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1997/2/12:水曜瞑想会

日の本の創成期に多様なエネルギーが混乱を招いた


@古代日本で悩んでいたオオクニヌシ

こんにちは。皆さん方には面白い体験をしていただいたことと思われます。日本にとって、出雲という土地はとても神秘的であると同時に、不思議でその実態がつかめない地域となっております。ここは日本の出発のときに、いろんな者たちが集まり、そして争いも行なわれておりました。日本という国が出発するときにそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、お互いに論争を重ね、否定し合ったり、コントロールし合うというエネルギーがそこに造られていきました。

日本という国がそこから次第に、いわゆる近畿地方やそちらの方に移るにつれ、出雲の人々はいろんな仕組みを入れて自分たちの念のようなものを造り、それをうまく影響を与えていくような状況を考えていきました。出雲の国は多くの人々にとっては、神々の住める国と思われております。しかし、私たちがいつも口にしている本当の神々はそこにはまったく関与しておりません。

アマテラスたちが自分たちの思惑で日の本を統一しようと考えていたとき、スサノオウたちは別の仕組みで日の本をまとめようとしておりました。スサノオウは出雲に赴いて、そこですでに平和な社会を造っていたオオクニヌシたちと協力しながら、日の本をまとめようと考えておりました。ところが、日の本が中々うまくまとまらないのがだんだんイヤになってきて、スサノオウたちは自分たちで先に日本をまとめようと動き出しました。

スサノオウが動き出し始めたころ、オオクニヌシはあまり良い顔はしておりませんでした。オオクニヌシはとても頭がよく、全体的な観点から常に物事を見ることが得意となっておりました。スサノオウはオオクニヌシとうまくやろうと考えてはいたのですが、中々思うようには見てくれないために、途中でオオクニヌシを無視するような言動に進んでいきました。オオクニヌシは次第に出雲から追われるように、アマテラスの方へ近づき始めていきました。

しかし、アマテラスの方もオオクニヌシの能力はとても評価していたのですが、アマテラスたちも自分たちを中心に日の本をまとめようとしていたために、オオクニヌシの全体的な和を求める考え方には中々賛成できないものがありました。オオクニヌシは結局自分自身の行き場がなくなり、自分で自分の命を絶つことになりました。オオクニヌシはその時のとても辛い思いをいまだに引きずっております。そのために、まずオオクニヌシ自身をそのエネルギーから解放する必要がありました。

オオクニヌシは自分のエネルギーをその大地と共に授けてしまったために、自分の無念さが大地に染み込むことになりました。多くの者たちは真のオオクニヌシの思いを理解することはできませんでした。日の本はその思いとは別に争いがあちこちで起こり、自己主張と相手を否定するエネルギーで巻き込まれていくことになりました。

スサノオウはオオクニヌシをとても大切に思っておりました。ただ、オオクニヌシに合わせていると、自分たちの役割である日本をまとめること、天皇を中心に日本をまとめることが中々進まないことにいらだちも感じておりました。そのために、スサノオウはどうしても自分たちの思いを遂げるために、途中からオオクニヌシを無視する方向へと進んでいきました。

出雲の地において、いろんな思いが駆け巡り、それぞれの騙し合いや裏の探り合い、そういった時代が何百年も続くようになりました。日の本を造る一番初めの段階でそういうエネルギーがつくられたために、日の本が実際に動き始めるころには、そのエネルギーがかなり支配的になってこの日本を覆うようになってしまいました。

スサノオウは皆さん方が思っているほど、悪い存在ではありません。彼は彼でいかに日本をうまく持っていこうか、常に考えておりました。それぞれの思惑がどうしても一つにまとまらず、結局は自分たちのやりやすい方法をそれぞれが選んで、その結果一つになることなく、エネルギーが分かれたまま、日本を造っていくことになったのです。

オオクニヌシは自分で自害したことをとても後悔しております。何としてでも、自分がまとめる役割を演ずるべきであったと、いまだに後悔しております。スサノオウもあまりにも天皇にこだわりすぎたことを後悔しております。そして、前回、皆さん方に最後の姿を見ていただいたアマテラスにしても、彼女は精一杯自分なりに反省をしておりました。これらをどのようにして浄化し、本来のエネルギーに変えていくか。

今となっては、一度や二度、その場に行って浄化したところでまったくどうしようもできないエネルギーとなっており、日本人の一人ひとりの心にしっかりとしがみついております。日本人の一人ひとりが他を否定するエネルギーや自分が自分がというエネルギーや、ただ何とかせねばというハヤる気持ち、こういったのを手放していく必要があります。本来のアマテラスのもつただ光るという力強い明るさ、そして大和のもつ人々を本当に一体感を感じさせるエネルギー、これらを本来のものにしていく必要があります。

今回の皆さん方の作業により、出雲へエネルギーが流れていくことが可能になりました。だからといって、一瞬にしてすべてが変わるとか、完璧になるというわけではありません。ただ、今まではまったく通じていなかったのが、とりあえず通ずるようになった。これだけでも大きな成果といえます、

これからはそういう思いを持ちながら、まずは自分たちの心、相手を否定したり、自分が自分がという気持ちを表に出したり、はやる気持ち、そういった気持ちを少しずつ解放していく、真の日の本のエネルギーが近づいていくように、待っていただきたいと思います。一人ひとりが行なわねばならないということを理解しておいてください。


A多様なエネルギーが複雑に混じり合う出雲

私はアマテラス(天照大神)の仲間として役割を演じております。一人ひとりの働きにより、日本が少しずつ変わってきております。出雲の国は思っている以上に複雑なエネルギーであり、単純には浄化されません。ここの土地を浄化するには、いろんな人間がそれぞれいろんな仕組みをもっていくことが必要となります。それにより、いろんなエネルギーをいろんな方法で浄化していくことになります。

もし、出雲へいく機会があるのであれば、一人で一回で済まそうとせずに、なるべくいろんな人間がいろんなことをすることによって浄化するということを考えてみてください。出雲の地はいろんなエネルギーの場であり、それによって日本が複雑な状況になっているというのを理解しておいてください。

出雲の地を浄化するためには、強力な光が必要です。したがって幣立や富士山、ミチノクからの強力な光を出雲に持ってこれるような仕組みを先に造っておいてください。人々のいろんな努力により、それらが可能になっていくでしょう。私たちはいつかはこれをせねばならぬことを伝えておきます。出雲の地はいつかは変えねばなりません。ありがとうございました。


Bバランスをとるために出雲のワークを行なった

私が最後の話をいたします。私たちは今日、どのように行なうか、いろいろと考えておりました。出雲を選んだのは、時期的に見て、そろそろアンバランスになりそうな状況でしたので、先に出雲でやっていただくことをお願いいたしました。今まで、富士山をはじめ、日本の各地で浄化をやっていただいております。しかし、肝心の出雲にまだまったくエネルギーが流れていない状況で、少しずつ日本のエネルギーのバランスが狂ってくる状況になっておりました。そのために、まず出雲へのエネルギーの流れをよくしていただき、そして改めてまたいろんな場所でワークをやっていただきたいと考えております。

皆さん方のお蔭で、少しはこれからいろんなことができるようになってきました。これからもできるだけ協力していただけるのを望んでおります。それでは、今日はありがとうございました。

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