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1996/11/7■木曜瞑想会から

クァンインと観音様のエネルギーは違う

@老人の介護の意味(マリア)

こんにちは。私はマリアとして、今、現れています。皆さん方にお話がしたくて、やってまいりました。あなた方の先ほどの働きを拝見させていただきました。(地球へ贈り物を届けた件) 私たちからみても、とても喜ばしいエネルギーが地球にやってきて、嬉しく思っております。皆さん方も、本当に地球を愛し、そしてこの地球に生かされているという実感をしっかり抱き、宇宙と一緒に協力しあいながら、素晴らしい地球に変えていくというお仕事をこれからもやっていただきたいと願っております。

先ほどの質問で、私の方からいくつかお話をしたいと思います。皆さん方が家庭においていろんな生活を続けていく場合、年代を超えた人々とどのようにして生活を共にしていくか。常にテーマとなることでしょう。特に老人という人々はあなた方からみたら、場合によってはとても辛くて、やりにくいときもあるでしょう。いくら自分も歳をとればそうなるんだと頭では分かっていても、目の前に不自由な老人がいて、その介護を毎日のように続けるという状況にある時には中々機転を働かすのが難しくなってきます。

自分自身を忘れて介護に没頭するというのはかなり大変なことであり、本当に自分の人生が虐げられてしまうような感じになってくるでしょう。このような現実がどうしてもたらされるか。

普通、人間として生活をする場合には、年代を超えた人々と接触するというのは当たり前のことであり、これを避けることはできません。ましてや自分を産み、育ててくれた親や、いろいろと指導してくれた先輩たち、自分のためにいろいろと面倒を見てくれた人々たち、こういった存在たちに後になってから興味がないとか、もう必要ではないからという理由だけで無視するというのはあまりにも辛すぎます。でも、だからといってそういう人々にずっと時間を奪われてしまうのも辛いことでしょう。

私たちの観点から見た場合に、そこにはとても大きな意味が入っております。皆さん方、一人ひとり、自分なりの愛を身につける時期に入っております。自分はどのような愛を身につけることができるか。自分にとっての愛の表現というのはどういう形なんであろうか。それぞれ一人ひとり、愛の表し方が違います。

Nさんの場合、とても永い間、苦労されておりました。本当に自分の人生そのものが何のために存在していたのか。いつもいつも辛い思いの連続でありました。でも、あなたはそれ以上の愛を身につけるように、はじめから自分で造って生まれてきております。あなたが自分で必要としていた愛の形、どのような人間にでも最大限に自分のすべてを注ぎ込むだけの力を身につける。あなたはそう誓って、生まれてきております。まずは身近で、一番手のかかる人間をあなたは選びました。

ですからあなたは無意識の内では当然、理解しております。それで、いかに辛いことがあっても弱音を吐くことはなく、常にそれを納得して、介護をしておられました。自分自身にとって何が必要なのか。それは自分にしか分かりません。ほかの人がそこに干渉しようとしても、理解はできません。したがってあなたが考えている老人の世話というものは、ほかの人が考えている老人の世話とは桁外れに違うものがあります。

あなたはもう何百人分もの愛を身につけておられます。でも、あなた自身の魂はまだまださらにいろんな形の愛を身につけようと考えておられます。老人を超えた場合には、いろんな人種間とか、いろんな問題・いろんな宗教の考えの人々、そういった人々を超えて心から接することができるかどうか。あなたの魂はそこまで偉大な魂です。あなたはそれを演じようとして地上で役割を演じております。

あなたにとって老人というのは、そういう意味で、ある意味では一つのステップです。ほかの人にとっては、それはすべてでしょう。でも、あなたにとってはまだ、これでもホンの一つのステップに過ぎない。でも、あまり悲観的に考えないでください。もう、十分に素晴らしい愛を身につけております。それをどんどんほかの人に発揮してあげること。どんどん愛を使っていってください。

あなた自身はとても逞しい愛を身につけています。性別を超え、年代を超え、国境を越えた愛があなたによって広がっていくでしょう。確かに、辛い日々を経験されましたが、あまり老人に固執しないで、広い観点でこれからも愛を身につけていってください。すでにお分かりと思いますが、このように介護すべき老人というのは自らが選んだ環境です。自分が必要としているために、そういう経験を選んでおります。一般的にはそれによって自分が必要としている愛を身につける。

確かに辛いでしょう。時間がほとんど奪われてしまい、好きなことができない。自分の青春とは何であったのか。いろいろ思いがあるでしょう。でも、自分でそれを選んでいるということをまず理解しておいてください。地球が本当に愛の星になるためにはあなた方の逞しい愛が必要なのです。仲の良い人間と楽しい日々を過ごしたところで、それは真実の愛ではありません。気軽に話せる相手とただ仲良くしたところで、愛ではありません。多くの人々が心から嫌っている人間を自分は心から愛することができる。その逞しさが必要です。

そのためには現実でいかに体験を通して身につけていくか。あなたはそれを知っていて、自らその経験を積むために、人生を造ってきました。あなたのこれまでに人生に、私たちは大変をし、喜びをもって迎えております。ご苦労さまでした。


さて、別の話題にいきますが、先ほどの話で、マリアのエネルギーとクァンインのエネルギーをヒーリングに使えるかどうか。基本的にあなた方の言葉でいう宇宙意識のレベルはほとんど全員がヒーリングを行なうことができます。宇宙意識の存在たちを呼ぶのであれば、それはヒーリングに使えるでしょう。ヒーリングの特性はそれぞれ皆、違っております。私の場合はあなた方の感情的なエネルギーをなごやかにさせる働きがあります。もし、相手が感情的な問題で混乱に陥り、どうしても日常生活に支障を来たしているという人がいた場合には、マリアを呼んで癒しのエネルギーを流すのは良いことでしょう。

クァンインの場合のエネルギーは少し違います。もう少しその人の人生観に踏み入り、その人の人生の中で、今経験していることがどの程度、必要性があり、また意味のないものがあるのか。そこまで踏み込み、そして意味のないものがあればそれを相手に理解させた上で取り除いていく。そこまでの働きをクァンインは行なうことができます。したがってただ単に感情的なエネルギーを取るというのではなく、もっと人生そのものの方向性を修正してあげる。そういう意味での癒しのエネルギーを流すことができます。したがってその人の人生そのものにいろんな迷いが生じたり、見失っている場合にはクァンインを呼ぶのは良いことでしょう。相手に応じて、必要な存在を使い分けてください。

Iさんの場合は常にクァンインが見守っております。あなたの仕事の場合にはあまり必要性が感じられなかったかもしれませんが、クァンインのエネルギーが常にあなたの周りを包んで、相手の人生観を良い方向に向けさせるようなインスピレーションをいつも与えております。これからもそこにもっと意識を持っていけば、深い繋がりを持つことができるでしょう。あなたがよりいっそうの働きを為すことができるように、クァンインがいつも見守ってくれております。


A一人ひとりに真剣に愛を流すように(ミカエル)

私はミカエル。あなた方に少し、お話をして終わりにします。先ほどの話の中で、それぞれの自分の愛の表現あるいは形についての話がありました。皆さん方が自分の愛について真剣に考えていただくことを望んでおります。ほとんどの人は、どの人にでもただ同じように愛していれば十分という観念を持っております。でも、私たちの考える愛というのは、一人ひとり必要としているものが違うときに、一人ひとりに最適なやり方で愛を伝えていく。ここがあなた方の認識と違います。

ほとんどの人は大雑把に、誰でも良いから、適当に愛してあげる。そういう感じで自分は人を愛していると勘違いしております。そうではなく、一人ひとり確実に自分の愛を届ける。一人ひとり必要としているものが違っている。したがって一人ひとりに流すものが違ってくる。自分はどういう風にして、一人ひとりに違う愛を実践できるか。それを自分なりに理解していただきたいと思っております。

ほとんどの人は大雑把に、漠然と、ただ愛しているという感じを持っていて、自分は愛に満ち溢れた人間と思っております。宇宙から見ると、その人からはほとんど愛のエネルギーが出ておりません。自分が人それぞれにどういう奉仕を行なえるのか。それをしっかりと理解しておいてください。

それでは、今日は皆さんのご活躍、ありがとうございました。これからもよろしく、お願いをいたします。

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