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1997/3/11■魂との一体化セミナー二日目から

人間の役割・使命

人間の役割・使命

私たちはまず初めに簡単に説明をした後、皆さん方の質問をお伺いしたいと思います。今、皆さん方が体験なされたいろんな状況の中で、自分の役割とかやるべきことについて非常に興味があるということが分かっております。ただ、私たちは必ずしもそれを伝えるのが役割ではありません。たしかに自分が何をしたらよいのかを確認し、安心したいという気持ちは分かります。

ただ、人間が考える役割とはどうしてもほかの人との兼ね合いの中で自分をどうもっていくか。自分をどういう存在として位置づけるか。そういう思いが先に立ってしまい、本来の魂の役割とは違う方向に進んでしまいます。私たちはそういう方向に持っていかせるのを望んでいないために、もっともっと楽に、ただ生きるということ、ただ現実を楽しむということ、そういうことにもっと関心をもっていただきたいと思っております。

ほとんどの人は使命とか役割という言葉にあまりにもとらわれていて、それで苦しんでいる人もおります。たしかに、魂は役割をもって地球にやってきました。この地球で何を為し、どう成長させ、どういう学びをしていくかを初めに考えております。でも、それを人間がいちいちすべて知る必要はありません。人間はただ、楽しい波動を出しているだけでも、十分な場合があります。必ずしも魂がすべてを理解しようとも思わないでください。それはあまり意味がありません。まずは自分を理解し、自分を成長させるということ。もっともっと自分に焦点を当ててください。

自分を知るということにまだ理解が十分にはいかなく、そのために魂を通して自分を理解するということが良くあります。でも、先ほどいったように、魂は魂の世界で活動しており、皆さん方は人間の世界で活動をしております。そこにおける価値観や役割はまったく違ってきます。皆さん方は人間の世界でいかに自分を光り輝かせ、成長させていくか。それだけを考えていただきたいと思います。

自分を高めるということ、自分を成長させるということが何であるのか。単に知識を増やし、人よりも高い能力を身に付けたからといって、それは成長した証にはなりません。自分が成長するということは、今、どれだけの愛を見つけることができるか。今の現実の中で、どれだけ多くの喜びを見つけることができるか。成長とはそういうものをいいます。いくら知識や能力をたくさん身につけても、常に不安を感じ、心配を持っている人はほとんど成長していないことになります。

何も知識がなく、能力がなくても、今、満足している。現実を楽しんでいる人がいれば、十分に神に愛されるだけの成長をしております。自分というものをもっともっと楽しんでいただきたいと思います。


(c)1997 CentralSun
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