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1996/10/11■金曜勉強会

鏡である他人を通して愛を学ぶ

@エネルギーの感じ方の練習

今晩は。それでは今日の勉強会を始めます。今日は、皆さん方、また少し変わった雰囲気を受けているものと思われます。皆さん方にとって、また面白いことを今日はやってみようと思っております。これまではいろいろの存在からお話とエネルギーをもらうというのを中心にやってきました。今日は少し、趣向を変えて、皆さん方自身のエネルギーがどのような影響を受け、そしてどのような働きを為しているのか。それを本人がどこまで感ずることができるか。皆さん方自身のエネルギーの感受性のテストを行ないながら、進めていきたいと思っております。

ですから、今日は普段、エネルギーをまったく感じない人からとてもよく感じる人まで、段階的に用意しています。あなた方が今どのレベルであり、これから身につけることは何なのかをよく理解していただきたいと思っております。

まず、人それぞれエネルギーの特徴を持っております。ほとんどの人がすぐ、見えるとか見えないとかいうことでエネルギーの識別能力をみております。でも、私たちが見た場合に、見えるとか見えないということ自身はエネルギー的な能力とはまったく別問題なのです。ほとんどの場合は、その人の過去世において、その人が占い師であったり、魔術師であった場合に、その時の能力を今生、持ってきて、それが人の見えない物を見えるようになったり、分からない物が分かるようになったりという能力に結びついております。

したがって何か物が見えるというのは、必ずしもエネルギーが高いとかエネルギー的に見て進んでいるというわけではなく、単に昔、魔女であったということだけです。よく、物が見えるということに対し、あこがれを持っている人がいますが、私たちから見れば、なぜそんなに魔女を好むのか、とても不思議なものを感じております。

一般に、魔女として経験をした人は必ず何らかの間違いを起こしております。人に勝手に予言をしたり、あなたはこうだとか言って決めつけてしまったり、そういうようなことによって人のカルマを自分が背負うことになってしまった人もおります。そのカルマの解消のためだけに今回、生まれてきて、わざわざ同じような能力をもう一度身につけて、それを体験している人もいます。

それがうまく解消されれば、そのエネルギーを手放すことができるのですが、ただ単に見えるというその能力だけに埋もれてしまって、いまだに、あの人はこうだとか、あなたはこうだとかいうふうに、ただ見えるということだけで人を決めつけている人がいます。また、同じ経験をしているのです。そういう人はなるべくその愚かさに気がつき、見えるというのは何も優れたものではなく、単に昔のエネルギーを解消するために与えられた能力であるということをしっかりと理解しておいてください。

さて、だからといって、物が見えるということが必ずしも悪いことではなく、それはそれで素晴らしい能力であります。ただ、それを正しく使うかどうか、問題はそこにあるということを理解しておいてください。皆さん方がどの程度まで今、物が見えて、自分で理解することができるか。まずはそのテストからやってみましょう。

私たちはこれからある一つのシンボルをこれから流します。よく見える人はまずはじめにそれをすぐ紙に描いたり、あるいは人に表現するということをしてみてください。そしてほかの人がどうそれを感じているのかを自分なりでよく感じとろうとしてみてください。それでは、まずこれから一つ目をあなた方に送ってみます。

まず、私たちからの第1番目のエネルギーはこれでした。続いて、2番目を送りますので、感じとろうとしてみてください。

さて、今、2つのシンボルを流してみました。初めに流したのは実はあなた方が一番分かりやすいようなエネルギーのシンボルでした。三角形を基調にしていろいろの仕組みを造って、あなた方に送ってみました。それぞれがどんな感じで受け取ったのかを少し話してみてください。


今の皆さん方の感じ方はある意味では本当に素晴らしいものがあります。なぜならば、まさしく自分のエネルギーの特徴をそのまま表しているからです。ほとんどの人が見えた形や見えた色にこだわっていますが、実際にはそれ自体にはあまり意味はありません。それよりも自分のエネルギーの体の特質としてどういう感受性の能力を持っているか、実はそこに意味があるのです。

例えば、Kさんの場合はいかにも具体的にいろいろなことが一つの表現として表されております。これは見えたものがそうかこうかではなく、あなたの感受能力がそのレベルにあるということです。エネルギーの方向性や向き、どのようなエネルギーなのかを感じとれる能力を持っているということです。あなたが感じたその表現はこのメンバーの中では最高レベルに達しておりますが、だからといってあなたが優れているとかそういうわけではないということをよく理解しておいてください。

そしてほかのいろんな人がそれぞれ表現した中でも、的確な物がいくつかあります。六芒星というのはまさにあなたに与えたシンボルでした。そしてそこに現れてくるいろいろの大きさや向き、微妙な違い、実はそこの一つひとつにもまた意味が込められております。ですからこれからAさんがいろいろまた六芒星の形を見たときに、同じ六芒星でも意味が違うということが自分で分かるように練習をしてみてください。微妙な形の向きや大きさ、配色具合、それぞれが意味を持っているということも理解を示しておいてください。

ほかの人でも、三角形とか、それが変わっていく姿とかを表現しておりました。それはその人自身がシンボルについて感受性が高いということを意味しております。三角形はエネルギーのシンボルとしてよく使われる形です。三角形自身にいろんな意味がありますが、とにかく三角形が見えたときには何らかのエネルギーを示しているということにまず自分で気づいてください。どのような種類のエネルギーなのか。それが三角形の向きや色、大きさ、それによってすべて変わっております。

皆さん方に見せたエネルギーは、今はただ単にテストのためのエネルギーです。これがいずれかはあなた方に必要なエネルギーであったり、人によってはそれこそ美しい愛のエネルギーであったり、自分の魂からのメッセージであったりします。でもまずは三角形を自分で認識できるように練習をしてみてください。したがってこれからは自分でエネルギー的なシンボルを受け取る練習をしてみるときは、まず三角形を確実に認識できるような練習をしてみてください。

これができればこれを高度に組み合わせたものへと発展させていくことができます。皆さん方がこのような感じでエネルギーのテストを練習して、成長していかれるのはとても良いことであり、そのためには私たちもいろんな協力をするように準備を整えております。

さて、今のは宇宙船からあなた方にエネルギーを与えた場合のテストでした。ほかにいろんなエネルギーの受け取り方があります。一番、あなた方にとってよくあるのは、いわゆる宇宙のいろんな存在からあなた方に与えられる情報やエネルギー。ただし、宇宙からといってもいろんな形態があります。一番多いのは、新しい地球において、この地球で活動すべき存在たちがあなた方に何らかのメッセージを与えることがあります。

少しでも地球を素晴らしい惑星にもっていくために、あなた方に本当に気づいて欲しいことや、癒して欲しいこと、それを訴えることがあります。あなた方の多くはそれを単なる雰囲気やインスピレーション、直感として受け取っております。でも、それはとても大切な情報であり、アドバイスであることがあります。

今、あなた方にその、次の生命体から何らかのインスピレーションや雰囲気を与えてみますので、皆さん方、それを感じとろうとしてみてください。それではこれからあなた方に何らかのインスピレーションを与えてみます。

それでは今、受け取った雰囲気を話してみてください。

(光、地球とハグ、一つに、仲間、海岸を歩く、など)

今、インスピレーションとか霊感というレベルで皆さんに情報を送りました。皆さん方からしたらあまり区別がつかないかもしれませんが、私たちからみたら霊感とか直感という場合にはまた別の仕組みであなた方にエネルギーを送ることになるのです。あくまでも雰囲気、そういった感じであなた方は受け取ることが多いのですが、かなり魂の許可を得て、魂のレベルから流してもらっています。したがって魂との結び付きの深さもかなり直感に影響を与えることがあります。

今の皆さん方のそれぞれの表現は、先ほどとは違って魂との結び付きの深さもある程度、分かってくるのです。例えば、自分が本当に光に満たされていて、この上なく満足しているというインスピレーションを受けた場合には、本当に魂との結び付きが深く、どのような情報をもらっても、あぁ私は光で愛されている、本当に魂から愛されている、こういう感じを受けながらいろんな情報を受け取るようになってきます。

それとは別に、いろいろの情報を中心にその人にインスピレーションが与えられる場合があります。これは、その人にとって本当に必要なものが何であろうか、ということが魂から流され、そしてそれをほかの者が何とかして情報を与えようとしてその人に持っていきます。この場合に受けるいろいろの直感的なものは、一般にはビジョンとか言葉で与えられることがありますが、必ずしも言葉で表現できない場合もあります。その人の概念に応じてかなり変わっていくからです。しかし、基本的にはそういうアドバイスや何か知らせようとすることは、往々にしてビジョンや言葉で伝えられることが多いという風に理解しておいてください。

今、皆さん方に与えた霊感的なものというのは、私たちの方からある仕組みを通してあなた方に今、一番必要なものを与えて、それを流してもらいました。したがって一人ひとり、実際にはかなり違って受け取ることが多かったのです。先ほどのシンボルの場合には同じものが皆で認識されたりしながらも、自分のエネルギーの認識能力によって変化が出てくるという状況でした。今のインスピレーションの場合には、初めから皆さん方に違う情報が与えられております。たまたま、人によって同じような雰囲気を受けた場合がありますが、それはたまたま必要としている情報が似ていたということになるでしょう。

今のインスピレーションの場合で、例えば、砂浜を歩いていた。これはその人にある種の癒しが必要な意味も入っております。砂浜というのは非常にシンボリックな場所でもあります。陸地と海との境界であり、自分が地の上でしっかりと歩く場所と、母なる海に戻っていろいろ癒しを受ける境界でもあり、現実と癒しとの間で自分が何とかして足もとをしっかりとして生きている。そういう意味が現れております。

したがって自分を癒しながら、確実に足もとをしっかりとさせて歩いてくださいという意味が込められております。どういう癒しが必要なのかはその時の海の状況によって変わっております。したがってこれから同じような光景を見た場合には、その意味がどういう意味であるのか、どういう意味の海であったのか、そこをよく分析するようにしておいてください。そこに大きな情報が入っております。

人々がお互いにいろいろエネルギーを感じる。これからこういう人がどんどん増えてくるでしょう。皆さん方も、今、お互いにそれを実感し始めた頃と思われます。つまり、ほかの人の人間のエネルギーを感ずる。これについて少し、話をしていきましょう。

人はそれぞれ、皆、エネルギーの体を持っています。いわゆるオーラとかエネルギーの体とかいう風に呼ばれていますが、実際にはそういう言葉では中々表現できない、とても複雑なエネルギーの状況です。なぜならば、体というとほとんどの人が輪郭があり、もっと形がはっきりとしたものを連想する人が多いからです。実際にはそういう風に明確な形があるわけではありません。常に、刻々と変化し、その人の考え方によってまたどんどん変化しております。

でも、あなた方はそうすると何も想像できなくなってしまうために、とりあえず体という風に表現しておりますが、明確な輪郭を持った体があるわけではないという理解しておいてください。ただ、あなた方が概念として体という言葉を使い、またオーラというものに対してそういう輪郭があるものを形作って信じているために、一般にほかの人のエネルギーの体を触ってもそのようなエネルギーの輪郭があるように受け取るでしょう。それは自分がそういう風に概念を造ったために、そう現れているということをまず、理解しておいてください。

そしてほかの人が必ず何らかの考え方をし、そこからエネルギーを発してくると、自分の体にも必ずそれが届いて、影響を受けます。ほかの人が不安を抱けば、自分も何か不安になる。ほかの人が喜びに満たされれば、自分も喜びを感じる。一般に、そういう作用が行なわれております。

そこにおいて、お互いのいろんなエネルギーのやりとりがどのように行なわれているか。人それぞれ、エネルギーの特徴がまったく違います。ある人は感情的なところにものすごく反応するでしょう。ある人はもっと思考的なところに反応するかもしれません。あるいはもっと別の法則的なものに反応したり、あるいは宇宙からのエネルギーの方が人間よりもその人に感じたり、いろんな作用が行なわれております。

人間は一瞬一瞬、ほかの人のエネルギーを受けながら、自分自身もそれに反応して新たな活動を行なっております。自分自身がどのようなエネルギーの変換を常に行ない、そして自分の体の中に蓄えていっているか。まずはそれを知ることも必要です。自分のエネルギーの体の特徴を理解し、どのようなエネルギーがやってくると自分はどう反応し、どのようにしてエネルギーを蓄積していくか。

私たちはここである種の実験をしてみます。今、全員に人間がこれまで自分の体の中に造ってきた否定的な感情のエネルギー、これを思い起こさせるようにこれからエネルギーを流します。皆さん方の自分の心の中に造り出した、とても自分では見たくないエネルギー、それを表に出して、どのような感じがするか。自分たちでしっかりと見つめてみてください。

皆さん方が今まで、見ようとしてもいつも目を背けていたエネルギーが今、表に出ています。それぞれ自分の感じたことを話してみてください。

(人を下に見る気持ち、苦しい、人を避ける気持ちなど)

皆さん方の自分の心をエネルギー的に見るというのはとても良い学びになります。ただ、心を見るときにエネルギーだけですべてを知ろうとすると、また落とし穴に入ってしまいます。心はいろんな側面を持っており、必ずしもエネルギーですべてを表すことができないからです。

あなた方は自分の目の前にいる人や隣りにいる人を今まで三次元の現実の世界の中で捉えていました。でも、私たちからみれば、本当にあなた方の心が映し出している一つの幻にすぎないのです。すべてがあなた方の心の現れなのです。そしてエネルギーというのもその一つの断面に過ぎないのです。ですから、エネルギーだけですべての心を知ろうとはしないでください。

一番、必要なのは、今、自分が置かれている状況をよく把握し、この現実をまず、すべて受け入れることが必要です。この中で、自分は何をどう感じたのか。実は、今、皆さん方が話した言葉、それはすべて自分が聞く必要があるということを理解してください。目の前の人が話した言葉はその人の自分の心であると同時に、あなた方の心の映しでもあります。それぞれが聞く必要が自分にあるということをまず理解してください。それによって自分の心を分析していくというやり方も身につけておいてください。

そしてエネルギーにいきますが、そういう現実の中で、エネルギーはまた一人ひとり受け取り方が違います。ここに大きな意味があります。今、それぞれが聞く必要があると言いました。それだけを見たら、全員が同じ心と思ってしまいます。でも、実際にはそれを聞いたときのエネルギーの受け方は一人ひとり、全員が違っているのです。これが一人ひとり、心が違うという意味でもあるのです。

したがって、全員が同じ言葉を聞いて、同じ側面を持っていながら、まったく一人ひとり違う心のエネルギーも同時にそこに現れているのです。それによって自分が今、どういう状況の心なのか。自分の心にどういうものが潜んでいるのか。これが一人ひとりに現れが違っているように出ているのです。

今の皆さん方のそれぞれの心を映し出したところで、私達も皆さん方の希望に応じて、それぞれが手放したいと思って発言したエネルギーをここで取るように、私たちもエネルギーの調整を行ないます。しばらく調整をとりますので、自分の心から、エネルギーが解放されていくのを感じてみてください。

それではすこし話をして、休憩にしていただきます。今、心のエネルギーを自分で見てもらうというのをやってもらいました。同時に、現実は自分の心の映しであるということもあなた方に説明しました。つまり、人のエネルギーを感ずる、これは自分のエネルギーを確認するということでもあるのです。今まで、あなた方はあの人はこういうエネルギー、この人はこういうエネルギーという風に人を判断してきました。実際には、自分の心のエネルギーをそれぞれの人に当てはめて、自分で勝手にそう分類していただけなのです。

その人のエネルギーそのものとは違うのです。その人のエネルギーを感じているように見ていながら、実際には自分のエネルギーをその人を通して再確認していたということです。これが人のエネルギーの正体です。これだけを話して、ここで休憩にしたいと思います。ありがとうございました。


A他人はエネルギー的にも鏡となっている

今の皆さんの話の中で、いくつかの共通点がここに現れております。自分の心を見る場合の方法として、目の前の人に現れている現象をよく見るということ。これが基本中の基本となっております。そして相手の言葉の一つひとつを自分が聞く必要があるということをまず理解した上で、自分が本当にそれを聞こうとしているかどうか。相手が言おうとしていることを自分が聞こうとしていない。これがまさしく自分の心を見つめたくないということの現れでもあります。人の言葉を聞きたくない、つまり自分の心を見たくないということです。

相手が確かに攻撃的な言葉で自分の心を傷つけるような表現をとったとしましょう。自分の心が傷つけられる。まず、そういう思いを抱くこと自体に一つの問題があります。自分の心は誰からも傷つけられません。自分の心は自分でしか、傷つけることはできません。ほかの人が自分の心を傷つけるということは、この宇宙には存在しません。傷つけるものがあったとしたら、すべて自分のエネルギーであるということを理解する必要があります。

それでは、相手がとても否定的で強力なものを自分にぶつけたときに、どうなるのか。それによって自分は確かに強い不快感を抱き、悲しみや怒りに囲まれるかもしれません。それは心を破壊しているのではなく、あなたにそういう心があるんですよということを現象化させて教えているだけなのです。それに気づけばそのエネルギーは無事にその心から解放されていきます。

もし気づかなければ、そのエネルギーが残っているために、もう一度同じような現象を起こさせるように進んでいくでしょう。自分がそれを経験したくないからといって、そこを後回しにした場合には、いつかはそれを現象化させるためのタイミングを待って後々にやってくるでしょう。したがって一番適当なのは、早めに経験しておくことです。皆さん方にとって不快かもしれませんが、早め早めにそれを自分で体験しておくと、あとで本当に楽になってきます。

ほとんどの地球の人々が後へ後へと送り込んでいます。したがってこの地球の年代において、ある時に全員が同じように不快感を出すような未来が造られてしまうのです。それによってある時期に全員が同じような苦しみを味わうことになってしまうのです。あなた方はそういう未来が起こらないように、なるべく被害が少ない状況を願うのであれば、早め早めに、せめて自分の心だけはその不快なエネルギーを取り除いておく。これが必要となっております。

したがって、目の前に自分に危害を加えそうな人間がいた場合には、逃げるのではなく、積極的に耳を傾け、言葉を受け取るようにしておいてください。それによって自分が不快感を感じ、とても身動きがとれないような状況に陥ったとしても、それは自分がそう仕組んだだけのことであり、本来は何もそこに心を傷つけるような原因はないということを理解する必要があります。

心を傷つけるのではなく、それぐらいの不快なエネルギーが心の中にあるということ。そしてそれが自分から消えていこうとする一つの作用であるということ。まずはそれを理解しておいてください。自分が一番、苦手な人が目の前にいて、できれば会いたくない、話しもしたくない、こういう思いは多くの人がもっているでしょう。でも、それから逃げていたら、いつまでたっても解消されません。

試しで良いですから、一度、愛をもってすべてを受け入れるという感じで話しかけてみてください。何を言われようとも、私はすべて受け入れる。どのような否定的な言葉が与えられても、私は受け入れる。それぐらいの覚悟を持って、一度、接してみてください。どういう反応が起こるか。

なれないうちは確かに辛い環境が生まれるかもしれませんが、何度か繰り返すと、かなりあるポイントが分かってきます。自分の思考や本当に心を込めたりして相手に接した場合に、意外と不快感が現れてこないということに気がついてきます。これは口で言うよりも、実際に体験を通して学んでみてください。

人と出会うときに、あらかじめバリヤーを造ってしまう。これもよくあることです。やはり自分に危害が加えられるという先入観から造られたものです。でも、基本的にはやはり自分の心を見たくないというところから、現れております。自分の心をすべて見ようという気持ちをまず心に抱き、相手がどのような言動をとろうとも、すべては自分の心の映しであるということを信じて、それを受け入れてみてください。

ここにいる皆さん方が勇気を持って自分の心を見つめる作業に入っていくことを私たちは望んでおります。これから皆さん方に、自分の心を本当に見つめ、そして不要なエネルギーを手放していくことができるように、皆さん方のエネルギーの調整をとっておきましょう。

こうやって、皆さん方が素直に自分の心を表現していく。これは本当に私たちが望んでいたものです。これまでの勉強会では、ただ単に知識を吸収し、それによって皆さん方が成長するという観念を持っておりました。でも、実際に必要なのは人を愛する気持ちをいかに育むか。これであることは何度も何度も話してきております。

人を愛するとは、まず自分の心の映しが他人に見えているということ。自分を愛するということが人を愛するということと同じようになるということ。人を愛するということは自分を愛するということ。この根本に気づくために、本当に自分の心を見つめることが必要になります。他人と思っていたのは自分の心の現れ。まずはそれに気づいて、隣りの人に愛を送る。これを実践していただくのを願っております。これからも、皆さん方がお互いに気楽に自分の心を素直に表現し、喜びやいろいろの感情を分かち合う。私たちはこれを願っております。

あなた方がいずれはいろんな経験を通して、自分がこの宇宙と一体であるということが分かってくるでしょう。そのためには自分と隣りの人が同じ生命体であり、単に現れだけが違うということ。それぞれの世界があり、自分たちだけのエネルギーで自分の学びをしている。でも、必要なものは相手のエネルギーを使って、自分に表されている。こういう関係を理解するようにしていってください。あなた方の一人ひとりのエネルギーはそのようにしてお互いに関係し合っております。

エネルギーというものを通していろんな学びをすることができます。これからもそういう勉強をしながら、愛を育んでいってください。それでは今日はここまでにいたします。ありがとうございました。

(c)1997 CentralSun

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