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1996/10/23■水曜瞑想会から

現実生活の中で愛と癒しを

質問
−イスラム教徒の女性がかなり虐げられ、辛い日々を送っているようなので、その女性たちを癒してあげる方法を教えてください。


@現実を通して癒していくことを理解するように(ラファエル)

こんにちは。それではまず、質問のあった件から先にお答えをしていきましょう。地球上のほかの地域における人々や民族、人種の否定的なエネルギーをいかに癒してあげるか。また、国々やそれぞれの土地におけるいろいろなエネルギーをどのようにして癒すか。そこら辺の説明をいたしましょう。

あなた方は癒しという場合に、癒しのエネルギーをそこに流してあげる、普通はそういうイメージを捉えております。でも、一番必要なのは目の前に癒すべき人がいる場合に、話を聞いてあげ、その人が本当に何を今、求めているのか。どこで問題が起こり、何に悩んでいるのか。それをよく理解してあげ、相手が乱れているところを治してあげたり、相手が少しでも正常な方向にエネルギーが流れていくように、アドバイスをしてあげる。これが一番、最適な癒し方となります。

したがって、エネルギーから初めに考えるのではなく、いかに3次元的なやり方で相手を癒していくか。まずはこれから考えるようにしていってください。そして目の前にそういう人々がいないときに、どのようにしてそういったやり方を実行に移していくか。目の前に時々、ほかの国の人々や人種、民族の人がいて、その人に目がいったとき、普通、何らかの感情をあなた方は持ちます。日本人とは違うという段階で、何らかの感情がそこに出てきます。

何か違う、から始まり、ちょっとイヤだとか、あるいはあっ、逞しい、よく日本語を知っているとか、いろんなことがそこで思われてきます。これらの人種間のいわゆる差別的なエネルギーがどの民族にも存在しております。そして民族の中だけでも、また地域による差があったり、言葉による差があったり、そして男女の差があります。こういう差別、こういったものによっていろんな人種がどんどんと分断され、お互いの関係が非常におかしくなってきております。

まず、癒しということを考えるときには、そのように分断されたエネルギーを本来のあるべき一つのエネルギーに戻していく、こういう状況をよく考えておいてください。分断されたものを元に戻す。これが人間間における癒しと思っておいてください。したがって、目の前に、自分が女性の場合には男性がいた場合、自分が男性の場合には女性がいた場合、何らかの違和感を感じたりした場合、もうすでに分断された概念がそこに働いて、自分が女性だから男の人はこうだとか、そういう働きが行なわれることがあります。それ自体がもう、歪みを大きくしている結果にもなります。

まずは男性と女性、そういう認識の違いが、分断するような方向にならないように、すべてをもっていく必要があります。そういうことを練習していくことにより、男性と女性の認識の差がだんだんなくなってきて、分断されたエネルギーも元に戻ってきます。これだけで日本に限らず、どの民族、世界のどの民族に対しても男性と女性の間に造られた分裂のエネルギーをわだかまりや分裂のエネルギーを癒していくことが可能になります。

ですから、まずはイスラム教徒とかそういうところに必ずしも目を向けないで、目の前にいる異性と自分との間の断絶を無くしていく。これをまず、実行するようにしていってください。そうすることにより、世界のどの民族においても、男女間の分裂を無くすことが可能になってきます。そして同じような、やり方で年齢による差とか地域による差、そういった者を自分たちの目に付く範囲内で、気がつく範囲内で、日常生活の中でいくらでも変えていくことが可能です。

それ自体がその人のできる癒しの能力と関係しております。小さい子供に対して差別なく接していく、年寄りに対して差別なく接していく、地方の人に差別を無くして接していく。こういったことが意外と癒しに繋がっていきます。基本的に3次元世界において、自分の目にする人や目の前に現れてくる人は必ず何らかの意味があります。今、言ったように、癒しの意味をもって現れてくるケースがあります。そして、目の前にいる人を癒していくことが自動的に地球の裏側にいる人の癒しに繋がることがあるのです。

そういう意味で、まず一番初めに現実生活の中で癒していくということを実行していってください。その上で、どうしてもそこだけではできないというところをエネルギーにおけるやり方で癒しを行なうようにしてください。初めから、瞑想での癒しを教えてしまうと、ほとんどの人がそれだけで完璧だと思い、現実生活を無視してしまう人が多くなってきます。実はこれは本末転倒であり、実際には3次元生活がいかに大切なものであるのか。これがものすごく疎かにされております。

実際には3次元の目の前にいる人をいかに愛し、癒してあげるか。こちらにもっともっと意識を向けていただきたいと思っております。そして仮に、この行動が十分に行なわれていると仮定した上で、瞑想などでどうしても自分の目に接することのできない人々を何とかして癒してあげたい。そういう方法について、説明をいたします。

ほかの民族の人々、ユダヤ人とかイスラムでも今言った女性のような人たち、アラブでのいろんな民族間の対立、それによってとても辛い想いをしている人々がたくさんおります。彼らを何とかして癒してあげたい。そういう気持ちはおそらくたくさんあるでしょう。でも、まず一つ理解していただきたいのは、民族における否定的な現象と思われるものは、すべてその民族を担当している大きな意識体がわざと経験のために、その現象を造り出しております。

自分で学びをし、そこから何かを得ようとしてその体験を造りました。したがって、まずはその意識体を無視して勝手に癒してしまうことが許されないということも理解してください。もし、イスラムの人々を癒そうとするのであれば、その集合意識の核かそれを管理しているマスターにまずお願いをしてみる。ほかの民族やその地域の人々でも、同じように必ずそのカルマを管理している人々やその経験を創り出した意識体、そこにまず相談してみることが必要とされます。

その上で、できる範囲内で実際に肉体をまとっている人々が少しでも経験が早く進み、もう苦痛から早く解放されるように、早く経験を通して理解し、無駄な経験をわざわざすることがないように、と願ってあげ、人類の意識が高くなっていく。というようなお願いを意識体に流して、それぞれの民族の人々が成長していかれるように、エネルギーを送ってあげてください。

一般に、何のために癒すか。単に苦痛を取り除くのではなく、そこで経験している個々の意識が成長し、いかに無駄なことを今、地上で演じており、もうこのような経験は自分たちには必要ないんだということ、もうこの地球ではそのようなことは必要ないんだということ、もう地球上でお互いに争ったり非難しあったりすることはする必要がないんだということを自分たちが気づいて、自分たちでその経験を放棄していく。あるいは愛に変えていく。これが一番の理想なのです。自分たちが高く成長していく。

したがって、ただ単に癒して肉体を楽にさせるというのではなく、個々の人間の意識が高まって、いかに無駄なことをやっていたのかということに気づき、そしてお互いを愛する方向に変わっていく。少しでも、宇宙の考えに近づいていく。そういう方向にいくことが一番望ましく、そのためのサポートをあなた方がしてあげられるような工夫を常に考えておいてください。

それでは、またいろいろ工夫をしてみてください。

それでは、また私の方から少し話をした後、先ほどの話にありました、マリアのエネルギーを呼んできて、あなた方にご挨拶をさせてみたいと思います。まず、私の方から簡単に話をします。

先ほどの誘導瞑想の中で、それぞれがとても素晴らしい体験をして戻ってきました。皆さん方が、一応、セントラルサンと呼ばれるエネルギーの場所に辿り着き、そしていろんな存在たちから祝福を受けて戻ってきました。セントラルサンにおいて皆さん方はそれぞれ確実に自分を成長させることができる新たな道具をもらってきました。

ある人は確かに確実に神に繋がるための道具です。ほかにも、自分が少しでも前に前に進むことができるように、次の目標が常によりよく分かるような仕組みが造られた人もおります。また、確実に前に進むことができるように、常に目の前により多くの喜びが見い出せるような仕組みが造られ、その楽しい方向にひたすら進んでいくだけで確実に前に進むことができるという風になった人もおります。

皆さん方の認識では中々、具体的なところまでは理解できないことが多いのですが、これからの誘導瞑想において、私たちはそういういろんな仕組みを入れていこうと思っております。したがってこれからはただ見えたとか、そこで終わらせないで、何か感じるものをどんどん自分で発見してください。何か、こういうように感じが変わったとか、こういうような雰囲気で何か楽しくなったとか、そういう何気ない感覚の違いや雰囲気、これをとても大切にしていただきたいと思っております。

実際には、あなた方があまり気がつかなかったホンのチョットした感覚にとても素晴らしい仕組みが入っていることがあります。それを何も知らないで終えてしまうのと、明確に知ってそれを道具として使いこなす人とでは、成長の速度がかなり変わってきます。ですから、これからも誘導瞑想をもっともっと楽しんでいただき、自分の成長のために活用していただきたいと思っております。

それでは私はここまでにして、マリアと交代いたします。


Aマリアのエネルギーはイエスと対極になっている(マリア)

こんにちは。私がここの場所に来るのは本当に久しぶりといえます。日本人の方々には中々、私とは合わないところがあるために、これまで話をする機会があまりありませんでした。でもこれからはもっともっと私も話をしたいと思っております。できれば、この瞑想会の時だけでも、もっと私を呼んでください。

今日は初めての方もいらっしゃいますので、私のことについて、まずいろいろと紹介をしたいと思います。マリアと呼ばれていますが、実際には私自身は確かにマスターと呼ばれる領域で活動している意識です。そして私の一部を2000年前に地上に降ろし、イエスを生誕させる役割を受けました。その時、肉体を持ったマリアはまだここの世界には戻っておりません。まだ、地球の重力圏の中で活動しております。

でも、私自身はそのマリアの生活をすべて理解しております。ですから、正式にはマリアの元のエネルギー。マリアそのものではないということを理解してください。私自身はこの宇宙の広い範囲内で、太古の昔から活動しております。皆さん方がまだ生命活動を始めていない頃に、すでに私はそのモトがこの宇宙で造られ、活動を始めておりました。

私の波動の特徴はある意味ではイエスの反対のものとなっております。イエスは常に正しい方向へ人々を確実に導く役割を持っておりました。どのような辛い目に会おうとも、身を犠牲にして人々を確実に光の方向へ導くのがイエスの役割でした。私はできるだけ人々を和やかに、優しく、慎ましく、ほっとする感じで生活できるようなエネルギーを発しております。したがって、イエスのような正義に溢れた生き方に合わないという人は一般に、私のエネルギーの方を選んでしまいます。

それはそれで構わないのでしょう。ただ、私自身はやはりイエスのように、常に正しく、光を求めていくエネルギーをどうしても必要としております。あなた方も、ただ単に、皆と仲良く、気持ちが良いというだけで満足することなしに、常に正しい道を進んでいくという認識も持っていただきたいと思います。

だからといって、イエスの正義溢れるエネルギーだけだと皆さん方は生きるのが辛くなるでしょう。お互いに、争いばかりになってしまう可能性もあります。やはり、いろんな人々が生活する場として、お互いに楽しく、協力し合うエネルギーが必要となってきます。したがって私のエネルギーとイエスのエネルギーの両方とも、バランスよく保って、そして活用されることを願っております。

皆さん方はこれまでイエスの波動をたくさん受けてきました。そして逞しく成長されてきました。でも、この部屋に入ってこれない人々というのは、やはりイエスの波動にはどうしても耐えられない人だったのです。厳しすぎるとか、強すぎるといって、そういう人がこの部屋に入ってくることができず、だんだん遠のいてしまいました。これから、この部屋をさらに広く持っていくためには私のエネルギーが必要となってきます。

イエスの強さだけでなく、やはりただ楽しい、皆と居ることだけで何か自分が満足してくる。人間関係が十分に良い。そういう雰囲気を作っていただきたいと思います。そして時々、イエスの波動をまったく感ずることがなくてもこの部屋に来て、落ち着く。そのためにも、私のエネルギーを是非とも皆さん方で定着させて、活用していってください。

いずれ私たちはもっともっといろんなことをあなた方に教えるように、準備をしております。そのためにはいろんな人々がここに集まってくることが条件となっております。ただ、単に楽しんでやってくる人、そういう人々もこれからはどんどん受け入れていってください。私たちからは、今日はここまでにしておきます。ありがとうございました。

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