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1996/6/28■金曜勉強会から

人間以外の生命体は集合意識で活動している

@人間の発する感情のエネルギーを分析している(アリ)

今晩は。よろしくお願いいたします。私はアリです。皆さんと話をするのは初めてです。面白いですか。 (はい) 私たちもとても面白いです。私たちはいつも地面の中で生活しています。皆さん方からみると、まったく想像のできない生活をしています。でも、私たちはとても素晴らしい生活を毎日、しています。今日、それについてお話をしようと思います。

私たちはいつも、地面の中と言っていますが、私たちの認識ではそこがまるで太陽の下のような環境なのです。とても素晴らしいエネルギーがたくさん周りにあります。私たちはあなた方が見ているような肉眼で、物事を見ているわけではありません。もっと別のエネルギーの感覚器官でいろいろと感知しながら、生活しております。でも、いくら話してもおそらく人間の方には分からないことがあるでしょう。順番に説明していきたいと思います。

まず、私たちはいろんなアリの仲間達がいますが、それぞれが自分たちの役割をもって動き回っているのを皆が理解しています。でも、一匹一匹という感じが誰も持っていないのです。全体で一つの生命体なのです。したがって一匹が仮にいなくなったとしても、それは大きな問題にはならないのです。あなた方の髪の毛が一本抜けるのと同じような感じなのです。あくまでも、全体で私たちは動いているのです。

こういう集合意識の働きというものがまだ、人間にはほとんど理解されておりません。でも、そろそろ人間の方々もそういう観点から動物の意識をみる時期に入ってきています。ですから、私たちを見るときにはそういう集合意識で動いているというのをひとつ理解しておいてください。

そして私たちは人間が考えているようなオス・メスという感覚も実はそれほど強く持っておりません。ただ、生命の持続のためにあるエネルギー的な流れがやってきて、それにそれぞれが合わせざるを得ないような環境になることがあります。そしてあなた方の言葉で言う卵というものが造られて、私たちは生命を増やしていきます。でも、それは人間が考えているような種族繁栄とは根本的に意味とか感覚が違っています。

私たちはいろんな学びを今、しているところです。地面の中というのはいろいろのエネルギーが溜まっているんです。これは人間はまだほとんど何も理解しておりません。でも、素晴らしいエネルギーがたくさん、ここの中に溜まっているんです。その中には生命をどんどんと成長させていくエネルギーもあれば、私たちを新しい方向に気づかせてくれるエネルギー、そしてどんどんと学びのために材料を与えてくれるエネルギー、本当にいろいろのエネルギーがあります。私たちはそれによって毎日、毎日、とても素晴らしい学びを続けているんです。

今日、一日あったことだけでも、本当にいろんなことがありましたよ。新しいエネルギーに出会って、私たちはそれをどんどんと自分たちのものにするために、皆で工夫をして取り込んでいきました。そのエネルギーはこれからの時代のためにとても大切なエネルギーでした。私たちはそのエネルギーを獲得することによって、実は、今日こうやって人間と話したりすることがまた、できやすくなってきたのです。とても面白いエネルギーでした。わざと神様が与えてくれたような感じもしました。

こうやって、私たちは毎日、いろんな経験をして成長をしています。人間の方々からみると、ただ歩き回っているように見えるかもしれませんが、実際にはそうではありませんよ。いろんな面白いことをいつも経験して、動いています。私たちは人間のそばまで中々いきません。人間はやはり、いろんなエネルギーをとても強く出してきます。

私たちとは別の種族のアリがよく人間の前でいろいろと歩き回っております。でも、そのアリたちは人間に対してかなり強い抵抗力を持っているから、エネルギーを受けてもそれほど彼らは影響を受けることがありません。でも、私たちは人間の前に行くと、実はとても強い影響を受けてしまって、かなりエネルギーが苦しくなってしまうのです。ですから私たちはほとんど土の中で生活しています。

あなた方の言葉で、よく女王アリとかそういうのをつくって、まるで女性の天下のように思っている人がいますが、実際はそういうものとはまるで違います。先ほどいったように、全体で一つの集合意識になっています。したがって単に役割があるだけであり、それは男と女のような対立の構図ではありません。

私たちはいろんな学びをしている中で、とても面白いことに気がついたことがあります。人間という動物の発するエネルギーがところどころ、私たちに影響を与えることがあります。私たちはそれによって、かなりエネルギーが乱れてきて、苦しくなることがあります。でも、その時、いろんなことにいつも出会って、そこにも意味があることがあとで分かるのです。

つまり人間から流れてくるエネルギーによって、単に混乱が起こるのではなく、そこに何らかの意味があり、それによって私たちがまた学んでいく、それに気がついたのです。ですから私たちは今は人間から不愉快なエネルギーがきても、以前のようにすぐ混乱に陥ることはなくなりました。むしろ、そのエネルギーを皆で分析して、いろいろと調べることがあります。人間がどうしてこういうエネルギーをここに流してきたんだろう、それを考えます。

まず、本質的に私たちのような小さな動物を見ると、なぜかある種の恐怖感のエネルギーがまず先に私たちに流れてきます。それによって私たちの平安がいつも壊されていました。初めはそれで私たちも困っていたのですが、どうやらそれだけではないということに気がついたのです。人間の出す恐怖感は本当に不思議な恐怖感であり、ある意味では可哀想な恐怖感であるということがだんだん分かってきました。本当に、人間って動物を恐れているんですね。どうしてなのか、はじめは私たちも分かりませんでした。

でも、何度かそのエネルギーを分析してみて、次第に分かってきました。まず、人間は自分と同じ姿・形のもの以外には全部、何かの恐怖感を抱く、そのような反応が出るように造られているようです。自分たちよりも小さいもの、自分たちよりも大きいもの、それに対して過剰に感応するようです。そして見かけも自分たちと違うものほど、どんどんと恐怖感を増やしていきます。人間は本当に自分たちと同じ姿・形しか、近くに寄ることができないようになっているようですね。

私たち動物は、実際にはそんな姿・形でそういうエネルギーを出すことはほとんどありません。むしろ、違えば違うほど相手の考え方や意識をいろいろと調べようとして、近づいていきます。そしてどういうのを毎日、喜びにしているかをお互いに聞き出そうとします。とても仲がよいんですよ。でも、人間だけが違いますね。私たちはこの人間の出すいろんな波動、今、これについて皆で本当に分析して、いろいろと興味を持っているところです。

(静寂が続く) 人間さん、生きてますか。 (生きていますよ) あぁ、ビックリした。皆、死んじゃったのかと思った。人間さんはどうして小さいものを見ると、怖がるのですか。ミミズとか毛虫とか。皆、怖がるでしょう。 (返事がない) ...分からないで、怖がる? (何となく、恐怖感が出てしまう) 不思議ですね、いつの間にか、そうなってしまっているんですよね。でも、それはほとんどは私たちの分析したところによると、親とか友達が嫌っているから自分も嫌っているという、そういう植え付けられた概念が多い感じがしますよ。

というのは、大昔はそんなに恐怖感を持っていなかったんですよ。むしろ、一緒に遊んでいた動物も、いっぱい昔はいたんですよね。いつの間にか、周りの人が嫌うから私も嫌いになった、皆が恐怖を感じるから私も恐怖を感じるようになった、私たちの分析ではそういう風な答えになりましたけれども、何点ですか。 (80点) 80? そうか、確かに、ほかにもいろいろ理由があるようですよ。やはり、根本的に人間は同じ人間しか愛せないみたいですね。

(子供が小さいときはアリさんに「こんにちは」って、挨拶してますよね) うん、子供の頃は皆、概念がまだそんなに植え付けられていないからね。小学校に入る頃からいろいろと押しつけられちゃって、価値観が変わってくるね。皆が嫌っているときに、自分だけ好きだって言ったら、バカにされるでしょ。そういうことが学校で繰り返されるようになってから、変わったみたいだね。でも、小さな動物っていうのは、実際にはほとんど人間に害を与えることはないんですけどね。

(アリが刺すから怖い、ということもありますが) なるほど、僕たちは刺すという感覚はほとんど意識にないから、分からなかったね。 (シロアリは台所の土台を食べてしまうし) 今、とっても面白い意見が出ましたよ。これであと30分は話ができるな。アリとかハチの本をよく読んで調べてもらえれば分かるけれど、本来地球上にはじめに誕生したものはものすごく穏やかで、ほとんど攻撃性はなかったんですよね。

それがシロアリとか、だんだん攻撃的になったのはだいぶ、後になってからなんですよね。どうしてかって言うと、それは人間のエネルギーを吸収して変わってきたんです。人間がそういう風に変えてしまったのですよ。ですから、アリが悪いのではなくて、アリをそういう形にした人間の波動が一番初めの原因なんです。したがって、人間がそのエネルギーを一切出さなければ、ハチもアリも変化はなかったんですよね。ハチもアリも、人間がそういう風に変えてしまったんです。

人間がいろんな品種改良をしようとしても、一番初めの本来の姿よりも良いものは絶対にできなかったんですよね。人間が造ったのはそういう攻撃性のある種族ばかりだったんです。ですから、そういうものに襲われて恐怖を感じる、私たちからみたら当たり前の宇宙の法則なんですよね。自分で出したエネルギーは自分で処理しなきゃならないという法則があるんです。自分の出した否定的なエネルギーが実はそのまま戻ってきているだけなんですよ。

ですから、私たちは何の理由もなく、人間に攻撃するということは一切、ありません。人間がほかの人に放ったエネルギー、あるいは動物に対して放ったいろいろの否定的なエネルギー、それを教えるために、まったく同じ量を人間に戻してあげているだけなんです。ですから、私たちは攻撃をしているのではなくて、人間が私たちに向けたエネルギーをそのままお返ししているだけなんですよ。お中元と同じです。

(アリさんは人間のことをよく知っているけど、どこでそれを学んだんですか) 私たちは学んだのではなくて、常に神様と繋がっているけど、その時その時にいつでも情報が出てくるんです。全部、知っているわけじゃないですよ。でも、知りたい時にはすぐ分かるようになっているんです。ほかの動物も全部、そうですよ。人間以外は。人間だけが、まだ神に繋がっていないからね。ほかは全部、繋がっているんですよ。だから、僕たちでさえも、いろんなほかの動物や宇宙人とお話しすることができるんです。

今、僕たちと言ったの、気がつきましたか。ちょっと今、集合意識の焦点が変わったんですよね。実はいろいろ、ほかに話したい種族たちがいるから、時々、入れ替わったりします。時々、神様が直接、やってくることもありますよ。繋がっているから、速いんですよね。新しい時代になったら、人間もそうなるんですよ。もう少し、詳しく言うと、神様と繋がっている人間しか新しい時代にこれない、といった方が正確かな。だから、いろんな動物と皆、瞬時にお話できるようになるんですよ。楽しいでしょ。

(いつごろから神に繋がったのですか) もう、生まれたときからだよ。始めからだよ。そんな、人間みたいに瞑想なんかしないもん。だって、瞑想用のテープも持ってないもん。CDとかもないしね。

(じゃぁ、布団の中に入ってくるアリに対しては、「もう、来ないでね」って言ったら、来なくなるかしら) 本当に愛をもって、優しく言ったら、通じることはあるよね。だけど、ほとんどの人間はそれ以上にエゴが入っているから、あんまり愛のエネルギーを感じない場合が多いね。恐怖をもったエネルギーも、かなり僕らに対しては恐怖感がそのまま押し寄せるから、僕ら自身が攻撃的になることがあるんですよ。だから、本当に恐怖感を持たないで、むしろ、「一緒に寝ましょうよ」と言った方が、僕らは怖くなって、逃げてしまう。

(人間がシロアリ駆除とかやっているのは、どう見えているんですか) 役割があるから。さっき言ったように、シロアリは人間が造った典型的な僕らの仲間。人間と関係しているのは、人間とのやり取りの中でエネルギーを消化しなければならない、いわゆるカルマのようなものがあるんだよね。カルマとはいえないけれども、そういう消化しなきゃならないエネルギーを持っている仲間もいるんだ。シロアリはそれの典型的なものだね。

(シロアリは木を崩したりもしているでしょ) 人間から見た価値観はそうだろうけど、自然から見たら、良いことをしているんですよ。木も生まれ変わりが必要なときがあるから。人間が牛を食べるよりは良いと思いますけどね。 ...何も言えないでしょ?

だから、一つ、皆に気をつけてもらいたいのは、動物同士がお互いに争ったり、食べたり、そういう行動を見たとしても、僕たちはそれに対して悪いとか、否定的なエネルギーは一切出していないんですよ。お互いに了解した上で、自然の流れとして行なっている一つの作用なんです。

ただ、人間が人間同士が争うときに、必ずものすごい怒りや憎しみや恐怖のエネルギーを出して、お互いに争っていますよね。だから人間の争いは必ず否定的なエネルギーを振りまいています。でも、人間以外の動物は否定的なエネルギーは一切、出していません。皆、自然の流れとして必要だから、行なっているんです。ですから、それこそ髪の毛が抜けるのと同じようなものなんです。何にも、悪いことでも、否定的なことでもないんですよ。

(髪の毛が抜けるようなものって、集合意識からどれくらいの仲間がいなくなったら、数が減ったと認識されるんですか) 数という概念がそもそもないんですよ。一つ、鳥の例で話しますよ。鳥がよく5羽とか6羽とかでまとまって飛んでいくの、ありますますね。あれが一つの家族ですよね。お父さんとお母さんと子供たち。それで動いていきますね。実はあれ全体で一つのソウルが動いているんです。そのときにたまたま子供がいなくなったとしても、全体のソウルの方向は一つの方向へと進み、その小鳥はそこへ残ってしまいますね。でも、お母さんの鳥がそこに留まっていると、先へ進めなくなります。

核になっているものがそこに留まっているときには、ソウルは先へは動きませんが、核以外のものが留まっていても、それは無視して先へ行ってしまいます。そういう感じで集合意識というものがどんどん動いていきます。ただ人間は一つの肉体が一つの意識として創られています。これは非常に珍しいんですよ。ある意味では本当に発達した意識といえます。よく、こういう動物を創っていただけましたね。なかなか難しいんですよ、これは。

(あのね、人間は小宇宙と言いますよね) 人間がそう言ってますね。 (小宇宙というのは宇宙全部を含んでいるということですか) それは人間に聞いてもらわないとね。 (アリさんから見たら、そうは見えないということですか) 全然、見えません。 (...) 人間の考えている宇宙と本当の宇宙はまるっきり違うもの。だから、小だろうが中だろうが、大だろうが、全部、違っている。根本的に。だって、宇宙は3次元の物質じゃないからね。

(じゃぁ、アリさんにとって、宇宙は何次元に見えるんですか) 次元というのも、人間が創ったものだからね。僕らは、元々多次元で同時に生存しているというのを、皆が分かっているからね。人間は3次元しか、認識できていないでしょ。僕らは多次元で同時に存在しているのが分かっているからね。だから地面の中にいながら、集合意識のところも分かるし、神様の世界も分かる。一瞬にして行けるしね。

だけども、僕らの思っている僕らの宇宙の世界と、本当の神様の宇宙は違うということも分かっているよ。だから、勉強しているんだ。そう、イルカさんの宇宙は今のところ、一番素晴らしい宇宙だな。僕らの知っているところでは。とても素晴らしい宇宙だよ、イルカさんの宇宙は。

(アリさんたちの集合意識が学ぼうとしているのはどんなものですか) 今はね、人間とのかかわりを通して、僕らも少しずつ、感情的なことを学ぼうとしているんだ。そのために、はじめは否定的なエネルギーでも良いから、とりあえず、それを受け取ってみているの。それがどういうものなのかを。それで、先ほどから「分析」って言ってたの。皆から流れてくる感情のエネルギーを皆で調べて、興味をもって、分析しているんだ。

恐怖って、何だろう。今、それから始まってるけどね。どうして怖いんだろう。怖いという感情はどこから起こってくるんだろうってね。この感情を次々と学んでいくと、僕らも今度は感情を持つような生命体として生きることができるんだ。

(私は感情を手放したいと思っているのに、感情を手に入れたいと思っているんですか) それは考え方がまるっきり違う。手に入れるのではなくて、学ぶのですよ。愛を学ぶための一つの方法として感情が造られているから、感情を学ぶということはより新しい愛を身につけることにもなるんだ。感情を持たない愛もあるけれども、感情を持つ愛とは質が違うから、僕らももっといろんなタイプの愛を身につけて、この宇宙をさらに拡大させていきたいと思っているの。そのために、感情というものを勉強して、新しい愛を身につけようとしているんだ。 (はい、よく分かりました) どう、いたしまして。

でも、皆もそうなんだよ。人間として生まれてきたときには、感情を通していろんな愛を学ぼうとしてきたんだよ。いつの間にか、喧嘩にしか使っていないけどね。皆、アリのことは詳しく知っている?。 (あまり知らない) そうだろうね。不思議でしょ。だって、脳なんて、あると思う? それで動いているなんて、不思議だと思わない? 同じようなものを人工的に創ろうと思って、創れる? これぐらいの小さなものが自分で動くというシステム。ねぇ、神様はすごいものを創りましたよね。

(アリの行列を遮断しても、遮断しても元に戻るというのは不思議でしたよね) そう、全体で一つだからね。元々、全体で一つのエネルギー体だから。皆、3次元的な形態に気を取られすぎますよね。それはどうでも良いことなの。まず、人間はそこから意識を変える必要があるね。目に見える形に執らわれすぎる。その後ろにあるエネルギー体が本来の姿だというのに、早く意識を変える必要があるね。

(じゃぁ、行列をとっても、前の行列のエネルギーが流れていて、それをとらえているということですか) そうではなくて、エネルギーが元々一つちゃんと存在しているわけね。その現れがそれぞれのアリの一つの姿として皆が3次元的に見ているにすぎないということ。雲の形なんか見てごらんよ。しょっちゅう、形が変わるでしょ。だけど、あれ全体で一つのエネルギーだからね。雲が二つに分かれたら、分かれた雲が可哀想だと思う? 自分から切り離されて、迷子になってしまうと思う? 違うでしょ。全体で一つのエネルギーでしょ。

(そうすると、エネルギーの発信地っていうのは、アリさんのグループごとにあるということですか) 元々は集合意識の核が根本だよね。そこからどんどん次元を降ろしていくんだ。皆もそうだよ。本来、魂があって、そこからどんどんどんどんエネルギーを降ろしていって、そしてエーテル体があって、エーテル体からさらに肉体が物質化しているよね。先にエーテル体が病気になって、それから肉体的に病が出てきますよね。そのエーテル体が、僕らがさっきから言っているエネルギー体と思ってもいいよ。それは一つとして存在している。

だから皆、例えば、一時的に手が切られて、分離されたとしても、エーテル体はしばらくつながったままで残っているからね。そのエーテル体がつながっているうちに手術をしたら、また元に戻るよね。ところが、エーテル体もだまっていると切れてしまう。そうすると、いくら手術をしても繋がらないんだ。それと同じことだよ。あまり、物質にもうこだわるのは、そろそろ意識を変える時期にきているね。エーテル体とかエネルギー体とか、そういう観点から物事を見る必要があるね。

それでは、そろそろ僕はここでお別れにして良いかな。また、よろしくお願いいたします。


A人間だけが進化過程が異なる

少しお話をしてから、休憩にいたします。今の最後の話にあったことは中々人間には理解しにくいと思いますので、少し説明をしてから、休憩にしましょう。

人間はどうしても見た目の形にとらわれやすく、またその形一つひとつが意識をもって、それぞれが分離しているという前提で物事を、特に生命をとらえております。でも、それは実は人間だけがそうなっているというのをまず理解していただく必要があります。人間以外のすべての生命ははじめから集合意識なんです。木、草、ほかの動物、すべて集合意識です。

地域ごとに集合意識があり、いろんな生命のまとまりごとに集合意識があり、最終的にはこの地球自身の集合意識に到達します。それぞれが皆、繋がっているんです。しかし、人間だけが集合意識という概念をはじめから分からないように創られてしまっているんです。なぜ、そういう仕組みが造られたのか。これははじめからあなた方が神であるのを理解しやすいように、わざとそうしたともいえます。

自分が中心で、自分の力で何でもできる、自分がエネルギーの発信者であり自分がすべてを創ることができる、そのために自分一人で何でもできるようにわざと意識も創られている、そう思っておいてください。でも、これは必ずしも適当な進化過程ではないということをまず理解しておいてください。

というのは、確かにあなた方は自分の宇宙を創る創造主、神ではありますが、やはり集合意識の一つの意識です。あなた方よりも高いレベルで、日本人としての集合意識があり、そして原人としての集合意識があり、そして地球人類としての集合意識があります。それぞれ高いレベルで集合意識があります。本来はそこまで意識を高めていって、全体的な観点からこの地球の人類をどう進めていくか、その中で自分は何をすべきか、自分の役割は全体の人類の中でどういう位置づけにあるのか、本来はそれを知ることが必要です。また、ほかの惑星ではすべてそうなっております。この地球上の人類だけが、それとまったく違う進化過程を進んでいるということをまず理解してください。

今まで、あなた方は自分たちの意識の持ち方がごく普通であり、当たり前であり、ほかに生命があったとしてもそれと同じであるという前提で学んでこられました。しかし、今の話で分かるように、実際には人間だけがまったく違う進化過程を進んでいるのです。そういう意味で、これからはあくまでも自分たちも集合意識の一つであるというのを理解した上でこれからも学びを続けていって欲しいと思っております。

それでは、ここでいったん、休憩にしましょう。ありがとうございました。


B(昆虫)

はじめまして。よろしくお願いします。私たちは今、あなた方の周りでいろいろと遊んでいます。小さな虫です。人間の言葉ではなかなか説明できませんが、大きさは2〜3センチぐらいの小さな虫です。足は6本かな、もう少し多いかな。でもねぇ、実は人間とあまり話したことがないから、人間の言葉に合わせるのが難しいんですよ。今、調整をとっていますからね。僕らの偉い精霊が協力してくれるようになった。少し、言葉が分かりやすくなってきたね。やっぱり、僕らのような、子供だけじゃ、ダメみたいですね。

アリの話、面白かったでしたよ。アリさんと僕らとは時々遊んでいるんだ。それでね、ずっと見ていたんだ。人間は僕らを見て、いじめる方が多いかな。だけど、実は僕らはそんなに感じないんだ。というのは、僕らに対して恐怖をもつ人はそんなにいないんだなぁ。気持ち悪いという人もそんなにいないんだよね。面白がって、つっつく人はいっぱいいるな。僕らもそれに合わせて、時々ふざけて逃げ回るけどね。その時、人間自身は単に面白半分のエネルギーを出している人が多いかな。

僕たち、人間からみたら、ただ生きているように思うかもしれないけれども、実はいろんなことをやっているんですよ。まず、木にとまっているときはね、木の栄養分をちゃんと取ってあげて、僕らで吸収しながら、それを消化して新しいエネルギーにして戻してあげているんだ。木のところにはいろんな新しいエネルギーがどんどん生まれてくるから、それをちゃんと吸収してあげないと、せっかく木が造ってくれたエネルギーが流れていかないんですよ。だから、木が毎日、造り出しているエネルギーを僕らが一生懸命吸い取って、僕らが吸収すると同時に、また新しいエネルギーにして周りに出していくんだ。

木というのはね、それぞれの木ごとに出るエネルギーが違うんですよ。皆、知っていた? だから、虫と木の相性って、あるんですよ。だから特別の木は特別の木だけが来るけど、ほかはほかの虫だけとか、そうなっているでしょ。それぞれエネルギーが違うんだよね。だから、僕らに合う木は大体いつも決まっている。だから、その木がなくなったら、僕らも困っちゃうんだ。

(あなたに合う木って、人間はどういう名前で呼んでいます?) 人間の名前ね、、、松にも時々とまるかな。だけどね、あんまり多くはないなぁ。でも、ほとんど僕らがよくとまるのは、この男の概念にはない木だね。だから言葉では表せないか。木の専門家がいたら、分かるかもしれないけどね。 (じゃぁ、日本にはない木ですか?) いや、日本にあるよ。 (その辺にいっぱいある木ですか) その辺にはあまりだろうね。電柱じゃ、密はとれないしなぁ。

本当は違うけども、イメージとしては、夏の木にいろんな昆虫が出て来て、一生懸命、密を吸いとっているでしょう。あぁいうのをイメージしてもらうと良いよ。まぁ、僕らと完全に同じじゃないけどね。大まかに言うと、そんなもんですよ。だんだん、分かってきた。だから時々、アリさんともお話をしたりするんだ。アリさんも木のところで、周りで遊んでいるからね。

さて、皆、面白い? 僕らは木のエネルギーというものにとても敏感で、木が大好きなんだ。木のエネルギーはすごいよ。僕らにね、いろんなことを教えてくれるの。エネルギーにね、いろんな叡智も入っているの。いろんなことを教えてくれる。この地球全体のことも教えてくれるんだよ、時々。木は大地につながっているでしょ。そのまま大地からいろんな情報をすぐに引き出すことができるんだ。だから、地球の裏側でいろんなことが起こっても、すぐに分かるんだよ。今、どこで何が起こっているとかね。変化がありそうなときもすぐに分かるし。

はぁ、可哀想なんだよ、今、地球は。あちこち、ボロボロになっちゃってるよ。僕らの力ではどうしようもできないからね。まぁ、皆からみると、もう耳にタコがいっぱいできているかもしれないけど、人間のエネルギーで目茶苦茶になっちゃっているんだよね。少しでも、良い方向に早く持っていきたいなぁ、と皆で思っているんだけどね。

僕らはある意味では、昆虫のようなものだけど、皆、そういう虫ってどんな感じ? 子供たちは遊んでくれるから、意外と良いんだよね。時々、高いとか安いとか、値段で比べる人がいるけど。だから人間って、面白いよね。すべて人間の価値観と概念で、自分の世界を造っちゃうでしょ。それが自分の小宇宙と思っているんだよね。これは全然、違うよ。でも、人間にはやっぱり分からないんだな。

ねぇ、お金のない世界って、皆、想像できないんだろうね。僕らからみたら、当たり前なんだけど。アリさん、お金持ちだった? 人間は経済を発展させて、お金をいっぱい稼ごうとしているけれど、、、 面白いのかね。僕らとしては、新しいエネルギーをいっぱい取り込む方がウンと面白いけれどね。意外と僕たちって、いつも楽しんだよ。毎日が楽しいよ。いろんなことが起こってね、いろんな新しい情報が入ってくる。皆もそうだよね。 (...) 違うか。

(...新しい情報、楽しい情報なんて少ないよね) う〜〜〜〜ん、自分で見つけようとした? 僕たちが一生懸命動いているのは、楽しいものを探して動いているんだよ。どんどん楽しくて、面白い方向にいくように皆で動いているんだよ。それでいろんなことが分かって、また楽しくなってくる。

何か、人間を見ていると、黙って、何もしないで、何かがやってくるのを待っている感じだね。僕らはそんなことをしていたら、死んでしまうな。皆、それなりに一生懸命、頑張っているんだよね。だけど、苦痛は一切、伴わないからね。楽しいな、やっぱり。生きていることが楽しいよ。すごく嬉しくてね、経験するたびに、喜びが感じられるね。どうして、人間さんはそういう風にならないんだろうね。

僕たちが一番楽しいのは、やはりほかのものがいろいろ新しいものを発見した時に、同じように楽しみが感じられるな。お互いにすごく喜びを感じられるね。時々、歌を歌ったりするんだ。面白いよ。皆で一緒に歌ったりするんだよ。 (それ、人間に聞こえますか) 人間はどうかな。人間には歌とは思えないだろうね。単に「ギーギー」言っているとしか、思えないかもしれないね。

僕らが地球に来たのは3億年ぐらい前か。いろんな姿に変えて今に至ってきたけど、いろんな学びをしたね。いろんなことを覚えたよ。人間が地球上に来たのはごく最近だけど。僕らはずっと昔からいたから、ほとんど地球のことはだいたい分かっているつもりだけども、やっぱり全然、分からないな。地球は素晴らしいよね、いろんなものが。いろんなものが入っている。勉強になるよ。皆もそう思わない? (...)

僕らが今までで一番感激したのはいろんな歴史的な変化でどんどん動物の形態が変わってきたでしょ。だけど、完璧だね。結果的に最適な姿・形に変わってきている。地球の進化に合わせて、ものの見事に必要なものだけが残っているね。素晴らしい仕組みだよ、これは。偶然じゃないもんね。この仕組みは本当に恐れ入ってしまうよ。次に経験すべきことが確実に経験できるような姿・形になるんだ。これには僕たちも本当にびっくりしているね。

(それは人間のいう突然変異みたいな現象ですか) そういうものでもないね。ある意味では、僕らを管理しているマスターがいるんだ。そのマスターたちがエネルギー的に細工をして、それが物質化して変わってくる、というのが本当の流れだね。突然変異ってのは3次元的な見方だけでしょ。そうではなくて、先にエネルギーが変わってから物質的に変化が出てくるというのが本来の流れ。

(そのマスターって、人間のマスターと違うんですか) 違うよ。マスターって、人間の形をしているものなんてどこにもいないよ。人間が勝手にそう思っているだけで。この大いなる宇宙の中で、人間の形をしているものなんて、ほとんどいないんだよ。醜いもん。手は2本しかないし、足2本で不便しながら歩いているし、こんなマスターいたら、可哀想だよ。皆からバカにされて。空も飛べないし。そう、思わない?

(これはこれなりに楽しんでいますけど) そう! それは良かった。そういう人が一番、良いんだよ。だからね、すぐ「そうね」とか変に思わないで、「良いんだ、私はこれで良いんだ」というエネルギーが一番ほしいんだよね。皆、今を満足してほしんだよね。学びのために今の姿・形をしているんだから。僕らも完璧な形だけど、実は人間も今の形が完璧なんだ。ものすごく完璧だね。最高の形になっているよね。学ぶべきことがいっぱいあるものね。あまりにも多すぎて、自分で苦しんでいるみたいだけれど。

(虫さんたちの世界には時間の概念はあるんですか) まず、僕らもある意味では多次元で生活しているから、3次元の感覚だけじゃないんだよね。もっと高い次元から同時にみたりしている。したがって1日という感覚は皆の1日とはちょっと違うね。人間と話を合わせるときにそういう感覚を持ってくるけれども、僕らはもっと別のエネルギーの流れで進んでいくんだ。

というのは、ある意味では人間の時間は人間にしか通用しないんだ。一瞬一瞬、皆が自分で造っているからね。一人ひとり、時間の流れが違うんだよ。だから、もうこれ以上、言っても通じないようね。僕らは僕らで、一瞬一瞬、選択しているんだ。

(昼と夜とでは意味が全然違うんですか) エネルギーが違うね。ただ、光に関しては僕らと人間では受ける量も質も違うね。人間にとって必要な光と僕らにとって必要な光は違うからね。だから、意味も違ってくるしね。僕らは僕らにとって必要な光が必要なときに流れてくるという風になっているの。だから、僕らだけの世界がまた同時にあると思った方がよいのかな。これはそれぞれの動物ごとにそうなっていると思っていいよ。必要な光がそれぞれの動物ごとに違うからね。そして、いわゆる1日というの長さも動物ごとに感覚が違うと思ってよいよ。

僕らもね、そういういろいろな学びをするときにはいろんな動物とお互いに話をして、いろいろ情報を得て学んできたんだ。はじめはいろんな動物によって感覚が違っていたから難しかったけれども、今はもうだいぶ分かってきた。だけども、まだまだ分からないなぁ。本当、地球ってうまくできているよ。素晴らしい仕組みがいっぱい入ってるよ。完璧だね。皆もいろんな動物と話してみたら分かるよ。いろんな仕組みができているね。本当に、この地球を造った神様は偉大だよ。大統領より、偉いよ。すごい頭だね。

(今日、一番楽しかったことを教えてください) お互いに経験したことをいろいろ話し合ったときに、自分たちの知らないことが相手から教えられて、そしてそれによって新しいエネルギーとか情報を自分たちのものにできたとき、喜びを感じるんだ。あぁ、そういうことがあったのか、とかね。ほかのものが成長する話を聞いても、僕らも嬉しくなってくる。全体として新しい経験として成長していくのが分かるからね。

例えば、今こうして皆と話しているでしょう。これはほかの仲間達がすごく嬉しがっているんだよ。「わぁ、初めて人間と話している」とか。こんな、嬉しいことはない、皆、実はそこにすごい喜びを感じているんだよ。人間と話できるのは、何万年ぶりだろうって。

(あなた方の世界からみて、人間の気づかない情報とかありますか) ある意味では、根本的に人間が意識というものに対してまだまだ理解していないところがあるからね。さっきはたまたま集合意識だったけれども、集合意識だけじゃなくて、いろいろな意識のレベルとか違いとか、そして自分とほかの人の意識の共通点、その意識の持つエネルギー、光、特性、力強さ、こういう意識というものに対しての理解がほとんどできていない。そして、皆、物質的な形とか肉体に焦点を当てすぎている。そこのところがだいぶ、違うと思うな。僕らはけっこう意識に対しては知っているからね。

動物ごとによって意識もやはり違うんだよね。形も色も違うし、エネルギーも違う。だからほかの動物たちがくると、そのエネルギーですぐ違いが分かるんだ。だけど、人間はその意識とかエネルギーで区別することができていないよね。僕らはそれができるんだ。だから、言葉では表現できないけど、そういう違いのようなものは僕らは人間よりはるかによく知っていると思うよ。

(もっと日常、意識に焦点を合わせると分かってきますか) 日常というよりも、こういう勉強だね。皆は精神世界というと、すぐハイヤーセルフとか、魂とかいうけれども、実際は意識が大切なんだよ。意識をいかに成長させるかなんだよね。あまりにもハイヤーセルフという言葉にとらわれすぎている人が多いな。あれはちょっと誤解している感じもするけどね。もっと自分の意識というものに焦点を当てて、その意識をいかに神の意識に近づけるかというところに、勉強の本質をもっていった方がよいと思うよ。意識自身にエネルギーがあるというのを皆、想像できないでしょ。でも、そうなんだよ。すべてを突払った時に、残るのは意識なんだよね。

(今は、あなたとは意識と意識で話しているという感じですけどね) それはそれで良いと思いますよ。基本的に意識は全部、最終的に高いレベルで一つにつながりますからね。ただ、今、言葉でやりとりしているのは3次元の感覚器官と表現手法でやっているけれども、奥の深いところではやはり高いレベルで意識が繋がっているから、そこでもエネルギーのやりとりが見えないレベルで行なわれているということはあり得るね。だから、僕らの集合意識の核とあなたの人類のそのソウルの核のところがお互いにやり取りしているということは十分にあり得るよ。特に、あなたの場合、過去世で僕らと関係したことがあるから、エネルギー的に繋がりやすいところはあるね。

僕らはけっこう、毎日が本当に楽しいよ。いろんなことが成長にそのまま、結びついていくんだ。皆も、毎日毎日が成長するという実感をもっと強くもってもらえると良いんだけどね。

(変化を恐れているところがあるから) う〜〜〜〜ん、変化を恐れてしまう? じゃぁ、成長しないの? (若い頃は変化が怖かった) 僕らの世界では変わることが前提だからね。流れを止めると、かえっておかしくなっちゃうからね。どんどんエネルギーは流れるものだという前提ですべて進んでいるからね。

(人間の目からすれば、形としてはそんなに変化しているようには見えないんですが) 人間が見ている3次元的な形は本来のエネルギーと全然違うからね。あくまでも人間は自分たちの見える可視光線の範囲内のものしか見ていないからね。僕らが見ているのはもっと高いレベルで学んでいるからね。だから、見た目が変わっている、変わっていないというのと、経験をしている、経験していないは全然、別問題ですよね。

(昆虫さんって、幼虫からサナギになって成虫に脱皮するけど、意識はそれぞれの段階で違うんですか) 意識は全体の集合意識として同じ一つだよ。 (幼虫の時とサナギでは違わないのですか) 一つの意識が連続して変わっていくよね。皆も、幼稚園から小学校、中学校にいくのと同じようなものだよ。そうやって成長していくんだ。 (自分が今、サナギという状態だとかは自分で分かっているんですか) 人間がそう区別しているだけであって、僕らはあんまりそういう風な別のものとは思っていないよ。僕らはそれで一つの生命進化と思っているからね。僕らは別に外見で区別することはないからね。それぞれの自分の成長に合わせて、ただ単に姿・形が変わっているのと同じようなもんだよ。

(セミとかは土の中で幼虫の時代が長くて、成虫の期間が短いのはなぜ) まずね、一つだけ理解して欲しいのは、幼虫から成虫、そういう名前自体が人間が付けた名前ね。そして空中を飛んでいる1週間がどうして良いという風に決められるの。 (良いとかじゃなくて、時間の長さが...) そのセミにとって体験すべき必要な期間はその地面の中での期間で学ぶべきことがいっぱいあったから、喜びがいっぱい多いわけだよ。だから、その間でいっぱい経験して、いろいろのエネルギーをもらっている。地球といろんなのエネルギーをやり取りしている。だから、彼らはいっぱい、喜びを感じているよ。

(人間も胎児の時、何億年もの歴史を体験しているといいますよね) 体験するというよりも、今までの進化過程を再現しているということですよね。 (それは昆虫さんの場合も同じですか) 半分はそうだけど、半分は違うね。まず、人間は人間独自の進化過程を造り上げているから、必ずしもほかの動物と一緒にはできないということ。ただ、ある意味では一つの繰り返しのサイクルを行なうということが、その設計図を造ることになるんだ。

(昆虫さんって、エサを食べるとき、おいしいとか感じるんですか、それとも単にエネルギーを感じるんですか) う〜〜ん、両方とも違うね。まず、おいしい、おいしくないというのは人間の感覚だけれども、だからといってただエネルギーを入れるというわけでもないね。必要なものが必要なときに、自分の体内に取り入れるようにそれぞれが動いているという感じだね。だから当然、喜びを感じるよね。必要なエネルギーが流れてくるということで。人間の言うおいしいというのは、あくまでも自分たちの主観的な判断だからね。僕らはもっと、集合意識全体で見て、成長のために役立つエネルギーを吸収するという感じで進化していくからね。

(いつも頭の中に成長ということがあるんですか) 頭というか、心の中にね。人間の頭の中は欲望ばかりだけれどね。僕らは魂と一緒になって動いているからね。

それでは、そろそろこの辺で良いかな。それでは、ありがとうございました。


C進化過程は動物によって異なる

今、少しあったように、人間自身の進化の過程とほかの動物の進化の過程は根本的に違うということをまず理解してください。あなた方の学校では、一つの進化の理論があって、それでどんどんと発展してきたように教わっていますが、実際はそうではなく、人間は人間の進化過程を経てきております。そしてほかの動物はほかの動物の進化過程があります。ただし、動物ごとにまったく別というわけではなく、大まかな進化のコースがいくつかあるということです。そのグループごとに進化の仕組みが違っております。

全体が一つの同じ進化過程ではないということを理解しておいてください。これを理解することはこの地球や自分たちの役割、そして意識の発展にとても影響を与えます。ですから、 皆さん方、これから動物と人間の違いを見るときに、進化過程というところにも少し目を向けて、勉強してみてください。それでは、今日はお疲れさまでした。


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