過ごしていきます。したがって面倒臭いことや手間のかかることをなるべく端折って簡単に済ませてしまう。これを一生懸命、考えている人がいます。
こういう1日の流れの中で、自分が自分のために成長できるというチャンスをどこで見い出すことができるか。ほとんどの主婦の人の場合は、あまりそういう観点をもっていません。ただ、楽しいこと、今、満足できること、に関心が向けられ、自分を成長させていく、自分をもっともっと高い次元に引き上げていくという意識を持っている人がほとんどいないのです。
これが必ずしも、悪いというわけではありません。今を楽しむというのはそれはそれでとても必要なことです。ただ、普通の女性が考えている「今を楽しむ」という意味は、私たちが口にしている「今を楽しむ」という意味とはかなり違う性質のものであるということを理解する必要があります。私たちが口に出している「今の現実を楽しむ」というのは、この現実を通して自分を理解し、自分の宇宙を理解し、そして自分を成長させていく、という楽しみが分かることを「今を楽しむ」といっております。
普通の主婦の場合の「今を楽しむ」は、今、快楽的な喜びを感ずるか、今、楽しい状態にあればよい、今、面白ければよい、そういう刹那的なものであり、時間が経てばその楽しさは消えうせてしまいます。したがって今を楽しむという言葉の意味がかなり違っているということを理解する必要があります。こうやって多くの主婦たちは、今、いかに自分が満たされているか、今、いかに満足しているか、それを探し求めて一日がいつのまにか終わっていきます。
こういう人々が経験する一瞬一瞬の現実というのは、必ずしもすべてが用意されていた選択肢とは違っており、一瞬一瞬にその人が引き寄せられている場合があります。というのは、その人が現実の中に意味を見い出し、成長するという気持ちがある人と、そういう気持ちがまったくない人では現実の現れ方が違うということを意味します。現実にすべて克明に意味があり、そこを通して知ろうと思っている人にはそれなりに意味のある現実が次から次へと与えられ、それによって何かに気づくように設定されていきます。
しかしそういう意識を持っていない人には必ずしも意味のある現実が克明に現れてくるというのではなく、その人の願いがただ単に現れてくるように仕組まれていきます。その人の願い通りというのも、説明が難しいのですが、願ったことが現れるという意味とは必ずしも同じではありません。その人が漠然と何かを期待している、そのエネルギーに見合った現実がやってくるという意味です。ただ、漠然と、その人が受け取る現実しか与えられないということです。明確に意味のある現実というわけではなく、漠然とした状況で選択肢が与えられてくるという意味を理解してください。
したがって漠然と生きている人には、現実の意味そのものが漠然としたものになっているということです。こういう人が、ある時にだんだん目覚め、現実に意味のあるということに理解を示してくると、この人の現実が変わってきます。それまでは漠然として現れていた現象が、だんだん意味のある現象に変わってきます。そうすると、現象の現れ方がかなり意味のあるものに変わるために、一つひとつがかなり変化してきます。
例えば、自分の子供や夫などについてのいろんな態度や行動の仕方といったものが、初めは気にしなかったレベルが、意味があるということに気がついてくると、自分に見合った行動をとるように変わってきます。自分に必要な言葉が与えられるような状況になったり、行動の仕方で本人が気づくように変わってきます。したがって自分が意識を変えるだけで、周りの行動の仕方まで変わってくるというのをまず理解しておいてください。
こういう風にして、その人が現実というものに対してどういう認識を持っているか、どこまでその現実を受け入れているか。それによって現実の現れ方が変わってきます。ほとんど現実に対して、意味があるということに気づいていない人には、現実が必ずしもすべて意味があるわけではないということもあります。ただ、まったく意味がないということは普通はなく、必ず何らかの気づかせのための現実が必ず与えられております。ただ、その時にどこまでが本人のために起こされた現実であり、どこまではほかの人との影響で現れた現実なのか。それはその時々によってかなり変わってきます。
さて、現実に意味があるということが分かってきて、その意味を解釈しようとするように意識も変わってきた場合、その人に確実に何らかを知らせようとして現実化が現れてきます。先ほどのいくつかの例で話をしてみましょう。自分の目の前でいろんな人が倒れたり、イヤなことを経験しているのを見るようになる。これは自分の今の心の状況をある意味では現していると思っておいてください。自分の心の中に犠牲的なエネルギーや被害者的なエネルギーが入っていないかどうか。何かをされる、何かをされてしまった、そういうエネルギーがないかどうかをチェックしておいてください。
一般に、目の前にほかの人が別の人から攻撃されているというのを見た場合には、自分の心の中にまだ人間関係の争いのエネルギーがあり、それによって自分がとてもつらい状況を経験した、あるいは経験しようとしている、という意味があるということを理解してください。
先ほどの質問の中で、数字をよく目にする、これもとても大きな意味があります。意味があるという状況が本人に納得されてきた場合に、いろんな手段を通じて本人に気づきを与えていきます。数字や色というのはとても大切な意味があり、それぞれが本人への警告や証であることがほとんどです。
一般に、数字はその人自身のこれからのことについての何か、シンボリックなものを示していることが普通です。その人がこれから何か新しいことを始め、それによってこれからの人生がかなり変わっていくという場合には、一般に1という数字がよく見受けられるようになってきます。これは新しいことへの旅立ちであり、物事の出発でもあり、そしてそれを契機に自分が変わっていくという状況のときに1という数字をよく見ることが多いのです。
自分自身がだんだん成長を重ね、何らかのエネルギー的な調和が必要になり、争いごとを少しずつ高い次元に変えていく。二つのものの調和をとる方向へと変えていく。こういうことが必要になってきたときに、2という数字をよく見るようになってきます。二つのものの調和をとる、克服していく。これによって両極のバランスを自分で克服していく。こういう状況が現れていることがあります。
自分自身がさらに高い波動を必要とし、今までの両極のエネルギーではなく、さらに一段階上のレベルにまで到達し、まったく別のレベルにまで到達し、まったく別のエネルギーを取得する時期に来たときに、3という数字をよく目にします。それによって今までの価値観とはまったく違う価値観を生み出していく。自分自身は今まで考えてもいなかった新しいレベルの価値観を身に付ける。そして根本から生き方をも変えていく。こういう時期になったときに3という数字がよく見られます。
自分が少しずつ少しずつ進歩を重ね、ほかの人のいろんな価値観をも認め、ほかの人はほかの人なりの意見を尊重する。自分は自分で自分の生き方を確立していく。ほかの人がどのような選択をとってもそのまま許して認めてあげる。こういうレベルにまで意識が達してくると、一般に4という数字をよく見るようになってきます。そしてこの4という数字はほかにもいろんな意味があり、人によっては完成されたもののように意味をとる場合があります。4という数字はある意味ではまとまった一つの現れでもあり、これによって完全なる調和を意味したりすることがあります。
この4という数字を完全に自分のものとし、自分自身が完成された一つの存在であるかのように認識し、さらにこの完全性を高度なものに変えていく。こういう新たなる段階へと進むとき、5という数字が現れてきます。5という数字は完全なるものを一度見事なまでに原点に戻し、はじめからすべてやり直し、そして新たなる別の完全を求めるための入口のようなものと思っておいてください。
そしてそこからまったく新しい価値観で、別の調和を見つけ出そうとする。まったく新たなる価値観で、新しいものを築き上げていく。この段階で6という数字をよく見にします。したがってEは今までの一度つくった価値を一度完全に壊し、まったく初めて新しいことをやって、その土台ができつつある状況のときと思っておいてください。
そしてそこでまったく新しいものを次々とつくりあげ、それまでにないいろんな価値観をつくり、自分のためにいろんな学びを続けていく、自分がそれまで考えてもいなかったような新しいことに気づいていく、そういうとても神秘的な数字が7となって現れてきます。
こうやって、自分の不思議なものをどんどんと見つけ出し、それまでの価値観とまったく違うものを次々と発見し、新しい新しい世界をつくりあげていく。自分の宇宙観がそれまでとはまったく違う広大なもの、不思議なものに広がっていく。この無限とも思えるような広がりを持ったもの、8という数字で現されてきます。
そして無限とも思える素晴らしい自分のつくりあげたもの、これが完全に自分のものとなり、もう自分は永遠そのものである、無限そのものである、ここまで来たときに究極的な最後の段階が見えてきます。これが9という数字で現されてきます。そして自分は完全にすべてである。自分は完全なるものである。自分で本当に完結する。これは人によっては10という風に現されてきます。
今までのこの数字は私たちの世界において通用している数字で、皆さん方の世界において必ずしもこれが通用するとは限りません。皆さん方を指導している存在たちが私たちと通じているときに、今のような数字で現されてきます。ただ、皆さん方を指導している存在たちが別の価値観をもっている場合には、別の数字の意味が流されてきます。したがって必ずしも、全員がこのシンボルの意味とは限らないということを理解しておいてください。
ただ、このようにして一つひとつに意味がある。何かを気づかせようとしている。まずはこういう認識をしている段階で、それに応じてその人が分かるような現実が必ず現れてくる。これは確実に理解しておいてください。現実を理解しようとする気持ち、まずはこれが必要であり、これがある限りは必ず現実を通して何かを知らせようとします。いろんな手段を通じて皆さん方に知らせようとしてきます。
その時に、普通の人は三次元の現象だけを考えようとし、その現象が楽しいか楽しくないか、楽しくなかったら誰の所為で楽しくないか。普通はそれを追及しますが、そういう考え方を止め、そういう現象にどういう意味があるのか、それによって自分は何を学んでいくか。常にそういう観点を持っておいてください。これによって現実がかなり変わってきます。そして皆さん方がそれを信ずれば信ずるほど、私たちもそれに関与しやすくなってきます。そして皆さん方が知りたいことを、なるべく現実を通して知らせることができるようになってきます。
こういうやり方で、現実に意味があり、自分を成長させるために仕組まれているということが分かってきたときに、皆さん方が本当にそれを受け入れ、納得して一つひとつ成長のために使っていただけると、それぞれが本当に輝いてくるかもしれません。これまでは考え方自体がはじめから否定的であったということ、それははじめから現実そのものを無視していたからです。現実を受け入れようとしなかった証でもあります。
現実を認めようとしない。認めたくはない。これが無意識のうちに、否定的に考えるというやり方に変わっているのです。何故、現実を見たくないか。現実がつらい。楽しくない。これが無意識のうちに、確立されております。現実の一つひとつが楽しくない。だから経験したくない。だから、すべてを否定的に考えてしまう。現実が楽しくない。
でも、本当は現実が楽しい・楽しくないという価値観ではなく、そこから何を学んでいくのか。そういう考え方に変えていった場合、現実一つひとつにどういう意味があり、それによって自分はどう成長するか。これだけに興味がいき、楽しい・楽しくないということに意味がなくなってきます。そうすると、否定的に考えるやり方も、いつの間にか薄れてきます。
ついつい否定的に物事を考えてしまう。これは現実をなるべく否定しようとしている現れであるということ。現実を認めると、否定的な考え方がだんだん消えていく。現実にとても善い成長の意味があるということが分かってくると、現実をそのまま肯定的に受け入れるようになってくる。これをまず信ずることが必要となります。それによって現実への対応の仕方がかなり変わってきます。
さて、こういう風にして、現実というものを自分で善い方向へと変えていき、楽しく受け取ることができるようになってくる。そうすれば、皆さん方ももっともっと喜びに満ちた人生に変わっていくことができる、と私たちは期待しているのですが、皆さん方の場合はどうでしょうか。現実にすべて意味があり、それが分かってくると人生が楽しいという方向に進んでいくと信じて善いのでしょうか。(はい)
そうですか、それでは私たちもなるべく皆さん方の現実に意味があるということが分かるような現象化をもっともっと意識して、出していこうと思います。皆さん方も、毎日の現象にどのような意味があり、自分に何を気づかせようとしているのか。それを理解するように頑張ってみてください。
というのは、これから起こることの長い意味のシンボルであったり、何らかの雰囲気的なものであったり、あるいは過去に起こったことを気づかせるためであったり、あるいはほかの人からの情報をたまたま今、自分が表現している場合もあります。つまり、現実のもつ意味にもいろんな意味があり、いろんな解釈ができるというのも理解しておいてください。そういう意味で、すべてが今、一瞬にして現された回答というわけではなく、問題自身も現実として与えられるということを理解しておいてください。
そうすると、自分の場合にはどういう意味があり、どういう解釈ができるのか、これは一人ひとりかなり変わってきます。そして自分にしかあてはまらない現象の現れ方もあります。したがって自分は自分なりに自分の現象を通して学んでいってください。
皆さん方の体から放出されるエネルギー、これで現実がどんどんと進行していきます。つまり、体から精妙に愛に満ちて、ほかの人のためになるような波動を出していくと、そういう現実を引き寄せます。つらいエネルギーを放出すると、そういう現実がやってきます。したがって今、お互いに愛し合い、豊かな地球が訪れるという波動を常に体から出し続けることができるような練習をしておいてください。そうすれば、そういう現実を次から次と引き寄せてきます。
さぁ、これからは私たちと一緒に現実を通してお互いに成長をしていきましょう。ありがとうございました。